事業立地としての中心市街地

 中心市街地活性化の秘訣・キモは、いうまでもなく、中心市街地を立地として成立するビジネスモデルをでっちあげることが出来るかどうか、ですからね。

 “空洞化している中心市街地を活性化する”というのはそういうことです。

 商業者が困っているとか、昔栄えていたとか、これまでのインフラ投資がもったいないとか、歩いて暮らせるまちづくり等々はどうでもよろしい。
というか、そういう動機で中心市街地をいくら凝視してもなぁ~んも見えてこない、暗中憶断という言葉がありますがまさに言い得て妙、構想も方針もない中であれこれの「都市機能」の整備に逐次分散投資するだけ、それも効果の予測などはまったく行わないまま、というのが実態ですね。

 中には、うちが使わなくてもどうせ誰かが同じような手法で使うんだから、といったニヒリズム、自分の腹が痛むわけじゃないし、といった従来的ノリで取り組むと、自分の人生の取り返しのつかない貴重な期間を無駄遣いすることになります。
もちろん、期間を通じてあなたのアタマの中味はズダボロになります。

 中心市街地でできるビジネス、諸般の条件に照合して“中心市街地でしか実現できない”ビジネスとはなにか?

 これに思い当たるまでは中心市街地活性化は着手できません。
基本計画ももちろん作れません。

 ということが分からないようでは、御市の中心市街地・お先真っ暗、ですからね。

プランナーさんの宿題

 「基本計画の見なおし」という作業には、プロのプランナーさんたちが招聘されることでしょうが、大事なことを指摘しておきましょう。(先日も述べたところですが。)

 招聘されるプランナーさんの多くは、たぶん、「業務経歴」などを参看しつつ指名されるわけですが、この「業務経歴」がクセモノでありまして、「業務経歴」=「見直しが必要になっている計画つくりを支援した経歴」かも知れません。
もしそうだとすれば、とんでもないことになります。

 基本計画の見なおし作業に“見直しが必要な計画を作ったメンバーで取り組む”ことになりますからね。

 見直しを検討中のところはこのあたり、どう対処しようとされているのか、もちろん知る由もないのですが、少なくとも「前車の轍は踏まない」というのは当然の覚悟でしょうから、専門家の選定にあたっては従来以上に慎重に吟味するることになりますか。
しかし、吟味するのはいいとして肝心の「吟味の基準」がありません。なんのかんのといいながら最後にはまたしても「業務経歴」しか基準が思いつけなかったりして。
そうなると最悪です。

 基本計画の見なおしについては、とりあえず、当社が11月東京において開催するセミナーに参加されてから着手されることをお奨めします。
見直しのレベル、必要なスキルが理解されると、プランナーの選定基準は明らかになるはずです。

 見直しを事業機会にとお考えのプランナーの皆さんは、“これまでの支援は適切だったか”ということを総括しなければ次の機会はものにできないかも知れません。(まあ、できるかも知れませんが、胸を張って“うちがやった”と次の営業活動に仕えるような計画は出来ないと思います。)

 ともかく。
日本全国各都市の基本計画のほとんどが「見直し」が必要なことは分かり切っていますから、問題は簡単、どうしてそういう計画が作られたのか、という反省は支援に当たった専門家にとって不可避の作業です。
早い時期に取り組むと「試行錯誤」の時間を得ることが出来ます。
一社でも「画期的な計画」作成を支援した、という同業他社がでてきてからではもう遅い。

 ということで。
プランナーさんも是非当社セミナーに参加いただきたく、おって具体的な告知を掲載しますのでよろしくご検討ください。

せろんはこうしてつくられる

 
 週刊アエラによる小澤一郎前幹事長の代表選出馬に関するアンケート調査。 

 “新聞にはそれ自身の利害がある”とは誰の言葉だったか、ここまで来るともはや“なりふり構わず”という様相です。作っている人たち、何をしているつもりでしょうか。

ニッポン省思考列島

 「政治とカネ」という“マスコミ専門用語”を何の疑問も感じずに多用する人たちは、実は「政治とカネ」という言葉の中にはなにもつまっていない・空虚なコトバだということを理解していませんね。

 省思考の背景には、みんなが言っていることだから、誰かがきちんとその言葉の由縁を明らかにしており、かつ、追随して使っている人たちは、その作業をちゃんと検証してから使っているに違いない、という思いこみがあります。
つまり、“自分以外にはちゃんと自分の頭でものごとを考えてコトバを発しており、それを自分以外は一々検証しているハズ、だから自分はその尻馬に乗っかっていればよい”というわけです。「説明責任」も。
いったい何の説明を求めているのか、さっぱり分かりません。“やってない”ことの証明は場合によっては不可能ですからね。

