FC2ブログ

生活・〈問題解決〉・計画、そして中心市街地活性化

 先日終了した、クオールエイド主催・商店街活性化支援専門家スキルアップセミナー(第一回)。
終了後の懇親会はいろいろと有意義な話で盛り上がりました。
今後、何らかの形で皆さんの前に登場するかも知れない企画の卵も提案されました。乞うご期待です。

 講義の内容についても批評をいただきました。
takeoがうれしかったのは、第二講「問題解決入門」が面白かった、道具として汎用性がある、という評でした。

 われわれ人間の生活は、
〇自分にとって〈プラス〉になることを増やす
〇自分にとって〈マイナス〉と思われることを減らす
ということに従事している時間が大半を占めていますが、“プラスを増やし、マイナスを減らす”行動の目的は、“生活をもっと自分らしくする”という言葉に置き換えられます。
われわれの生活の多くの部分がこの「生活をもっと自分らしくする」ということすなわち「問題を解決する」ということに宛てられています。
問題解決と何か?
それは、プラスを増やし、マイナスを減らす、ことであり
もちろんそれは“環境”のなかで行われることですから、
問題解決とは、環境においてプラスを増やしマイナスを減らすこと、と定義することが出来ます。
人間は、自分なりの基準に基づいて「自分にとってのプラス/マイナス」を判断し、プラスを増やし、マイナスをへらすという「生き方の構え」を持っています。
問題を解決するという行為は、人間の生き方そのものと言っても過言ではありません。

 この「問題解決」から計画の必要性が生まれます。
計画とは“問題を解決するために必要な行動の「区分と総合」”です。

問題を解決するための行動を列挙し(区分)それをもとに「シナリオ」を描き、シナリオを実現するために必要な行動を列挙し、編成し、順序立てる。(総合)
この作業がプランニングですね。

 あらためてこうしてざっと書いてみただけでも人間の生活にとって、「計画」が如何に大事なことかよく分かります。

 人間の生活において“プラスを増やし、マイナスを減らす”ためにはいろいろな分野で様々の知識・技術が開発され、蓄積され、改善されてきました。
もちろん今なおその努力は続いています。
いわゆる「学問」と総称される知識体系もそういう視点で捉えることが出来ます。

 ところが、様々な問題解決に共通する
〇問題とは何か?
さらに
〇計画とは何か?
という領域については、あまり探求が進んでいません。
これは大きな問題でありまして、“問題は何が問題かということが分かれば半ば解決したも同然”とするならば、「そもそも問題とは何か?」ということがもっと突き詰めて理解されるべきだし、また、問題解決に欠かすことの出来ない「計画立案」についてもその役割や“良い計画”が備えておくべき要件などについて、理解しておくことが個別の問題解決にあたるうえで役に立つはずです。

 「計画立案」という作業においても“プラスを増やし/マイナスを減らす”という原則は貫徹されないと、本当に問題解決に役立つ計画を作ることが出来ません。

 にもかかわらず、「問題解決」や「計画立案」に関する経験・知識・技術は今日まで十分「区分と総合」がなされておらず、従って体系化されておりません。もっぱら“出来る人”が(なぜ出来るのか、ということは」解明されないまま)その役割を担うことになっています。

 「問題解決学」や「一般計画学」といった研究領域はとっくの昔に成立していて当然だと思うのですが、あまり発達していないようです。
この辺りの研究が進んでいないことは、巨大技術の失敗の要因の一つとも考えられるのですが・・・。
『失敗学』は散見されるが「計画学」は見当たらない、というのは不思議なことです。
失敗の多くは「計画の失敗」を含んでいるのですが・・。
それはともかく。

 我が中心市街地活性化というわれわれが日々苦闘する領域について見ますと、ご承知の通り、そこにはプランナーを自称(他称も)する人たちがおり、プランニングの専門家として中心市街地活性化基本計画以下の計画立案を担当(支援・指導)しています。
この人たちは、計画立案の専門家として招聘されていますが、果たして専門家として具備しておくべき要件を備えているのだろうか、というのが当該領域に参入した当時からtakeoが抱いている疑問でありまして、もちろんその疑問は今日ではもはや「備えていない」という確信に変わっています。
そもそも計画に“要件”があることさえ理解していない人たちが計画立案にあたっている、というのが我が中心市街地。商店街活性化という問題領域の実状です。

 中心市街地活性化という、我が国今日における社会経済領域における戦略的な問題を解決するには、それに見合うだけの意欲・基礎体力を持ち、それらを適切に配置し順序立てで活用しなければならない。
すなわち、計画を立て、それに基づいて行動しなければならない。立案にあたるプランナーさんの任務は重大です。

 ところが、実際に問題領域において活躍しているプランナーさんたちの言動を観察し、その成果である「中心市街地活性化基本計画」の出来映えを見ると、彼らがその任務を果たしきるにはあまりにも装備(意欲と基礎体力)が貧弱であると指摘せざるをえません。

 中心市街地活性化がうまくいっていない理由としては、いろいろな視点からさまざまに指摘されることでしょうが、takeoはそれらの指摘のほとんどは、専門家たるプランナーが計画立案の専門家として備えておくべき要件を備えていないために起こったことだと考えています。
中心市街地をかくあらしめているのは、活性化の取組の失敗ですが、失敗の要因は計画の不備(というかとうてい「計画」とは認められないそのレベル)によってもたらされているのです。
計画の至らなさが、ちゃんと取り組めばとっくに「活性化への道」を歩いているに違いない中心市街地をいっそうの空洞化、いっそうの疲弊に追いやっているのです。

 基本計画の見直しが云々される今日、以上の指摘が皆さんの中心市街地・商店街活性化の計画~実施状況に関して、あたっているか・いないか、吟味して見られることをお勧めします。

 私どもは、セミナーとその総括という貴重な時間を通じてあらためて、プランナー、個々人/業界のいい加減さを確認した次第です。

 これまで計画立案に携わってきた基礎体力は改善もしくは淘汰されなければならない。
改善するのはプランナーさんたちの仕事、淘汰するのはクライアントである個別都市/中心市街地活性化という問題を解決しなければならない皆さん方。

 ということで。
当社ますます意気盛ん、志をともにする皆さんとともに中心市街地、とりわけその中核に位置する商業街区の活性化実現に向けて「専門家」として取り組んで参ります。
仕事の一環として「改善と淘汰」も視野に入っています。

 例によってとりとめもない記事となりましたが、最後に広告を。

 昨日の記事:
「何だ、そうだったのか、中心市街地活性化」

 「方法と方向」について、周知徹底を図るべくこれから今秋にかけて広告宣伝に努めます。
中心市街地活性化とは何か、どうすれば実現出来るのか。
言いたいことはごく簡単、実現出来ることを難しくしているのは「計画」に原因があることを説明し、明日から歩き始められる新しい「活性化への道」を提案するものです。

 ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

※このところ、記事の最後は自画自賛、当社の宣伝で終わる傾向にありますが、平にご容赦、当社の定義は、「クオールエイド@中心市街地・商店街活性化の味方」ですから、こうなるのは当然のこととご理解くださいませ。

 なお、いうまでも無く、皆さんは当社の主張を“淘汰の対象”として厳しく吟味していただくことが、皆さんと当社、双方の問題解決に不可欠であることを申し添えておきます。
-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