商店街活性化 加上か転換か

 昨日、ツイッターで連続ツイート「商店街活性化を阻む『商店街活性化の七不思議』」をまとめました。
ツイッターは、テーマを決めて連続ツイート、まとめると小レポートが出来上がって便利ですね。
これまでに30本ほどまとめています。なかには論文の原稿になったものも。

 七不思議について。

 結局、中活法のスキームは、中心市街地所在の商店街、商業施設等を「商業集積としての持続可能性の再構築」
することを目指しましたが、「七不思議」を脱却することが出来ませんでした。
スキームの目的は、「自然成長的商業集積から計画商業集積への計画的移行」でしたが、基本計画の作成にあたった関係各方面にそのことが理解されず、基本計画は、七不思議―加上法的取り組みのオンパレードになり、現在に至っています。

 七不思議的状況を基礎に取り組んだのでは活性化実現することは出来ません。
現状を変化させる取組では無く、変化しなくて済ませる方法を実施してしまうことになります。

 どうしてこういうことになっているのか、直接の原因は、『活性化への道』が提案されていないこと。
商業理論や計画の一般理論など不可欠の理論が共有されていないことが、活性化が七不思議レベルにとどまっている原因だと思いますが、そのことが誰からも問題として取り上げられ無いことが一番の不思議かも知れません。

 我々がおつきあいのある商店街では、あっという間に七不思議が消滅するのですが、事業が終了するとまた七不思議に戻ってしまっているケースもあります。『活性化はこの方法しか無い』と言っていた人たちが、予定の事業が終了すると、その成果の発展を目指すのでは無く、七不思議状態に帰ってしまう・・・。

 我々が受託する事業が単年度制と言うのも問題。
一年ではほんの入口段階であり、3年3年と継続しないと軌道に乗ることは出来ないことは分かっているはず、と思うのですが、分かっているのかいないのか、現状はなかなか七不思議を克服することが出来ません。

 新年度、「スタンプ事業再生プロジェクト」を提案しているのは、恒常業務であるスタンプ事業の再生/売れる売り場づくりに継続して取り組むことで、七不思議をおおもとから克服しようということ、この事業を乗り物にして、一挙に『七不思議的状況』を不可逆的に乗り越えていこう、というものです。

 既に試行版の取り組みが始まっています。
商店街の状況によっては、一日でも早く取り組むことが、空洞化の進展を止めることにつながるのでは無いかと思います。

商店街活性化 最後の選択

あらためて「商店街活性化の七不思議」、総務省の「地域活性化に関する行政評価監視報告書・中心市街地活性化基本計画」を考え合わせると、分かること。

 総務省レビュー:『中心市街地活性化基本計画』の数値目標未達、取り組みの効果が発現しているとは認めがたい。
これは、「七不思議」的な取り組みの当然の帰結では無いでしょうか?
活性化という冠をかぶった事業に取り組みはするものの、活性化を定義していないため。事業の結果として何を実現したいのか、そのために事業はどのように組み立てるべきか、といった作業がほとんど行われないまま、個々の活性化事業が自己目的的に取り組まれている。結果不問、先に取り組んだどころが先進事例として、支援制度が立ち上げられ、全国に「普及」する。

事業の目的は事業終了後に事業の外に現れなければならないのですが、「何を残すのか」目標が設定されていないために、例えば【通行量】と言った数値目標を立てても、通行量が本当に増えるような取り組みが企画されることは無いので、事業が終了しても通行量は増えません。おそろしいことに、商店街活性化事業というのはそういうもの、成果が挙がらないものだ、それで良いのだ、という気運が蔓延している。

さらに、「通行量増大」を目標に掲げた事業の場合、数値目標を達成したら、そのとき商店街に何が起こるのか、増えた通行量が商店街の買物客になってくれるのか、買物客になってもらうには何に取り組むべきか、ということは全く考えられていない。信じられない幼稚な計画が取り組まれている。
どうしてこういうことが起きているのか?

参照 :【商店街活性化の七不思議】
2001年の当社ホームページの記事ですが、15年以上というのに、この七項目は今現在も継続されています。
この状況について、警告を発しているのは我々だけ。他に誰もいません。

このとは何を意味するのか?

現在取り組まれている活性化事業、活性化計画は、すべて【七不思議】を当然のこととして、その上で企画された取り組みであり、計画だということです。
2001年当時、我々が「商店街が活性化出来ない原因」として指摘した【七不思議】が今もなお、商店街活性化の「常道に」なっているのですから、いくらお金を掛け、時間を掛けても活性化出来るわけが無い。

商店街が【商業集積として生き残る】ために使える時間は極めて少なくなりました。
引退の時期を迎えているいわゆる【団塊の世代(+)】が経営する後継者の無い店が次々に廃業していく時が到来しています。
商店街によってはここ2,3年が商店街活性化に使える最後の時間、というケースもあると思います。
経営者の引退が、即廃業、空店舗の増大につながる、そういう店舗が結構あるという商店街は、地方都市には少なくないと思います。「小売業は生涯現役」とはよくいわれる言葉ですが、退出時期を迎えているお店には是非ここでもういちど頑張ってもらえる商店街として活性化を実現できる企画を打ち出すべきでは無いでしょうか?
そのために「タウンマネジメント」を導入した中心市街地―商店街も多いはずです。