 「政治とカネ」と口走る人は、おっとその前に、“自分は一体このコトバを使って誰のなにを批判しているのか、その批判はどういう根拠に基づくのか”、胸に手を当てて考えてみるべきです。

 当サイト、正面である「商店街・中心市街地活性化」に関する省思考・専門用語については、これまでさんざん指摘し、批判してきたことは皆さんご承知のとおりです。

 このところのマスコミにおける、民主党小澤前幹事長に関する「政治とカネ」キャンペーンは、どこからどう見ても「報道」の域を完全に超えています。
「政治とカネ」については、有志の努力(*)によってその真相があきらかにされていますが、マスコミでは一切取り上げません。もちろん、反論もありません。
ニッポン省思考列島、その先頭を切っているのはマスコミのようですね。

(*)例えば郷原信郎氏のtwitter

商店街・中心市街地活性化の政治経済的意義

 全国各地、ほとんどの市町村で民間~行政挙げて取り組まれていますが、その意義はなにか? とりわけ政治経済的な意義はどこになるのか、ということについてはあまり語られていないようです。
おっとその前に、そもそも商店街活性化とは商店街がどうなることを意味するのか、ということについての共通理解もないという現状を考えれば、むべなるかな、という気もします。

 だがしかし、長年に渡って展開してきた取組について「見直し」が必要になっている今日、従来のような“うちでは特段なにも考えないで事業をしているが、全国共通の取組、きっと他ではちゃんと考えて取り組んでいるのだろう”といった思いこみでの取組からはこの際、キッパリと絶縁しなければならない。

 これは都市の行政をはじめとする関係者に限らす、これまでの取組を支援してきた「専門家」にも共通する戒めです。だって、専門家が問題情況をしっかり理解していて、適切に指導すれば、全国津々浦々にいたる取組のほとんど全部が見直しが必要になるという事態は起こらなかったはずですから。

 見直しにあたっては、あらためて、今まで考えたことの無かった「商店街活性化の政治的・経済的な意義」について、しっかり理論を構築しておかなければならない。
「見直す」と言ったとたん、“どうしてまたしても商店街か”とか“今度は成功する、という保証を示せ”といった疑問・要望が寄せられることは明白ですから。

 商店街活性化。
端的にいえば、商店街の「買い物の場」としての賑わいを、その全盛期とはまるで異なる条件の下であらためて作り出そうということです。“買い物の場として商店街を再生する”これが商店街活性化の簡単な定義、紛れようがないですね。

 これに取り組み、実現することがなぜ行政の政策課題になるのか?
一説では過去に投資したインフラを活かすため、だそうですが、何のことやら、成算のない逐次的投資をいくら続けてもお金と時間の無駄に終わることは全国各地でイヤというほど経験済み、もっとちゃんとした・前向きの・意義がないと話になりません。

 民主党は「地域主権」というなんだか生煮え的スローガンを掲げていますが、地域主権=都市の自律的経営と考えたとき、商店街・中心市街地活性化は、なぜ喫緊に成果を挙げるべき課題と位置づけられるのか?

 中心市街地活性化の理論的・政策的必要性について。
ちゃんと理論武装しておかないと、せっかく計画の見なおしヲ思い立っても従来の計画と表紙を変えるだけになってしまいかねません。

 皆さん、キッチリ装備してくださいね。

都市経営としての中心市街地活性化

 当社、業務案内では商とうしゃもt店街・中心市街地活性化を一枚看板としておりますが、いうまでもなく、その上位課題としての都市経営についても日ごろ研鑽を重ねています。
いやしくも「専門家」として取組を支援するからには、当該領域の前後左右の問題情況の理解と課題への対応能力を備えておくことは当然と心得ます。

 さて、中心市街地活性化では「観光来訪者の増大」という目標が掲げられていることが多いようですが、その位置づけはお粗末すぎます。広域観光客を招致するためにデスティネーションを充実させるというのは、都市経営上のテーマの一つですが、おおくの基本計画ではこのテーマへの取組を中心市街地限定で終始するというスタンスが取られていて残念です。

 観光来訪のキモは「宿泊」ですからね。
都市が推進すべき観光来訪のデスティネーション作りは、「宿泊観光のデスティネーション作り」でないと効果が期待できません。
日帰り・通過型の観光と宿泊型ではお金の使い方に少なくとも5倍以上の差がありますからね。

