セミナー開催予告

 8月以降、次のとおりセミナーを開催すべき準備中です。

1.商店街活性化リーダー研修
(1)対象:行政・商工団体・商店街の関係者
(2)時期:8月下旬 午後の4時間
(3)場所:福岡県産業振興センター(東区吉塚)
(4)特徴:「推進体制」を担う人材のグループ参加を推奨

2.キラリ輝く繁盛店づくり実践講座
(1)対象:自店の恒常的繁盛の再構築を目指す商業者(個人参加)
(2)時期:9月~12月(5回×4時間)
(3)場所:福岡県産業振興センター(東区吉塚)
(4)特徴:商店街向け「キラリ」を個店向けにアレンジ、参加者の店舗
     における臨店指導4回

3.キラリ・インストラクター養成講座
(1)対象:商店街活性化支援専門家及び志望者
(2)時期:9月~12月(5回×4時間)
(3)場所:福岡県産業振興センター(東区吉塚)
(4)特徴:「キラリ輝く繁盛店づくり」を指導支援する人材の育成
     希望により再生運動のコアへの道も

 以上について、日程等確定次第、当欄であらためて発表します。
詳細を希望される方にはメール添付で資料を(作成次第)提供します。
ご連絡ください。

孤立深まる意欲ある商業者



 政治経済社会、さまざまな思惑に基づく言動がひしめく商店街活性化
界隈ですが、そうしたなかで愚直に商売繁盛→商店街活性化の実現を
目指す、―キラリを体験してその可能性を確信している―人たちの孤立
ぶりが伝わって来ます。

 成果報告会の開催で「商店街活性化の方向と方法」について、地元
商業者の実践結果として確認したはずの首長さん以下の姿勢が
南友煮え切らない、日頃口ぐせのように「活性化」をいっている
割にはどうもノリが悪い・・・・。つられて、空気を読むのが
上手?な担当者さんも腰が引けてしまう・・・、以心伝心、キラリ
に取り組んで報告会当時はやる気満々だった仲間も何となく意気が
上がらない。例会だけは続けていますが・・・。

 商店街本体は相変らずの相互不振、目先のお金だけに関心が
あって・・。

 ということで、起死回生の手だてはないものでしょうか、と。

 我々が「三者体制(行政・会議所・商店街)の構築」を口が
酸っぱくなるようにいっているのは、こういう事態を避けるため
ですね。
行き当たってからでは遅すぎる、平時にしっかり絆を結んでおかないと
ここ一番になってから慌てて縄をなおうとしても遅すぎる。

 と、いってもこの時点では仕方がありません。
どうしたら立て直せるか?

 ぶっちゃけ、当社がしかるべき役割を背負うことが近道ですが、
それを実現するのにまた合意形成・・・。
だから、さっさと手を打っておこうと提案していたのに・・・。

 というような状況は結構少なくありません。

 中には、せっかくいいところまで行ったのに担当者が替わったら
元の木阿弥、個店→商店街は去年までで終了、今年度は「商店街→
個店で行く」というもの凄いところも。何を言うか、その路線が
破産したから“キラリ”を採用したんだろうが!(笑

 ということで、地方自治体・関係各方面は、キラリに取り組んで
いる人たち、成果報告会でニコニコと商店街活性化と自店の繁盛を
一体のものとして実現して行く決意を表明した人たちに何をもって
答えるのか、日頃のリップサービスの実態が問われています。

 キラリのリーダーの皆さん。

 厳しい状況ですが、元気のもとは取り組んでいるのは自分たち
だけでは無いこと、どこの取組もそれぞれ問題に直面し、悪戦
苦闘していることを知ること、誰かがどこかが隘路を突破すれば
それがやがて“王道”になって行くことを信じて開拓者の栄光と
孤独を噛みしめつつ、あくまでも前進していただきたい。

 といっても、特段悲壮になることはありません。
キラリのいいところは、“キラリ以外全部沈没”、武運つたなく
商店街全体の活性化が実現しない場合も、キラリに取り組んだ店
だけは生き残る、繁盛できる、ということです。
今まさに日々実感されているとおり!

