基本計画のフレーム

 中心市街地活性化基本計画について

中活法のスキームで中心市街地活性化に取り組む場合、基本計画を
作成することになります。
作成するのは地方公共団体です。
いろいろな都市の計画を見ましたが、率直にいって活性化を推進する
計画が備えておかなければならない条件を備えていないと思われる
計画が結構多く見られます。

計画はどのような条件を備えているべきか、考えてみましょう。

私が考える中心市街地活性化基本計画の内容は:
1、目的・目標
2.環境与件
3.主体の力量
4.活性化実現の方向と方法
5.実施する事業群
6.推進体制
7.ロードマップ

 説明は後ですることにして、次に中活法のフレーム:
“基本計画に定める事項”として次の事項が掲げられています。
1.中心市街地の活性化に関する基本的な方針
2.中心市街地の位置及び区域
3.中心市街地の活性化の目標
4.市街地の整備改善に関する事項
5.都市福利施設の整備に関する事項
6.住宅の共有に関する事項
7.商業の活性化のための事業に関する事項
8.4~7号に規定する事業と一体的に推進に関する事項
(1)公共交通機関の利用者の利便増進に関する事項
(2)特定事業
9.4~8
10.都市機能の集積の促進
11.その他
12.計画期間
というように定められています。

両者を比較対照してみましょう。

続きは掲示板【都市経営入門】

       

中活法のスキームは、「地動説」だった!

商店街活性化、従来の取組は “通行量を増やせば街は活性化する” という『理論』にもとづいて『通行量増加策」が取り組まれて来ました。
組織的な取組で商店街への来街者を増やし、増えた来街者が各個店で買い物をすることで商店街は活性化する、
というシナリオです。
来街者を入店客にする、ショッピングの満足を通じて得意客にするのはもっぱら個店の仕事とされて来ました。
個店はそれぞの業種のプロですから、通行量さえ増えれば後はプロの技術で何とでもなる、というわけです。
従って取組は、通行量が増えそうなソフト、ハードの取組を街の現状に“付け加え”ていきます。

これまで全国で取り組まれて来ましたが、あまり成功事例がありません。
〇取り組んでいるが来街者・通行量が増えない
〇来街者・通行量は増えたが、入店客は増えず、活性化にはつながらない
という実態の商店街が多い。

さて、商店街活性化を指導支援する国が示す「商店街活性化の方向と方法」は、『中心市街地活性化法』のスキームです。
スキームは、
1.中心市街地活性化法
2.基本方針
3.TMOマニュアル
という3つの文書で構成されています。

 商店街活性化について見ますと、その根本のあり方は、
1.定義:経済活力の向上と機能の増進(『中活法』)
2.活性化の方向:中小小売商業の競争力の根幹である業種揃え・店揃えの最適化(『基本方針』)
3.活性化の方向:商店街を一個のショッピングモールに見立てて再構築する(『TMOマニュアル』)
と示されています。
ショッピングモールのように街を一個の計画的商業集積としてマネジメントして、業種揃え・店揃えの最適化を実現することで、区域商圏における商業集積としての地位を再構築する、というのが中活法における商店街活性化の方向です。
如何に実現して行くか?

(続く)

TMOやら地方創発やら

 このところ、タウンマネジメント関係のセミナーの準備をしていまして、
TMOやタウンマネージャーについて考えたりしています。

 ちょうど、こういう記事を見つけました。
TMOとTMO構想
2003年の記事です。
TMOについて、中活法のスキームにしたがって解説しています。

恐ろしいことに,この時点で既にTMOは、行き詰まっていたんですね。
しかも、記事ではこれからもっとひどくなる、と断言しています。

そのとおりになりましたね。

これは何も私が先見の明があったと言うことでは無く、TMOをちゃんと
理解していれば誰でもたどり着く予測でした。
しかし、誰も取組を改善することも無く今日に至っているわけです。

TMOを作って対応すべき中心市街地活性化という問題と、その
問題の解決に当たる立場の人たちの問題解決能力の間にギャップ
があったのでは無いか、ということをふと思いました。
当時、関連で書いた記事がいくつか残っています。
http://www.quolaid.com/library/tmof-menu03.htm
すべて2003年に書いたTMO関係の記事です。

ぶっちゃけ、当時、ここに書いた記事が関係各方面に共有されて
いたら、今の中心市街地の状況は無かったでしょうね。
まあ、その気があれば検索―アクセス出来たわけですから、問題
意識とマッチしなかった、ということでしょう。

この記事、昔から役所関係からのアクセスが多いのですが、読んだ
感想はどうだったんでしょうね。
“こりゃもうダメだ”だったかも知れませんね。
今でも時々アクセスいただいています。

さて、これからTMOってそうなんだ、ということで舵を切り直すのも
容易ではありません。結局、ケ・セラ・セラですね。

それはそれとして気がかりなのは、地方創生総合計画のほうです。
こちらは極めて up to date なトピックスですが、もちろんこちらも
問題と解決力のギャップが明瞭ですから、2,3年経ったらどうなる
のか、興味津々、といっておきますね。




 

タウンマネジメント

 中活法のスキームでタウンマネジメントとは:
①中心市街地・商店街地区を
②一個のショッピングモールに見立てて
③(商業集積として)再構築する
ことです。
ここで大事なことは、基本方針に書かれている「中小小売商業の
競争力の根幹」です。
基本方針は,これを「業種揃え・店揃えの最適化」としています。
テナントミックスですね。

「商業集積として再構築する」とは【テナントミックス】に取り組む、ということ、
取り組んで商業集積として【最適】な業種揃え・店揃えを実現することが、
タウンマネジメントです。

中活法の「業種揃え・店揃え」とショッピングセンターのテナントミックスの
違いは、明らかです。前者は、白紙の状態で「テナントミックス計画」を作り、
適格なテナントを誘致、リーシングすれば出来上がります。
一方、商店街の場合はそう簡単ではありません。
(ショッピングセンターが簡単だというわけではありませんが)

