商店街・中心市街地活性化、学識経験者に期待されること
ツイートをまとめたところ、思いがけず沢山のビューがありました。
この記事は、あすあらためて追加します。
地場小売業の増収増益、地産地商、域内経済循環の担い手、商店街の活性化を実現する方向と方法を研究、提案します。
昭和48年以来取り組まれている商店街活性化事業が、商店街の衰退、空洞化趨勢を食い止め、持続可能性を再構築出来ない最大の理由は、街区・シャッターの外側で取り組むソフト&ハード事業を個店経営の業績の向上に結び付けられないことです。
巨額の補助金、自己負担、貴重な時間を投入して様々な事業に取り組んで来ましたが、個店の繁盛実現という基本的な成果は実現されていません。
近年の補助事業では「歩行者通行量の増加」が目標に掲げられることが非常に多いのですが、通行量が増えた結果、個店の業績が改善された、という事例はほとんどありません。
それもそのはず、店前通行量が増えたからといってそれが個店の入店客増加を意味するわけではありませんから。
商店街関係者の中には「通行量を増やすのは組合の仕事、増えた通行量をお客にするのは個店の仕事」という人がいます。
しかし、ちょっと考えればすぐ分かるように、これはなかなか出来ることではありません。
例えば、イベント目的で来街した人はイベントを楽しむことが目的ですから、個店でショッピングをすることは予定に入っていません。
街に来るまでは,個店でのショッピングを予定していなかったお客さんに個店にショッピング目的で入店してもらう、というのは大変難しいこと、よほど売場づくりが上手で繁盛しているお店で無いと不可能です。
店前通行者を予定外のショッピング目的で【衝動入店】させる、この難問をお客が減少して困っている,売り場に問題がある各個店に任せる、というのはその時点で「事業の成果を個店の成果に結び付ける」ということを放棄していることになります。
商店街のお客さんは、必ずどこか個店のお客さんですから、イベント来街者が任意の個店に入店し,買物客になってくれない限り、イベントが街の恒常的な賑わいに貢献することは出来ません。
いくら事業に取り組んでもその結果として個店のお客さんが増えない、これが活性化事業がいつまで取り組んでも街の活性化を実現できない理由です。
事業が悪いのでは無く、事業の成果を街に蓄積していく【仕組み】が出来ていないことが問題なのです。
仕組みとはなんでしょうか?
店前歩行者をお客さんに変える仕組みです。
店前を歩いている歩行者が店を売場を一目みるなり、思わず入って見たくなる店づくり、売場づくり。これがシャッターの外側の取組の成果をシャッターの内側で享受する「仕組み」です。仕組み=店づくり・売り場づくりですね。
現在の活性化事業ではこの仕組み=店づくりを個店の仕事、として取組を放棄しています。 証拠? 「店づくり」『売り場づくり』についての組合の取組は全く計画されていません。
商店街活性化の成否を左右する一番重要な仕事を「個店の仕事」としているわけですが、シャッターの内側は個店の縄張りですから、当然といえば当然ですが・・・・。
では、各個店は歩行者をお店に誘引できる魅力的な売場を作っているでしょうか? 自力で作ることが出来るでしょうか?
各個店の歴史は長短いろいろですが、それぞれ、いつ・どこで・通行量をお客に転化できる店づくりの技術を修得する機会があったでしょうか?
無かったですね。たまに開催される講習会で「商いの心」、「接客」、「ポップの書き方」、「ネットの活用法」などを聞きますが、聞いたときは、なるほど、と思ってもいざ取り組むとなるとどこからどう着手すれば良いのか・・・。
取り組んでもすぐに結果は出ませんが,結果が出るまで続けるというのは大変です。こういう勉強が役に立つのは「店づくり」がきちんとでていることが条件なのですが、誰もそこまではいってくれません。
ということで、商店街に欠けているのは各個店に
「今どきのお客さんに使ってもらえる店・売り場」
を作る技術が無い、ということです。
これが、ソフト&ハードの事業にいくら取り組んでもその結果が「客数増」として蓄積されず、商店街活性化=恒常的に賑わうショッピングゾーンとして再生出来ない根本の原因です。
この原因に真っ正面から取り組まない限り、商店街の復活はありません。
それともこの原因をそのままにしておいて活性化=各個店が再投資が出来るくらい業績を好転させる―ことが可能ですか?
再投資できなければ、施設設備は老朽化するばかり、いずれ撤退となることは眼に見えています。
問題は個店の「売り場づくり技術」を革新すること。
商店街活性化の取組がはじまって以来、まったく手つかずの課題です。
指導支援が不可欠ですが、専門家がいません。今までニーズがありませんでしたから。専門家を育成する専門家もいません。大学の先生なども「売り場づくり技術」を改革するノウハウは持っていません。
一方、「地域商店街活性化法」の期限は3年後に迫っています。最後の1年は残務整理と考えれば使える時間は2年間です。
2年間で専門家を確保して・・・というのは無理でしょう。
厳しい状況ですね。
そこで当社が提案している【キラリ輝く繁盛店づくり】の出番です。
商店街の有志が先行して店づくりの転換に挑戦し、従来の活性化事業の効能効果を新しい「店づくり」で「客数増」として実証する。
業種業態を問わず、誰でもやれば出来ることを実証し、取組を拡大して行く、これが従来の「商店街活性化」に欠けていた、全体不可欠の取組。
この取組を実績をもって提案しているのは当社だけ。
案内している【キラリ輝く繁盛店づくり】、もちろん組合の事業として、組合員から有志を募ってモデル的に実施する、というのがお奨めです。
既に各地の商店街、地方自治体で推進されている取組です。
商店街活性化実現へのミッシングリンクは個店の売場だった!