 宿泊観光を目指すとすれば、もちろん、中心市街地所在の観光資源だけでは不十分のはず、市内全域、市外も含む広域で観光デスティネーションを構想・充実しなければならない。
中心市街地所在の観光資源については、広域観光の重要な一環として全体に組み込むことが大切です。
したがって、「観光」については中心市街地活性化基本計画ではなく、都市の観光ビジョンの守備範囲としなければならない。域内資源の整備については、資金は中活法由来とするとして、整備の方針・内容は観光ビジョン主導となるべきです。
当たり前のことですね。

 標題について。
takeoは講義などで必要に応じて「都市経営」の目的を
“住民の福祉の増進”とし、主要な事業領域を
①生活条件の維持・拡充
②所得機会の維持・拡充
と説明しています。警察から商店街までこの説明でOKです。

 「地域主権」などがもてはやされる今日、都市経営の方針は“都市を自営する”ということです。
目標を立て、その実現を目指して計画を作り、所要の経営資源を確保して推進する。

 そのスタートとなる事業が「中心市街地活性化」ですが、あまりそういう位置づけはされていないようで、その分、力の入り具合も
いまいちのところが多い。

もったいない話でありまして、スキームが示され資金が支援されるという、いわば至れり尽くせりの条件のもとでの取組ですが、これまでのところ上手く行っておりません。
ハッキリ申しあげて“中心市街地活性化は都市経営の試金石”ですからね。スキームと資金が提供されているのに活性化できない、ということでは都市の「経営能力」に問題がある、ということになりかねません。

 これからきびすを接して押し寄せる各般の「都市問題」に適切に対処していく能力を持っているのか否か、中心市街地活性化の進展度合いをみればおおむね判断できるということです。

 皆さんの取組、果たして都市がこれから直面していくさまざまのもんだいを解決していく、すなわち都市を経営していくために必要な能力は、今現在、どう装備され、どう拡充が図られているのか?

 中心市街地活性化は、仕事を通じて都市の経営能力を高めていく絶好の機会です。(「三号要件」を想起せよ。)
そういう位置づけで取り組まないと、せっかくの取組、成果の波及どころか中心市街地自体が挫滅してしまいます。

 なりほど、そのとおりだと思った人は11月、東京で開催する当社セミナーへ万難を排してどうぞ。

セミナー・「基本計画を見直す―中心市街地活性化の論理と戦略―」 開催決定

 先ごろから予告中のセミナーを下記のとおり開催します。

テーマ:『中心市街地活性化の論理と戦略』
    ―基本計画の見なおしを成功させるために―

日 時:平成22年11月24日(水)10:00~17:00
場 所:東京 日本青年館(新宿区霞ヶ丘町 千駄ヶ谷)
講 師:武 雄 信 夫
募 集:50名

詳細はおって当欄で発表します。

※都市経営にとって中心市街地活性化とはなにか? 中活法のスキームと「商業理論」「プランニング・スキル」を駆使して作り上げる「中心市街地活性化への道」。
これまでの取り組みは何故上手く行かなかったのか、新しい・自助努力を主体とする取り組みを如何に構築していくか、ハッキリ理解できる画期的なセミナーです。
基本計画の見なおし、取り組みの再構築を課題とされているみなさんにとって、またとない機会です。
自治体、商業者、まちづくり会社など揃って参加されると新しい「土俵」つくりの基礎が出来ます。
ふるってご参加ください。

もちろん、「計画作成&見直し」の支援を事業機会とされる専門家、プランナーやコンサルタント各位は、絶好のタイミングで提供する国内唯一の機会を見逃すことが無いように。
同業他社はみんな受講、自社だけが「特落ち」というのは悪夢ですからねw

商業集積視察

 おかざき商人塾の事前準備。
視察を予定しているイオン岡崎モールを見ました。
リニューアル前から数回見ていますが、他とはちょっと違う傾向が見られます。
今日の目当てはGAP。POPのビジュアルな展開を確認しました。
ジャスコと二核を分担する西武百貨店。
“今どきの百貨店”、売れない百貨店ですね。

 午後は、名古屋駅前百貨店×2と地下街。
松坂屋、いよいよ撤退・閉店セール中です。
店内はどことなく昭和の趣がありました。

高島屋。
百貨店のテナントミックスは、POP理論的にはPOPコンプレックス、テナント=POPミックスの編集は未熟。
総じて百貨店の不況は“身から出た錆”、けして「世の中のせい」ではありません。
むしろ“百貨店の至らなさが消費マインドを冷やしている”可能性が高い。

