個店の基礎体力の強化はだれの仕事か

 商店街活性化。
ソフト&ハード多様な施策が展開されていますが、最終的な成果は立地する各個店のシャッターの内側・つまり「売場」が活性化しなければ得られません。
個店の売場がお客から「自分にとって買い物の場」と認められ支持される、そういうお店が次第に増えて街全体が買い物客で賑わうようになる、こういう情景が実現したはじめて商店街が活性化された、といえるわけですね。

 したがって、商店街活性化のための施策は、ソフト・ハードのいずれであれ、その事業に取り組めば個店の売場のかっせえいかが実現する、という見通しのもとに取り組まれなければならない。
シャッターの外側の事業に取り組めばその結果として自動的にシャッターの内側=売場がショッピングの場として充実する、ということはありません。

 そこで問題はシャッターの内側のこと。
外側の取り組みに呼応して内側では来街客を入店客・買上客・固定客と変化させていく仕組みが仕掛けられているでしょうか?
仕掛けられていませんね。
だって、そういう仕掛けが必要だと分かってもどう仕組んだらいいのか、ということは分かりません。やったことも勉強したこともありませんので。

 したがって。
商店街を本気で活性化しようと思うなら、まず第一に判断しなければならないのは、我が商店街の各個店は、シャッターの外側の取り組みを内側に取り込み、今どきの来街客を自店のお得意さんに仕上げていく技術を持っているだろうか、ということです。
もちろん、個店の多くはそういう能力を持っていません。だって、そんな機会はこれまで無かったのですから。

 ということで、商店街活性化を実現したかったら、なにはさておき、まずは各個店に得意客作りに必要な基礎体力を修得させる機会を設けなければならない。

 という話を聞くと、未だに“個店が儲かる支援は出来ない”という人がいます。
なにをおっしゃるやら、これを見よW
『個店支援という課題』
http://quolaid.blog13.fc2.com/blog-entry-899.html

 個店を支援するのはけして個店のためだけではありませんからね。儲かる店を増やさないといつまで経っても商店街の補助金からの離陸が出来ません。
本当に商店街を活性化したかったら、一にも二にも繁盛店を続出させること。そのためには個店内部の適切な取り組みが不可欠であり、適切な取り組みを取り組むには支援・誘導は不可欠だということを理解したところから順に活性化への道を歩き始めることになります。

 今年度は全国各地で取り組みがスタートしました。
来年度はさらにおおくのスタートがすでに予定されています。あなたの街は如何ですか?

商店街活性化支援専門家の育成

 標記について、既報のとおり、非力を顧みず、当社が断固実施すべく、鋭意、企画中です。
東京と福岡の二個所で並行開催の予定ですが、会議室の確保がなかなか出来ません。来週中には決定したいと思いますが・・。

 企画の骨子は、
①時 期:4月~6月
②回 数:講義5回プラス実地研修1回
③日 時:隔週土曜日午後4時間
といったところです。
※実地研修は先進的な取り組みを行っている有志商店街に出掛けて、組織と個店の取り組みに学び、かつ、改善についての提案を行う、というGIVE&TAKEです。

講義の内容は、
・中活法のスキームの理解に必要な理論)(商業他)の修得
・プランニング一般論
・問題解決論
・個店活性化の切り札=「お客に見える店づくり」の進め方
などなど、商店街活性化の支援を業とする人にとって持っていないとにっちもさっちも行かなくなることばかり。

 コンサルタントさん、タウンマネージャーさん、行政や商工団体・まちづくり会社の担当者さんなどにとっても必修の内容だと思います。

 受講されるとあなたのアタマの使い勝手が良くなり、一生の財産になるかも、です。
場所確保次第、正式にご案内します。
よろしくお願いいたします。

講習会「キラリ輝く繁盛店づくり」@福岡市

 標記の講習会が次の要領で開催されます。
商店街活性化のためのキラリ輝く繁盛店づくり
 この講習会の特徴は、“キラリ輝く繁盛店づくり”の講義と参考事例の視察がセットになっているところ。
視察先は皆さんおなじみの大分県臼杵市中央通り商店街です。
今年度、㈱全国商店街支援センター提供の個店経営研修事業と大分県の商店街活性化専門家派遣事業を活用して一挙に11店舗の取り組みを実現、かくかくたる成果を修めさらに前進中の商店街です。