分かったからには一日も早い取組で商店街全体に希望をもたらしましょう!
商店街活性化には不思議なことがいくつもありますが、その一つは全国至るところで取り組まれているのに,横の連携がほとんど無いこと。
たまに上部団体主催のフォーラムなどが開催されますが、表面を撫でているだけ、切実な実情はまず発表されません。
全国の取組ですがほとんど全部孤立しています。寂しい取組です。
勝ちに不思議あり負けに不思議無し,という言葉があります。
勝ちには思いがけない価値があるものです。相撲でも相手が仰向けに滑れば浴びせ倒し。いっぽう負けには不思議がありません。こちらが負けるようなことをしたから負けてしまうのであります。
事業の場合も同じです。
成功事例にはこちらでは逆立ちしても創り出せない条件が揃っていたりします。その条件に誰も気づいていなかったりします。
一方、事業の失敗要因に不思議はありません。ちゃんと理由があって失敗しています。この理由を教えてもらうと,これから取り組む人は、その理由に十分中止して取り組みますから失敗する率が下がります。大事なことです。
ところが、失敗した理由というのはなかなか表に出てきませんからね。一部では成功といわれていても現地では “二度としたくない” といわれいたりする。
失敗談を聞くには日ごろのお付き合い、ギブアンドテイクが成立していないと難しいですね。ちょこっと視察に行ったぐらいで聞かせてもらえることは無いでしょう。もちろん、失敗事例だけでは無く、先行取り組まれている事業などはノウハウを教えてもらえます。もちろんギブアンドテイク。
そういうつきあいが出来る都市、商店街があるといいですね。
はじめに書いた都市の集まりはまさにそういうことで、商店街活性化、中小小売商業振興について、定期的な“経験交流”の機会を作っています。
こういう動きが増えることを願っています。
希望があれば当社が橋渡しが出来るかも知れません。
仲間を創りたい人はその旨メールでどうぞ。
「勉強がイヤだから家業を継いだ」とか「机の上の勉強と生の商売は別物」など、商店街ではよく聞きます。「勉強が嫌い」と「勉強は必要ない」とは違いますし、「机の上と生の商売」が別物だということも「勉強しなくてよい」理由にはなりませんね。
さて、今どきの商店街立地の個店経営者に〈勉強の機会〉はどうなっているでしょうか?
誰でもその気になれば参加出来る機会としては、商工会議所、商工会、商店街連合会が開催する講習会、組合が単独で開催する講習会などですね。
出席状態が悪くて担当者はしらけ気味。当社が提案する「商人塾 6ヶ月・10講義」などは「とんでもない!」、年に一回2時間の講習会でも参加者が10人足らずなんですから、と。商人塾、それでも開催するとちゃんと成立、参加者もだんだん増えて,担当者さんびっくり、ということはよくありました。
商人塾、今はやっていませんが。
自前で勉強したい、という個店経営者が勉強する機会が限られます。
東京まで出かけるか、本を読むか。
どちらも役には立ちませんね。
「役に立つ」とは、勉強の目的:「自店の増収増益を実現する」に役立つこと。
これはなかなか難しい。ぷらっと東京まで出かけて半日セミナーに参加して繁盛実現の方法、帰ったらこれとこれに取り組めば商売繁盛間違い無し、というセミナーはたぶん無い、眼からウロコが落ちて店に帰ってくるとどこから手を着けたら良いか分からない。
本はどうか。
こちらはハッキリ、出来る人が読めば分かる、分かってない人が読むことで出来るようになる、というのは難しい。本を1、2冊、10冊、20冊読めば繁盛店が作れるようにあんる、というなら世話は無い。みんな本を読んでも、すばらしい本だ、いいことが書いてある、と感心してもうちの店の繁盛実現には役に立たない。本を読んで繁盛店が作れるなら何百冊もでており何万冊も売れていますから今頃は「繁盛店づくりならこの一冊」という【定番本】が何種類か決まっていてもいいのではないでしょうか。そういう話は聞きませんね。
なぜでしょうか?
一方、チェーン店はどうかと言いますと。
こちらの勉強は、社内、社外に分けられ、それぞれがジャンル別、ポジション別に区分されています。つまり、「勉強が必要な人」の勉強目的=問題解決に貢献する内容で組み立てられている。「机上」と問題が直結しています。
社内外、勉強する機会は多種多様にあり、売場単位でもフロア単位でも所属するショッピング施設単位でも行われています。
商店街立地の個店経営との差は目も当てられません。
どうしてこういうことになっているのか?