おかざき商人塾オリエンテーション

 中心市街地活性化基本計画再構築事業の一環として取り組まれる標記の事業がスタートしました。

 これまでの商人塾と大きく異なっているのは、事業が岡崎市の事業として取り組まれるということ。
商人塾的理論に基づいて基本計画・商業の活性化のシナリオ~計画が作られ、“キラリ輝く繁盛店づくり”がその中核的事業に位置づけられます。商人塾を推進する当社にとって、まさに理想的な取り組みです。

 今日はそのオリエンテーションが市立図書館リブラで実施されました。
(以下続く)

プランナーの総括

 中心市街地活性化基本計画の抜本的な見なおし。
本当に中心市街地を活性化すべきだと考えている都市にとって、本格的に検討しなければならないときが来ています。

 もちろん都市だけではありません。
これまで全国各地の計画作成~取り組みを支援指導してきた学識経験者・専門家(以下「プランナー」)及び所属組織にとっても由々しき事態です。計画の見なおしが必要だということは、とりもなおさず、支援指導に当たってきたプランナーさんたち自身、果たしてそのプランニングは適切だったのかどうか、しっかり総括しなければならない。
これはけして他人事ではありません。

 見直しに際しては、当然、既存の計画は何故実効性に欠けていたのか、ということが問われることになります。この作業を適切に支援出来なければ、見直しのプランニングには参画できません。
当たり前ですね。次回受注の「ウリ」は、“これまでの取り組みはなぜ活性化に至ることが出来なかったか”を説明、関係者に納得圧せることから始まるはず、受注のポイントは“これまでの実績」ではなく“これまでの反省”でないと相手にされないかも知れません。

 先駆的にスタートしている取り組みでは、あらためて中活法のスキームを検討する作業が始まっています。中活法及び基本的な方針及び今やどこにしまい込んだか定かではないTMOマニュアルまで全部見直す、という作業です。

 (以下続く)

新しい課題

 商店街~中心市街地活性化を推進する上での「戦略要点」、その第一はもちろん「キラリ繁盛店」であることは、当サイト常連の皆さんにとって共通の認識になっています。
最近の朗報は、「個店経営研修事業」の全体研修のテキストに「歩法と方向」が全面的に採用されたこと。昨年度の取り組みではtakeoが担当したところだけでしたが、今年は全会場向けに準備されています。

 キラリ繁盛店づくりという中核的事業を推進していくうえで放置できないのが「再開発ビルの活性化」という課題です。
中心市街地の商業核という位置づけで開発されましたが、今となっては施設の存続すら危ういというケースも珍しくありません。全国な課題として取り上げられることは少ないようですが、個別都市にとっては極めて重大な問題になっています。
これをどう活性化していくか? 大きな課題です。

 もう一つ。
キラリ繁盛店づくり、取り組みが進むにつれて「品揃えの改革」という問題に直面することがあります。その時、上手く新しい取引先ができるといいのですが、なかなか右から左というわけには行きません。もちろん川上でも新規の取引先は喉から手がでるほど※市のですが・・・。
このギャップをどう解消し、新しいウィン・ウインの関係を構築していくか? こちらも商店街・中心市街地活性化を実現するための戦略的課題です。

○再開発ビルの活性化
○メーカー、卸との協働による「キラリ繁盛店」の普及加速

来年はこのあたりについて試行すべく、目下、仕込み中です。

中小小売商業経営革新塾事業終了 韮崎市商工会

 去る6月にスタート、小売り商業者10名の参加をもって取り組まれた標記の事業が本日修了しました。

 小売り商業者に的を絞った経営革新事業は、昨年度に引き続き2回目、上位目的である参加者の繁盛店づくり、新しい商業者の組織づくりにむけて所期の成果を収めました。
 
 小売り商業の経営革新。
計10回の講義と臨店指導および経験交流と枠組みは商人塾と同じですが、「経営計画の作成」という目標があり、表見、“計画は作らない”という商人塾の原則とは異なります。

 いうまでもないことですが、商人塾は計画経営を否定するものではありません。初年度取り組みの時点、繁盛店づくり初期の実践に計画は不要だということですね。もちろん、この時点では計画作成表現に必要な技術が備わっていない、ということも踏まえています。
今回の事業では“計画的革新”というテーマがあり、昨年の取り組みを踏まえて、POPマネジメントという新しい手法を駆使して、これまで経験したことのない計画作成にチャレンジします。

