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都道府県の皆さんへ(承前)

 中活法第5条は、中心市街地(ほぼ商業街区)の活性化を地方公共
団体の責務であると定めています。
商店街活性化、当初は個別の商店街がそれぞれの才覚を持って
取組、行政はそれを支援するというスキームでしたが、中活法で
大転換したわけです。

 とはいうものの、これまでもっぱら支援施策を提供する立場
だった地方公共団体がにわかに活性化の主役が務まるとは思
われません。
プロである商業者に出来ないのに素人集団の行政にできるわけが
ない、と思うのが常識。
しかし、活性化基本計画の作成主体は紛れもなく単位自治体、
それも県下の都市が相互の連携、情報交換などは一切しないまま、
各個ばらばらに作っている、というのが全国津々浦々の情景。
その結果はといえば、まだ一個も「成功への道」を歩いている
基本計画は出ていないし、これからも期待できない・・・。

 こういう状況ですから、都道府県は持ち前の情報能力を発揮
して、「活性化への道」を探り当て、市町に対して選択肢として
提供すべき、というのがわれわれの提案です。

重ねて言いますが、全国の都市が商店街―中心市街地の非常事態
にあえぐ状況で、県下の各市町に自力で「活性化への道」を構築
してもらう、いうのは考えて見れば正直無理な話です。

 県が適切な「活性化への道」を構想、市町に提案して採用する
ところは重点的に支援する。
県下多くの市町が一斉に取り組めば、衆知が結集、道が開けます。

その一例:
大分県 商店街魅力ある店づくり支援事業 全体成果報告会。
23~25年度中に15市町中9市、73商店街中23で実施、延べ97店舗が
今も引き続き取り組んでいます。
いわゆる「点から線、線から面への展開」です。

短く実践者の生の声:日田市豆田町みゆき通り 手づくりおはぎ田舎庵
二極化していく都道府県の商店街(中心市街地)活性化支援、
貴県はこれからどちらの道を選択しますか?

商店街活性化、都道府県の役割

取組の二極化
 都道府県による商店街活性化の取組、このところ、二極化の傾向が
はっきりしてきました。
一方は従来通り、「選択と集中」というか“意欲的な商店街を支援する”
というスタンス。意欲の有無の判断は、自己負担意欲つまり応分の
負担をしてでも事業に取り組む意欲があるかどうか、わかりやすい
ですね。
問題がありまして。
準備している事業メニューは果たして意欲を持って取り組めば
商店街が活性化した、あるいは活性化実現の方向に動き出した、と
実感を持てる成果が期待できるもになっているかどうか、という
ことです。
 端的に言って、いまどき、“意欲的な商店街を選別して支援する、
選別の基準は自己負担意欲”というようなレベルで商店街の支援を
考えているようでは、取り組めば活性化を実現できる事業メニューを
揃えることは出来ません。
実際に提供されている事業メニューも「平時の販促」的・商店街の
基本的な実態は従来のまま、表層的に何かを付け加えて賑わいを
創り出す=「加上」的なものが多く、もちろん、多くの「加上」
メニューがそうであるように都道府県が提供している加上的施策も
既に陳腐化しています。

 新しく登場してきた一極は、
もはや従来的な施策では商店街を活性化することは出来ない、
という総括のもと、都道府県が先頭に立って“活性化への道”を
切り開こうとするもの。
昨年からこちら側の動きが着実に増えています。

 新しい動きの特徴は、「商店街活性化への道」、即ち、“こういう
道筋をたどれば商店街は活性化出来る”という活性化の「方向と
方法、実践のあり方」を提案し、それを採用して実践しようとする
市町、商店街の取組を強力に支援する、というものです。

 その特徴は、大店法制定以来40年間の取組を総括、活性化の
定義を「商業集積としての再構築」として段階的・計画的に推進
しようというところにあります。
現状に何かを付け加えるのではなく、多種多様な商業施設が競争を
展開する環境において商店街が確保可能な事業機会を発見し、獲得
するため、街ぐるみで新しい商業集積としてのあり方(業種揃え・
店揃え、サービスミックス、ショッピング環境)を構想、実現して
行くという「移行指向型」の活性化です。

 われわれが言う「施策の二極化」とは①旧態依然の「加上型施策」
と ②新しい事業機会の獲得に向けて集積としてのあり方を変えて
いく「移行型施策」という二方向への区分です。
 どちらを選択するのか、都道府県ごとに明確に指向が別れて来ま
した。もちろん、現在のところ、大勢は「加上型施策」を取って
いる都道府県が多いのですが、将来に展望があるのは断然「移行型」
ですから、やがて逆転することでしょう。
あなたの県の施策は、今現在、どちらを指向していますか?

 このところ、が支援を要請されるのは後者「移行型」の方です。
県が取組まれる、新しい活性化の「方向と方法」の選択肢を提供
するセミナー『商店街活性化への道』の講師を務めます。
県下の市町村・商工団体の担当者、商店街のリーダー等々、関係者
を一堂に集めて開催し、活性化実現の選択肢として提案、これを
受けて「商業集積としての再構築」を目指す商店街、市町に対して
は、段階的な進展に応じて必要な支援施策を提供、協働するという
新しい手法による活性化のスタートとなるものです。

 講義の内容は「商店街活性化を牽引するキラリ輝く繁盛店づくり」。
①商店街活性化、これまでの取組の総括
②中活法を基本スキームとする活性化の取り組み方
③活性化推進の核となるキラリ輝く繁盛店づくり
④実践を推進する体制のあり方
について、正味3時間の講義です。

 お奨めは市町の関係者が揃って受講されること。
一度受講して“活性化への道”を共有されると、以後の商店街活性化を
巡る論議は一変します。

 関係者の誰もが“何とか商店街を活性化したい、しかし方法と
方向が分からない”という状況にあることは周知のところ、
混迷を突破して行く方向と方法、機会を提案するのは、各地の
取組状況、これまでの経過等を熟知する都道府県の役割ではない
でしょうか。(政令都市もそうですね。)

新しい取組、興味を持たれたらメールでご一報ください。
折り返し、新規スタートの事業として各地で実施されているセミナー
の詳細な内容、開催要領等をお送りします。

ものは試し、善は急げ、です。

※平時の施策から非常時の施策へ、転換期にはいろいろな障碍が
あることと思いますが、それらを克服することことこそが現状を
突破して行くための大きなステップ、です。
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こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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