 他の商店街の成果を視聴することも元気の素です。
出来れば仲間と一緒に視聴し、推進力の強化につながるように。

そこで参考になるのが、 社会運動はどのように起こすか

“社会運動”を“キラリ”に変えればそのまま、“わが街にキラリ
をどのように広げるか”ですね。
まず自店を目が覚めるくらいピッカリ輝かせ、点から線、線から
面へ展開していく、キラリの具体的な方法そのものです。

自分が中心になって“キラリ”をどう広げていくか、という視点で
しっかりチェックしてください。

 なるべく近いうちに一緒に協議する機会を作りたいと思います。
それまで商店街内外、関係各方面、できるだけ“元気のやり取り”
を心がけましょう!

逆転の発想

 商店街活性化関係の常識では、中小小売商業者の支援が必要だが
営利事業である個店を直接支援するわけにはいかないから商店街
に対して行う(公共街区でもあるし)ことになっています。

 見方によっては、商店街への支援を通じて(手段)に個店群の活性化
(商売繁盛)を実現するというシナリオ、真の目的の中には中小商業者・
個店の繁盛も含まれる、とも考えられます。
個店が繁盛することがなぜ必要か、当ブログ常連の皆さんにあらためて
説明の必要はありますまい。

 さて、商店街活性化への支援が中小小売・サービス業の振興、各個店
の繁盛実現を目的とする「手段」だと考えれば、その成果はもちろん、
立地する各個店が繁盛する、繁盛実現への希望が出て来る、ということで
なければならない。
現状なかなか思い通りにいっていない、というところに関係者の悩みが
あるわけですが、悩みを解消するには取組や発想やらをこの際一度、
ガラガラポンしてみることもあり、ではないかと。

 開き直って考えれば、逆もまた真なり、個店の繁盛再生を商店街活性化
実現の手段として位置づける、ということもあっていいのではないでしょうか。

 これまで散々取り組んで来た、街→個店という取組がどうも上手くいかない、
全国おしなべて成果に乏しいわけですから、「逆転の発想」で、「個店→街」と
活性化の手順を逆転してみたらどうだろうか、ということです。
「繁盛店の創出」を手段・具体的な取組として商店街を活性化する。

 すでに「キラリ」が実践しているところですが、商店街全体の賑わい、実効
ある通行量の増加に直接つながる、しかも特定の(イベント開催など)日時
限りの人出では無く、一年中、買い物客で賑わう、という商店街・商業集積
にとって本来の意味での賑わいを作り出す上で「個店の活躍」は不可欠です。

 もっと具体的に言えば、
事業で要求される通行量の増加、売上の向上という数値目標の設定と達成
も個店を単位で考えれば、的確に試行錯誤を展開することで実現可能であり、
その達成による商店街全体の目標達成は文字どおり、プラン―ドウ―シー
の、マネジメントの対象になります。

通行量は、個店の愛顧客の来店頻度の向上、愛顧客の増加、お試し来店客
の増加について各個店が目標を設定、それを積み上げればOKです。

売上は、客数×客単価 客数は上記のとおり増えますし、客単価のアップは
いうまでも無く「店づくり(品揃え・提供方法・環境)」の改善で実現します。
「キラリ輝く繁盛店づくり」そのものですね。

 こういう取組が計画していない商店街・中心市街地のにおける活性化実現の
バロメーター「数値目標」はどういう手法で設定されているのか?
その目標は、各個店の経営努力とどう結びつけられているのか、
各店主はその目標を示されてどう「やる気」を起こすのか?
このあたりは一切不問、ただいわれから鉛筆を舐めて数字を並べてみた、と
いうのが数値目標の現状ではありませんか?

 商店街に必要なのは、慣行的事業に如何に上手に取り組むか、では無く、
本当に必要な成果を挙げるには何を為すべきか?
「愚直」に、腹を割って頭の中の「常識」をひとまずカッコで括っておいて
考えて見ることです。
もちろん、白紙状態で考えることは出来ませんから、さしあたり、当ブログや
クオールエイドのサイトをしっかり読み込み、それを道しるべ(従うもよし、
拒否するもよし)に、現時点からの踏み出していく方向をさだめ直すことを
決意していただきたい。

 チャレンジされる商店街・個店を当社は、至れり、尽せり・力の限り支援
しますので、ご遠慮なくメールをどうぞ。

商店街活性化 数値目標の設定

 商店街活性化関係の事業では数値目標の設定が求められます。
もとはといえば、旧基本計画の進捗状況が低迷したいた折、総務省
の事業評価で、低迷しているのは数値目標が設定されていない
ことに一因がある、と指摘されたことが始まりでした。