第一に、どのような商業集積を目指すのか、ということ。
多種多様な商業集積が立地する広域商圏において、どのような商業集積を
目指せば、集積間競争のただ中で【持続可能な商業集積】として再構築出来
るのか?
この問題は商業コンサルタントでも容易に解決出来る問題ではありません。
ショッピングセンターの専門家なら最初から手を出さない難問です。
我々は、商店街が商業集積として目指すべき方向と方法を確立していますが、
今日は省略します。
(ホームページで【ラグジュアリィモール】を検索して下さい。)

商業集積としてのあり方が決まったら次はテナントミックスです。
この場合、テナントミックスは2つの方法で実現します。
1つは空き店舗などへの新規テナントの誘致で、ショッピング
センターのテナントリーシングと同じ手法です。

そしてもう一つがキモなんですが、既存個店の経営革新によるテナントへの変身
です。この場合、テナントとは、商業集積の機能の一部を分担する店舗、という
意味です。
既存個店が変身することで商店街は商業集積として広域商圏でえ再生します。
これは個店にとっては新しい繁盛を実現する方法です。ショッピングセンターに
出店する代わりに自分たちがの街をショッピングセンターに変えて行く、という
ことです。

これが中活法のスキームでいう「タウンマネジメント」です。
中心市街地。商店街活性化関係では、専門用語の定義をしない、という悪い
習慣があります。タウンマネジメントも「まちづくりのプロデューサー」などと訳の
分からない説明をする人もいますが、好き勝手に使っていたのでは、仕事に
なりません。タウンマネジメントは、ここで説明した意味で使わないとわざわざ
使う理由が無いと思います。

よく、タウンマネジメント=空き店舗の活用というニュアンスで用いる人もいますが、
間違いですね。それだけでは既存個店の繁盛が実現出来ません。
既存個店群が繁盛せずに商店街が活性化した、とは絶対に言えませんからね。
ここも要注意です。

さて、当社は7月から全5回コースのタウンマネジメントセミナーを開催します。
中活法のスキームで商店街活性化にとり組もうとされている市町にとって、活性化の
成否を左右する大切な仕事、専門的な知識・技術を持った「タウンマネージャー」を
配置したいところですが、あいおにく、今日説明したようなタウンマネジメント業務を
経験した人材はほとんどいません。
市町は、自ら適切な人材を育成しなければならない。

当社が提唱する「タウンマネジメント」に取り組みたいと考える市町の担当者さんは、
是非、マネージャー要員の確保のため、このセミナーの利用を検討されることをお奨め
します。

詳細は6月初旬に当社ホームページ及び当ブログで発表します。
なお、九州管内を中心にTMOなどへもDMを発送します。

早めに内容を知りたい人は、メールでご請求ください。

理論を変えないと現実は変えられない

  現在、「商店街活性化」に取り組んでいる関係各方面の皆さんが、
企画する活性化策のほとんどが、郊外型ショッピングセンターが存在
しなかった時代の商業に関する知識をもとに作られています。
例えば、「通行量が多いところが良い立地」という考え方があります。
(“商店街の通行量を増やす”という取組は、その変形ですね)

これは、商店街以外に買い物行き先が無かった時代、商圏中から
商店街に買い物客が押し寄せていた時代、もの不足で誰もが“買い
たいもの”をたくさん心に抱いていた時代の話です。
通行量が多い=ものが欲しい・買いたい人が多い、と同じことでした。
商売繁盛のコツは、人通りの多い場所、賑わっている商店街に出店
する、見よう見まね+創意工夫で繁盛できた時代でした。

スーパーマーケットの登場以来、多種多様な小売形態が登場すると、
この状況は一変します。「もの余り・店あまり」時代の到来です。
人さえ多ければモノが売れる、という時代では無くなったのです。

現在の購買行動を考えてみますと、
①最寄りの店が買い物先であることから「最寄り品」と呼ばれる食料品
 や日用消耗品は、車立地のスーパーマーケットまで出かける。
②気にいるものが見つかるまでショップを巡回することから「買い回り品」
  と呼ばれた選好性の高い商品(ファッション)などは、行きつけの店で
  気にいるものがなければ買うのをやめる=買い回らない、という行動
  が多くなっています。
このように、現在(つまり、もの余り、店あまりという環境)の商業環境は、
従来(つまり、もの不足、店不足という時代)の理論では理解できない、
対応出来ないことが多くなっています。

 環境は激変しているのに、商売の内容は昔のまま、店前通行量を当て
にした商売をしていたのでは上手くいくはずがありません。
現在取り組まれている活性化策は,上述の様に“通行量”を増やすことを
目的にしたものですが、商店街を取りまく環境が大きく変わっているのに、
商業や購買行動についての理解は昔のまま、ということではせっかく苦労
して対策を実行しても効果を得ることは出来ません。
繰り返しますが、店前通行量がお店の業績を左右したのは、「もの不足・
店不足」時代のこと、当時は歩いている人が全て「もの不足」であり機会が
あれば、物を買いたいと考えている人ばかり、通行客=潜在顧客でした。

 現在の「もの余り」とは、どこの家庭にもものが溢れており、ものに不自由
していないという状況であり、店前を通る通行人は自店の潜在顧客でも何
でもありません。こういう時期にイベントなどで不特定多数の人を集めると
いう「もの不足時代」の対策を講じても成果が挙がらないのは当然です。

理論を検討しないまま、事業を企画し実行することは、古い理論の新しい
現実への押しつけです。「現実」はどんな理論を押しつけられてもけして
文句は言いませんが、その結果は必ず自分に戻ってきます。
すなわち、期待していた成果は挙がらず、時間とコストが宙に消えていき
徒労だけが残ります。
このような結果が起こるのは「理論」と現実のミスマッチ、無意識のうちに
使っている理論が時代遅れになっている、ということに気付かないという
ことが原因です。