 ということで、講義は終了しましたが、計画作成はこれから参加者が自力で取り組みます。POP理論とそのマネジメント技術を備えた取り組み、それぞれの計画革新の実現と我が国中小小売業の活性化実現に対する新しい貢献が期待されます。

 韮崎市中心市街地の活性化に向けた取り組みは、商業者の自主的な推進組織作りが課題となっていましたが、今回の事業を通じてその中核となるグループが作られたようです。
キラリ輝く繁盛店づくり、点から線、面への展開を担う“自助努力の組織化”がこれから本格化します。

 推進体制のうち、行政および商工会の取り組み体制は整っており、懸案であった商業者の組織化が見えてきました。まさに“継続は力なり”です。

 9月からはメンバーを変えて“個店経営研修事業”を展開、取り組みの裾野の拡大、繁盛店の点から線への展開へのチャレンジがスタートします。
商店街活性化の取り組み、モデル的な事例を調査したい人は是非注目してください。
 当社は昨年以来韮崎市の先駆的なチャレンジを支援しています。

経済における小売業の地位

 不当に貶められており、現状を容認したままでは、中心市街地活性化ひいては全国各都市経営上の戦略拠点である商店街活性化を論じることはできません。

 今、中央線で移動中。
標題について佐世保線上でアップしたつもりでしたが残念。
思い出しつつ後ほどアップします。

 もう一つ。

基本計画の見直しについて。
これはもちろん、これまでの計画作成~~実施についてシビアに総括することが前提になりますが、この総括はなかなか難しい作業になります。
どのような視座について総括作業を行うか。

 関係者のアタマの中が従来通りのスペックのままでは従来的な総括しかできません。
リーマンショックとか高齢化の進展とか。

 基本計画の見直しあるいは新たな作成を目指す人は、今秋、是非とも「新しい視座」を確保するという課題に取り組んでいただきたい。遅かれ早かれ必ず取り組まないと先へ進むことができない課題だということを理解したら、臆病風やら怠け癖やらに出る幕を与えることなく、エイヤっと踏み出してください。

 新しい取り組み、目に見えるようになった時点では2年の遅れが生じます

事業最盛期

 毎年のことながら、お盆を過ぎると一斉に事業がスタートします。これから2月いっぱいが勝負ですね。ということは、つまり、一年のうち、実際に事業に取り組むのは9月~2月の6ヶ月間。
残余の時間はなにをしているんでしょうね。

 単年度ごとでそれも実働6カ月という仕事のパターンはさっさと止めるべき。こんな取り組みで商店街~中心市街地がなんとかなるはずがない。百貨店、SCなどは年から年中頑張っても成果が挙がらないと嘆いている時代、商店街だけが6カ月/年間 という取り組みでなんとかなるはずがない。

 さいわい、仄聞するところでは来年度は改善されるかも知れません。
2月に業務が終了したら早速4月から次の仕事がスタートできる、ということにならないと。

 事業最盛期。
文字どおり、東奔西走が待っていますが、合間を縫ってゼミナー、講演活動も取り組みます。

特に“基本計画の見なおし」を検討しなければならない立場にある人は、なにはさておき、御地において「中心市街地活性化への道」の講演会を企画してください。
まずは、当社が提案する「見直しの方法と方向」を関係各方面で理解する機会を作ること。
とりあえず、「問題の全体像」を把握しないと次のステップにはいけません。

セミナー:『中心市街地活性化への道』
http://www.quolaid.com/seminar/seminar0507.htm
取り組みの全国的な現状を踏まえて、「見直しの方法と方向」を分かりやすく提案します。
“そうか、そういうことだったのか!”と心から納得できる提案のはずです。

 このセミナーは、ホンキで中心市街地活性化を実現したいと考える人にとって、一度は必ずクリアしなければならないステップです。比較検討できる企画が提供されていればいいのですが、あいにく、対照できる企画はどこからも提供されておりません。

 あなた及びお仲間の「眼力」で等当社提供の「方法と方向」を見極めてください。

基本計画の見なおし作業 2

(承前)
 ホンキで見直すつもりなら、1~5の全レベルで見直し作業が必要です。どう見直すべきか?
だがその前に、なにはさておき見直さなければならないものがありまして、「プランニング能力」です。

 果たして。“現有能力体制で所要の見直しが可能だろうか?”
と自問してみると、“不可能だ”という自答が返ってくるはずです。

 プランニング能力について振り返ってみますと、これは地方自治始まって以来、もっぱら「自然成長」的に今日まで進んできました。もちろん、要所要所では、学識経験者やプロのプランナーの支援を受けながら。しかし、これら助っ人さんたちを含めて、「プランニング」の基礎を学び、実践で磨きをかけた上で、実地に通用する能力としての「プランニング能力」を持っている人は少ないのではないか?