商店街は「自然発生的集積】といわれるように、「もの不足時代」人が集まる場所に立地したのが始まりです。特に戦後は「戸板に物を並べたら売れた」といわれるように、勉強などは無関係、店を持ち商品を並べたら繁盛した、という歴史があります。平成に入って商売を始めた人には考えれら無いことですが、個店経営とその周辺はこの経緯を色濃く残しています。それが「勉強が出来ない」「機会無い」「「いい内容が提供されない」という「勉強三無」の原因です。
「勉強」といえば、お客さんに “もうちょっと勉強しなさいよ” といわれて、はいはい,いつも使っていただいてありがとね、とおまけするのが勉強、というところへ侵入してきたのが「大型店」,スーパーです。
スーパーとは何ものか、分かりません。商工会議所主催の対策講習会に参加しても分かりません。対策はほとんど役に立たないまま、スーパーが我が世の春を謳歌する。スーパーは勉強していましたらね。スーパーマーケット向けのセミナー、コンサルタント、たくさんいました。勉強しないと競合に負ける、ということで需要がありました。
その後スーパーは大型化、商店街立地のスーパーは郊外型に敗北,撤退します。そのごは郊外でショッピングモールを筆頭に多種多様な業種業態が入り乱れ激しい競争を繰り広げています。ご承知のとおり。
業種業態を問わず共通しているのは、“勉強” すること。トップからマネージャー、正社員からパートさんまで、計画に基づいて年間、月間、週間に区分された勉強をしています。幹部、正社員は他に自費で社外研修に参加します。
勉強無くして明日は無い、これがチェーン小売業の世界です。
商店街、そこに立地する個店経営はどうでしょうか。
空き店舗が増えた、通行量が減った、アーケードが老朽化した等々アンケートに書き込むたびに補助金制度が作られ、申請すれば補助金が下りてきます。
何十年の繰り返し。
それで
商店街は維持されているか、その将来に希望はあるか、といえば忌憚なく、端的に言って「お先真っ暗」ですね。はたから見れば元気そうな店舗も「改装・改築」は出来ない、思い切って改装しても業績が上向くことは無い。
分かりきったことです。
アンケートの結果にもとづいて、痒いところに手が届くほど至れり尽くせりの補助メニューが提供されていますが、たったひとつ、用意されていないものがあって、それは、
「あなたの店を繁盛させる方法」
です。通行量増加の補助金はあっても,増えた通行量を自店のお客にする手だてについては補助事業は無言。
もちろん、講習会に出かけても,本を何十冊読破しても、手に入れることが出来ません。
チェーン店は経営を維持するために「やるべきこと」をどうやって手に入れているか?もっぱら勉強することで手に入れています。
郊外の各商業施設、好立地に大きな店舗を作って,それで終わりじゃ無いですからね。
商品をきちんと回転させていくためには,スタッフ一人一人に頑張ってもらわなければならない。そのためには「勉強」が不可欠。
日々勉強。知り合いがあればどんだけ勉強しているか、聞いてみてください。
個店経営、繁盛したければ、売場に直結した勉強をしなければならない。
売場と机上を行ったり来たりしながら売り場を作って行く。
郊外ではあたりまえにとりくんでいします。ただし、残念ながら勉強の中身が日に日に陳腐化している、という問題があるのですが・・・。
長くなりました。まとめです。
当社先ごろまでは,キラリ輝く繁盛店づくりと商店街活性化をテーマにした講習会を各地で主催してきましたが、今年度から廃止しました。
“眼からウロコが落ちる” という人は多いが、“これは自分たちだけじゃ出来そうも無い、指導を委託しなくちゃ” ということにならない。
眼からウロコが落ち帰ってもどこからどう手を着けるべきか分からず、そのままになっている、という自治体、商店街は少なくない。
残念ながら、現場を離れて勉強してそれを現場(自店・商店街)に活用して成果を挙げる、という段階には至っていない、というのが全国多くの商店街界隈の状況です。
ということで。
現在募集中の【グループで挑戦するキラリ輝く繁盛店づくり】は、孤立を余儀なくされている個店経営者の皆さんが志を共にする同志を募って、5店舗同時並列で繁盛実現に挑戦する、という前代未聞の取組。
しっかり検討していただいた上で是非5店の将来を切り開く機会として採用して下さい。
余談ですが、“資金があれば是非参加するのに” という声が届きました。
資金が無いのはお互い様。無いから作るのが戦略的資金では無いでしょうか。
商店街に立地する地場独立自営中小小売業者の皆さん。
長年にわたって客数、客単価が低迷するなか、将来の展望はどうでしょうか。
世間はネガティブな話ばかり、加えて通りのすうけい、自店のお客の入り具合・・・と元気の出る話が少ないのが商店街ですね。梅雨時ともなれば輪をかけて物寂しくなります。
しかし、商業者はお客さんと『元気のやり取り』をするのが天職、めげていたのではやり取りができません。GIVE & TAKE、お客さんに元気になってもらわないとはじまりません。そのためにはあなたが元気でなければならない。
この状況で元気を保つというか、元気にお客さんに接するには何が必要か?
私はプライドでは無いかと思います。
地場項入り業者としてのプライドを持っていること。これがお客さんに『来たときよりも元気になって帰っていただく』あなたに必要なことではないか。
プライドはどこに生じるのか?
小売業者としての役割、役割を果たすことを通じて自分の生活における「職業」に期待していることが叶うこと。これですね。
そのためには、店舗・売場がきちんと機能しなければならない。
小売業者としてのプライドは、売場を通じて、売場づくりを通じて得られるもの、かも知れませんね。
「商店街活性化三法」という言葉を聞いたことがありますか?
