福岡市商店街核店舗創出事業 成果報告会(吉塚商店街)のお知らせ

福岡市が地場小売商業・商店街の活性化を目的に昨年度から展開されている
標記の事業、今年度は銀天町商店街と吉塚商店街で取り組まれました。

銀天町については昨年11月に成果報告会が開催され、引き続き取り組みが
続けられています。

吉塚商店街の成果報告会は次のとおり開催されます。

日 時:平成25年1月23日(水)19時~21時
場 所:吉塚会館(福岡市博多区吉塚5丁目15-3)

一日も早く本物の“商店街活性化への道”へ軌道修正しなければ
ならない時、吉塚の皆さんの取り組みはあなたの商店街の
取り組みに必ず参考になります。
あなたの街、お店に笑顔が戻ってきます。
お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

■「コンパクトシティ」の陥穽

Q社サイト、掲示板【都市経営入門】の記事から【保存版】2005/09/30(Fri)付け

引用スタート:

都市機能を中心部に集約・集積することで、運営コストの軽減及び相乗効果を発揮させる。
特に、中心市街地ににぎわいを創出し、街区の活性化を実現する。

いいことばかりのようですが。

はたしてそうでしょうか?

これはきちんと考えておかないと必ず将来必ず禍根を残します。


■「集約」すれば活性化?

コンパクトシティは、スローライフすなわち時間堪能型社会志向という文脈で構想しないと、
期待はずれになること必定です。

つまり、新しい時代への過渡期にある(どこに向かうかはたぶんに我々の指向如何による)、
という認識を持ち、変化=事業機会へのチャレンジの一環ないしそのための場づくり、
という視点が無いと、単なるハコものの移動に終わってしまいかねません。

都市機能をコンパクトに集積することで自動的に活性化への道が切り開かれるわけでは
ありません。このことは声を大にして指摘しておきます。



●ありがちな取り組み

機能が集積することによる相乗効果、ということも語られるはず。

第一に。
単独で十全に機能を発揮し得ないものを集積、もたれ合わせたい気持ちはやまやまなれど、
本来の機能が劣っているもの同士、補完しあえることはありません。

たとえば、立て替え時期を迎えている総合病院を「中心市街地活性化のために」都市中心部に
建設する、という話が近くのまちで起こっていますが、
①狭隘な中心市街地でこれから先ずうっと地域の治療センターとしての機能を果たし続けて
 いけるのか?
②行政の広域化が進む中で、中心市街地がほんとうに好適立地なのか?
といった疑問がたちまち生じます。

もちろん、
③病院が中心市街地にやってくれば街が活性化するというのはほんとうか?
という根本的な疑問もある。

昔、病院があるときは病院通いの人が大勢買い物に来てくれたのに、病院が引っ越したら
お客が少なくなった、もう一度病院を呼び戻したい。
というのは、かって近くに病院が立地していたお店の繰り言ですが、中心市街地活性化と
いう文脈で主張され・計画されるハコもの移入は、おおむねこの繰り言の域を出ていない
のではないか?

病院あるいはその他の施設が中心市街地に引っ越してくると、どうして街が活性化する
といえるのか? 
これはきちんと考えておかないと、もしこと思惑と異なったら大変ですからね。
集約化に要する経費を「他の用途に使ったら」ということも考え合わせなければならない。

特に、広域合併などでサービス範囲が広域化していくとき、「中心市街地活性化」のための
方策としてコンパクトシティを目指す、というのは考えられない選択肢です。
申し上げたように、コンパクトシティは、スローライフ、時間堪能という新しいニーズに
都市ぐるみ対応する、都市マーケティングという視点からアプローチしないと、成果を
挙げることができません。
無駄な投資に終わるだけでなく、肝心の中心市街地を再起不能に陥れることになりかねません。



■賑わいという「阿吽語」


「阿吽語」についてはこちら

「賑わい」
「賑わいづくり」など、これからどんどん多くなってくることが確実ですが、ちょっと待った。

賑わいとは何か?何がどうなることか?
その結果街は、中心市街地活性化はどうなるというのか?

といったことは、きちんと自分のアタマで考え、納得してから取り組まないと、大変なことに
なる可能性が高い。
後ろを向いたら誰もついてきていなかった。
特に商店街は蚊帳の外だった、というのはこれからの「賑わいなんとか」に必ず起こることです。

そもそも賑わいとは何か?