考えてみればこれは大変なことです。あなたやあなたの商店街、あなたの
都市だけではなく、日本中の商業関係者のほとんどが、知ってか知らずに
かはともかく、時代遅れの理論で活性化に取組んでいるということを意味
していますからね。活性化が実現できないのも無理はない、ということに
なります。このまま続ければ、確実に商店街は多くの都市から消滅して
行きます。

 こういう“流れ」からは、断固として訣別、本当に個店が儲かり、商店街が
賑わい、都市の経済全体の浮揚に寄与する本物の「商店街活性化」への
道が我々が提唱する
「キラリ輝く繁盛店づくり―商店街活性化への5つの階段」
です。
時代はあなたの準備が整うまで待ってくれません。
一歩踏み出さないと二歩目、三歩目に続くことはありません。

セミナー「商店街の三重苦はこうして突破する」まだ間に合います。
セミナーでは、誰でも取り組める「活性化への道」を確実に切開していく
方法を提案します。

商店街空洞化の新段階

 最近、地方都市に展開していたチェーン小売業の撤退がニュースに
なることが多くなっています。
全国版では、ファッションチェーンを展開するワールド、家電のヤマダの
チェーン縮小が大きく報じられました。

 中小規模の商圏から戦略的に撤退、店舗網の効率化を目指すものと
思われます。
企業の行動としては合理的ですが、撤退される都市の方は大問題です。
単に一個の店舗が撤退するのでは無く、商圏として見切りをつけられた、
ということですから、深刻です。

この動きは直ちに他の企業にも伝搬することが予測されます。
チェーン小売業の市場は、「残り物に福あり」というわけにはいきません。
現在、県庁所在地クラスの都市の中心商店街を形成する店舗の相当
数が、チェーン小売店になっています。
都市らしさ、中心市街地らしさ、の形成に大きく関わっているわけです。
これらが櫛の歯を引くように撤退したら大変な状況が生まれます。
その時期が来たのではないか、と思わせられる相次ぐ撤退のニュース
です。

中心市街地の魅力は、郊外型モールとはひと味違う店づくり、それらが
提供する「ショッピングの魅力」が都市の魅力でした。
最盛期には比べられませんが、それでも全国チェーンの専門店が多数
立地していることは、都市の広域における中心性の象徴でした。

 この機能を担うチェーン専門店が撤退を始めるということは、取りも
直さず、地方経済の趨勢、商圏としての魅力の減退を意味するもの、
もし、雪崩を打つようなことがあれば、我が国消費財産業全体に及ぼす
影響は計り知れません。

 状況は極めて厳しいのですが、他方、商店街の衰退趨勢に歯止めを
賭け、反転、持続可能な繁盛を実現するために実施されている施策は
本当に役に立っているのか、いますぐ抜本的な改善をようするのでは
ないかと心配されます。

 皆さんの都市・商店街は如何ですか。
「地方中心都市」,県庁所在都市の中心部の空洞化、ググッと進展し
そうな気配ですが、ちゃんと打つべき手が打たれているでしょうか。

商店街活性化の「思想と戦略」

我々は漠然と、社会全体の知識は進歩して行くと(根拠を検討すること無く)
思っていますが、 場合によっては「退化」したり、.これまで培ってきた知識とは
異なる方向を向かうことがあります。

  「商店街活性化」について。
先日、大店法当時の商業関係の研究書を読みましたが、当時と現在と比較して
当事者(研究者を含む)の問題意識や商業の発展についての問題意識のあり方
などが、現在の方が進んでいる、とはとても言えないことを痛感しました。
むしろ、「退化」していると考えた方が問題解決には必要かも知れません。

 ダイエー、ジャスコ、イトーヨーカードーなどの創業者が1920年代生まれ、
地方都市の商店街で小売店を創業もしくは承継した人たちであったことを知らぬ
人はありませんが、創業当時から相当の間、彼らが文字どおり机を並べて熱心に
商業理論、経営実務を学んだことは忘れられようとしています。

 上野光平『流通産業の思想と戦略』(リブロポート1989) などを見ますと、
当時の青年商業者たちが自ら作り、自らを奮い起こしていた雰囲気が良く伝わっ
て来ます。

流通業(小売業)の「思想と戦略」。

 今では誰も語らず、もはや死語同然ですが、当時の青年商業者を鼓舞して止ま
なかった、彼らの家業が事業に発展していくにあたって共有されていた「思想」
とはどういうものだったのか、その「思想」は今現在どうなっているのか?

 現在、商店街に立地する商業者に共通する課題は、「商店街活性化」ですが、
果たして商店街活性化に「思想」はあるでしょうか?
何故、何のために商店街を活性化するのか?
商業者が自問自答し、最大公約数的「目的」に到達し、その実現と自店の繁盛
を一体と見なして取り組んで行く、様々の障害が起ころうともそれをはねのけ、
邁進していく意欲と勇気の源となる「思想」が今の「商店街活性化」果たして存在
するでしょうか?

 問題は、商業者に限りません。
商店街、地域商業の振興を任務とする行政担当者はどうか、支援に当たる関係
業界はどうか?
 「商店街活性化の思想」 が存在し、共有されているでしょうか?
 何としてでも活性化を実現する、という意欲は「思想」からわき出してくるもの
“儲かりたい” だけでは、かっての青年商業者たちが共有していた「勇気と勉強」
に匹敵するような意欲を持続することは難しいと思います。

 そういう感想を持ちながら、あらためて、ネット上で“商店街活性化”を検索
して見ますと、商業者の「思想」や「意欲」が感じられる表出がほとんど見られま
せん。
“何のための商店街活性化か” という議論はほとんど見当たらないなかで、専ら
これまで取り組んできた「販売促進事業」の縮小再生版が細々と続けられている
ばかり、社会的な存在意義を賭けて活性化に取り組むのだ、という気概はほとん
ど伝わってこず、こんな取組が地域住民の消費購買行動を変化させるような共感を
呼び起こすことはあり得ず、従って、事業はいくら繰り返しても衰退趨勢を押止め
反転活性化に向かうという期待はいっこうに叶いません。

