FC2ブログ

商店街活性化の大義と商業者の私利私欲

商店街を商業集積(=ショッピングゾーン)として賦活させることが「商店街
活性化」であり、これを実現するために国が用意しているスキームが「中心
市街地活性化法」ですが、実際に取り組んでいくためには、「なぜ、商店街
は活性化しなければならないか?
大義が必要です。

 大義が具体的に示されないと「地方公共団体の責務(『中活法』第五条)
と言われても意欲が喚起されず、知恵が出ない。漫然と前例踏襲が罷り通る
ことにもつながりかねません。
「事業者は協力せよ(中活法第六条)」と言われても自分の事業との連関が
把握出来ず、それなりの対応に終始することになれば、スキームの「地場中小
商業者の活性化(基本方針)」という本音は、「コミュニティの担い手を潰しても
良いのか」という立前に大義の座を奪われる。

「コミュニティの担い手」という「立て前」は、主流となったとたん、漂流を
始めます。なぜか? 
それは商店街活性化を実現するための方向や方法たり得ず、活性化の
取組を継続するための方便ですから、コミュニティ機能を付加する以外
に活性化実現の施策を持ち合わせていないからです。

 真実の活性化―ショッピングゾーンとしての機能充実を断念した商店街
が担い得るコミュニティ機能はショッピングゾーンとしての商店街が担って
いたそれとは異質な、いわば、取って付けたような機能にならざるを得ず、
したがって、外部の継続的な支援なくして持続することが出来ません。

「コミュニティの担い手」である商店街を持続させるには、商業集積=
ショッピングゾーンとしての商店街を再生する、という基本方向に即して
担い手を活性化する施策を講じなければならない。
担い手機能の充実を推進する施策が同時に商店街の基本機能を拡充す
る効果を果たすこと。この着眼は極めて重要です。

本論に戻ります。
商店街活性化=商店街のショッピングゾーンとしての再生はなぜ必要か?
中心市街地活性化基本計画における最重要課題として掲げられる理由は
何か?
商店街が自治体の責務として再生し、担わせるべき機能とは何か?
それは、郊外に展開している商業施設群では代替できないのか?

これらの疑問は、商店街活性化関係者(商業者も含んで)に共有されて
いるのでは無いか?
これらの疑問に答える、疑問を払拭する「大義名分」はどこにあるのか? 
提示し、共有することが喫緊の課題になっています。

 商業者にとって、この大義は、流通革命がそうであったように私利私欲
との「同行二人」を担保、実現しないと成就することが出来ません。

 「商店街活性化」の大義に賛同し、その実現に向けてエネルギーを傾注
する商業者が取組そのものを通じて、自分の事業の繁栄を実現する、
可能性が確信される、ということが無いと商店街活性化の大義は実現
出来ない。
「流通革命」がまさにそうだったように。

 現在、商店街活性化の推進には、かっての「流通革命」に匹敵する大義が
必要になっています。大義が無いと、商店街の商業者を始め、関係各方面を
巻き込まないと商店街活性化の大事業を成就することは出来ません。

  既にご承知のとおり、我々は商店街活性化の大義として、「地方創生
・域内経済循環の担い手としての地場商業の再生」を提唱しています。
その機会は、「時間堪能ニーズ」というこれまでほとんど認識されていない
生活ニーズを実現して行くプロセスとして、地位住民と相共に生成していく
ものです。このところもかっての「流通革命」とよく似ています。
そういう意味で、目下は地場商業者にとって千載一遇のチャンスと考え
なければならない。

  今後の商店街活性化の成否を分かつのは、商業者を始め、関係者が
「商店街活性化の大義」を発見、共有し、等さらにその上に「活性化実現
の論理と戦略」を共有することが出来るかどうか。
商業者有志が自店の命運を賭けた実践に挑戦し、可能性を実証、取組を
広く波及させせるという展望を持つことが出来るかどうか。
にかかっています。

 商店街活性化への道は、商業者にとって、かっての流通革命がそうで
あったように、「大義」と「私利私欲」が渾然一体となって実現するまたと
ない機会、実現の方向と方法としては、我が『キラリ輝く繁盛店づくり』が
あなたの目の前に用意されています。
全国各地で有志によるチャレンジが始まっています。

  あなたはいつ決起し、参加しますか?