 以来、「数値目標」は基本計画、活性化事業計画、補助事業の
申請まで必ず設定することになっています。ご承知のとおり。
しかし、数値目標を設定したからといって、事業の成果達成が
目に見えて改善されたかと言えばどうせしょうか、疑問ですね。
数値目標設定の効果は当初期待されたほどには見られないのでは
ないでしょうか。数値目標を設定したおかげで街が活性化した、
という事例、聞いたことが無いでしょ?
ホントはそうあるべきなんですけどね。

 数値目標はなぜ活性化に結びついていないのか?
もちろん、これにはわけがありまして、目標設定の方法がお粗末
でした。

第一に“積み上げ方式”になっていないこと。
 一つの事業の成果として達成出来る数値ならいいのですが、
そうはいきません。
特に、年間を通して恒常的に、という条件がありますから、個々の
取組の成果を総合して目標を設定しなければならない。
当然のことですがあまり実行されていません。

第2に、個々の事業毎に目標を細分化して割り当てている計画でも
その割り当ての根拠、個別事業毎にどう取り組めば目標が達成
出来るか、というところまで具体的に考えられていなかったこと。
その結果、日々の業務とかけ離れたところに「数値目標」がぽつん
と浮かんでいるという印象で、誰も目標を“自店の目標”と位置
づけている人、何が何でも達成するぞ、と努力目標にしている人は
いません。こんなことで目標が達成されるはずもありません。
※このあたり、中心市街地・商店街活性化界隈のプランナーさんの
 能力を如実に示しているところです)

 もし、商店街がキラリに取り組んでいたとしたらそんなことは
ありません。
通行量、売上ともに個店の目標ときちんと関係づけて設定すれば
個店の張り合い度合いが違います。個店ががんばれば、即、商店街
としての目標が達成される、という仕組みです。
本来、目標とはそういうものですね。

 参加している個々人にとって意味がひしひしと感じられない
目標を飾り立ててもそれが達成されることはありません。
イベント連発で通行量が増えたとしてもそれが売上に結びつく
ことはありませんし。

 数値目標は、個店レベルまで落とし込み、達成可能かどうか、
達成するには個店の経営はどう変らっていかなければいけないか、
ということまで突き詰めてはじめて数値目標を設定した意義が
あるというものです。
総務省の指摘もまったく同じ視点からのものだったと思いますよ。

 個店への落とし込みとなれば、これは個店の店づくりの問題、
通行量を入店―愛顧客に変換することが出来る店づくりを実現
する、ということが目標達成の大きな課題になります。
愛顧客―通行(回遊)客という逆の変換もありますね。

 ということで、本当に商店街を活性化したい、数値目標を達成
したい、活性化の実現に直結する目標を設定したい、と思う人は
迷わず“キラリ”に取り組むべき。
特に「賑わい補助金」を活用して恒常的な賑わいを実現したいと
考えている人(考えていない人はいないと思いますが)は、何は
さておき、“キラリ”を採用すべきと思いますが、如何でしょうか。

とりあえず、ものは試し、で。
『試行版:キラリ輝く繁盛店づくり』
一度は経験しないと、貴重な選択肢に触れないまま、・・・・・
を迎えることになりかねません。

 目下“賑わい補助金”の活用による恒常的な賑わい創出に取り
組もうとしている商店街では“数値目標”を実際の取組の成果
として実現可能なレベルに設定、本気で実現を目指します。
目標数値:
通行量=平日の通行量増5% 260人
売上高=基準年度の5%アップ 通行量1人あたり23万円

 事業参加店舗数約50、個店レベルに落とし込めば楽勝でで
達成出来る数値です。
おっと、数値の取り扱いにはちょっとした“キラリ”ならではの
工夫がありますから、“目標設定の論理”抜きで採用しても成果
にはつながらないし、第一、申請しても採択されるかどうか保証の
限りではありません。
蛇の道は蛇、当社に相談されることが肝要、「数値目標を達成
するの法」を懇切丁寧に伝授します。

商店街活性化 取組の恒常的効果を実現する

 活性化施策の効果は個店のシャッターでたたずむ、ということで、
いくらイベントや空き店舗対策、マンション建設などなど「来る人・
住む人」を増やしてもその結果として街が活性化する=持続可能(再
投資可能)なレベルまで業績が向上する見込みが出てきた、ということは
起きません。