そういう条件が無い、比較的条件に恵まれている商店街が、将来も持続する可能性を持っているかと言えば、こちらもきびしい。
【七不思議】を前提に運営されており、根本的に商業集積としてのあり方を模索し、【仮説―試行】として取り組んでいく、という基本姿勢が欠けていれば、内外の環境の変化に対応する力が蓄積されていません。

商店街は、これまでの【七不思議】を前提にした「街に不足しているものを付け加える」という【加上主義】に訣別、商業集積として持続可能なあり方を目指して主体的に変化していく、という取り組みに変わっていく最後の機会が訪れています。
新しい「活性化への道」として、我々が提案しているのが
スタンプ事業再生プロジェクト
です。
スタンプ事業の担い手である各売り場を【売れる売場】に転換することを通じて、スタンプ事業―商店街の全体を活性化する、これまでに無い取組の提案です。

衰退趨勢に陥っている商店街を活性化するためには、趨勢から脱出するための事業=【乗り物】が必要です。
我々が提案するスタンプ再生プロジェクトとは、商店街活性化の【乗り物】としてスタンプ事業を再構築すること。

七不思議を抱いたまま、商店街を消滅させるのか、【乗り物】を調達して脱出するのか、商店街内部の事情から最後の選択の時だと思います。
当社は、現状から脱出するための【乗り物】としてのスタンプ事業再生を全面的に支援します。
目標は、加盟店の【売れない売場を売れる売場に、お金を掛けず、短期間で転換する】という誰もが「できたらいいな」と考えることを実現する取組です。

繰り返しますが、商店街が活性化の実現に使える時間は本当に限られています。
是非活性化への道を進んでいくための【乗り物】の選択をお奨めします。

プロジェクト始動

スタンプ再生プロジェクト 試行版 スタートしました。

当社が2001年に当ブログに書いた記事:
商店街活性化の七不思議
この記事を書いてから15年、商店街活性化が始まってから40年、依然としてこういう取組に終始しているというのはどう考えてもおかしいですね。どうしてこういうことが続くのか?
ひょっとしたら誰も活性化を自分の仕事と考えていないのではないか?
という疑問が生じても仕方が無い状況です。

この状況を突破して行くには、商店街全体の取組として【売れる売場づくり】に全力を傾注する以外にありません。
【売れる売場づくり】 の取組を放置したままでは、どんな取組も活性化への道を切り開くことは出来ません。

新年早々、当社は【スタンプ再生プロジェクト】を企画、関係各方面に取組を提案しています。
我々が知る限り、全国数カ所で取組が検討されているようです。

なかで早いところは、さっそく【試行版】を実施、思念度の本格取り組みに向けて企画が進んでいます。

あらため考えて見ますと、【七不思議】的状況から脱却する取組を提案しているのは当社だけですね。

あなたの街には【再生プロクト】の情報が届いているでしょうか?
まずは万難を排して「試行版」におためしで取組、事業の趣旨、内容を核にされることをお勧めします。

試行版の取組だけで、現在潜在化してしまっている商店街の皆さんの【やる気】が一挙に顕在化することは間違いありません。
臨店研修を一度経験するだけで売り場に対するお得意さんの評価が一変します。

商店街活性化に使える時間は少なくなっています。
少子高齢化の影響が真っ先に街の存続問題として出ているのは商店街。「売れる売場づくり」への早期着手だけが、商店街のショッピングゾーンとしての再構築を可能にします。
善は急げ、です。

スタンプ再生プロジェクト

再生プロジェクト 試行版
テキストの一部 ご紹介

              はじめに (省 略)

Ⅰ. 商店街活性化、これからの考え方

1.商店街活性化とは商店街がどうなることか それはあなたの店とどう関係するか
(1)活性化した商店街で起きること
  ①多くの個店が繁盛している
  ②共同事業が期待どおりの成果を挙げている
  ③融和団結、相互扶助の理念が向上

(2)商店街の現状
  ①陳腐化―劣化―空洞化
  ②個店:販売促進の加上
③商店街:販売促進事業の不発
  ④技術の陳腐化
  ⑤組織の衰弱
※加上とは:

(3)活性化に取り組む条件
  ①商店街・個店経営の自助努力・相互扶助+αで実現出来る
  ②最少の投資で実現出来る。特にスタート時点は投資が不要なこと。
  ③段階的な取組で結果を確認しながら進められること

  ※すぐに効果が現れて永続することが望ましい    
※効果とは売上と粗利率の向上、得意客の増加

(4)どうすれば実現出来るか
  ※お客に選んでもらえる条件づくり・・・他の商業施設と棲み分ける
  ①「売れる売場」揃え
  ②ショッピングゾーンとしての整備
  ③前代未聞、仮説―試行、実践を通じて能力を高めながら進んで行く
  ④取組が個店の繁盛に直結していること

※個店経営の日々(にちにち)の業務と結び付ける
  ※:セブンイレブンは【恒常業務】だけで毎年咋対アップを続けています。

(5)活性化実現のシナリオ
  ①進む方向と方法を決定し
  ②有志個店が先行して取組、可能性を実証して取り組みを拡げる
  ③店から線、線から面へ拡げていく
  ④共同事業展開
  ⑤空地空店舗活用
  【仮説―試行】・・・理論がバックに

2.小売業というお仕事
(1)定 義
営利事業として
①消費財を
  ②他から仕入れまたは自ら製造し
  ③最終消費者に提供する
  お客に「ショッピング」を提供する (購買、下見、暇つぶし、気晴らしなど)

