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店頭在庫を減らせば売上が増える

 キラリ輝く繁盛店づくり(以下「キラリ」)の大事なノウハウです。半信半疑、だめだったら元に戻せばいいじゃない、ということで試行したお店の多くが実際に売上をアップさせています。

 今すぐチェックできるのはこちら:
"大分県 商店街魅力ある店づくり支援事業全体報告会">大分県 商店街魅力ある店づくり支援事業全体報告会"トップバッターで報告されているブティック・ISユーさん。
"減らすのは不安だったが思い切って取り組んでみた。お客さんの反応は最初は"商品が少なくなったようだね"だったが、やがて"商品が見やすくなった"ということで、
①お客さんの回遊が促進された
②商品の回転が速くなり売場の鮮度が高くなった
③在庫が軽く(資金繰りが楽に)なった
ということで、
◎毎日お店に出てくるのが楽しい
と報告していらっしゃる。

 もちろん、業績につなげるには在庫をただ単純に減らせばよいということではありません。
"お客に見える店づくり"に取り組むこと、その一環としての取組でないと売上アップにはつながらないことは、"キラリ"の皆さんには常識ですね。

 在庫を減らそうと提案すると、中には"今ある商品が売れてから"という人がいます。
それではだめ。
今すぐエイヤっと減らす。
減らした商品はバックヤードに移動する。

"いや、うちの商品は一点ものばかりだから、それは出来ない"
という人がいますが、そんなことは無い・ちゃんと出来ます。

ということで。
お客様のニーズを在庫(バックヤード分を含む)と結びつけるのが専門店の専門店たるゆえん、そのために"接客"があるのです。
目一杯並べてお客にピックアップさせる、という方式は量販店の商売、知らず知らずのうちにセルフ・量販商売の影響を受けています。

 セルフ・コモディティ・量販の郊外型小売業とタイマンを張るには、カスタマイズ・ラグジュアリィへと意識的にシフトとしなければならない。
大分県三都市の取り組みはそのモデルです。
それぞれの都市の取り組みの成果もアップしています。
たっぷり時間を用意して三都市全部チェックされることをお勧めします。

『動画で見る商店街魅力ある店づくり支援事業成果報告会』 

商店街(中心市街地)活性化の政治経済学

 勉強元年 第3日

 当社が社内的に気合いを入れるため設定した年間テーマですが、やはり時宜ですね、テーマに即した講習会のオファーを頂戴しています。
“都市経営”“中心市街地に限定しない施策”といった、これまで当社的にはあまり見かけなかった問題意識に基づいて企画されており、「パラダイムシフト」という問題情況は当社の思惑(笑 を超えて本物かも知れません。

 今日は標題のとおり、あらためて商店街活性化の政治的・経済的意義について整理してみたいと思います。
適切に整理できればいろんな意味で“活性化への道”の補強が出来ます。

 さて。
中心市街地活性化法(以下『中活法』)では、中心市街地活性化について、第5条で次のように定められています。

(地方公共団体の責務)
第5条 地方公共団体は、第三条の基本理念にのっとり、地域における地理的及び自然的特性、文化的所産並びに経済的環境の変化を踏まえつつ,国の施策と相まって、効果的に中心市街地の活性化を推進するよう所要の施策を策定し、及び実施する責務を有する。

 関連する・第三条の「基本理念」及び第四条「国の責務」、第六条「事業者の責務」については、各自で確認して下さい。

 中心市街地(≓商業街区)の活性化がなぜ地方公共団体の責務なのか? 『中活法』第一条には、“中心市街地が地域の経済及び社会の発展に果たす役割の重要性に鑑み(中略)中心市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上(以下「中心市街地の活性化」という)を総合的かつ一体的に推進する(後略)”とあります。

 中心市街地活性化が地方公共団体が責任を持って推進しなければならない課題である所以は、“中心市街地が地域の経済及び社会の発展に果たす役割の重要性に鑑み”であり、その重要な役割をもつ中心市街地が、近年における社会経済情勢の変化の結果、衰退し、またはそのおそれがある(第三条)から、です。
(ここ大切。ここでは都市において社会的・経済的に重要な役割を担っている中心市街地の機能が衰退すると、所期の役割が果たせなくなる、そうすると都市経営上重大な欠陥が生じる、ということが想定されています。そうでなければ都市中心部の市街地のうち当該市街地(≓商業街区)に限って優先して活性化に取り組む理由が無い。)