 「人の動き」を商店街活性化に結びつけるには、そこに立地する
個店~商店街の愛顧客になってもらう条件を整えることが必要です。
商店街のお客だが個店のお客では無い、という人は一人もいないはず、
商店街が賑わうためには個店のお客をたくさん作ることが必要です。
個店のお客を作るのは個店の仕事ですから、商店街活性化の成否は
個店の愛顧客作り如何にかかっている、といっても過言ではありません。

 従って、商店街は個店の【愛顧客作り】の支援にもっともっと
力を向けなければならない。
これからの商店街活動のテーマは、【個店の愛顧客作り】を大きな
柱にすべきだと思います。
このテーマを中心に他の事業も上手に配置することで組合の活動全体が
【個店の愛顧客作り】につながり、目に見えて実績を挙げていく、
そう言う取組を試行しなければならない時期に来ていると思いますが
如何でしょうか。

 活性化のために取り組む事業が本当に活性化=恒常的繁栄に結び
つくには、その成果が顧客の行動として蓄積されることが必要です。
前述のとおり、商店街の顧客とはどこかの個店のお客ですから、
個店のお客を増やす、来街者が個店のお客に変換するが無いと
お客は増えず、街の活性化はいつまで経っても実現出来ません。

商店街組織の活動は、【個店の愛顧客を増やす】ことを目的に組み立て
直すことが必要になっています。
まず、第一に為すべきことは、
今後組合は【個店の愛顧客を増やす】ことを行動の目的にする
と宣言して組合員の合意を得ること、組合に集中させること。

 取組(その中味がなんであれ)の成果は、個店の愛顧客の増加として
現れない限り、街の活性化実現にはつながりません。

 そのためには何を為すべきか?
もちろん、個店が取り組む「お客が堪能できる店づくり」=キラリ輝く
繁盛店づくり」ですね。

「キラリ」に取り組まずに商店街を活性化出来るか?
出来ると言う人は、キラリ以外の「個店繁盛への道」を提案しなければ
ならない。もちろんその「道」は業種を問わず、誰でもこうすれば繁盛
出来る、という内容をもっていなければならない。

 そういう「道」をこれから新しく作って行くのは大変です。
幸い、ここに「キラリ」があります。これまで取り組んで来た人はさらに
キラリが商店街活性化実現の不可欠の仕事であることをあらためて確認
し、その拡充に努力しなければならない。
事情は色々あると思いますが、あらためていうまでも無く、それらの
「事情」こそがこれまで街の活性化を阻んできた張本人、張本人に遠慮
したのでは出来るはずのことも当然不可能になります。
「事情」は抱え込むのでは無く、むしろ事業に取り組むべき理由、事業
に取り組むことで解消しなければならない課題、です。

それやこれや考え合わせると、「キラリ」に専念する、一日も早く
キラリを街全体の合言葉にしていくことが「商店街活性化への道」
そのものだ、ということになります。

日ぼろの仕事を通じて個店~街全体の活性化を実現する、という
取組は、これまでのところ、「キラリ」以外にはありません。
事情を云々する前に「キラリの拡充」の取り組むことを決意する
こと。事情は取組方を工夫することで変えていくことが出来ます。

商店街活性化・第三のミッシングリンク

当ブログは最近、「ミッシングリンク」という言葉を多用しています。
ミッシングリンク=道路や鉄道のように連結していないと用途を果たせないものが、何らかの原因で一部が途切れているため全体の機能が損なわれているとき、〈失われている部分〉のこと。

これまで、都市経営、地域活性化という課題には、二つのミッシングリンクがあることを説明し、その解消法について提案
してきました。
今日は三つ目のミッシングリンクの存在について説明、これを修復することが第一、第二のミッシングリンクの修復につながる
ことを説明します。

 まずこれまでのおさらいで二つのミッシングリンクについて。

1.都市経営のミッシングリンク

  都市が持続可能性を維持するためには、高度成長期とは一変した状況において、地域に入ってきたお金が域内で出来るだけ循環する仕組みを作り直さなければならない。循環とは、消費段階で使われたお金がもう一度地元の「所得」「収益」となり、地元で使い回されること。
安定的に循環するとそれが原資となって新しい投資が喚起され、その分域内を流通するお金が増えます。これが経済成長です。
(藻谷浩介的「里山資本主義」とか信じてないですよね)