(2)小売業の構造
  ①事業機会・立地・店舗
  ②業  容
  ③営業活動

(3)業 容・・・商いの「容(カタチ)」
  ①品ぞろえ (業種・業態)
  ②提供方法(セルフ・セミセルフ・コンタクト))
  ③空間配置(レイアウト)
  ※業種・業態は無い、あるのは業容だけ

(4)特 徴
  ①誰に何をどう売るか、は個店経営の裁量
  ②三大要素をどう組み合わせて業容を作り上げ、維持するかが小売業の仕事
  ※小売業は「アート」の要素が強い
※モデルが無いときは、理論をもとに「仮説―試行」で取り組む

(5)競争とは
  ①競争はお客の頭の中で行われる
  ②競争相手はいろいろの種類:特にモール、ビッグボックス
  ③競争の手段

3.小売業、勝利への道
(1)「標的客相」のショッピングの場としての最適化
①「客相」とは
②客相によって異なる消費購買行動の意味

(2)売り場編集技術の獲得
①業容の構築
  ②最適状態の維持

(3)売り場揃え・品ぞろえの最適化


4.商店街の選択
(1)他の集積・施設とは棲み分け
①コンビニエンス・・利便
  ②コモディティ・・・必需
  ③高度必需・・・・・「自分らしく暮らすための消費」

(2)街ぐるみの取組
  ①商業集積としての再構築
  ②通年、日々の取組

(3)高い目標、地道な取り組み、確実なリターン
日々の活動で芽が出て伸びて花が咲く
①多くの個店が繁盛している
②共同事業が期待どおりの成果を挙げている
③融和団結、相互扶助の理念が向上


Ⅱ.活性化実現の方向と方法

1.商店街活性化とは
(1)活性化した商店街で起きること
  ①多くの個店が繁盛している
  ②協同事業が成果を上げている
  ③組織が機能している

(2)持続可能性
  ①個 店・・建物・什器の更新 事業承継 
  ②組 合・・収益事業 組合員数
  ③商店街・・売り場揃え/品ぞろえの最適化

2.魅力ある商店街
(1)商店街の条件
  ①売り場揃え・品ぞろえが充実しており、常に新陳代謝作用があること
  ②ショッピング以外の機能が整っていること
  ③出かけること,そこで過ごす時間自体が「堪能」になること

(2)関係者から見た「魅力ある商店街」
  ①住民・消費購買行動
 ・買い物目的が達成される  ・街で過ごす時間が快適  ・ストレスフリー
  ②商業者
   ・経営努力が報われる ・将来の安心安定 ・資産価値の維持 ・拡大
   ・再投資可能性 ・後継問題の解消
  ③行 政
 ・インフラ投資のリターン維持 ・所得―雇用の拡大  ・消費―所得循環の構築
   ・街区外への効果波及  ・都市内産業への波及

2.活性化実現の方向と方法
  商業集積間競争に於いて確固とした位置を構築する
(1)方 向:競争相手が太刀打ち出来ないポジションを構築する
  ①商圏内で他の商業集積ではみたされていない消費分野への特化
  ②競合が対応出来ない消費ニーズ分野へ特化
  ③「高度必需型消費」をターゲットに

(2)方 法:
  ①既存個店の自助努力の組織化
  ②可能性を実証し、波及拡大する
  ③売れる売場のネットワーク
  ④空地空店舗の活用  
  ⑤タウンマネジメント
個店経営の日々活動で実現していけること

(3)取組の条件
  ①商店街の現状「ありのまま」からスタートできること
  ②過大な投資を要しないこと
  ③漸進的に実現出来ること
  ④結果を共有する体制づくり
  ⑤“乗り物”となる事業を用意する

(4)「乗り物」の条件
  ①協働の取組であり、個店の取組である
  ②個店の売り場・売れる売場づくり
  ③通年、個店の恒常業務として取り組める
  ④取組を牽引する【エンジン】を持っている
事業は乗り物、イベントは駅・・・お客は街のお客さん

5.方法としての「キラリ輝く繁盛店(以下「キラリ」)づくり」
(1)定 義
  ①位置づけ:「ショッピングゾーンとしての再構築」を牽引していく取り組み
  ②特  徴:現状からスタートし、活性化を実現していく実践的・戦略的取組
   「業容三大要件」の組み合わせを最適化する技術の確立

 ※繁盛店の定義
 新しい事業機会に対応する店づくりを実践した結果、
①お客の来店頻度が高まる・新しいお客が増える
②無理せずに売上げが増える・粗利が増える
③経営が安定し成長軌道に乗る その結果 
④再投資・新規投資が可能になり、
⑤商売の永続性が生まれる
※キラリ輝く繁盛店:店舗の全体が他の模範となる。
         他店の取組への指導・支援能力を持っている
  ※この取組は繁盛店・売れる売場・賑わう商店街を作るラストチャンス


Ⅲ.キラリ輝く繁盛店づくり

(以下省略)

活性化した商店街

商店街活性化とは商店街をどうすることか?
誰も定義していません。定義せずに商店街が活性化出来る?目標も無いのに?
定義施武に活性化に取り組む、我々にとっては謎ですが、世間の常識。

活性化の定義は考えてもらうとして(我々の定義はご承知の通り)、今日は活性化した商店街で起こっているであろうことについて。
活性化した商店街は、共通して次のことが起こっているはずです。

1,個店の多くが繁盛している
2.共同事業が期待したとおりの成果を挙げている
3.組合員が融和団結、組合の求心力が高い。

如何ですか。
きっと皆さん賛成してもらえると思います。
この状態を実現するために取り組むのが商店街活性化ですが、さて、皆さんの街で現在取り組まれている事業は、上の三つの状態を実現することが出来るでしょうか?