 専門家といえども「プランニング一般能力」を修得する機会は設備されておりません。
わが国のプランニング専門家育成の実態は、個別の計画作成に関わらせながらそのプロセスを通じてプラニング全般に通用する能力=「プランニング基礎能力」を自修する、というものでありまして、どこの学校のどの学科にも「プランニング一般論」という課目はありませんからね。

 自修といえばかっこいいのですが、なに、実際のところは“見よう見まね”です。見よう見まねはけして悪いことではありません。しかし、“なにを見てどう真似るか”という基準は必要ですからね。
特に、高度成長期当時のプランニングのビヘイビアを今に活かしている人たちの所業とその作品を見よう見まねしても、「一般能力」に抽象化することは難しい。
よほど“人の振りみて我が振り直せ”に日ごろから習熟していないとムリだと思います。

 戦後復興~高度成長という時代においては、“不足からの脱却”という「一体的推進の目標」が有りましたから、折からの技術革新と相まってボロを出さずにすみましたが、平成にはいるともういけません。「もの余り・店あまり」という一語に象徴される時代に入っても、発注側も受託側も依然として「もの不足」時代のビヘイビアまんまでものごとに対処しようとしている。

 これはどこかできちんと「時代の変化」を見極め、もんだい解決能力の転換が必要なことを自覚して、処置を講じるべきでしたが、そんな問題が有ることさえ認識出来なかった、というのが基礎体力の現状だったわけで、以来、今日まで問題が自覚されず、したがって、能力にも特段の変化は見られません。時代・課題が変化した分、そのミスマッチぶりはいっそう際だっているわけです。

 「地域主権」という主張が強くなっているようですが、はて、地域で好き勝手にお金を使えるようになれば、世の中そんなにバラ色になるというのか、と考えますと、提唱している人たちの無責任さだけが浮き彫りになっているのではないか。

 本論に戻って。基本計画の見なおしについて。
そもそも中心市街地活性化基本計画とは、
1.機能劣化著しい都市商業街区に存在する小売商業を、
2.中活法のスキームに則って、
3.活性化する計画
ですからね。
まずこのことをしっかり理解しなければいけない。
ここを間違うとできることもたちまち出来なくなってしまう、せっかく、都市経営上の最優先課題である「プランニング能力」を改革改善する、という絶好の機会を逃すことになります。

 このプランニングは難しい。
というか、プランナーにとっては当たり前の「難しさ」ですが、プランニングの資質を装備してないとどこからどう手をつけたらよいのか、ということさえ分からない、というレベルの難しさですね。

 結論。
見直し業務にはプロの支援を確保すべし。
プロにもいろいろあるわけですが、以上のようなお話しに共感するあなたにとって、プロとは当然、以上のようなお話しが出来る人ですね(笑

基本計画の見なおし作業

 認定基本計画(非認定も)の見直しは、今年~来年にかけて多くの都市で課題になると思われますが、
一口に「見直し」と言っても、

①中心市街地活性化に取り組むことを見直す
②中活法のスキームでの取り組みを見直す
③基本計画の内容を見直す
④事業メニューを見直す
⑤事業の取り組み方を見直す
というように、これまでの取り組みをどう総括するかで、「見直し」のレベル・内容が大きく異なります。

 一番簡単そうなのは、①か⑤でしょうか。
①は、中心市街地の活性化はもはや不可能ではないか、ということで政策課題から降ろしてしまう方向
②は、取り組み方がまずかったので、もっと一店逸品や百縁商店街など「魅力ある個店づくり」とタイアップした取り組みにするというもの。なんだか流行りそうですね。

 いずれにしても、本格的に見直すつもりならば、上記①~⑤については全て再検討することが必要だと思います。
その結果として、一店逸品だ、百縁商店街だという方向が出てきたのなら、なにをかいわんやですが、総括作業抜きの飛び移りでは困ります。たぶん、今年はこの種の事業から撤退する事例が増えるのではないかと予測している時期、今ごろ新規参入するからにはちゃんとして「成算」を確立しておくこと。
ま、出来れば、の話ですが。

 いずれにせよ、見直し作業は新たに基本計画を作成する作業よりも難しい。相当にプランニングに長けていないと「成功する見直し」は出来ないと思います。
問題は“見直し作業を支援する専門家・プランナーをどこからどう確保してくるか”ということになりますが、これはホント難問です。

 専門業界から招聘することになるのでしょうが、このとき、選定の基準は何か?
問題が問題であり、依頼先が依頼先ですから、次のことが基準になります。

※これまでのプランニング支援をどう総括しているか?
 「見直し業務」を成功させるために何を提案してくれるか?
※そもそも、これまでの支援とその結末についてどう総括しているか?

