繁盛店づくり10ヶ条 最新バージョン

数年前に"お金を掛けない""計画は作らない"を中心に作ってみた「繁盛店づくり5ヶ条」は,

その後変化して、次のとおり、10ヶ条となっています。

   繁盛店づくり10ヶ条

 消極面5ヶ条
1.お金を掛けない(新規の設備・在庫投資の禁止)
2.構想を持たず計画を立てない
3.品揃えの見直しは時期尚早
4.新規客を欲しがらない
5.過去の成功を引きずらない

 積極面5ヶ条
6.我以外皆我が師、人の振り見て我が振り直せ
7.常に顧客行動を観察を怠たるな
   (観察とは観て察すること〉
8.店づくりは見た目が勝負、"見え"を意識して見せよ
9.本当の自分を宣伝せよ
10. なにはともあれ元気のやりとり

 一々説明しないと誤解されそうですが、それはまたの機会に。

 次の2項も鉄板。

 ※理論を軽視する者は、無自覚の裡に、過去にどこかで脳内に
  蓄積した他人の言説に呪縛されている

※理論と実践は車の両輪 理論は仮説、実践は試行

活性化と通行量の関係は

 今や、商店街活性化と言えば実現するには数値目標が不可欠、数値目標と言えば通行量、という"方程式"が出来上がっておりまして、これを怪しむ人はごくごくわずかです。

 "商店街は通行量を増やせば活性化出来る"を延長しますと、
"商店街立地の各個店は、店前通行量が増えれば繁盛する"ということになります。いくら何でもそんなことは出来ない、と思うリーダーさんは、"通行量を増やすのは組合の仕事、増えた通行量を店のお客にするのは店主の仕事"とおっしゃったりします。

 しかし、"通行量"を各個店の入店―買い上げ客にするのは並大抵のことではありません。商店街が長時間掛け工夫を凝らして準備したイベント来訪者さえ各個店には見向きもせず、イベントが終わった翌日から通りの様子は元の木阿弥、というのは全国的にほとんど例外の無いイベントと賑わいとの関係だと思います。
各個店は、通行量をお客に転化することが出来ない、これが商店街の厳然たる事実では無いでしょうか。

 そもそも"通行量を入店客にする"とはどういうことか?
店前を今まさに通過しようとする人が、店を一目見るなり入ってみたくなり、入ってくるということですねね。
どうすれば実現するか?
一目見るなり、入ってみたくなる「店がまえ」をしつらえておかなければならない。
そうしないと、いくら通行量が増えても通行者が入店客に変わることは期待出来ません。

 通行量増加に精を出している商店街執行部が各個店に期待しているのは、まさにこのこと、
"通行客が入って見ずにはおれないような店を作っておくこと"
では無いでしょうか。
現実の各個店は「入らずにはおられない」様子を演出できておりませんが、さて、どうすればそういう店づくりが出来るのか?
なかには"人通りが増えれば自然にそういう努力をはじめるだろう"と期待される向きもあるようですが、本当に人通りが増えればそれに伴って各個店の店づくりが変わっていくのか?なぜそう言えるのか? 店づくりを変えられる技術を持っているのならなぜこれまで活用していないのか? 持っていないとすればいつどんな手段で入手するのか、いつするのか、といった疑問が沸くのでありまして、そうしますと、どうも"通行量を増やして街を活性化する"という路線そのものに疑問符が付きますね。(我々にとっては疑問符どころの話では無いのですが)

 早い話。
いくら通行量増加に取り組んでも一向に通行量が増えない商店街も少なくありません。商店街が取り組む"活性化の方法としての通行量増加"は、成功事例に乏しい、というのが現在までに明らかになっていることですね。

 それにしても、通行量が増えれば商店街は活性化する、商店街を活性化したければ通行量を増やせ、通行量の増加こそ商店街活性化の取り組みの数値目標だ、という全国の関係者が共有する〈常識〉は、いったい、いつ・誰が・どのような根拠に基づいて言い始めたのか?

 そもそも、通行量が増えるとその結果商店街が活性化する=再びかっての繁盛を取り戻すことが出来る、となぜ言えるのか?

 ことここにいたっては、関係者なら一度は自分のアタマで考えて見なければならない。

 その最初の仕事は、"通行量を増やせば商店街は活性化出来る"という「理論」は、誰が・どういう根拠に基づいて主張しはじめたのか、さらにそれが全国の関係者に共有されるに至った経緯はどうなっているのか、自分で確認してみることです。
ネットで検索すればすぐ分かりそうですね。
ぜひトライしてください。
根拠も明らかでない「活性化策」にお金と時間をつぎ込むことは許されないと思いますので。

※この続きは明日書きますが、通行量増加を目指して日夜奮闘中の方は、ぜひ、奮闘すれば通行量が増え、通行量が増えれば街は活性化する、と信じている根拠を再確認しておいてください。