商店街と理論武装

 全国的な商業集積間競争で、衰退趨勢に陥っている商店街をあらためて商業集積としての持続可能性を再構築する(これが商店街活性化の定義ですね)には、現在、日本列島に展開されている多種多様な商業施設の類型(特にモール、パワーセンター、ビッグボックスなど)の業容を理解し、ターゲットにしている消費購買行動との関係を分析して将来を予測する、といった作業が不可欠です。それをもとに、商店街がこれから再構築を目指す商業集積としての業容を構想、「売れる売場づくり」の手法を軸に漸進的に転換していきます。
これは、かって『中心市街地活性化法』で提唱されていた 「中心市街地所在の商店街等を一個のショッピングモールに見立てて商業集積として再構築する」という「一体的推進の目標」を実現するためのシナリオです。
活性化を目指す商店街が『中心市街地活性化法』が示す方向に転換していくためには、TMOがしっかり試論武装していることが大前提でした。残念ながらTMOは粗製濫造、自らの使命をほとんどは足せないまま姿を消しました。今現在存続しているTMOは、当時のスキームで想定されていたものとは似て非なる存在です。

さて、TMOを司令塔とする注活法の『ショッピング見立て』は挫折しましたが、では、改正中活法でこれに代わる方向と方法が明示されたかと言えばそれはありません。「商業集積としての持続可能性」という目標もありません。
そうした現状に於いて、商店街の活性化=商業集積としての持続可能性の再構築を目指す商店街は、自らその方向と方法を定めなければならない。もちろん、現在―将来の競争環境等は十分確認した上で、ですね。
多種多様な商業施設の存在を抜きに活性化を語ることは出来ませんから。

そうすると、『ショッピングモール見立て』に変わる活性化への道も、やはり商業集積としての一体性を持った商店へと脱皮して以下萎えればならないことになります。
既存の地場個店経営群が揃って業容を転換し、新しい商業集積を構築していく、これは前人未踏のチャレンジです。

前代未聞のチャレンジですから仮説―試行の連続、現に営業中のお店をそのまま店かっkしようと言うのですから失敗は許されません。
取組は細切れ、漸進的な試行錯誤の連続です。
このチャレンジを支えるのは何か?
それが理論です。
(続く)

小売業はアートである―新内容の講習会

 新春からの商店街向け勉強会は、これまでとは内容を一変、より根源的、理論的、実践的、分かりやすく、取り組みやすく、取り組みたくなる内容に変わります。
改めて従来のテキストを見ますと、理屈っぽくて面白味に欠ける。
よく皆さん、辛抱していただきました。

新しい講義は、【小売業と言うお仕事】の解明から、「小売業はアートである」と宣言し、アートとしての小売業の売り場:品ぞろえ・提供方法・環境という三大要素を個店経営の自由裁量でどう組み立てるか、という視点で小売商業論を展開します。

繁盛店づくりは、【業種】から【業容=アート】への転換です。
自由裁量ですが、芸術とは違って制約があります。【お客】の存在です。
アートはお客への提案ですからね。
小売業の役割は、お客の潜在需要を消費にするプロセスのお手伝い、プロセッサーですね。
お客の潜在需要に対応する売場づくり、が勝負です。
我々は『客相』をという概念使います。 
ターゲットは、「高度必需客相」です。

 繁盛店づくりは、業容をどう作り直すか、それも売上げを落とさずに、という至上命令がありますから、漸進的・仮説―試行的に転換して行く。転換過程そのものがアート指向の売場づくりのための理論―技術を修得したり開発したりする過程。
これで商売が繁盛するようになるのですから小売業って本当にアートですね。
高度必需客相の潜在需要に対応する売り場創出、ロマンです。

全体像出来・商店街活性化への道

 商店街活性化の取組がスタートしてから40年以上が経ちました。
この間、算えきれない活性化策が企画され取り組まれましたが、その殆どが教訓さえ残さず、水の上のあぶくのように消え去っています。
どうしてこういうことになっているのか?
その理由については、このブログでも幾度となく仮説を立ててきました。
今日はその話はしません。

 今日の話題は、最近の定番である「スタンプ再生プロジェクト」について。

 商店街活性化と言えば、本来は、商店街の商店街による商店街のための取組、広域・集積間競争が激化するなかで、お客の評価・支持が低下し、業績低迷が続く商店街をあらためてお客に支持される商業集積として再建しようということです。当然、商業者が自分たちの仕事、自助努力と相互扶助として取り組むべき事業です。
しかし、問題は大変複雑、現在進行形の変化が続いているなかでの取組ですから商店街組織、個店経営のこれまでの経験。勉強だけでは対応出来ません。
商業集積として再生する、といったとたん、ショッピングモールをはじめ、郊外に多数進出している商業集積との競争関係を意識しなければならない。
環境の変化を十分理解したうえで、将来にわたって存続できる商店街を再建するには何をなすべきか? 方向と方法を考えなければならない。

 商店街を活性化したい、と思ったら、まず、最初に考えなければならないのは、
ショッピングモールを横目に見ながらアクセス条件の悪い商店街までわざわざショッピングに来てもらうには何が必要か?
ということですね。
このことを考えず活性化に取り組んでもその結果としてお客が増えるときうことはありません。最も重要な問題ですが、ほとんどの商店街―中心市街地活性化の取組では、この問題が最初からカッコに入れてしまっており、問題として直視されることはありません。

 ショッピングモールと真っ向から闘うのか、それとも何らかの方法で「棲み分け」を実現するのか?