当社が最近作った言葉です。中小小売商業振興法、中心市街地活性化法、地域商店街活性化法の三つです。今日は三法の話ではなくそのうちもっとも基本である「商振法」が制定された当時の話を少し。
法律が作られたのは、昭和48年、全国の商店街が賑わっていた当時、「スーパーマーケット」という新しい業態が登場しました。アメリカ直輸入です。
瞬く間に全国に拡がり、商店街にとって大変な脅威となりました。
これに対応して中小小売商業者の事業機会を確保するために作られたのが商振法と今は廃止されて大店法でした。
大店法=お題規模小売店の出店を調整する法律。今では考えられない「規制」ができる法律でした。調整4項目:開店日、売場面積、年間休業日数、閉店時間について、大型店側が出してきた届け出を、地元の商業者代表、消費者代表、学識経験者の三者で構成する「商業活動調整協議会」略称「商調協」。
攻防は開店日と売場面積。商調協の力たるや “昔陸軍、今商調協” という関係者がいたくらい。
ところできょうの本題は、出店を規制された大型店側のお話し。
ダイエー、ジャスコ、イトーヨーカ堂、地場では壽屋、ニコニコ堂、ニチユ-など多士済々。で、ご承知のとおり、これら大型店のほとんどは地方都市・商店街出身の企業でした。 これからはスーパーマーケットの時代だ、流通革命だ、という「時流」に意気投合、各地の勉強会、研究会、視察に積極的に参加、見聞を広めて参加していきいます。視察の定番はアメリカ西海岸。もちろんオール自弁です。
戦争から帰ってきた青年商業者が主流ですが、青年達を駆り立てたロマンは何だったのか? 前述の「流通革命」、「価格破壊」、「良いものをどんどん安く」 といったそれまでの慣習的流通構造をうちやぶり、新しい事業機会を構築していくこと、そのことを通じて、ちょうど戦後復興が軌道乗り始める、新しい経済発展が大いに見込まれる時代にその担い手となって羽ばたく、というロマン。生き甲斐。 同志兼ライバルは全国にいます。その動向は刻一刻入って来る。なにくそ、負けるものか、と死にものぐるいで頑張る。 小売業界、文字どおり疾風怒濤の時代でした。 対する商店街側についてちょっと書いておくと、調整四項目で目一杯先方の要求を切り下げるのが精一杯、出店までの時間を遅らせ、その他営業条件を調整することで事業機会を確保しようと言うことでしたが、ほとんどできませんでした。 大型店に対抗して事業機会を維持するには、「大型店を渡り合って持続可能な店づくり」が必要でしたが、そいういう着想の施策はなかったし、学識経験者=大学の商学や経営学、経済学の先生達、コンサルタントもそういう問題意識はありませんでした。 以来、こんにちまで、中心市街地活性化法、地域商汚点街活性化法と支援の枠組みは拡充されましたが、支援の内容は当時同様、問題の核心に迫りえていない、。ということです。 さて、この状況において、商店街立地で小売業を営む皆さん、とりわけこれからもすうっと商売を続けて行きたい若い商業者の皆さんは、何に「ロマン」を置いて日々の苦労を乗り越えていくのか? 夢も希望もないが、とりあえず機能までやってきたことを明日に繋いでいく、というだけではお客さんと「元気のやり取り」ができません。お客さんを元気にしないと自分も元気になれませんからね。 今、商店街立地の若手商業者が自分や仲間を奮い立たせるために必要なものはなにか? 皆さんの先輩は、商売に不安が生じる度にアメリカまでも視察に行き、向こうの激しい競争状況を視察して、「自分の道に間違いは無い」と自信を持って帰ってくるのがあたり前だったとか。 これからの小売業のあるべき姿、まったく見えず、商店街活性化の成功事例も見当たらないというなかで、何を導きに商売を組み立てていくべきか? っしっかりした考えを持つことが、日々のルーティーンワークの積み重ねから当たらし飛躍への道を築いていく最初の一歩です。 このテーマ、明日も書き継ぎます。
商店街活性化、通行量の増加を達成目標に掲げる取組は、所期の成果を挙げられないまま、終結の時を迎えようとしているのかも知れません。
時限立法『地域商店街活性化法』の残存期間は3年、一年を整理機関と考えれば正味2年です。2年で新機軸を打ち出すのは困難でしょうが、だからといって是までの路線を継続しても成果は期待出来ず・・・・、有終の美を飾る方策があるものでしょうか。㈱全国商店街支援センターも時限組織だったと思いますが法の終了と共に解散するのでしょうか。
本来なら残って活躍しても等言わなければならない組織でしょうが、活動状況を見る限り、商店街活性化推進のセンターにはほど遠い状況のようです。
きょうの本題は、『地域商店街活性化法』ではなく商店街活性化について。
通行量増大路線とは関係なく、商業集積としての持続可能性を維持ないし再構築するという、正真正銘の「活性化への道」を突き進む取組を「運動」として展開していく方法を考えたいと思います。
繁盛する個店を輩出することを基本に据えた活性化への道を模索する、都市間の研究会も立ち上げられているようです。
我々もあらためて「キラリ輝く繁盛店づくり」、従来の地方公共団体、商店街組織等主催の取組はそのまま、新しく有志個店経営がグループを作って自主的に取り組む繁盛店づくりというプログラムを企画、広く取組を呼びかけることにしました。
趣旨は次のところにアップしています。
行政、組合の事業としての取組がすぐにはスタートできない、しかし取り組みたい、という希望はよく聞きます。この機会に是非取組を検討してください。
一度取り組むと、お店の繁盛を実現するばかりでななく、得られた知識・技術は生涯役に立ちます。
また、自主的な取組で成果を挙げ、活性化の可能性を実証してから商店街、行政の取組を促す、という方法もありうると思います。
新しい取組、従来の取組と相まって「運動」としての展開を実現するべく、当社一同、従来に増して気合いを入れて取り組んで参る所存です。
是非一緒に頑張りましょう!