 誰もが日ごろ経験し、見聞している商店街活性化の取組の実態ですが、好むと
好まざるとに関わらず、こういう取組を持続することが不可能な条件がどんどん
大きくなっています。
あらためて、
なぜ商店街活性化が必要か?
俺は何故商店街活性化に取り組むのか?(あるいは取り組まないのか?)
これまでの様な、商店街が活性化事業に取り組めば,その結果として個店が潤う、
という根拠の無い期待では無く、
自店の繁盛が商店街の活性化につながり、商店街の賑わいが各個店の繁盛を増幅
するのだ、というごく当たり前の考えに抜本的に転換しなければならない。
「コペルニクス的転回」です。

 あらためて、自分の頭で考え(自力思考)、その結果に基づいて行動すること、
例え一人からのスタートになっても自分の納得出来る取組を目指す、という位の
覚悟が必要ではないでしょうか。

 もちろん、「一人から」というのはレトリック、実際には既に「転回的思想」の
もとで活性化に取り組んでいる商業者・商店街が存在します。
この動きにどう参加していくのか、活性化実現を目指す商店街が直面している
課題、一日も早い着手が望まれます。

最速の一手は、我々が提供する機会を活用されることです。
我々は漠然と、社会全体の知識は進歩して行くと(根拠を検討すること無く)
思っていますが、 場合によっては「退化」したり、.これまで培ってきた知識とは
異なる方向を向かうことがあります。

  「商店街活性化」について。
先日、大店法当時の商業関係の研究書を読みましたが、当時と現在と比較して
当事者(研究者を含む)の問題意識や商業の発展についての問題意識のあり方
などが、現在の方が進んでいる、とはとても言えないことを痛感しました。

 ダイエー、ジャスコ、イトーヨーカードーなどの創業者が1920年代生まれ、
地方都市の商店街で小売店を創業もしくは承継した20代、30代の商業者で
あったことを知らぬ人はありませんが、創業当時から相当の間、彼らが文字
どおり机を並べて商業理論・経営実務を学んだことは忘れられつつあります。

 上野光平『流通産業の思想と戦略』(リブロポート1989 などを見ますと、
当時の雰囲気が良く伝わって来ます。
(古書が出回っていますので、当時の雰囲気を確認されることをお奨めします)

 流通業(小売業)の「思想と戦略」
今では誰も語らず、もはや死語同然ですが、当時の青年商業者を鼓舞して止ま
なかった、彼らの家業が事業に発展していくにあたって、共有されていたが
「思想」・「戦略」とはどういうものだったのか、その「思想」は今現在どうなって
いるでしょうか?

 現在、商店街に立地する商業者に共通する課題は、「商店街活性化」ですが、
果たして商店街活性化に「思想」や「戦略」があるでしょうか?
何故、何のために商店街を活性化するのか?
商業者が自問自答し、最大公約数的「目的」に到達し、その実現と自店の繁盛
を直結させて取り組むんで行く、様々の障害が起ころうともそれをはねのけ、
邁進していく意欲と勇気の源となる「思想」が果たして存在するでしょうか?

 問題は、商業者に限りません。
商店街、地域商業の振興を任務とする行政担当者はどうか、支援に当たる関係
業界はどうか?
 「商店街活性化の思想」 が存在し、共有されているでしょうか?
 何としてでも活性化を実現する、という意欲は「思想」からわき出てくるもの
“儲かりたい” だけでは、かっての青年商業者たちが共有していた「勇気と
勉強」に匹敵するような意欲を持続することは難しいと思います。

 そういう感想を持ちながら、あらためて、“商店街活性化”を検索すると、
商業者の「思想」や「意欲」が感じられる表出がほとんど見られません。
“何のための商店街活性化か” という議論はほとんど見当たらないなかで、
専らこれまで取り組んできた「販売促進事業」の縮小再生版が維持されて
いるのですが、取組に社会的な存在意義を賭けて取り組むのだ、という気概
は感じられず、こういう取組が消費購買行動―地域住民の共感を得ることは
あり得ず、従って事業はいくら繰り返されても商店街の衰退趨勢を押しとどめ、
反転活性化に向かうという期待はいっこうに叶いません。

 小売業の使命は、“国民の生活をより豊に”ということですが「流通革命」
当時の使命は、「良い商品をよりやすく」ということでした。
このテーマを巡る競争に勝利したが“ビッグストア”と呼ばれる業態が一世
を風靡したわけですが、その発展の結果が今現在、“もの余り・店あまり」
として我々の前にあります。

 「ものの普及」を目標とした「流通革命」は言わば、「第一次流通革命」、
商店街がその活性化を実現するには、「もの余り・店あまり」状況からの
脱却が必須課題、実現への道=「第二次流通革命」を成就するには、新しい
「思想と戦略」を持つことが不可欠です。

 考えてみますと、「第1次流通革命」を推進した潮流の変質と並行して
「流通産業の思想と戦略」はフェイドアウトして現在に至っています。
商店街活性化、実現するには新しい「思想と戦略」が必要なことが「第一次
流通革命」から学び、実践の導きとすべきことだと思われます。

「思想」は放置すれば必ず劣化します。
思想が劣化すれば間違い無く行動も劣化する。
同じように「商売繁盛」を求めていても、連化した「思想と行動」をもって
実現することは出来ないと腹をくくるべき時です。

何を為すべきか?
即効かつ持続可能な取組の第一歩はあなたがこのセミナーに参加することから。
商店街三重苦からの脱却 

商店街活性化と地方創生総合計画

 現在、商店街活性化を推進するためのスキーム(枠組み)としては、
『中心市街地活性化法』があります。
次の3点セットです。
1.中心市街地活性化法
2.中心市街地の活性化に関する基本的な方針
3.TMOマニュアルQ&A