  この循環が上手くいかないと地域がどんなに稼いでもそれは稼いだ人止まり、地域全体が潤うことにはなりません。
高度成長期にはこの循環が地場商業の売場を「ポンプ」にうまく機能していました。
これを破壊したのはその後絶え間なく続くチェーン小売業=現金回収マシーンの出店です。地場小売業がチェーン店との競合に敗退したことがお金の循環を衰えさせた原因、地場小売業の衰退こそが「循環のミッシングリンク」です。

  域内におけるお金の循環を再構築するには、ミッシングリンクを修復すること、すなわち、地場小売業の活性化が必要であり、
地場商業者が多く集積する商店街の活性化は、都市経営的にはこの文脈でとらえないと取組に気合いが入らず、成果を挙げる
企画になりません。

2.商店街活性化のミッシングリンク

  商店街活性化については、ソフト・ハード両面において本当に多様な施策が取り組まれています。しかし、残念ながら活性化=
商業集積としての持続可能性を再構築する、という方向で成功している例は極めて限られています。ご承知のとおり。

  商店街はなぜ活性化出来ないか?
そこにもミッシングリンクが存在するから、というのが我々の判断です。
商店街のミッシングリンク、それは、通りの通行量を商店街の愛顧客に変換する「仕組み」が消滅していること。

 仕組みの消滅とは?
店前を通っている潜在顧客が店内に入ってくる、商品を吟味して買い上げる、使って満足、また来店する、ついでに通りの店を
あちこち冷やかして回るという一連のショッピング行動の対象となる店舗、売り場が揃っていないこと。
 商店街の生命線は、「お客に支持される売場」ですが、これが陳腐化―劣化しているため、来街客の入店客―買い物客―愛顧客という変換が起こらない、ということですね。
愛顧客を創出する売場が無いこと―これが商店街活性化実現を阻むミッシングリンクです。
 
  このリンクを修復し、商店街のショッピングの場としての再生を目指して展開されているのが当社が提唱する「キラリ輝く繁盛店
づくり」ですね。この取組のいっそうの効能効果発揮を目指して試行錯誤する中でフォーカスされたのが第三のミッシングリンクの存在。

3.第三のミッシングリンクとは?

 活性化に取り組んでいる商店街でよく言われているのは、「街に人を呼ぶのは商店街組織の仕事、集まった人をお客にするのは
個店の仕事」ということ。
ちょっと聞くともっともらしい言葉ですが、全国・全商店街・全商店が出来ていない「店前通行量を自店のお客に変換する」
という仕事をいくら「プロ」だからと言ってもうちの商店街の大多数の店で実現出来るわけが無いのでありまして、ちょっとは
自分のアタマを使って考えて見てね、ということになります。

 そんなことが出来るなら、経営改善普及事業や中小企業診断士制度等々は不要です。

  ということで、問題は、既存の個別・中小零細・小売商業・サービス業の振興を目的に作られ運用されている経営支援事業は、
上記のミッシングリンクの修復という課題解決にどう貢献しているだろうか?ということ。

 いうまでも無く、個別商店が活性化に成功して収益が向上すればその分、資金の循環性が確保されます。各個店が次々に経営改善=繁盛するようになればその集積としての商店街は活性化します。
店前通行量を愛顧客に変換する、これは街の活性化に取り組んでいる商店街に立地する個店に共通する課題ですが、上記、中小零細小売商業・サービス業を対象に展開されている経営改善普及事業を始めとする、各種支援振興施策はどう機能しているか?