平成10年6月『中心市街地活性化法』が制定されて18年が経過しました。10年間の時限立法である『地域商店街活性化法』の期限は後3年、商店街活性化の取組は曲がり角を迎えているとみて間違いありません。今、必要なことは、状況を冷静・客観的に見て、取り組むべき問題を確定、適切な解決策を選択・推進することではないでしょうか。
現在、商店街活性化の当事者は次のような問題に直面しています。
(当事者とは、地方公共団体、商店街組織(以下「組合」)、商業者)
それぞれが直面している問題は、
□地方公共団体:
長年にわたって人とお金を投じているが成果がほとんど蓄積されていない。商店街が地域社会に於いて担う機能に鑑み、是非とも活性化しなければならない。今後は、所期の成果を収めるとともにそれが内部に蓄積され、漸進的に活性化を実現していく筋道を立てて、成果が個店の繁盛として実現していく事業に集中しなければならない。適切な事業を選択しなければならない。
□組 合:
「歩行者通行量の増大」を目標に、集客イベントに取組んでいる。集客は成功するが、個店への回遊・ショッピングが実現していない。個店の工夫が必要だが工夫の方向と方法が分からない。組合員には「イベント疲れ」もありモチベーションは低下気味、組合の求心力も陰っている。組合事業の結果を個店の売上向上に結び付けられる取組が喫緊の課題である。
□個店経営者:
何とか業績を好転させたいが打つ手が分からない。組合の集客イベントにはほとんど期待していない。個店で専門家の支援を受ける余裕はなく、また適切な指導が受けられるとも思えない。このままでは八方ふさがりだが、何とか活路を見出したい。組合や行政は個店の業績アップに直に響く施策を是非講じてもらいたい。
如何でしょうか。私どもが長年支援してきた経験をもとに纏めてみました。
当たらずといえども遠からず、では無いかと思います。
新しい取組は、上記の三者三様の課題=期待に応えられる内容を持った事業であることが絶対条件になると思われます。一個の事業に取り組むことで、「三者の期待」が同時に叶えられていく、という事業でないと三者が満足出来る成果は得られません。
状況は「十年一日」ではなく、商店街活性化に使える時間はあと2,3年ということです。
(当社は昨年、余命4年説を)
したがって、今年、これまでの取組・成果をきちんと総括して、本当に活性化を実現できる「方向と方法」を見出し、三者で共有しそれぞれの持ち場持ち場でやるべきことに取り組んでいく体制を作り上げることが必要です。
この間、ずうっと行って来たことですが、いよいよ最終コーナーです。
ちなみに、中心に据える取組は「繁盛店づくり」、その定義は:
①売れなくなっている売り場を
②売れるように改善すること、その過程で
③売れる売り場を維持する力を向上すること
当社が提唱する【キラリ輝く繁盛店づくり】ですね。
この取組を中核に【5つの階段】を上る体制を作ることが出来るかどうか。
この一年の取組、本当に大切です。
先日も書きましたが、「中心市街地の活性化に関する法律」の制定は、平成10年6月、今現在、丁度18年目が経過し、19年目が始まったところです。
中小小売商業活性化の基本となるのは「中小小売商業振興法」昭和48年制定、43年が経ちました。
新しいところでは「地域商店街活性化事業法」が平成21年7月、これは10年の時限立法ですから終焉まで3年。ここ2年が勝負ですね。10年もあれば商店街は活性化できる、という想定だったのでしょうが、目論見どおりにはいきませんでした。
抜本的な見直しが必要なことは、誰でも分かることですが、さて、誰が言い出すのか?言い出すからには「代替案」を持たないと言い出せないとなると状況は絶望的ですね。
だって、誰も用意していませんし、今から用意するといっても用意するのに必要な「基礎体力」を持つ人が界隈にいないでしょうから。
狂瀾を既倒に巡らす という成句があります。大きく盛り上がって今にも砕け墜ちそうな波を、人力知力で何とか元に戻したい・・・。
今や失敗だったことが明明白の大仕事を、一から出直すわけには行かないものか・・・。
いや、できませんよ、それって砕ける直前の波を無かったことにしょうということですからね。
しかし、商店街は何としても活性化しなければならない理由がいくつもあります。
1.地場中小小売商業者の売上げ増進
2.域内経済(資金、消費―所得)循環の維持、再構築
3.地産地消
4.地域住民のチェーン店ではみたされないニーズの充足
5.国産品流通経路の維持
6.国内経済の成長維持
7.担税力の維持、向上
等々。
商店街が空洞化する、機能を果たせなくなって、商圏内にあるのは地域外から集金目的で進駐しているチェーン店だけになったら、1~7の地域を持続するために不可欠の機能が劣化、衰退します。
大変なことです。
商店街は何としてでも活性化しなくてはならない。
しかし、関係各方面にその認識が不足しており、したがって、「何が何でも」という覚悟が足りない。不足しています。
この覚悟が不足していると、「抜本改革」はできませんね。
一番可能性があるのは、これからもずうっと商売を続けるつもりの商店主さん達が、一念発起、自店の商売繁盛に立ち上がること。
その取組を支援し、繁盛実現に貢献する『繁盛への道』が提案されることが喫緊の課題ですが、遺憾ながら関係各方面には ―これまでのところ― 「繁盛への道」を提案しなければならない、と気宇問題式に到達していないようです。
43(商振法制定から),18(中活法制定から),7(地域商店街活性化法制定から)という問題があるというのに・・・・。
商店街の中から有志が出てグループをつくり、『繁盛店づくり』・自店を繁盛させるための取組に自弁で取り組む、取り組まなければならない、という時期が来たようです。
当社は、この取組を全面的に応援します。
43・18・7にあたる平成28年度は、商店街活性化が従来の『事業』から『運動』に転換しなければ後がない時期です。