 いずれにしても、①商業集積としてのコンサプトを決まる ②既存個店経営の自助努力・相互扶助を中核にした取組でコンセプト主導の商業集積として再生する、ということが基本になります。

 殆どの関係者が不問にしているこの課題について、我々は
①コンセプト:〈高度必需〉という新しいニーズに対応する商業集積として再生することで、域内の多くの商業施設と〈棲み分け〉を実現する。
②実現の方法:個店の売場づくりの先進的転換、有志個店が先行して可能性を実証し、全体に拡大していく。

 新しいニーズを標的とする店づくり・売場づくりについては、ご承知のとおり、〈キラリ輝く繁盛店づくり〉という方法を案出、既に全国各地の商店街で実践され、可能性が実証されています。
後は、この取組をどのような形で商店街に導入するか、ということです。

  最後の課題の答えが〈スタンプ事業再生プロジェクト〉です。
ご承知のとおり、スタンプ(ポイント)事業は極めて厳しい状況に陥っています。
世間にはカードが溢れており、そのなかで商店街のスタンプが独自性を発揮するのは容易なことではありません。
そして、肝心のスタンプ加盟店の多くの売り場が陳腐化し、〈客ばなれ〉が起きています。
売り場の劣化をスタンプのサービスでカバーすることは出来ませんから、スタンプ事業はサービスの陳腐化、売り場の陳腐化という二つの難問に直面し、まさに将来の展望が全く見えない状況に陥っています。
既に各地で事業を解散する動きが始まっています。

  あらためて確認するまでも無く、スタンプ事業は、商店街組織が恒常的に取り組む唯一の共同経済事業であり、個店の売り場を舞台とする他に例の無い取組です。この取組を何とか商店街活性化の要である個店の売り場の活性化、売れる売場づくりに活用出来ないか、ということから「再生プロジェクト」が生まれました。
スタンプ事業起死回生の方法は、加盟店の売場を改善し、売れる売場に転換すること、売れる売場を作ることでスタンプの売上げをのばし、それを基礎に改めて〈商店街のスタンプ事業〉らしい取組を構築しようというものです。
売れる売場が出来ると新しいサーブスのネタはいくらでも発見出来ます。楽しみです。

 この事業は、スタンプ加盟店から有志を募って、少数グループ(5~10店舗)で実践、成果を上げて次のグループが参入というように段階的に普及します。点から線、線から面へと実践する店舗を増やしていき、POPネットワークを拡充していきます。
キラリ輝く繁盛店づくりは、お客に見える店づくり―お客が見える―品揃えが見える、という具合に進化していきます。
取組の軸になるのは、商店街全体が標的とする〈高度必需〉をターゲットとする店づくり。
ミアる化からスタートして、段階的、漸進的に「高度必需」に対応する店づくりを実現します。
そのネットワークで商店街全体が「高度必需〉に対応する、広域商圏に比肩するものの無い商業集積として再構築されるのです。

 我々が案が年掛かって仮説―試行してきた商店街活性化へのみち、これを持ってひとまず全体像を描くことが出来ました。
これからz全国から有志を募って実践段階に入ります。

 これは全国で一番最初に登場した〈商店街活性化への道〉です。

POP ネットワーク

POP Point Of Purchase 通常、「購買意志決定時点」と訳されます。
小売業界でよく使われる「ポップ」 とはこのPOPで展開される広告のことです。
POP広告は「販売意志決定時点広告」、あるアイテムを買おうかどうしようか、吟味の最終段階で意志決定の決め手になる情報を提供してお客の購買を支援するものです。
例えば、Tシャツなら、色落ちする、しない、縮む・縮まないとか。
吟味段階に入った人向けの情報ですから、遠くから目立つように大きくしたり、いろいろ書き連ねる必要はありません。要点を的確に知らせるのがポップの腕の見せ所です。、

 当社は、POPを【売買接点】という意味で使っています。売買接点=売り場ですね。
POPは、店―売場―陳列スペース―アイテムと正対、という様に徐々にフォーカスされます。
この全体をコントロールするのが【見える化】ですね。

さて、今日のテーマは、POPネットワークという聞き慣れない言葉。

話題は昨日の記事の続きです。

 商店街に限らず、商業集積は【業種揃え・店揃えの最適化】が生命線です。
昨日も書いたように、国もこれを「中小小売商業の競争力の根幹」としています。
集積間競争が当たり前になっている今日では、すべての商業施設が【業種揃え。店揃えの最適化】を目指しています。
集積間競争とは、【業種揃え・店ぞろえの最適化】をめぐる競争にほんまりません。
昨日も書いたように、【業種揃え・店揃えの最適化」は、商店街に欠けている業種を空店舗を利用して誘致しようと言うことではありません。その商業集積がターゲットにしている〈顧客相〉から見て、回遊したくなるお店が揃っている、ということです。
充実しているほど来店回数、回遊・滞在時間が長くなります。
POPネットワークとはこの意味での「業種揃え・店揃えの最適化】のことです。

自然形成型商業集積と言われる商店街の場合、【業種揃え・店揃えの最適化】は計画的商業集積と言われる商業施設軍と共通する課題ですが、その実現は計画敵商業集積には無い難問があります。立地している各個店は独立自営ですから、商店街やあるいは〈まちづくり会社〉などが一元的に【業種揃え・店揃えの最適化】の実現を追求することが出来ないということです。
タウンマネジメントの難しさ、ですね。