売り場づくりという点ではほとんど機能していませんね。
もちろん、個別企業の支援指導では成果が挙がっていると思いますが、そのノウハウが商店街で共有され普及していく、という話は聞いたことがありません。

 公的支援で蓄積されているはずの個店の経営改善ノウハウがその集積である商店街活性化に活用されていない。
これが第三のミッシングリンクです。

 すなわち、制度として展開されている中小零細企業振興施策=個別企業支援のスキームと商店街・中心市街地活性化のスキームとの間のリンクが途切れていること。
その結果、個店の経営は改善できず、商店街は活性化出来ない、という状況が起こっている(昨日今日起きたことでは無いが)
わけです。

 商店街活性化、中心市街地活性化の事業計画において、個別事業者に対する支援振興施策の体系的活用をきちんと位置づけている例は無いのでは無いか?
戦略的資源を上手に活用する方途を確立することは目下喫緊の課題となっています。

以上、三つのミッシングリンクについて考えてみました。

ミッシングリンクの復活は「キラリ輝く繁盛店づくり」で

商店街全盛時代、通りにあふれていたのはみんな商店街のお客さん
でした。商店街のイベントともなると、この人達が一斉に来街します
から文字どおり、通りは押すな押すなの大盛況でした。
お得意さん主体の人出ですから、当日はいつもとは比較にならない売上
が実現しました。

 現在、イベント開催を目当てに商店街を訪れる人の多くは、日頃は
商店街以外でショッピングをしています。
せっかくみんなで力を合わせてイベントに取組、お客さんが来てくれても
その人達が各個店に入り、商品を吟味し、買い上げていただく、という
イベントのねらいはなかなか実現されません。

 イベントで来街した人を個店のお客に出来れば、その中からお得意
さんが生まれる、やがて他の店にも回遊し商店街全体のお得意さんに
なってくれる、という流れが出来ると催事のたびに個店でショッピングを
楽しむお客が増え、お得意さんが増え、回遊客が増え、・・・・、という
〈善循環〉が起こって、次第に商店街は毎日賑わうようになります。
もちろん昔のようにはいきませんが、現在とは比べものにならないくらい
お客が増えることは間違いありません。

 問題は、この〈善循環〉をどうしたら産み出すことが出来るか、と
いうこと。
こういう結果が得られることを誰もが期待し、望んでイベントに取組む
わけですが、しかし、日本全国、数十年にわたって取り組まれているの
に思ったような成果が挙がらないのがこれまでの商店街活性化です。
どう考え、どんな風に取り組めば、期待しているような成果が得ら
れるのでしょうか。

 上のような問題意識を持って商店街の活性化計画などをみますと、
大きな欠陥があることに気づきます。

 事業実施から活性化実現までの流れは次のように考えられています。
①ソフト&ハードの商店街活性化施策に取り組む
   ↓
②集客に成功する
   ↓
③来街したお客が個店で買い物をする
   ↓
④商店街が活性化する  というシナリオですね。

 筋の通った取り組みですが、大きな問題が③にあります。
お客が買い物をするのは各個店の売場、シャッターの内側ですが、その
様子はどうなっているのか?
客数減、売上げ減に陥っているということは、その売場は「劣化
スパイラル」に陥っているに違いない、ということです。
(陥っていなければ活性化に取り組む必要はない)。
ここに大きな問題が潜んでいます。

 イベントを楽しむために来街したお客が、シャッターの内側=
「買い物の場」が劣化している個店に誘引され入店客―買い物客になって
くれるでしょうか?
 もちろん、なりませんね。日頃、全国の商店街のイベント行事でイヤと
言うほど経験されているとおりです。
イベント目的で来街した日頃商店街にあまり縁の無い人たちは、商店街
以外にちゃんと買い物に出かける「買い物行き先」を持っています。
だから、商店街に買い物に来ないのですが、この人達がイベントで来た
商店街の、これまで入ったことの無い。様子の分からないお店に入り
こんで買い物をする必要はありません。

 ということで、いくら施策を講じても商店街が活性化出来ないのは、
①ソフト&ハードの商店街活性化施策に取り組む
   ↓
②集客に成功する
   ↓
③集まったお客が買い物をする
   ↓
④商店街が活性化する

というシナリオのうち、③が実現できないから。
③が実現できないのは、個店の売場が劣化しているから。

 つまり、これまでの取り組みには「劣化している個店の売場を改革
する」という不可欠の取り組みが欠落していました。
だから、イベントを楽しんでいる人が通りから一目お店を見るなり、
“楽しいショッピングができそう!”と評価して“吸い込まれるように”
お店に入ってきてくれるということは起こりようが無かったのです。

「衝動買い」という言葉をご存じですね。
商品を見るまでは全く買うつもりが無かったのに、商品を見て、いろいろ
吟味したら欲しくなって買った、という購買行動です。
「衝動入店」という言葉もあります。街に来たときは全く入って見る
予定は無かったのに、通りからチラ見したら入りたくなっ・・・、