 3点セットを読むと、「
①中心市街地活性化」は、“都市中心部・商業街区の活性化”の
  ことであり、
②「活性化」とは、“広域商圏における競争の結果として衰退趨勢
  に陥ってる商店街に適切な施策を講じて、商業集積としての持続
  可能性を再構築すること”。
③「再構築」は、“中心市街地に立地する商店街等の商業集積を
  一個のショッピングモールに見立てて再構築すること”
です。
活性化の取組は誰の仕事か?
法第五条に「地方公共団体の責務」と明記してあります。
しかし、自治体が商店街の活性化、ショッピングモに見立てた
再構築を自分でやることは不可能です。
実際の取組は商店街の皆さんというとになります。
行政が計画を作って推進する責務があり、主役として実際に
取り組むのは商業者、ということで即ち、
行政主導・主役は商業者
というわけです。

 最近、当社サイト掲示板などで国の商店街活性化施策が
転換期を迎えているのでは無いか、と何度か書きました。
『地方創生総合計画』に対する支援に一本化されるのでは
ないかということです。
まだ断定は出来ませんが、可能性は少なくありません。

いずれにせよ、都市の商店街を活性化するのは最終的に
都市自身の仕事です。
「行政主導・主役は商業者」で推進する体制を一日も早く
作り上げてください。
もちろん、「地方創生総合計画」への落とし込みも不可欠、
商業振興担当の皆さんもあらためて中心市街地活性化基本
計画をにらみながら、本当に商店街を商業集積として再構築
する計画を立案することが求められます。

これまでの様各種計画のように、ぼんやりした方向・方法と
通行量増加のための集客催事という両極端では無い、誰が
見ても「やれば出来る」商店街活性化への道を描いて戴き
たいものです。

もちろん、.我々は『商店街活性化への5つの階段』としてその
選択肢を提案しています。
5月29日開催の公開セミナーではその全容と着手時点の
取り組みを具体的に提案します。

主導する自治体の担当者さん、主役を演じる商店街の役員さん
揃って参加されることをお勧めします。




 

 

「第2次流通革命」の烽火(のろし)

 当社関連の、ツイッターに @quolaidbot と @takeoquolaid の2つがあります。
一応前者は会社の活動と主にキラリ関係、後者はもっと幅広い分野というように
使い分けています。時にはツイッターで発生したテーマを掲示板や当ブログに引き
継ぐこともあります。

 先日紹介した本:
上野光平『流通産業の思想と戦略』リブロポート 1989
をあらためて読みましたら、いろいろ思い出され、あれこれ考えさせられました。
上野さんは、80年代の日経流通新聞で時評コーナーを担当され、流通系を中心に
多くの書評を書かれていました。当時、流通業と全く関係の無かった私は入門する
にあたって、同紙を通じて上野さんに手ほどきしていただいたものでした。

 上野さんはセイユーに見習社員として入社以来副社長まで上り詰めた人ですが、
ぼその間、執筆、講演、セミナー活動などで流通業界全体の理論的・実践的指導
にあたられた人、『流通革新』と言われた時代を牽引した人の一人です。

 読んでいて思いだしたのは、当時の熱気です。青年商業者と言えば「勉強」が当然
仕事の一環だった時代。
㈱商業界(雑誌『商業界』発行元)が例年2月、箱根で開催する『箱根ゼミナール』には
全国から3,000名の若い商業者が結集、先輩経営者、学者、コンサルタント、評論家
などを講師に流通理論を修得しようと懸命でした。
合言葉は『国民生活のいっそうの向上』です。
まさしく流通業の疾風怒濤時代でした。

ちなみに、ダイエー、ジャスコ、イトーヨーカドー、イズミといった大手小売業の創業者は
殆どが地方としての商店街で敗戦後に中小小売店を創業または事業承継した青年たち
で、一緒に机を並べて勉強し、『米国視察』を繰り返した同志でした。
(続く)

商店街活性化の現在地点

 新年度、5月半ばを過ぎました。
今年こそは、と活性化実現の新しい方向と方法を打ち出している自治体、商店街
その他、関係機関があるといいですが、たぶんありませんね。
旧態依然、これまでの取組と殆ど変わらない内容に新しい名前をかぶせただけ、
という評も聞かれます。
商店街を取りまく環境は不可逆的にどんどん変わって行きますが・・・・

  一方、「地方創生」プロジェクトがいよいよ動き始めており、これが中心市街地・
商店街活性化の取組にどう関わってくるのか、ということも気になります。
商店街より都市、地域全体の活性化が重要だ、という「論法」で商店街を軽視する
動きが出てくる都市も出てくるでしょう。
なにしろ、これまで数十年にわたって取り組んで来たにも関わらず、ご覧のとおり
という有り様ですから、“商店街より地方創生だ” と言われても反論が難しい。
最近取り組まれている各種事業で “こんなに成果が上がっている、継続すれば
活性化出来る” と胸を張れるようならいいのですが・・・。

  「商店街活性化メニュー」はこれまでたくさん提出されており、今後、これから
画期的な方法が出て来るとは考えられません。商店街の現状をエイヤッと一刀
両断、霧が晴れるように「活性化への道」が開けてくる、ということはあり得ない。

 現在提唱されている「活性化メニュー」をもう一度確認、自分たちの商店街が
採用すべきはどのメニューなのか、どの道を選択すれば本当に商店街を活性化
出来るのか、考えてみなければならない。最後の機会にさしかかっています。

 商店街を見る消費購買行動の眼の厳しさは、従来から一貫していますが、
ここに来て関係各方面の「商店街活性化を見る眼」が厳しくなっているのに気が
ついていますか?
財政関係、議会関係、メディア等々、活性化の現状、進捗状況に対する疑念、
批判はこれまでに無く高まっておpり、これに適切に対応して結果を示すことが
出来なければ、各方面の関心は急激に薄れていきます。
商店街より地方創生だ、と。