二つ意味がありまして、一つは「商いが賑わう」=「お店、商店街が富み栄えること」
もう一つは、「人・ものが集められて活気があること」

「法」の趣旨(中心市街地の商業集積の活性化)から言えば、もちろん、賑わい=繁盛
でなければならない。

ところが近年、繁盛と賑わいを区分し、賑わいを作り出せばその結果として街・店は繁盛する、
という考え方がはびこるようになりました。この場合、「賑わい」は「人出」のことです。
この文脈で考えられている「賑わい」とはすなわ地「人出」のことであり、「人出」を作れば、
街・店は自ずと繁盛するようになる、と仕掛け人方はおっしゃいます。

これは全くおかしな話でありまして。
今から如何におかしな話であるか、ということを疑問の余地なく説明しますので、納得できたら
「中心市街地活性化のための賑わい創出」などというウソ八百に惑わされぬようにしていただきたい。

つまり、中心市街地活性化の手法としては、「賑わい創出」などは金輪際、採用しないようにして
いただきたい、ということです。


●人を集めると何がどうなるか

人が来るとものが売れる、街は賑わう(繁盛する)ようになる、という短絡から、さらに。
人が来ることが賑わいである、ということになり、「賑わい創出事業」などと銘打って「人出を
増やす」事業が取り組まれている。

私はですね、なにもですね、「人出を増やす」こと自体にですね、反対しているわけでは
ありませんからね。
①「人出」を増やせば
②「人出」が「買い物客」に変身する
③商売繁盛、街が賑わう
という段取りのうち、②はあり得ないだろう、したがって②から③には行けないだろう、
ということを批判しているのであります。

人が増える=居住者、来街者が増えれば街は活性化する、という一部(とは限らないか)において
流布され・信奉されているデタラメをそのデタラメが生まれた根拠にまで遡及して徹底批判、
少なくとも「理論的には全くのデタラメ」であることを論証しておきたいと思います。

サイト常連の皆さんに取りましても、「人出路線」は「わははは、バカがまたいってらぁ」てな
ぐあいで済まされる他人事ではありません。
人出はすべてを癒す、まずは人出から、という取り組みを試みる現場が少なくならない限り、
「人出対策」メニューが無くなることはありません。
何しろ、「中心市街地活性化」を目的に総合病院を中心市街地内に建設する、といった恐るべき
構想が打ち上げられたという事例もありますからね。

もちろん、こういう人集め事業をいくらやってもそれが中心市街地活性化を牽引するなどと
言うことはありません。
中心市街地活性化は、所在する都市機能が再生しない限り無理、都市機能=商業機能は人出が
増えれば再生される、というような代物ではありません。

ということをあらためて論証したいと思います。

引用終了。

関連の考察は、Q社掲示板【都市経営入門】及びその【保存版】を参照のこと。

大分県 魅力ある店づくり、全体報告会のご案内

大分県商店街魅力ある店づくり支援事業 全体報告会のご案内。

日 時:1月21日(月)13:30~
場 所:大分県庁新館81会議室
(席数限りあり、詳細は流通サービス業振興課へ)

 県下3都市・3商店街で取り組まれたこの事業については当
コーナーその他で事業期間を通じて経過を報告、また各商店街
ごとに行われた成果報告会については、その模様を当欄直下に
リンクしたyoutubeで供覧中です。

 標記の全体報告会は、3商店街の取り組みに参加、模範的な
成果を挙げられた8店舗の店主さんがその取り組みを直接報告
します。

 広く公開されていますのでこの機会を活用、キラリの成果を
確認してください。特に都道府県、市の担当者さん、商店街
活性化支援の専門家さん達にお奨めします。
前後にそれぞれの商店街を訪問されると、実際に取り組んだ
各店舗の実況、参加者の成果を直接確認することが出来ます。

 商店街活性化に残される時間はいよいよ少なくなっています。
実効ある取り組みを一日も早く採用しなければなりませんが、
有力候補である『キラリ』を確認するまたとない機会です。

お問い合わせ、当社にもメールでどうぞ。

キラリ、水戸市での試行

 茨城県「商店街等復興応援事業」による“キラリ”の試行が
スタートしました。新年第一弾の出張です。
 取り組まれるのは水戸市中心市街地のそのまた中心に位置する
南町二丁目商店街振興組合。
当社が発信中の『キラリ試行版』のアピールに呼応した取り組み。
実際に講義―臨店指導―参加店会議のフルコースに参加される有志
は4店舗。

 発端は昨年11月に茨城県、茨城県中央会共催で行われたセミナー
『商店街活性化への道』。受講された有志のうち、希望者に行った
臨店指導の成果を受けての実施に至ったものです。

 1~2月に3回の講義と臨店指導、3月に成果報告会を実施する
という「試行版」と「本版」の中間規模の取り組みですが、きちんと
所期の成果が出ると思います。

 昨日の講義の第一回講義『お客に見える店づくり』には隣接する
大洗町からも参加されました。
引き続き今日は臨店指導。
短期集中で実効を実現すべく、第一回から〈見える・化〉に本格的に
チャレンジしました。
県、中央会の担当者各位、参加店各位総勢12名による「人海作戦」
で各店舗とも1時間半程度の取り組みですっかり面目を一新、お客に
見える店づくり―“見える・化”が大きく進みました。