いうのが衝動入店、イベント客がお店に入ってくるのは「衝動入店」という
動機が多いはずですが、商店街のイベントではなかなか起きません。
なぜか?
答えははっきりしていまして。
店前のお客に思わず衝動入店させるほどの魅力をお店が伝えていない、
ということです。(本当に魅力があるかどうか別問題)

お店の真ん前までお客が来ているのになぜかお店に入ってこない!
商店街
でイベントを催すたびに起きていることですが、なぜか? と
正面
切って問題にした人はあまりないと思いますが、ここに大問題、
商店街
活性化の成否を分かつ大問題が隠れているのです。

先ほどの図でいうと
②商店街への集客に成功

④商店街が活性化する
を繋ぐ
③集まったお客が買い物を楽しむ
が実現出来ない、従って、活性化実現に向かう取組の連環が③の位置で
ぷっつり切れてしまっている・・・。ミッシングリングですね。

 商店街が直面している課題についての調査結果を見ますと、「魅力ある
個店が少ない」という回答が目立ちます。以前から全国の商店街共通の
課題でしたが、最近、その「重み」が増しているようです。
上で見たように、魅力ある個店=衝動入店の対象になるくらい魅力を
持ち、それをアピールしている店が不足していることが、活性化事業の
成果が実らない大きな原因ですからその重要性は昔も今も変わりません。
只、昔は他にも駐車場とか空き店舗とか賑わい実現を妨げているように
思われる状況があったためそちらが優先され、個店の現状までは眼が
届かなかった、ということでしょうか。
あるいは、街に集客するのは組合の仕事、集まったお客を自店の客に
するのは個店の仕事、という役割分担を本気にしていたのかも知れません。
しかし、陳腐化―劣化スパイラルに陥っているお店は、店前通行客を
自店のお客にする、衝動入店してもらう「仕組み」がありませんし、
必要だといわれて右から左へ作れることもありません。

 “魅力ある個店が少ない”と考えている人は、問題の立て方を間違って
います。“個店の魅力を作って行かないと街の活性化はできないが、
個店の魅力の作り方が分からない”つまり、繁盛するためには個店は
どう自分を変えるべきか、誰も分からない、ということが商店街活性化を
阻む一大問題であり、これに真っ正面から立ち向かわない活性化事業で
街が活性化することは無いのだ、と心の底から納得していただきたい。
我々が「活性化三種の神器」などを厳しく批判するのは、店の魅力を
再構築する、という大問題に目をつぶり、店の敷居が高くてお客が入って
これないでいるから敷居を低くしなくちゃ、などととんでもない勘違い
をもとに取り組まれているからです。やっと分かってもらえましたかW


 さて、大問題:魅力ある個店のづくり、売場の改革にどう取り組んで
いくか?
中心市街地・商店街活性化の最大の課題ですが、管見の限り、当社以外で
この問題を指摘し、取組の方向と方法を提案している例はありません。
さしあたり、第一線で取り組んでいるTMO、タウンマネージャーさん、
指導に当たる専門家さんなどはイの一番に気づいて、問題を指摘し、
対策を講じるべきところだと思われるのですが・・・。

 「個店に対する経営支援」を課題として取り上げる傾向は着実に増えて
いますが、さて、喫緊の課題である「売場の改革」についてどのような
「方向と方法」で取り組むのか、もちろん「施策」はそこまで指示は出来
ませんからそれぞれの都市・商店街・街づくり会社などが能力全開で企画
しなければならない。

 そこで登場するのが毎度お馴染み・当社提案の「キラリ輝く繁盛店
づくり」であり、それを取組の基本に位置づけた「行動計画の作成」
という取り組み。
商店街、構成する各個店の状況いずれも現状見てのとおり、という位置
からスタートして「郊外型全盛時代の商店街」を「ショッピングの場」
へと転換していくシナリオを構想し、事業化し、スケジュールに落とし
込んでいく『行動計画』を作成しなければならない。 

 考えてみれば、『中心市街地活性化基本計画』は、それに先だって
あるいは並行して商店街の「活性化行動計画」が作成されていてはじめて
稼働するスキームだとも言えます。