そうした困難のなかで、章オギョウ集積としての持続可能性を構築するために集積としての魅力を徐々に高めていこうというのが、「POPネットワーク」という考え方です。

 どこのお店にもあなたのお店のお得意さんがよくよるお店があると思います。
うちに来たついでに向こうによる、あるときは向こうに来たついでにうちの店にも寄ってもらう、という関係にあるお店。
そのお客さんにとって二つのお店は街に来たときの回遊目標になります。

回遊出来る店が多いほど街に来るのが楽しいし、お店も自店の努力以外、他のお店の努力でお客さんが増えます。
この関係に注目、商店街のお得意さんが回遊出来るお店を増やしていこうというのがPOPネットワークの考え方です。
お客さんの知らないお店でお客さんに紹介したらきっと喜んでもらえるはず、というお店もあるはずです。そういうお店を積極的にアピールすることはお客さんにとって嬉しいサービスでは無いでしょうか。

また、中にはあのお店はもう少しこんなところを改善してくれたら紹介しやすいのに、というお店もきっとあるはずです。
そういうお店には是非アドバイスしたいところですが、ふだんお付き合いが無ければ二の足を踏みますね。
殆どの商店街では他店の批評はタブーです。
お互いにお店の批評をしあって改善していこうという試みも行われますが、定着は難しい様です。

ご承知、当社がかねて推進している【キラリ輝く繁盛店づくり】ではそういう心配は全く無用です。
お互いにさっさと出かけてアドバイスをやり取りすることが出来ます。
うちのお客さんが回遊出来るお店が増えることは自店にとってありがたいことですからね。
この「キラリ」を行政の補助事業では無く、商店街自身の商店街のためのっじぎょう、自立した事業として半永久的に取り組む方法は無いだろうか、と考えてたどり着いたのが、スタンプ事業を利用して売れる売り場を作って行く=POPネットワークづくりです。

商店街がターゲットにする客相から見て、回遊したくなるPOPを自助努力と相互扶助で増やして行く、点か線、線から面へとネットワークを拡げていくこと、商店街の商業集積としての再構築そのものですね。

POPネットワーク、商店街が商業集積として地域に無くてならないショッピングの場として再生するには、是非ともチャレンジし、実現しなければ奈良にテーマです。
新しくスタートした当社の「スタンプ再生プロジェクト」の狙いであることは言うまでもありません。
あすは再生プロジェクト〉の全体像を紹介します。

POPネットワーク、せひあなたのビジネス用語に加えてください。

中小小売業の競争力の根幹

中心市街地活性化の取り組みでは、『中心市街地活性化基本計画』を作成し、経産大臣の認証をもらって推進します。
数値目標を設定して達成を目指すのですが、計画期間を終了した④全計画が目標を達成出来なかった、ということで話題になりました。

中心市街地活性化の枠組みは、『中心市街地活性化法』と『基本方針』で作られています。関係者必読ですが、読んでいる人は少なく、理解している人はもっと少ない(kiki絵文字^_^)
興味がある人はネット検索で入手可能です。

『基本方針』には、その名の通り、各種の事業について取組方の基本が述べてあります。これに基づいて基本方針を作るわけですね。

商店街活性化については、第七章「経済活力の向上に関する事業及び措置について」というところにいろいろ書かれています。

そのなかに「中小小売商業者の競争力の根幹は、業種揃え・店揃えの最適化である」と書かれています。
この最適化の取り組みが十分に行われず、専ら市街地の整備やイベントなどの「周辺事業」に集中したのが商店街が活性化出来ない原因である・・・とも。
その割に各地の基本計画ではこの『競争力の根幹」の強化については全く触れられていないという奇妙なことが起こっています。
基本計画の作成にあたったプランナーは基本方針をちゃんと読んだのかどうか、疑問です。
そのことはともかく。

 「業種揃え・店揃えの最適化」とは、伝統的な商店街で欠けている業種の店を誘致しよう、ということではありません。商業集積間競争が激化しているなかで商店街がショッピング目的で来街してもらうには、商店街の個店の多くが「わざわざ出かけて来るに値する売り場」を作っていることが必要だ、ということです。ちょうどショッピングモールのテナント群がそうであるように。
こんな立派な方針を打ち出している国がどうして一方で「通行量の増大」を熱心に進めるのか謎です。

さて、ここからが本論(kiki絵文字^_^)
「業種揃え・店揃えの最適化」を実現するには、商店街の各個店の店づくりが〈最適化〉されており、かつ、それが維持出来るようになっていることが前提になります。
各個店の売り場がきちんと出来ていなければ、「店揃えの最適化」は実現出来ません。
したがって、『基本方針』は次のように書かれなければならない。

〈商店街の競争力の根幹は、立地する中小小売業者による業種揃え・店揃えの最適化である。これを実現するため、商店街活性化では、個々の店舗の売り場の「売れる売場、管理可能な売り場」への転換が最優先課題である〉

如何ですか。
売れる個店・売り場が出来ていなければ、どんな事業に取り組んでも商店街が活性化することは出来ません。
この文章、是非皆さんの商店街の合言葉にしてください。