商店街、中心市街地(複数の商店街)単位で取り組む活性化。
昭和48年、中小小売商業振興法と大規模小売店舗法のセット施行以来の取組、加えて平成10年中心市街地活性化法、平成21年地域商店街活性化事業法と国がスキームを作って取り組まれて来ましたが、ほとんど見るべき成果は上がっていません。小売店を営む皆さんが肌身で感じておられる通り。
ほとんどの商業者が自分の商売は自分で何とかする以外にないと覚悟、日々の商売を続けておられるわけですが、効果的な対策が見当たらない、というのが実状です。商店街・中心市街地ぐるみの取組と個店単独の取組、どちらもうまく行っていません。
そうしたなかで唯一、取り組んだ個店が繁盛への道を歩むことができるのが当社が提供している「キラリ輝く繁盛店づくり」です。
自治体や商店街組織の事業として企画され、有志個店が自店の繁盛実現を目指して取り組みます。
商店街ぐるみの取組と個店の取組の中間にあたる取組です。
まず有志個店が繁盛を実現して、商店街立地における繁盛可能性を実証し、事業参加者を逐次増やすことで、点から線、線から面へ繁盛店を増やして行く。
取り組んだ個店は、長年の念願だった繁盛を実現できる、組合は組合員に対して「胸を張って」賦課金に対応する成果を約束できる事業への参加を呼びかけられる。自治体は、都市の持続可能性再構築という上位課題の解決に大きく貢献する「地場小売業」及びその集積である「商店街の活性化」に大きく前進できる。
個店・組合・自治体「三方良し」の事業です。
新しいホームページの立ちあげは、「キラリ輝く繁盛店づくり」の「運動」としての普及を目指すものです。
タイトルの「商店街活性化の道の歩き方」は、ズバリ、【キラリ輝く繁盛店づくり】運動の作り方、進め方のこと。
当社の存在価値はこの運動を展開することにあります。
趣旨に賛同される皆さんとの協働が拡がることを念じながら、新しい一歩を踏み出します。
このたび、Web上の活動の効率化一元化を図るため、こちらをホームページのトップにしました。新にURL:quolaid.jp を確保、逐次コンテンツを充実させて参ります。
なお、従来のquolaid.comは、引き続き運営中です。
引き続きよろしくご愛顧のほどお願いいたします。
『中心市街地活性化に関する法律』(平成10年6月10日)が制定されて丁度18年です。
この間、全国数百の都市が『中心市街地活性化基本計画』を作成し、それに基づいてさまざまの事業に取り組んで来ました。
投ぜられた公的資金は数十兆円に上ります。
18年の取組を経た現在、「活性化に成功した」という都市がいくつあるでしょうか? 少なくとも他都市の取組のモデルになり得る、というレベルで成功している都市はほとんど無いに等しいと思います。
どうしてこういうことが起こっているのか?
国を先頭に都道府県、市町村、民間関係各方面が協力、18年間にわたって取り組んで来たにもかかわらず、成功事例が一件もない。
由々しいことですね。
特に商店街の活性化については、活性化するどころか、依然として衰退趨勢から立ち直れません。
民間の商業集積ならとっくに撤退しています。
19年目に入るわけですが、これからもこれまで同様の取組が続けるつもりでしょうか。あなたのまちでは如何ですか。
イベント客をショッピング客に変えることをはじめから諦めているのではないか、ということ。そう言えば、通行量の増大という数値目標も,活性化とショッピングを切り離してしまっているのではないか?
06-04 21:25
イベント目的で来街したお客を個店のお得意(一見では無く)さんにする、これがイベントの真の目的です。もちろん集客イベントは,集客しお客さんにイベントを楽しんでもらうだけは無く、本当の目的は商店街のお得意さんになってもらうこと。近年のイベントはこの目的を放棄しているのではないか?
06-04 20:22
この続きはこちらで。イベント客を個店の得意客に! https://t.co/qygE8mSQiR
06-04 17:46
敷居全然高くないですって、気にせずどんどん入って来て下さい!といわれると,さらに高くなるのが敷居です。
06-04 14:54
「敷居が高い」は、「格式に圧倒されて入りにくい」じゃ無いですからね。不義理、不都合をしているので顔を合わせにくい、ということ。商店街vsお客の場合は、品ぞろえも分からない店に入って、買いたい商品が無かったらどうしょう、買わずに出るなんて考えられないし・・ということで敷居が高い。
06-04 14:52
商店街に立地する「独立自営地場中小小売商業者」は、長い間「一国一城の主」といわれ、社会的なポジションも高く、地域の名士を輩出してきました。いま、その名残があるのは商店街の内部だけです。お互いに「一国・・」的認識が邪魔をして意思の疎通に不自由します(唯一の原因では無いが)。
06-04 14:46
#お客とお店のすれ違いお店は “商店街のお店は敷居が高い” というアンケート調査の誤解を解こうと、まちゼミ、一店逸品、100円商店街を開催。お客の本音は 「買わないと出られない、商品が選びにくい、“気に入る商品が無かったらどうしょう?」だから敷居を下げても反応が無い。
06-04 14:28
利益とは次年度以降に支出される経費の原資。
06-04 02:51
ために経費を使うこと、そのために必要な原資を「粗利」として稼ぐこと。企業の目的は「利益を挙げること」ではなく「持続すること」です。
06-04 02:49
企業はその存立目的を達成し続けるには関係者の企業に対する期待に応え続けなければならない。そのためには企業は存続しなければならない。とりあえず、企業は存続しなければならない。「持続可能性の維持」は企業の第一の目的です。そのためには経費を使うこと。企業の目標は持続可能性を維持する
06-04 02:47