 当社が常々申し上げているとおり、地域経済の循環性の再構築に商店街が
果たすべき役割を考えれば、活性化との取組をないがしろにして地方創生は
あり得ません。
都市経営の戦略的課題である経済活力の向上、域内資金循環の再構築と
いう課題に取り組んでいくにあたっての「商店街活性化」の重要性が認識され
ていないため、商店街活性化が、業績低迷で困っている中小商業者を支援
する、位の趣旨で取り組まれている都市が極めて多いわけですが、この従来
型の課題認識と取組は、既に数十年にわたって取り組んで来た趣旨の取組
であり、ほとんど成果が蓄積されておらずこれからも期待することが出来ない
方向です。

 このような従来型の取組から脱却、地方創生の一翼を担い、さらには地方
創生を牽引していくというポジションで取組を再構築しないと商店街は活性化
出来ません。商店街―中心市街地を活性化出来ない都市が地方創生の取組
で成果を蓄積、持続可能性の再構築に成功することも考えにくい。
なぜそう断言できるのか?
商店街―中心市街地活性化という問題のとらえ方、解決策の作り方、実際の
取組をチャックすれば、都市の「経営能力」が分かります。中心市街地を活性
化出来ない都市が地方創生に成功すると考える根拠は無いのです。

 これまでの取組に欠けていたのは何か?
当社は、繰りかえし欠陥を指摘し、取組の「方向と方法」の大転換を提案して
来ました。なかなか採用にはいたりませんが、何とかこの方向で取り組んで
みたい、という人は着実に増えています。
一点突破全面展開、という言葉がありますが、どこかが、誰かがしっぽ踏み
出さない限り、中心市街地活性化―地方都市の持続可能性の再構築という
課題への取組を成功させることは出来ません。

 地方都市の現状は、我が国が明治維新以来最大の「大転換期」に当面して
いることを示しており、この転換は世界で最初に我が国で起きていることです
から、追随模倣出来る先進事例もありません。
「見よう見まね」が不可能な状況で我々は何を頼りに持続可能性の再構築に
取り組んでいくのか?
適切な解答を選択して実践の大転換を実現することが商店街ー中心市街地
活性化の現時点における最重要課題です。

商店街活性化のコぺルニクス的転換

注:コペルニクス的転換とは:天文学における天動説から地動説への転換 これまで常識とされてきたことを間違いだと指摘し、その真逆を真実だと主張するときに比喩として使われる。
単に常識が間違っているという指摘ではなく、何故間違ったいるか、その証拠を示すこと、さらに新しい主張の方が選りすぐれていることを論証することが不可欠。


 商店街活性化については、これまで、商店街に立地している業績不振に陥っている中小商店が経営を改善するためには、商店街という「環境」が改善されることが先決だとされていきました。商店街活性化の取組は、個店にとっては「外部環境」にあたります。
外部環境を整備すれば、個店は繁盛を再現できる、という視点で取組まれて来たのが従来の活性化です。
個店の繁盛は大事なのはもちろんだが、それぞれの店主は商売のプロ、商店街活性化の取組の成果を店内で実現するのは各個店の責任、プロだから出来るはずとも言われて来ました。
 そういう視点のもと、ハード・ソフト両面に渡って様々な事業が取り組まれて来ましたが、各個店の繁盛は実現されませんでした。それどころか、せっかく時間とお金を掛けて活性化事業に取組んでいる間も商店街の空洞化はどんどん進むばかり、これはどうしたことか?

 一方、商店街の中には、少数ですが環境が激変しているにもかかわらず、繁盛している店が存在します。
そういう店舗は、商店街のイベント目的に来街したお客に入店してショッピイベントのたびに得意客が増える、というお店もあります。
そういうお店には、店前を通行している人に入店を訴求し、入ってきたお客さんをお得意さんになってもらう、という仕組みが出来ているようです。
商店街活性化事業の目的が着実に実現する「店づくり」が出来ているものと思われます。
こういうお店が増えると、来店客が複数のお店をショッピング目的で訪問するようになり、回遊が生まれます。
商店街をウインドショッピン目的に回遊する人が増えると、街区への滞留時間も長くなり、街の賑わいが生まれます。

 繁盛するお店が増えると、街に賑わいが生まれ、商店街が活性化する、わけです。
如何ですか。これは昨日までの常識とは真逆の考え方、「商店街活性化のコペルニクス的転換」ですね。
 繁盛店が増えると商店街はなぜ活性化するのか、逆に、街に賑わいを創ることで個店の繁盛を実現しようとする取組はなぜうまく行かないのか?

 「コペルニクス的転換」という以上、その理由を明確に説明することが必要です。
長くなりますが、説明しますね。
(続く)

商店街活性化、はじめに計画ありき?

 活性化と言えば、まず「計画を作る」ことからスタートするのが常識になっています。
これは間違い。

 活性化を実現するには、関係各方面、特に最終目的である“各個店~街ぐるみ繁盛”実現の担い手
である個店・店主の頑張りが不可欠です。
それも、単にがんばれよいというものでは無く、活性化を実現する方向でがんばらなければならない。
即ち、活性化計画を進めていく方向でがんばってもらうわけですが、問題はここから。

活性化計画を実現していく、あるいは活性化計画に掲げられた事業の成果を自店の店内に実現して
行く力を持っているかどうか、と言うことですね。この力が無いとせっかくの事業の成果が挙がらない、
商店街の中に蓄積されない、ということになります。

 計画を立てるのは結構ですが、問題はその計画をきちんと実行し、成果を積み上げていくために必
要な能力が商店街(個店)に既に準備されているかどうか、と言うことですね。
さらに考えれば、こういう力を持っている個店なら既に自力中心で努力を重ね、繁盛を実現しているので
はないか、とも考えられます。
考え合わせると、商店街活性化は、計画を立てる前に計画に取り組んでいく能力を作ることを優先する、
あるいは、計画の第1番目に「能力向上のための事業」を掲げなければならない、ということになります。