 商店街活性化のミッシングリング、きっちり対処するシナリオが無いと
活性化は実現出来ませんが、さて、どう取り組みますか?
まずは:  『キラリ輝く繁盛店づくり・試行版』  

商店街活性化のミッシングリンク

 商店街全盛時代、通りにあふれていたのはみんな商店街のお客さんでした。商店街のイベントともなると、この人達が一斉に来街しますから文字どおり、通りは押すな押すなの大盛況でした。
お得意さん主体の人出ですから、当日は人出に比例していつもとは比較にならない売上げが実現しました。

 今、イベントなどで商店街を訪れる人の多くは、日頃は商店街以外でショッピングしています。
せっかくみんなで力を合わせてイベントに取組、お客さんが来てくれてもその人達が各個店に入り、商品を吟味し、買い上げていただく、というイベントのねらいはなかなか達成されません。

 イベントで来街した人を個店のお客に出来れば、その中からお得意さんが生まれる、やがて他の店にも回遊し商店街全体のお得意さんになってくれる・・・・、こういう流れが出来上がると催事のたびに個店でショッピングを楽しむお客が増え、お得意さんが増え、回遊客が増え、という〈善循環〉が起こって、徐々に商店街は毎日賑わうようになります。
もちろん昔のようにはいきませんが、現在とは比べものにならないくらいお客が増えることは間違いありません。

 問題は、この〈善循環〉をどうしたら産み出すことが出来るか。

 日本全国、数十年にわたって明けても暮れても取り組まれているのにほとんど成果が挙がらない商店街活性化。
 活性化のシナリオを読み解いてみますと、とんでもない欠落があることが分かります。

①ソフト&ハードの商店街活性化施策に取り組む
   ↓
②集客に成功する
   ↓
③集まったお客が買い物をする
   ↓
④商店街が活性化する

というシナリオですね。
筋の通った取り組みですが、大きな問題が③にあります。
お客が買い物をするのは各個店の売場、すなわちシャッターの内側ですが、もちろん、ほとんどの個店の売場は「劣化スパイラル」に陥っています(陥っていなければ活性化に取り組む必要はない)。
シャッターの内側、つまり「買い物の場」が劣化している商店街に施策に誘われてやって来た人が「買い物客」になるでしょうか?

 もちろん、なりませんね。
この人たちは、ちゃんと日頃買い物に使う「買い物行き先」を持っており、ほとんど不自由を感じていませんから、何も商店街に北からと行って劣化しているお店を買い物の行き先に使う必要は無いわけです。

 ということで、いくら施策を講じても商店街が活性化出来ないのは、

①ソフト&ハードの商店街活性化施策に取り組む
   ↓
②集客に成功する
   ↓
③集まったお客が買い物をする
   ↓
④商店街が活性化する

というシナリオのうち、③が実現できないから。
③が実現できないのは、軒を連ねる個店の売場が劣化しているから。

 つまり、これまでの取り組みには「劣化している個店の売場を改革する」
という不可欠の取り組みが欠落していました。
ミッシングリングですね。

 個店の売場の改革にどう取り組んでいくか?
中心市街地・商店街活性化の最大の課題ですが、管見の限り、当社を除いて誰もこの問題を指摘している例は見当たりません。
さしあたり、第一線で取り組んでいるTMO、タウンマネージャーさん、指導に当たる専門家の先生方などはイの一番に気づいて、問題を指摘し、対策を講じるべきところだと思われるのですが・・・。

 「個店の経営支援を課題として取り上げる傾向は徐々に増えていますが、さて、喫緊の課題である「売場の改革」についてどのような「方向と方法」で取り組むのか、もちろん「施策」はそこまで指示は出来ませんからそれぞれの都市が能力全開で企画しなければならない。

 そこで登場するのが当社提案の「行動計画」の作成という取り組み。
商店街、構成する各個店の状況いずれも現状見てのとおり、というポジションからスタートして「郊外型全盛時代の中心商店街」を「ショッピングの場」へと転換していく行動を構想し、行動計画を作成しなければならない。
 
考えてみれば、『基本計画』は商店街の「行動計画」が先行作成されていてはじめて稼働するスキームだったとも言えます。

 商店街活性化のミッシングリング、きっちり対処しないと活性化のシナリオは稼動しませんが、さて、どう取り組みますか? 

 目下、ホームページの各掲示板、ツイッターなどを総動員して論じています。
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