商店街活性化可能性実証モデル事業

 管内において適切な商店街を選抜、正攻法で活性化に取り組み、“買い物の場”、“商業集積”として再構築し、①商店街活性化の可能性を実証する ②理論・技術を修得錬磨蓄積する ③管内商店街へ伝播を図る。

 今まで無かったのが不思議なくらいですね。
行政はお金を出すだけ、事業の企画はもっぱら商業者に任されてきましたが、数十年にわたる空洞化のスパイラルに対する商店街の対応ぶりを見れば、彼らが「活性化への道」を自ら描き、軌道に乗せることは不可能だということはもはや明白と言わなければならない。

 特に、行政はこの間、厳しい財政上の中から拠出した活性化のための支出が商店街の現状にほとんど形を留めておらず、ほとんど何の蓄積も反省も無く、年度が変わルごとに年々歳々、類似事業の一からのやり直しが続いていることを真摯に総括、取り組みの抜本的な転換を強力に推進しなければならない時ですね。

 そこで、冒頭の可能性実証モデル事業のご提案。
①目  的:商店街活性化を実現する
②目  標:街ぐるみの販売額の増加
③目標数値:初年度販売額・前年対比5%アップ 以下各年度同様
④参加店舗:商店街構成員(小売りサービス業)の1/2以上
⑤条  件:新規投資は行わない。

 いかがですか。
このところの中企庁の事業要項などで求められている条件とよく似ていますね。
異なるのは、当該事業の推進委必要な資金を除いて集客施設の設置や集客イベントの開催など新規の投資は行わないこと。

外部状況からくる窮迫性を基に考えれば、これくらいの事業はどこの商店街でも取り組まなければならない内容ですが、まことに残念ながら、従来の活性化事業の展開状況を顧みれば「できない相談」であることは明白です。

 そこで、都道府県、政令都市の出番です。
管内から出来るだけ「条件」、「可能性」を備えた商店街を選抜、集中的に指導支援することで「商店街活性化の現実的可能性」を実証し、一点突破・全面展開を図ろうというもの。
まさに時宜に即した事業ではないでしょうか。

 モデル商店街の要件は、
①組織の正式の決定として事業に取り組むこと

②他の模範となり得る条件を備えていること.つまり、他の商店街では揃えられない特殊の条件を活かして活性化を図る、という路線では無いこと。

③数値目標を追求するため、参加者の経営内容を把握できること。

④所属する市町をはじめ関係各方面が支援・推進体制を構築すること。(適性専任者の確保等)

 事業の性格上、従来の取り組みよりも厳しいようですが、どこにでもあるような平凡な商店街を活性化して、可能性を実証、モデルを作るという前代未聞の事業ですからこれくらいは当然ですね。

 肝心なことがふたつ。
第一に、実証事業を導く「活性化の論理と戦略」を的確に装備すること。これが無いと始まらないことは疑問の余地は無いと思います。
これがきちんと揃っていないと取り組み全体がどこに行くか分かりません。5年経ってもこれまでの事業堂々巡り、同じレベルで行ったり来たりするだけに終わることになりかねません。

第二に、取り組みの主役である各個店の経営者以下が、論理と戦略に基づいて自店の繁盛を実現していく、もっともキモの取り組みが出来るかどうか、取り組みに必要なマネジャビリティが機能するかどうか。最大のポイントです。

 この様に考えてくると、この事業に取り組む為には、当社流・キラリ輝く繁盛店づくり―「お客に見える店づくり」の理論・実践に取り組み、成果を挙げていく能力が必要だということが分かりますね。もちろん、当社流で無くても要件を満たす理論―実践があればそれでOKですが、これまでのところ、当社流に匹敵する内容を持った理論も取り組みも国内に見当たりません。

 したがって、モデル商店街は、第一にこれまで「キラリ」に取り組未成かを挙げている商店街の中から選抜するのが妥当だと思います。
問題は、これまでキラリに取り組んだ商店街が管内に存在しない場合。これは大変です。
キラリ試行段階を踏まずにいきなり商店街ぐるみで取り組むというのは、当社もこれまで経験がありません。見えない部分で相当の苦労が予想されます。

そこでお奨めは、一日も早く、有志参加型の「キラリ輝く繁盛店づくり事業」を企画、管内数カ所で同時並行で取り組み、その成果を持って実証モデル事業にアップしていく、という2段階方式。
これなら簡単にスタートできますし、次の事業段階もハッキリしていますから、成果も挙げやすい。

 管内にこれまでに「キラリ」に取り組んだ商店街を持たない都道府県・政令都市は、以上のような2段階で取り組むことになりますが、残された時間はわずか、のんべんと庁舎部局内の合意形成に手間取っていては時機を失すること明白、今すぐ行動しないと手遅れになる可能性が大きいですね。

 既に「キラリ」に取り組んでいる商店街をもっているところは話が早い。もっとも適格な商店街を選抜してさっそく推進することになります。本年度中に所要の準備を行いつつ、並行して制度を立ち上げる。
もちろん、当社はその一部始終を支援いたします。
しっかりご検討ください。
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  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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