という店づくり・関係づくりを目指しましょう。おっと、店づくり抜きの関係づくりは成立しません。まちゼミ、100円商店街などが繁盛につながらないのは「店づくり」をスルーしているから。
06-03 23:13
もちろん、お得意さんはお店を援助するためにお得意さんなっているわけではありません。お店が可愛いからでもありません。みんな可愛いのは自分自身。お得意さんがお店とつきあってくれるのは、それが自分にとって意義があるから。お得意さんが「自分のために」行動するとお店が儲かる、
06-03 23:11
シャッターの外側でいくらお金を掛けて通行量を増やしても個店のお客は増えません。個店を助けられる施策とかありませんからね。個店を助けられるのは、その店のお得意さんだけ。お得意さんが店を気に入って使い続けてくれれば、そういう人がこれから増えれば、お店は助かります。
06-03 23:08
商店街活性化=通行量の増大という路線は、どうも「弱い立場の中小個店を店前通行量を増やすことで支援(援助)しよう」ということのような。毎度のことながら、シャッターの外側の施策、たとえば、通行量をいくら増やしても、「入って見たくなる店」でなければお客はゼッタイ入りませんから。
06-03 23:05
合言葉は【イベントのお客を個店のお得意さんへ】これを実現しない限り、個店と「商業集積としての商店街」の明日は「明るい日」とは呼べません。問題は「お得意さんへの転換」をどう実現するか?「個店のお得意さんをイベントで作る」ことは不可能、「三種の神器」もお得意さんは作れません。
06-03 19:15
#商店街活性化定義もはや、定義抜きの活性化を看板に対症療法をくり返すという方法は、商店街活性化実現の障害になっているのではないか。商店街活性化に自店の商売の将来を賭ける皆さんは、「商店街活性化への道」=商店街の再構築は自店の繁盛実現から、という気概が必要なときです。
06-03 17:43
集客イベントも個店の売上には響かない。「活性化=通行量の増大」という目標は、イベント当日は実現するものの、恒常的な賑わいはほど遠い。困るのはこれからもずっと商店街で商売を営まなければならない、若手店主さん、後継者の皆さん。このままでは「商店街活性化」に期待は出来ません。
06-03 17:29
その後の経緯は省略するとして。今なお、商店街活性化と言えば定義無し、脈絡抜きの数値目標、数値目標と言えば「通行量の増加」という取組が続けられている。一度スタートに立ち戻って「活性化とはまちがそうなることか,考えてみよう」といったあるべき話は関係各方面、どこからもでてこない。
06-03 17:14
このとき、通行量が増えれば街はどうなるのか、目標数値を達成したら街の何がどう変わるのか、という研究は一切無し。学識経験者さんやコンサルタントさん、都市計画の専門家さんなど多数参加して活性化計画が作られましたが、活性化の定義、目標の意義、目標数値の所以などの説明は一切無し。
06-03 17:08
おかしいですね。活性化の定義は無いのに、活性化を実現するための数値目標が決定される。こういう成りゆきで決定される数値目標ですから、昭和以来の症状である「通行量の減少」の回復を図ろう、ということで目標:通行量の増加、目標数値:適当に。5%くらいは出来るんじゃないの、というノリ。
06-03 17:06
店前のノボリ、ポスターなどの撤去、ワゴン売りも同じ。通りから障碍無く店内が見渡せるようにします。店内は一望できるように丈の高い什器は壁際に寄せます。一目で品ぞろえの全体像が伝わるようにしてください。
06-02 16:00
イベントなどで来街した「遊歩モード」のお客さんは、“入ってみたい” と感じるお店があれば「お試し入店」する時間と心の余裕があるはず、入ってこないのは “入ってみたい” と思わせる店頭―店内の〈見え〉を提供していないから。次のイベントまでに〈見える化〉チャレンジしてみましょう。
06-02 15:52
繁盛店づくりを推進していく上で必要なことがどんどん見えるようになります。見える化によって問題を発見する度に「ショッピングの場」としてのお店がより〈最適化〉していきます。この進化に終わりはありません。繁盛への道、成否を握っているのは【見える化】です。
06-02 12:24
#見える化で見せる「お客に見える店づくり」:見える化に取り組むと、①お客から見える店の見え方が変わる=吸い込まれるようにお客が入って来る ②店内を回遊するお客の状態が見える ③店内の改善点―解決策がセットで見える ④品ぞろえが見える ⑤自分自身の課題が見える、というように
06-02 12:22
#見える化で見せる※今現在、あなたのお店は店前歩行者にどう見えているか?※通りの向かい側から観察してみましょう。あなたが期待しているとおりの見え方になっていますか?あなたがお客だったら、お店の「見え方」に誘導されてお店に入って見たくなりますか?
06-02 08:01
店が一所懸命見せているのは、ノボリ、ポスター、訳あり商品のワゴンなどで、肝心の「棚=商品の陳列」はお客に見えません。ノボリ・ポスターなどから「店の中味」を推測して入店するお客はほとんどいませんから、せっかくのアピールが来店客が少ない原因の一つになっています。
06-02 07:57
さまざまの原因が作用して商店街にショッピングに来る人は減る一方です。一人でも多くの人に店の存在を知ってもらい、入店してもらうにはお店をもっとアピールしなくては、ということで、ノボリを立て、ポスターを貼り、店頭にワゴンを出す等々「見せる」工夫を重ねた結果、店はどう見えているか?
06-02 07:48
#見える化で見せる店は世間に対して自分をどう見せるべきか?どんなに優れた「品ぞろえ」でもそれがお客に伝わらなければ見てもらえず、売上げにつながりません。「見せ方=どう見せるか」は、小売業にとって「繁盛店づくり」の課題です。では今現在、商店街の店の「見せ方」はどうなっているか?
