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商店街活性化 20年に及ぶ取り組みの成果は如何

どこにどう蓄積されているのか?

 ひょっとしたらハード系以外の取り組みの成果はほとんど残っていないのではないか?
と思われるのでありまして。

 成果とは何もプラス面に限ったことではありません。
マイナスの成果というか、“こういうことに取り組んでも期待した成果にはつながらなかった”という結果も今後の取り組みにつながる立派な成果、ノウハウです。
残念ながらこれも残っておりません。

 商店街活性化基金制度が創設されて20数年、中活法が制定されて10数年、高度化事業構想や中心市街地活性化基本計画を作成して計画的に取り組んだ結果として,商店街、中心市街地、都市に一体何が蓄積されているか?
多くの商店街・都市の取り組み、なかなか思うように成果が挙がっていないわけですが、なぜ成果が挙がっていないのか?
企画した事業が目的と適合しなかったのか、あるいは企画はよかったが取り組みが不十分だったのか、あるいはもっと他の理由があって所期の成果が挙がらなかったのか、いずれにせよ、事業に取り組んだ結果はきちんと総括して教訓を導き出し、次の取り組みに活かしていくことが肝要です。

 一般に事業に取り組む場合、総括して成果及び獲得したノウハウを整理して次の段階へ進むための基礎体力とすることは、経営管理にとって当然のこと、常識だと思いますが、我が商店街、中心市街地活性化界隈に於いては、ほとんどノウハウの蓄積が行われておりません。

 皆さんの取り組み、基金事業当時、整備改善活性化法当時、そして現在の改正中活法下の取り組みと,それぞれ明確に“進歩”しているでしょうか?
もちろん進歩していればそれだけ活性化実現に近づいていることになりますが・・・・。

 話は変わりますが。
デフレ=需要不足期にはケインズ的財政政策を駆使するというのが常識のようですが、財政が出動して産み出された需要は、何でもOKでは無く、再投資が可能になる需要であることが必須条件、新しい信用創造の基礎となる需要で無いと再投資のインセンティブにはなりません。

 地域経済の活性化という我が国喫緊の課題についてはもっぱら財政出動の必要が合唱されていますが、出動=活性化とはならないことは空白の十年以来、さんざん経験しているところです。
地域経済活性化には、移入された所得。資金を域内で環流させること、そのプロセスで信用を創造することが不可欠です。
循環型地域経済を目指すなら、お金の域内環流は必須課題です。

 これを実現するには,衰微の一途をたどっている地場小売商業を何とか賦活し、消費購買の域外ダダ漏れを阻止しなければならない。SCでの購買と商店街での購買、同じ消費財の購買でも地域経済に及ぼす影響は真逆です。

 今や商店街活性化は、企業誘致に優るとも劣らない地域経済活性化の戦略課題です、あまり強調する人はいませんが。
のんべんだらり,従来どおり・総括抜きの“活性化事業”に取り組み、その間も空洞化は止めどなく進展、消費購買力はSC経由で召し上げられっぱなし。
何時までも続けられる話ではありません。

 ということで。
従来、慣れ親しんでいる,勝手知ったる活性化事業をこのまま続けるのか、それとも乾坤一擲、地域経済活性化の旗手として“地場小売業の集積”としてのショッピングゾーンを再構築する,という前人未踏の目標に向かって邁進するのか、選択の有余は僅かしかありません。

 特に基礎自治体の商業振興・商店街活性化担当の各位は、地域経済活性化を実現していくにあたっての商店街活性化の意義を十分理解し、新しい活性化への道を切り開いていくために必要な取り組みを一日も早くスタートさせなければならない。
この時期、行政の担当者がどう動くかで街の命運、ひいては地域経済、我が国経済の骨格が左右されると言ってけして過言ではありません。

 これまでの取り組みの延長上に活性化が実現することはあり得ないことは、これまでの取り組みを振り返れば一目瞭然、商店街活性化にガチで取り組みのか、それとも都市の疲弊の進展を傍観するのか、あなた次第ですよね、ということです。
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