 今回の事業を主催される福岡市地域商業課では、去る2月10日に開催された同商店街振興組合の個店経営研修事業・成果報告会に担当者さん2名が参加、さらに翌日は取り組みを実践中の各個店を訪問、取り組みの状況を親しく調査されました。その結果を踏まえての講習会開催です。

 本日、佐伯からの帰路、中央通り商店街に立ち寄ったところ、皆さん、腕によりをかけて視察をお迎えすると張り切っておられました。お互いに交流の成果が期待されますね。

 今年度、北部九州各県ではこれまでにない数の“キラリ輝く繁盛店づくり”の取り組みが行われ、いずれも期待以上の成果を修めています。来年はさらに発展、いよいよ点から線、面へ、都市から都市へと拡散していく時を迎えるかも知れません。
当社もそのつもりで微力を尽くしたいと思っています。

 まずは、講習会の成功に向けて全力投入です。
福岡市の商業者の皆さん、この機会に是非“キラリ輝く繁盛店づくり”の理論と実践を学び、自店~商店街活性化実現への一助としてください。

成果報告会リハーサル@韮崎会場

 韮崎市に来ています。明日開催される個店経営研修事業の成果報告会のリハーサルです。

 韮崎中心商店街の取り組みは昨年に引き続き2年目です。
一昨年、山梨中央銀行さん主催の中心市街地活性化セミナーが開催されましたが、このとき、受講された商工会の小澤事務局長さんが発議され、スタートしました。昨年度は同じくこの事業に取り組んでいた甲府市中心商店街の皆さんと交流会がもたれました。

 今年度、この事業は当地から長野県茅野市へ伝播、駅前の再開発ビルベルビアで取り組まれました。ベルビアでは既報の通り、2月1日,柳平茅野市長ご臨席のもと、成果報告会が開催されました。明日の本番にはベルビアから代表が参加されるそうです。

 キラリ輝く繁盛店づくり、甲府市からスタートして韮崎~茅野と広がっています。点から線、線から面への取り組みが広域で実現しているわけです。
ちなみに、大分県でも宇佐市~臼杵市と広がり、次年度は佐伯市での取り組みが計画中です。他でも同じように伝播が始まろうとしています。

 この事業の特徴の一つは、参加者がその経験をどんどん皆さんに伝えてくれるということです。見学に訪れた人は一様に”びっくりされます。ちなみに明日の報告会には県内外からの参加があるそうです。2月2日開催された(株)全国商店街支援センターの全国商店街交流フェアでのプレゼンテーションの効果もあったようです。

 国産消費財のメーカー、問屋の販路は狭まるばかり、このままでいけばやが立ちゆかなくなります。国産消費財と家計を結ぶ商店街の活性化は、いろいろな意味で我が国の現在~将来を左右する大きな問題です。関係各方面の皆さんはこのことにしっかり着目、「経済活性化戦略としての商店街活性化」にいっそうの注力が求められています。

 リハーサルは、和気藹々のうちに終了しました。
明日の本番には、中企庁からも出席されるとか。一段と元気のいい報告会になることを期待しています。

テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

運動としての“キラリ輝く繁盛店づくり”

※キラリ輝く繁盛店(以下「キラリ店})づくりとは:
 商店街立地において、業種・業態、店舗面積、商圏規模等々一切不問、中小小売店が:お金をかけず(投資・販促)、計画を立てず、自力で出来ることにコツコツ取り組めば、繁盛できることを実証する。

 今どき「商店街活性化」に取り組んでいる人は、全員上記のテーマに挑戦し、結果を出さなければならない。そうしないと“商店街活性化に取り組んでいる”とか“活性化を実現している”とは言えませんよね。
だが、実際には全く上記テーマとは無関係のこと、例えば「住む人・来る人を増やすための事業」などに取り組んでいる例がほとんどです。通行量が増えても個店の売り上げにはつながらない=商店街は活性化出来ないことは、全国の商店街で年がら年中取り組まれている「イベント」の結果として如実です。