 この計画は、商店街の皆さんが自分たちだけの力で作れる計画ではありません。
1.活性化にはどういう力が必要か
2.自分対に不足している力は何か
3.どうしたら手に入れられるか
しっかり考えて適切な答えを出し、力を手に入れなければならない。
計画作りはそのあと、自分たちに計画を実行できる力がついたことを確認してからです。

 商店街活性化の成否は、活性化に取り組む商業者の力量に依存しているのであって、商店街活性化は、
街が活性化して商業者が助かる、という話ではありません。
商業者が自分の商売かわいさを原点に頑張ってこそ商店街は活性化するのであって、けしてその逆では
ありません。

 そこで問題は前に述べたとおり、商業者が活性化事業の成果を自店の繁盛実現に結びつける技術を
持っているかどうか、と言うこと。
これは、これまで取り組んできた各種事業、特に“集客イベント”の総括としてハッキリ共有されていると
思います。
来街者が増えてもそれを自店の顧客にするノウハウ=能力を持っていないのが商店街立地の商業者の
皆さん。全国共通、例外はありません。

 皆さんが計画を作れば必ず、「事業の結果、個店が助かる」ことを期待した計画になるはずです。
本当は真逆、個店が頑張れば街が活性化する、のですから、助けてもらいたい一心で作った計画で街・
個店がよくなることはありません。
全国の商店街で数十年にわたって繰り返して来たパターン、もう一回取り組んでみる価値はありません。
この時期に取り組むべきは、繁盛店づくりが最優先、自店の繁盛を実現出来ない商業者が参画して作る
計画で街を活性化出来ることは無い、と肝に銘じて新年度の取組をスタートするべきです。

商店街活性化の「論理と戦略」

商店街活性化の取組が始まってほぼ半世紀経っていますが、現在ほど厳しい時期は無かったと思います。
いっそう気合いを入れた取組が必要になっています。
もちろん、単に気合いを入れて取り組めば良い、というものでは無く、どうすれば活性化出来るのか、きちんと「理屈」にあった取り組みをしないと努力が空回りします。
活性化に取り組むには理屈=理論が不潔です。

そこで、当欄今日のテーマは、既に皆さんお馴染みの「論理と戦略」です。
商店街活性化の論理とは:
〇商店街活性化とは街がどうなることか?
〇何故活性化しなければいけないのか?
〇どうすれば活性化出来るのか?
〇商店街組織、商店主、地主、行政、中間団体等関係者が多いが、それぞれの役割は何か?
といった、活性化に取り組むにあたっては当然関係者が共有しておかなければならない「理屈」です。
必要不可欠の理屈ですから、誰でもどこでも持っていなければならないのですが、実際のところ、これをちゃんと考え、整理して提供しているのは当社だけです。
商店街活性化を支援する立場の人は学識経験者、シンクタンク、コンサルタントなど様々の立場・肩書きを持った人がたくさんいますが、常住のような「疑問」に答えられる裡倫を持っているのは当社だけ、ということですからビックリですよね。
上記のような疑問に対する回答をようしていない人たちが指導するわけですから、活性化が実現できないのも無理はありません。

もう1つ「戦略」とは:
一言でいえば、活性化を実現していく筋道、「シナリオ」のことです。
大事業ですから、着手する前に、活性化の目標を立て、自分たちの力でその目標に到達するために取り組むべき仕事、入手すべき条件、仕事の順序など、大まかな筋道を立てることが必要です。この筋道が「戦略」です。
もちろん、「戦略」を提案しているのも当社だけですね。
(「キラリ輝く繁盛店づくり」が検診する「商店街活性化への5つの階段」が戦略です)

当社以外に誰も提案していないということは、
“理屈とシナリオ抜きでも商店街かは活性化出来る”と考えているのか、
“そんなことは考えたことも無い”人たちが活性化の指導支援に当たっている、と言うことですね。
そういうことで本当に活性化ができるのかどうか、出来るならとっくの昔に成功しているはずですが・・・。

 我々が日ごろお付き合いのある自治体や商店街では「論理と戦略の必要性」は、「キラリ」の勉強会などで常々強調していますが、それでも皆さん十分理解されているとは限りません。
さらに、役員交代や人事異動があると、「共有」が薄まってきます。
“商店街活性化には「論理と戦略」が不可欠である”
“我々の取組を導くのは「キラリ・5つの階段」だ”
と言うことは、ことあるごとに確認することが必要です。

 4月のセミナーでは、自治体の担当者さんを対象に“論理と戦略”を説明しました。
今月29日のセミナーでは、自治体・商店街・商工会議所の担当者さんを対象に、「キラリ・見える化」の導入要領を提案します。
このような順序立てた取組が出来るのも当社が“論理と戦略”を組み立てているから。
国内に同じような勉強をする機会はどこにも・誰からも提供されていません。

 思わず余計な方に話がそれましたが、商店街活性化の取り組みに「論理と戦略」が不可欠、それももちろん、国が提唱する「中心市街地活性化法の枠組み」で活性化に取り組んでいく皆さんの取組の「論理と戦略」を組み立てるための「知識と技術」に裏付けられたものであることが必要ですから、
論理と戦略のバックには、商業理論、計画論、問題解決論などの「理論」が無いと優れた「論理と戦略」を作ることが出来ません。もちろん、我々は必要な「理論」をちゃんと持っています。

 商業活性化界隈でこういう話をする=問題意識を持っているのは当社だけです。
「論理と戦略」が必要だ、と思う人は、当社との「連携の道」の構築を目指されることをお奨めします。

セミナーのご案内

 本日、九州各県及び山口県の各市・商店街振興担当課部署宛にセミナー案内を郵送させていただきます。
先週、Web経由、メールでお送りしましたが、あらためて紙でお届けします。