地方公共団体の活性化施策

 国の中小小売商業施策の基本は中小小売商業が集積する商店街
活性化であり、そのスキームは中心市街地活性化法―基本方針です。
このことはあまり話題になっていませんが、当社はこれまで幾度となく、
論じています。
中心市街地とは都市の旧中心部の商業街区であることも含めて。

 中活法第五条には、中心市街地(商業街区)の活性化は、地方公共
団体(以下自治体)の責務である、と定められています。
自治体は、中心市街地活性化基本計画を作成し、主務大臣の認定を
受けますが、計画の中心を占めているのは商業の活性化です。

注:商業の活性化は、昨年の基本方針\改正で「経済活力の向上」に
変更されましたが、施策の内容はほとんど変わっていません。

 そこで今日のテーマ、自治体の商店街活性化施策について。
その活性化が自治体の責務であるとされて以来、自治体の取組は
どう変わったか?
これがほとんど変わっていないんですね。残念ながら。
相変わらず、従来の路線を踏襲し、相変わらずの施策が続いている。
多いのは、商店街組織が企画した事業に補助金を付けて支援する、
という従来型の手法。これまで散々取り組んで来て成果が挙がらない
ことが誰の目にも明らかになっている事業が多い。
自分たちが取り組むのは始めてでも、よその商店街で取り組まれ、
その結果についての評価も定まりつつある頃、ようやくわがまちの
商店街もその気になって事業に取り組む要望が出てきます。
出てきた企画に対して補助金を付ける。
というパターンですね。

これで本当に商店街が活性化され、(大きな意味での)事業主体と
しての自治体の責務は果たされるでしょうか?
そんなことはありません。
(続く)

09/11のツイートまとめ

quolaidbot

そこでお約束。たかがレイアウト、されどレイアウト。レイアウトを軽んじるものはレイアウトに泣く。
09-11 22:28

セブンイレブン。18,000店舗あるそうですが、二店と同じ品揃えの店舗はありません。一店も他と異なるレイアウトの店舗はありません。レイアウトの個性化を目指せばその時点でセブンイレブンチェーンはおしまい。
09-11 22:26

物販レイアウト業界は、レイアウトの改善で劇的に業績を向上させる、という取り組んだ人以外はたぶん信じ難い仕事。売れるか売れないか、決定するのはレイアウト次第という話に騙されたつもりで乗ってみると ・・・w
09-11 22:22

セブンイレブンが販売促進をしないのは、今日来店したお客が明日も来店する店づくりに取り組んでいるから。店づくり=得意客生成システムがちゃんと機能しているから。
09-11 22:09

組織としての取組の継続性を担保する理論装備の有無、商店街・地場商業活性化を推進する趣旨、実現のスキームが確立・体制化されていないこと。商店街の要望に応じて支援施策を講じるという手法は命運が尽きているのでは。
09-11 21:56

商学、経済学の学者 ・研究者さんで商店街・中心市街地活性化を指導支援されている皆さんには個別ケースだけではなく、一般的な課題への提案などをお願いしたい。よろしくお願いいたします。
09-11 17:24

得意客生成システムとは、「店づくり=売場づくり」のことです。小売業は、誰もが「得意客生成システム」としての売場を運用しています。意識しているかどうかは別として。
09-11 16:54

#辻井啓作 さん曰く。行政の担当者は、2、3年のスパンで異動すると。そのこと自体は、問題ないが問題は施策の改善向上の実現が難しいこと。こちらには別の課題がある。
09-11 16:41

今日の売上は、昨日までの【得意客生成システム】の出来映え・お客の評価の結果です。そして明日の来店客数は、今日の【得意客生成システム】の働き如何です。
09-11 15:20

【得意客生成システム】繁盛店づくりに関心のある方は、DMいただくと参観可能な実践中の取組を紹介します。
09-11 15:18

続きを読む

-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