 といったあたりについて、真摯に対応できるところは、理論技術を装備し直しているかも知れません。いないかも知れませんが。
ともかく、第一関門は以上のとおり。第二関門以降については、遅くても11月のセミナーでは開陳します。
それまで待てない人はメールでどうぞ。

 おっと、見直し作業をちゃっちゃとやりたい人は、“善は急げ”、支援業務を当社に依頼する、という手があります。
現時点で基本計画の見なおし&作成を支援しているプランナーとして、当社は3個所おつきあい中、仕事は忙しいところと組むことが成功の秘訣です。見直し作業にあたって、関係者の合意形成のために講習会を開催、それ専用のテキストまで準備している、というのはおそらく当社だけだと思います。

POPとぽっぷ

 POPと聞けば多くの人がポップ広告のことだと理解すると思われます。我がPOP理論については、一般に使われているポップと紛らわしいので名称を変えたらどうか、という意見がPOP理論の採用に積極的な人たちから寄せられています。

 takeoとしてはむしろ一般に使われている「ポップ」は、本当の意味でのPOPから独立して、好き勝手に使われており、その結果、小売業にとって最も重要な「売場」を混乱させている、POPを意識的に使うことで「売場」についての問題意識を転換するきっかけにしたい、という願望もあるのですが・・・。
難しいですね。

 売場における宣伝広告の総称として使われている「ポップ」は、もともとはPOP広告のことでした。この場合のポップとはPOP=購買時点のこと、つまりポップ広告とは元来「購買時点広告」のことだったのです。
それがいつの間にかPOPという言葉は捨て去られ、“POP広告”という意味での“ぽっぷ”だけが存続しているのです。
したがって、現在使用されているぽっぷという言葉には、POP=購買時点において購買を支援するためのツール、という意味はありません。今、業界で流通している「ぽっぷ」は“単品を売らんがためのためのキャッチコピー”ですね。
効能不明のぽっぷの多用が売場に何をもたらしているかは、行ってみれば分かる。
今さらながらではありますが、「購買時点広告」についておさらいをば。

 購買時点広告とは:
お客にそのアイテムの購買を決定することを後押しするための広告。アイテムの特性、注意事項などを表現する。
来店したお客は、来店目的であるあるある特定の品種売場(すなわちPOP=購買時点)に到着、品揃えを吟味してAIDCAプロセスに入り、買上アイテムを選択します。この売場に到着して買上アイテムを決定する、というプロセスにあるお客に対して行われるのがPOP広告、すなわち「POP広告=購買促進広告」です。POP広告の前にPOPが有るわけですね。

 現実のお店は、意識しているか否かに関わらず、「購買時点」が存在します。ポップ広告は、複数のPOPの中から、特定のPOPを選び出し、さらにそこで特定のアイテムについてお客に注目~購買を訴求することを目的にしています。
お客に対してそのアイテムの特性を伝え購買を促す、お客が購買目的に添った適切な買い物が出来るようにお客を支援するのがPOP広告の本来の役割、購買促進広告=購買支援広告です。

 問題は、現在使われている「ぽっぷ」という言葉が、上記のような本来の意義を失って、単なる売場の活気を演出する、というような「AIDCAプロセス」に入ったお客にとってあまりメリットのない・購買行動の支援になどなりそうもない・目的のあいまいな「広告」になってしまっているということです。

 ということで、POPと聞けば上記のような「ぽっぷ」のことだと勘違いしてしまう人たちに、あえてPOPという言葉を用いて「あるべき内容」をあらためて考えてもらうきっかけにすることと、話がそこまでいかないうちに“あ、ぽっぷのことね”と一知半解、「ポップの描き方・作り方”と勘違いされるおそれとのどちらを取るか、ということですが、当社は断固として前者を優先したい。

 “皆さんがこれまで考え・使ってきたPOPは大変な間違いでした。本当のPOPとは・・・”ということで導入のつかみになります。

 そもそも、どうして「自分の頭」で考えるプロセスを省略している人たちに「POP」を誤用されておいて良いものか?それが誤用している人たちの役に立っている(販売促進)ならばまだしも、コストがかかる割に効果はほとんど無い、ないどころかお客のAIDCAプロセスの円滑な進展を妨げてしまいかねません。

 ぽっぷ断固追放。
その意味でも当社は今後ともPOPを使い続けます。
皆さんはそれぞれご自由に。

活性化論議の低調 さ

 内閣府のフォローアップ事業の総括が6月末に報告されて以来、中心市街地活性化をめぐる議論はどうなっているか?