プロジェクト導入の検討始まる

スタンプ再生プロジェクト。2月1日を期して全国の地方自治体、商店街に発信しました。
もちろん、当社がメールアドレスを把握している範囲ですが(四桁あります)。

さっそく連絡があったのは、過去にキラリに取り組んだ商店街。
〈補助金の切れ目が縁の切れ目〉とはよく言われる商店街の事業が継続できない理由、自治体の担当者が代わったり、施細工方針が変わると、それまでの実績はすべて〈無かったこと〉にされてしまいます。
多くの「キラリ会」がそういう環境にあるのですが、このままでは活性化実現の可能性はどんどん細くなっていきます。
これではならじ。
何とか商店街が自立して事業を続けなければ、活性化を実現することは出来ません。
これから組織の正式な手続きを経て取り組みたい、という連絡がいくつも届きました。
嬉しい限り、この事業を企画した甲斐がありました。

多くの商店街・中心市街地が〈通行量の増加〉を目標に不毛な取組を続けているなかで、どうすれば無理なく活性化への道を大きく切り開くことが出来るか?
当社にとってここ数年の課題でした。

スタンプ事業を再生し、これを乗り物として商店街活性化の道を切り開いてくいく、という〈戦略〉は、個店の繁盛を実現し、それを街全体に伝搬していく、その過程で〈街を一個の商業集積としてマネジメントしていく〉タウンマネジメントを構築していく、という商店街活性化の中核に位置する事業として最適です。
この取組を一日も早く、出来るだけ多くの関係者に知ってもらい、理解してもらうことが喫緊の課題です。
ちょうど、年度マまつ、新しい年度の事業計画の話も出て来るときです。
この時期に、是非この事業を次年度の取り組みのど真ん中に据えていただきたく、有志の大奮起を期待するものです。

スタンプ事業そのものがこのままではいつ終わりを迎えるか分からない、というところも少なくないと思います。
スタンプ事業の再生は、単にスタンプ事業だけで考えていたのでは実現出来無いと思います。
商店街活性化を乗せて驀進する「のりもの」としてスタンプ事業を再生しましょう。
スタンプ事業に取り組んでいない商店が違反bこの機会に是非取組を検討してください。
スランプはそれ自体が目的では無く、商店街を活性化する運動を乗せて行く乗り物です、
乗り物無しでは活性化の通夫wすすむこと派難しいと思います。是非検討してください。、

スタートの取組は:
「売れる売場づくり」が牽引するスタンプ事業再生 ―キラリ輝く繁盛店づくり講習会のご提案―
ご質問はメールでどうぞ < /a>

スタンプ活性化 講習会のお奨め

スタンプ事業の再生が商店街活性化の王道です。

講習会 売れる売場づくり」が牽引するスタンプ事業再生への道】 開催のお奨め

 長年取り組んでいる商店街活性化ですが、【自分の店に役立っている】と実感している人は極めて少ないと思います。
原因はハッキリしており、個店の繁盛を商店街活性化の取組がきっちり結合されていないからです。

 商店街組織の取組として個店の売場の改革に取り組むこと。
これまでの取組で店前通行量を増やせば、個店がそれを自店のお客に変えることで商店街善太が活性化する、というシナリオは成立しないことが明かになっています。個店レベルの「売れる売場づくり」は、商店街が全力を集中して取り組むべき、涉汚点街の命運を握っている課題です。

 この課題について我々は【キラリ輝く繁盛店づくり】としてノウハウを確立しています。
このノウハウを利用すれば、業種業態を問わず、誰でも自分の店を繁盛させることが出来ます。
問題はこの事業にどの用は方法で取り組むか、ということ。

 そこでスタンプ事業の出番です。
低迷しているスタンプ事業の再生は、事業の取り組んでいる全商店街共通の課題、解決するためには参加店舗の売れる売場への変革が不可欠になっています。
このスタンプ事業の課題を突破するために事業に【キラアイ輝く繁盛店づくり】を導入することで、スタンプ事業の活性化を実現し、さらに普及することで商店街全体の活性化を実現する、というのがこ取組の目的です。

ますは、事業の狙いと取り組み要領についての講習会「試行版」を提供します。
是非試行版を開催していただき、スタンプ事業の活性化を通じて商店街全体の活性化を実現するチャレンジに参加してください。

 講習会についてのご質問はクオールエイド社ホームページン「お問いあわせ」からどうぞ。

商店街活性化、本当の課題

 小売業は「環境対応業」であり、繁盛したければ環境の変化を正しく理解し、適切な対応を取ることが必要です。イオンの創業者岡田家の家訓「蔵に車をつけよ」とはこのとだと思います。

 現在、商店街とそこに立地する個店には、未だかって体験したことの無い環境の変化の真っ只中にあります。この変化に正しく対応して、「繁盛店=持続可能な収益を確保する店づくり」を作り直すことが求められています。
平成十年、中心市街地活性化法が制定されて以来、国を挙げて取り組まれて来ましたが、昨年7月、総務省の

これはとりもなおさず、これまでの取組が目的を実現出来ないことが明らかになった。身近に見聞する事例だけでは無く、ほとんど例外なく目標未達・事業効果の発源足ということは、取組方に問題があるのは無いか?

代表的な取組である、「通行量増加」について考えて見ましょう
よく知られているようにこの事業は、
①商店街の来街者を増やして街区内の通行量を増やす
②増えた歩行者が個店の買物客になる
③買物の結果に満足して得意客になる
④得意客が増えると街なかの回遊が増え、街が賑わうようになる
というストーリーの実現を目指すものです。
事業の背景には、商店街全盛時代、店の前は通行人で溢れていた、通行量が増えれば今でも繁盛する自信がある、というプライドがあるのかも知れません。

 一過性の集客イベントに取り組むと、大勢の人が来街します。①段階は大成功です。ところがこの人出が②以下のストーリー展開につながっていかないところに問題があります。

 小売業は環境変化対応業ということは、環境変化に的確に対応すれば繁盛し、対応を間違えば低迷することを意味しています。
「通行量増加」は正しい環境対応策でしょうか?