 さて、『中活法』から引用した上記の文言を踏まえつつ、地方公共団体の責務としての中心市街地活性化の“重要性”をより具体的に(政治・経済的課題として)明らかにし、さらにその重要性の分析から“活性化実現への道”を確認しようというのが本論の狙いです。なんかものすごいですね(笑

 商店街活性化には、①地方公共団体が取り組む「政策課題」としての側面と ②地域の社会的経済的発展において果たす役割の重要性から来る「経済的課題」という二つの側面を持っていますが、もちろんこれは両面を分離すること無く一体的に取り扱わなくてはならない。
いうまでもありません。
行政(市町)方面の担当者さんは日頃痛切に感じておられるところだと思います。

 この両面を総合的に検討するにあたって、標題は「中心市街地活性化の政治経済学」としてみました。

 この検討は、
①中心市街地活性化はなぜ地方公共団体が推進すべき課題なのか。(商業者の任務では無いのか)
②そもそもなぜ中心市街地は活性化しなければならないのか。(その機能は、都市内外の他の商業集積で代替できないのか)
という二つの問を検討し、さらに
③どうすれば活性化出来るのか
についても検討し、それらの検討の中からあるべき“活性化への道”を構築していこうとするものです。

 というか、我々はすでに先進的な都市において“活性化への道”について、実践プロセスに入っていますから、実際は“道”の根拠の確認作業になります。

 都市内外所在のそれぞれ独自の利害を持つ多様な関係者の力をうまく結合して取り組まなければならない仕事、関係各方面の皆さんに“なぜ自分の仕事として取り組まなければならないか”理解してもらうにはパラダイムに参加してもらうことが必要です。
従来使われてきたパラダイムはその任を果たせないことは明らかであり、これを転換することが必要なことは、少なくとも当サイトをご愛顧頂いている各位とは共有されているところ、この作業は関係各方面が協働の土俵を作り上げる基礎工事の役割を担うものです。

 地方公共団体がその責務として中心市街地活性化を推進するということは、いうまでも無くその推進にあたって所要の公的経営資源(人・物・金)を投入するということですから、その政策課題たる根拠をしっかり確認しておくことが必要であり、さらに投資効果を最大限確保するには“どうすれば活性化出来るのか”をしっかり究明しておかなければならない。
ということですね。

 いうまでも無く、このあたりの作業は、中心市街地活性化基本計画を作成する段階で終了しておくべきところ、こんにちまで手つかずとなっているもの、作業にあたってはこのあたりの原因についても踏まえておくことが必要です。)

 こういうことでよくまあ財政からお金が回ってきたものだなと思われますが、その一因は潤沢な資金補助があったからでしょう、昨今はそうはいかなくなっていますから、なおさらこの作業の必要性は高まっています。

 『中活法』の定義では,中心市街地活性化は都市機能増進及び経済活力向上そのものですから、都市経営の観点からこれに投資的経営資源の投入があるのは当たり前、ただし投資である以上、そのパフォーマンスは厳しく要求されるということ、あらためてこの作業の重要性を肝に銘じてください。

 今、思いつきましたが、パラダイムシフトは、我が国が直面する問題情況,すなわち問題と問題解決能力の表れとの間に生じているギャップを解消、乗り越えていくためには「避けては通れない課題ですね。
その端的な現れが“中心市街地活性化を巡る問題情況”だと理解すれば、この取り組みの重要性がいっそう高まりますね。

 このあたり、“都市経営上の戦略的課題としての商店街(中心市街地)活性化”はトップの問題意識,それも優先度の高い課題と位置づけられていることが重要な条件、マッチしていない場合は早急に“売り込み”が必要ですね。

(続く)

※このテーマに関する議論を深化するため掲示板を設置しました。ご活用ください。
質問も歓迎。
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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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