 趣旨等については、繰り返し説明しているので今日は省略しますが、このセミナーは
1.商店街活性化の方向と方法としての『キラリ輝く繁盛店づくり(以下「キラリ」)』の提案と
2.「きらり」を採用するための手順のご紹介
を行うものです。
ご案内

 商店街活性化については、ご承知のとおり、既に数十年にわたって取り組まれていますが、未だに成功事例が出てきません。
それどころか、年々歳々取り組んで来た活性化事業の成果や教訓もほとんど蓄積されていません。極論すれば、活性化事業の冠をかぶせた一過性の事業を消化することをもって活性化に取り組んでいる、としてきました。
 もはやそういうパターンの取組が許される時代ではありません。

 効果の出ない活性化事業に取り組んでいる間にも商店街は確実に『三重苦』の深みに」はまってきました。
三重苦とは
1.店主の高齢化、「生涯現役」が続けられるか?
2.後継者問題 後継者あり=事業を存続出来るか?
           後継者無し=どうすれば確保出来るか?
3.店舗施設の老朽化 再投資が必要だがそれに見合うリターンがえられるか?

 いろいろ悩んでいる間も問題はいっそう深刻になっていきます。
どの問題もこれまでの『商店街活性化』では解決の糸口さえ見つけ出せません。
『三重苦』を解決する方法は簡単、業績低迷に悩む個店の業績=売上を向上させること。難しそうですが、それほど難しい話ではありません。我々が提唱する『キラリ』は、業種業態を問わず、現在の業績不問、経験不問、商店街立地の個店はこうすれば売上をアップ出来る、という信じられないような方法です。
既に各地で実践され、続々と成功事例が報告されています。


 「キラリ」に取り組み、商店街立地で中小小売店が繁盛できることを実証し、取り組みを拡大して行くこと。
これが商店街活性化の基本中の基本の仕事です。
(既存個店が繁盛していなければ空き店舗への新規参入―定着は見込めません)

 商店街活性化の早道は、キラリを導入すること。国内に於いて他に活性化の方向と方法は提案されておりません。
都市によっては採用にあたって解決しなければならない問題があるかも知れません。
“趣旨は分かるが、うちの商店街には時期尚早だ”など。

 こういう主柱に従っていたのでは百年経っても繁盛店づくりはスタート出来ません。

 もう一つ。
これまでの取組はもっぱら商店街が企画し、関係各方面はそれを支援する、という仕組みでした。
数十年に渡って取り組まれて来た手法ですが、この方法では活性化はできなかったことを直視しなければならない。

 中活法では中心市街地(都市中心部の商業街区)の活性化は地方公共団体の責務であると定めています。
もちろん商売繁盛を行政が実現することは不可能ですから、取組は、“行政主主導・主役は商業者・中を取り持つ商工団体”という取組になります。
都市の総力を挙げて取り組まなければならない、と言うことですね。

 この取組体制を一日も早く作らなければならない。
しかし、どこから同手をつければ良いのか分からない、というのが実状のはずです。
今回のセミナーはこのような状況に直面している都市の行政・商店街・商工団体の担当者さん達が「活性化への道」を共有し、キラリの取組を導入することで、本当の活性化への道を切り開いていく取組の内容を理解するとともに、取組を構築するための手順を理解して戴く機会として開催するものです。

 当社以外に同じような趣旨の機会は提供されておりません。新年度早々、各種総会等が開催される時期ですが、セミナーの趣旨にご理解賜り、お誘い合わせの上ご参加下さいますようご案内申しあげます。

セミナーのご案内

テーマ: 商店街の三重苦はこうして突破する!  
日 時:平成27年5月29日(金)13:00~16:00
場 所:福岡県中小企業振興センター 501号室

 商店街の三重苦とは:
1.経営者の高齢化(生涯現役が貫けるか?)
2.店舗施設の老朽化(改修・更新投資は回収できるか?)
3.後継者(有る=事業継続に不安 無し=継続不能)
という問題が押し寄せていることです。
どの問題も個店・商店街が持続するためには何としても解決しなければならない課題ですが、ほとんどそのめどが立っていません。めどが立たないことが大きな問題です。

三重苦の背後には、
【商店街全体としての業績低迷】
という問題があります。
業績が改善される、将来にわたって商売が続けられるだけの売上・粗利が確保出来れば【三重苦】はたちまち解消します。

 商店街が取り組まなければならない課題は、
“今すぐ【業績好転】を実現する”ことです。

 当社が提唱する「商店街活性化への道・きらり輝く繁盛店づくり」は、お金を掛けず・今すぐ出来ることからスタートして繁盛を実現し、取組を点から線、線から面へ拡大して行くことで個店―商店街を活性化しようという取組、ご承知のとおり、既に全国各地で取り組まれ、成果が挙がっています。

 一方、都市・商店街によっては【キラリ】に取り組みたいが、合意形成が難しい、という声も聞かれます。
なにしろ、お金を掛けず、出来ることから着手して半年足らずで繁盛路線に乗せる、ということですから、信じられないという人もいるわけです。

 したがって、キラリの導入については、事前に行政・商店街・関係機関による取り組みの位置付けなどについて合意しておくことが成功へのカギですが、何の実績も無い地元だけで取り組むのは難しいかも知れません。

 このセミナーは、行政、商店街、関係機関の担当者各位に揃って受講していただくことで、
1.事業の趣旨、期待される効果
2.事業の具体的な内容・実施要領
3.導入にあたっての留意事項
などを共有していただき、導入をスムースにするために開催するものです。

 内容は、理論と実践の両面にわたって、御市の商店街に説明し・納得して頂くために必要な情報を満載しています。
特に【キラリ】の中心となる【見える・化】については、
1.実践者による報告
2.動画、スライドによる実践過程の説明
を行い、取組の全体像を把握していただきます。

 行政、商店街執行部、関係機関の担当者様、お揃いでの度参加をお勧めします。
有限会社クオールエイド
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プロフィール

有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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