商店街にとって最大の環境の変化は、来街買物客の激減です。
その原因は何か? 言うまでも無く顧客の「購買行動の変化」です。購買行動の行き先が増えた結果、新しい買物行き先を選択しそちらに移動する人阿智が増えた結果として商店街の顧客―通行量が減っています。
対応すべき環境の変化とは、通行量の減少では無く、そのゲインである「消費購買行動の変化」
であり、繁盛するためには、変化している消費購買行動に適応した店づくり・売場づくりが不可欠です。しかし、言うは易し、実際にいまどきの消費購買行動の受け皿となる売場にどう変えていくか、ということは前代未聞の課題です。全国の商店街、商業者が対応出来ずに困っている問題です。

 本当は「変化している消費購買行動の受け皿となる売場づくり」を推進すべきところ、その方向と方法が分からないためにとりくめない。仕方が無いので「通行量増加」に取り組んでいる。
来街者を増やすのは組合の仕事、増えた来街者を自店のお客にするのは個店の仕事、.という組合の言い分はよく聞かれますが、日本全国同じように言われているのに、成功した事例が無いのにうちの町では実現出来るという根拠があるのでしょうか?

 売れる売場に転換していく因みは環境の変化三店セットを正しく理解してうえで商業集積―個店総体として受け皿となる消費購買行動を決めて、受け皿にふさわしい店づくり、集積としての再構築に取り組むことが必要です。
しかし、実状は環境の変化、対応の方向、店づくり技術の三本柱が用意されていないため、取り組むことが出来ません。環境の変化に対応出来ないのです。

このことを踏まえて、通行量増加と考えると、この取組は本来なら受け皿としての売場の改革が出来ないため、次善の策として取り組まれている、売場の改革で環境変化に対応出来ないので、環境の変化を無かったことにして「店前通行量」を増やして事業機会を拡大する、.というもので水が、集まった人はそれそれ「環境変化を担っている人たち」そのものですから、買物行き先として見放した商店街他の動機によって来街したからといってかもの客―得意客に変身してくれることは期待しにくい。イベントには大勢来てくれるが、その人出が売上アップ、得意客の増加につながらず、結局上記の①~⑤のストーリーが実現出来ない。
 
 この様な時期ですから、これからの取組は、.改めて「商店街活性化」を定義しなおして、その実現に筆結おうな事業の条件を明らかにしたうえで、採用可能な事業を提案します。

商店街活性化とは街がどうなることか。

商店街街活性化とは、環境が大きく変化しているなかで、改めて消費購買行動の受け皿として再構築すること。

活性化を実現するには次の三つの目標を達成することが必要です。
1.各個店が持続可能な繁盛を実現する
2.組合の求心力が高まり、必要な各種活動に取り組める
3.共同事業が活性化して、成果が挙がる

三つの目標を達成するために取り組むのが〈商店街活性化事業〉です。

人材、資金、時間が限られているなかで取り組む活性化事業は次のような条件を備えていることが望ましいと思います。

1.収益性の向上について速効性があること
2.日々の経営活動の一環として継続出来ること
3.他の事業との相互作用、相乗効果が発揮しやすいこと
4.共同の取組で成果が加速、増大すること
5.成果が商店街で共有されること

商店街活性化は、先行成功事例が無い課題ですから、活性化の定義(目的)、実現のための条件(目標)をしっかり定めて、それを自分たちの力で実現するにはどんな事業が適切か、考えることが必要です。こうして決めるのが戦略、戦略を担う事業が〈乗物〉です。

我々が提唱するのは、「スタンプ事業の際せ」を乗り物として、個店の0売り場と組合の集積事業の業績アップを一体同時に実現していく取組、すでにご承知のとおりです。
この取組に全勢力を傾注して取り組んで参ります。
 

スタンプ事業再生プロジェクト始動

「スタンプ事業再生の講習会」開催のお奨め

立春の項ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 さて当社はこのたび別紙のとおり『商店街活性化を牽引するスタンプ事業の再生」をテーマにした講習会を企画しましたのでご案内申し上げます。

 スタンプ(シール)事業は、商店街組織唯一の共同経済事業ですが、近年、全国的に低迷しています。しかし、なんと言っても各個店売り場と商店街を直結する戦略的な事業であり、適切な方策を講じて再生することが喫緊の課題になっています。

 この様な時期に当たり、当社は別紙のとおり、スタンプ事業を「商店街活性化を牽引する事業」と位置づけ、事業の根幹である「個店売り場の改革」=売れる売場づくりを推進することで、スタンプ事業の再生―商店街活性化の躍進を実現するスキームを構築いたしました。

 スタンプ事業を再生することが出来れば、
①個店の繁盛実現
②組合収益事業の強化
③組合活動の活性化
が一体的に実現し、商店街活性化の目的である『商業集積としての持続可能性の再構築』という目的を達成することが可能になります。
スタンプ事業の活性化を通じて『タウンマネジメント』体制が構築され、名実共に商店街活性化への道が切り拓かれると確信するものです。
よろしくご検討くださいますようお願い申し上げます。
有限会社クオールエイド
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有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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