次回は、1月28,29日の両日ですが、それまでに来週中にも
皆さんで巡回と参加店会議を開催されます。

 短期集中型キラリ輝く繁盛店づくり、「水戸市方式」が生まれる
かも知れません。
次回の訪問が大変楽しみです。

 事業は、茨城県商工労働部中小企業課(商業・まちづくり担当)
の主導、中央会商店街等復興支援室の強力なバックアップのもとに
取り組まれています。
「行政主導・主役は商業者、中を取り持つ中間団体」がそのまま実現
しています。市と商工会議所の登場も間近なことでしょう。

“キラリ”の算盤勘定

 当社の商店街―中心市街地活性化支援の主要メニューである『キラリ輝く繁盛店づくり』については、従来、漫然と取り組まれて来た人材育成や周辺事業と比較して割高だ、という声があるようです。
 何をおっしゃるやら、ですね。

 キラリの取り組み、費用対効果を検討してみましょう。
1.事業の概要
(1)事業目的:商店街活性化の可能性の実証及び
       活性化推進の核となる商業者の育成
(2)目 標:事業終了後の参加店の売り上げ平均10%アップ
(2)対象商業者:10店舗
(3)事業期間:6ヶ月
(4)経費:切りよく所要経費は300万円とします。

2.事業の効果
(1)直接の効果
  キラリの原則は、お金を掛けない取り組み、売り上げが10%アップ
  すると何が起こるか?
  ①粗利の増加 
    参加店舗の平均売り上げを5千万円とすればトータル5億、
   10%アップ=5千万の増収です。平均粗利率を手堅く38%
   とすれば、1千8百万円の粗利増となります。
  ②この増収は新規の経費使用を伴いません(キラリの原則)から、   
   増えた粗利=経常利益です。自由裁量フローが1千8百万増加する
   ことになります。つまり、300万円の投資に対してその6倍の
   リターンが直接期待できます。もちろん対象は地場小売業ですから
   この増加分は都市の所得・資金増であり、その大半は都市内で費消 
   され、都市の所得になります。 
   如何ですか。営利事業が集積する商店街に対する支援は、こういう
   フローの増加という効果が期待できることが望ましいですよね。
  キラリの費用対効果、これだけで十分元が取れていますが、さらに。
  
(2)継続・向上する効果
  ①事業終了後も持続する事業効果
   キラリの効果は一時的なものでありません。事業の成果として増加
   した自由裁量フローは来年も再来年も続きます。さらに。
  ②イチゴの取り組み
   イチゴ=3カ年で売り上げを1.5倍にすることで、このフローは
   さらに増加、経営の安定発展により更新・新規投資が可能になり、
   都市の経済規模が拡大します。さらに。
  ③波及する成果
   キラリが点から線、線から面へと波及することで、上記の効果を
   享受する個店が増えます。それはもちろん、都市全体の系税発展を
   意味します。

 以上、キラリの費用対効果を素描してみました。
これを実現するためには、都市行政をはじめ関係各方面がキラリの意義を
 十分理解し、それぞれの役割を果たすことが前提条件ですが、従来の
 やりっ放しの補助事業とは比較にならない、持続的な効果の伴う事業、
 やりがいのある事業だということは明白だと思います。

 300万円を高いと思うのか、妥当と思うのか。
これまでひゅみずのごとく浪費してきたブラックホールのような
一過性の周辺事業との比較はどうか。
問われているのは関係者の問題意識のありようですね。

 当社、今年はさらに指導支援の実践に磨きを掛け、所期の成果の実現に
邁進する所存、問題意識を共有する皆さんとの協働の強化を実現して参り
たいと決意している次第です。  

持続可能性の構築・支援の選択と集中

 活性化=持続可能性の構築は、規模を問わず全国の都市に共通する課題、グローバリズムの進行に棹をさしていたのでは衰退していくことは必定、後背地が空洞化すればもちろん東京もただでは済みません。状況は極めて厳しいものがあります。

 状況に対応して「持続可能」の論理―戦略を構築することは全都市共通の課題ですが、中心市街地・商店街活性化の取り組みを見る限り、問題状況の理解が不十分であり、かつ、解決能力にも疑問が持たれます。喫緊の課題は問題解決能力の向上ですが、半世紀になんなんとする「商店街活性化」界隈の情景を思い浮かべれば、日本列島全都市の将来に徒な望みを持つことは出来ません。

 このように状況を理解する当社は、事業機会として設定している商店街―中心市街地活性化の取り組みの支援を革新、いっそう実効性の高い協働を通じて持続可能な都市経営の構築を目指す都市を支援して参ります。
商店街―中心市街地活性化すなわち持続可能性を構築するには、取り組みに於いて上位概念である「持続可能な都市経営」レベルにおける問題意識の共有が不可欠です。

 選択と集中、このところ諸方面で聞かれる言葉ですが、当社の支援も「持続可能な都市経営」という上位段階での問題意識・取り組みを共有できる皆さんとの協働に専念することで、支援の的確性、効果・効率を高めることで、一日も早い活性化への軌道構築に貢献したいと考えます。

 当社の心構えの所在をご理解賜り、今後いっそうのご高配、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
有限会社クオールエイド
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プロフィール

有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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