 当社提供の商人塾及び当社が講師を受託している㈱全国商店街支援センター提供の「個店経営研修事業」では、取り組みの目的として「キラリ店」を掲げ、“商店街は活性化出来る”ことを参加店の取り組みで実証しています。
【参 照】:当欄、2月8~9日の記事で連続報告している「個店経営研修事業・成果報告会」

 取り組みに参加した個店では共通して次のようなことが起こります。

1.経営に関わる家族・スタッフの会話が弾むようになる。
2.問題の発見・解決策の案出・実施・評価の協働が
  生まれる。
3.自店の取り組みや課題について仲間に限らず一見の
  視察訪問者にも説明できる。
4.店内の雰囲気が明るくなる。 
5.お客の滞在時間が長くなり、会話が弾み、楽しそう。
 
 以上の結果、客数、客単価は確実にアップします。

 商店街の商業者の皆さんが互いに自店の現状・課題について公表し、互いに批評しあう、というのはこれまで「話」、「期待」としては語られていましたが、実際にはとても不可能なことでした。「シャッターの内側」についての会話はタブーでした。
このタブーは今でも多くの商店街で続行中、イベントには仲良く取り組むもののその成果については不問、というのが“イベントで活性化”路線を選択している商店街の実相ではないでしょうか。

 「キラリ店」に取り組んでいる皆さんには、活性化の推進いついてそういうタブーめいたことが全くありません。
人前で話すのが苦手、という人もいるはずですが、こと「キラリ店」に限っては、どっこい、どういう時・状況においてもしっかり発言されます。
(成果報告会の状況を実見した人でないと信じられないでしょうから、近日、動画をアップします。)

 しかも「公開」は仲間にだけではなく、視察に訪れた人達に対しても全く同様、取り組みのビフォア・アフターを楽しそうに説明してくれます。
説明する態度は独立自営商業者らしい自信に満ちています。

 何故か?
理由はいろいろあると思いますが、中でも商店街の活性化は全国規模で早急に波及することが必要だ、ということがよく理解されていること。せっかく繁盛への道を確立しても問屋さんに転・廃業されたら元も子もありません。問屋さんが生き残るためには、各地の同業者がうちと同じように繁盛することが必須条件です。
何であれ聞かれれば教えるし、聞かれなくても教えたい・・・。

□ 力の源泉

自店の繁盛を実現していく「力」はどこから来るのか?
これまで見るべき成果を挙げることが出来なかった人達が、この事業に取り組むとだれもが驚くような成果を挙げるようになりますが、その力の源泉は何か?

 まあ、「方法と方向」の提案があった、というのは一つのきっかけですが、それだけで何ごとかが成功するということはありません。実際に売場に立ち・状況を観察、問題を発見・定義して改善に取り組む、という毎日の具体的な取り組みがありその蓄積があってはじめて繁盛店への道が切開されるのですね。つまり、自助努力こそが繁盛の源泉です。

 まあ、当社の提案は、“「見える・化」に取り組みなさい”という通り一遍のこと、これを真に受けてお店で取り組むか否か、どう具体的に取り組むかということについては、全面的に参加店がその意志決定に基づいて自らからだを動かし、脳に汗をかきつつ選択・実践する以外に方法はありません。繁盛店になれるかどうかは、ひとえに店主以下の取り組みに掛かっており、繁盛店を作っていく原動力は、店主以下の自助努力、もっと儲かるようになりたい、という情念に支えられた日々の実践です。

 「キラリ輝く繁盛店づくり」今年は運動としての普及展開の年にしなければならない。“こうすれば繁盛店として再生できる”と問屋、同業者、各地の商店街、関係各方面に広報を行い、取り組みを拡散しないと。
状況は各地の問題意識が成熟するのを待ってはくれません。

“運動としてのキラリ輝く繁盛店づくり”
全国への伝搬を目指し、有志商業者・商店街の皆さんとの協働を行います。

□当社独自の活動

 上記関連で新年度早々の企画は、キラリ輝く繁盛店づくり=業種揃え・店揃えの最適化=タウンマネジメントの実務を指導する人材を育成するセミナーの開催です。
既報のとおり、福岡・東京で並行開催の予定です。
カリキュラムには有志商店街の協力を仰いで「見える・化」の臨店指導の訓練も織り込みます。
詳細は追って当欄で告知します。お楽しみに。
有限会社クオールエイド
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