06-02 07:42
店前に向けて品ぞろえをアピール、入店を誘い、入店客に自由に商品を吟味して買い上げてもらう、小売店の原点は鎌倉時代の「見世棚」にあったわけで、小売店は当時も今も原型は変わりません。(見世棚も現在の店舗も「品ぞろえ・提供方法・提供環境」の三大構成要素で成り立っています)
06-02 07:34
店=見世棚ですから、店は「商品を世間に見せて売る」商売、店売り=見世売り。見世る=商品をどう見せるか?どう見せたら商品の値打ちがお客にはっきり見てもらえるか?店売りが始まって以来今日まで、「見せる⇔見える」は商売繁盛のキモですね。
06-02 07:24
同商店街は、昨年度に引き続き、「イベントのお客を個店の得意客へ」を合言葉に【キラリ輝く繁盛店づくり】「お客に見える店づくり・見える化」に取り組みます。福岡市内の商店街活性化の【モデル】に位置づけられた取組です。
06-01 22:38
【熊本震災復興支援】福岡市井尻商店街の取組組合のコミュニティ施設を「被災地の物産・加工品の販売所」として提供。卸先の小売店が閉店中、流通が壊滅状態の製造業者さん達とのコラボ期間:6月1日~9月3日情況によりさらに半年間延長 https://t.co/cQZ6WmiUJ7
06-01 22:34
うちだけでは無く、他の店も繁盛してもらいたい。他の店にお客が入っているのをみると嬉しい。という声が自然に出ます。考えられないことですが本当です。商店街のすばらしさは、繁盛店づくりに取り組むと実感されます。
06-01 22:17
繁盛店づくりから再スタートする商店街の内部連携。商店街のなかでお互いの商売の現状について胸襟を開いて話し合えますか?そのありがたさは、経験しないと分からないかも知れません。「繁盛店づくり」に着手すると自然にそういう関係が出来て来ます。
06-01 22:16
イベント客を個店の得意客へ。あるいは、各種施策の成果を個店の得意客増加へ。すべての活性化施策に共通する課題だと思います。皆さんの商店街でもこの課題をどんどん表に出してください。「対案を出せ」にびびる必要はありません。問題が表に出さえすれば解決策は当社が提案しています。
06-01 11:34
「イベント目的で来街したお客さんが街の買物客に変身してくれる」商店街のイベントの究極の目的であり、商店街活性化には絶対実現しなければならない課題ですが、これまであまり表面化していませんでした。これさえできれば、あとはイベントをするだけ、その都度各個店のお客さんが増えます。
06-01 11:29
取組は、個店―商店街―行政の三者が趣旨と事業内容を共有して推進すること。活性化についてそれぞれ異なる目的・任務を持つ三者が、協働で取り組むことでそれぞれの目的を達成出来るという、他では例の無い内容です。個店の繁盛をどう実現して行くか?という問題に直面している人にお奨めです。
06-01 10:28
既存顧客の来店頻度・買上点数増による売上げを実現しながら、新規来店―得意客増を図る、取組の全プロセスで自店経営に必要な能力の向上強化を実現するという、優れた方法。商店街から見れば、課題である「イベント客を個店のショッピング客に変身させる」という難問への解答にもなっています。
06-01 10:22
当社「イチ押し」の取組である「見える化」は、①お得意さんにとって「もっと堪能出来る店づくり」を実現することで、来店頻度・買上点数アップを実現する、②ショッピングの場としての売場のしつらえをアピールすることで新規顧客を創出する という仕事です。誰でも簡単に習熟できる方法です。
06-01 10:18
新規のお客が欲しければ、既存のお得意さんがもっと堪能出来る売場(時間と空間)づくりに励む以外にありません。そのとき頼りになるのがお得意さんという存在。うちの店づくりの不都合・不具合部分を分からせてくれる。改善改良の結果が気に入ったかどうかも態度で示してくれる・・・。
06-01 10:12
経済学では「全体と部分の矛盾」というレトリックが使われます。部分最適は全体最適を破壊する?いまいちぴんと来ないのですが、例えば、150馬力仕様の乗用車にエンジンだけ500馬力を搭載して喜ぶこと、ですかね?ちょっとちがうような。
05-31 09:29
日ごろ、お店が提供している【来店目的】とは関係のない催しですから、お得意さんは来ないし、イベント参加者が「日ごろのみせうdくり」を評価してお得意さんになってくれるはずも無い。というようなことは、勉強しないと分からないことかも知れませんね。
05-31 09:21
こういうイベントがお得意さんからそっぽを向かれる、お得意さん生成につながらない理由は同じ、それはお店の存在価値(お得意さんから認められている)と開催しているイベントの間にギャップがありすぎること。あなたが取り組んでいるイベントは、お得意さん(潜在も)とは無縁の催しですね。
05-31 09:19
個店を会場にした集客イベントの特徴は、当日、お得意さんが来店しないこと。知らずに来店したお得意さんは、放置されてびっくり。来店目的を果たせないまま帰ってしまったり。あまり続くと「河岸替え」されます。「三種の神器」からお得意さんを生成するの法、考えていますか?
05-31 09:16
100円商店街、まちゼミ、一店逸品、バルなどなど、個店を会場にしたイベントも【得意客生成】にはつながっていない。言い出しっぺさんは「売上げを求めるな」「すぐに効果は出ない」といいますが、【売上=存在価値】という側面もありますからね。
05-31 09:12
個店のお得意さんは、作ろうと思って作れるものではありません。お店と来店客との売場における相互作用の結果として【生成(生まれ出る)】するものです。【お得意さん生成】に向けて、お店は何をなすべきか?
05-31 08:17
「イベントを開催するたびに個店への来店客が増え、お得意さんも増える」という情景は、商店街全員の願い、イベント開催の目的もそこにあります。昨年、『キラリ輝く繁盛店づくり』に取り組んだ商店街で「月例イベントを個店の【お得意さん生成】に直結するチャレンジ」がスタートします。
05-31 08:16