 ふと思いついてチェックしてみましたが、寂として声無し。
報告をあげた各都市においても、報告したらそれで一件落着、通常業務を整斉と進めるだけ、というスタンスのようです。
せっかく年に一度の報告をまとめる機会ですから、これを機会に改めて“中心市街地の活性化、本当にこの路線でいいのか?”ということまで含めて議論を進化させて欲しいものですが・・・。

 と思いつつ、あらためて考えてみれば、もともと、中心市街地・商店街活性化をめぐる「公共討論の場」はどこにも設定されておらず、全国・全都市共通の政策課題であると銘打たれているにも関わらず、総理大臣がそれぞれの都市の計画を直接認定する、という仕組みまで有りながら、取り組みは各都市ごとに孤立しており、その実体は外からは伺い知ることが出来ない。支援に当たるシンクタンクその他も固有の立場を公開していない、という奇妙な状況が続いています。

 一人、当サイトだけがシャカリキになって、あ~でもない、こ~でもないとぼやいているだけ、という状況が旧・整備改善活性化法当時からずうっと続いています。

 この際、関係各方面は、関係者が集い、議論し、ヒントを得る交流の場を提供することをお考えになったらどうでしょうか。
㈱全国商店街支援センターさんなど如何ですか?

論議が低調な理由はいろいろあると思いますが、ここで提起したいのは、論議の前提となる「理論」が装備されていないと言うこと。一般に「社会問題」は、“みれば分かる”というものではありません。適切なキャップライトを装着し、そのスイッチをONにしてはじめて「問題」が理解され、そのイメージが脳内に定着します。

 イメージが定着することではじめて問題及びその周辺の状況が理解され、「伝達可能」になります。
議論が成立するためには、
1.問題が理解され、イメージとして脳内に定着している
2.問題情況がイメージを中心に整理されている
ということがないと、議論=言葉によるキャッチボール、は起こりようがありません。

 活性化をめぐる議論が低調な理由の一端は、まさにこの“問題が関係者の脳内に「イメージ」として定着されていない”ということにあるのではないか?

(※ 人がある対象に対して持つイメージは、脳内・理論作業を経てはじめて形成される、「理論的産物」です。なにやら、非理論的・感覚的なレベルの話だというニュアンスで語られることが多いのですが、本当は主体の全経験を踏まえた理論的存在です。早い話、あなたが理解していないことについてイメージを持つことが出来ますか?)

 というように思いついて周囲を見回すと、もっと大きな「地域主権」というテーマもありますね。
はて、中心市街地活性化程度の問題に手こずり、議論さえ出来ない状況の都市が「地域主権」に取り組む?
その結果は容易に想像できるのではないでしょうか。

 当社のご提案:
 地域主権が日程に上る前に、「中心市街地活性化」の再構築に取り組むこと。
これを軌道に乗せることが出来れば、「地域主権」への展望が開けます。軌道に乗せられないまま、主権問題に乗り移ると状況がさらにぐちゃぐちゃになるだけです。
問題は、生活環境単位、経済単位としての都市を如何に経営するか、ということ。その体制が構築されなければお金の新しい・有効な使い方はどこからも出てきません。

 スタートは、活性化をめぐる論議を活発にことから。
単に「公共討論の場」を設けるだけでは不十分、議論に必要な理論及びそのイメージ化という作業をどう進めるか、このあたりについての考察・検討が必要のような。

中心市街地の秘密

 全国の中心市街地、どうして活性化できないのか?

 答は簡単でありまして、活性化するために必要な施策が講じられていないから。

 あのですね、もしですね、既存の活性化策がおおむね正しかったと仮定すればですね、いくら何でも全国全都市を挙げての取組ですかから“活性化した”とか“活性化しつつある”という情報が流れ、実際に出掛けてみると“なるほど活性化しているな”と納得される事例の一つや二つ、十や二十はあっても全然おかしくないはず、それがアナタ、ほとんどゼロだということは、現在取り組まれている方法と方向が「見当違い」をしているから、としか考えられないのではないか?

 もちろん、以上は誰にでも言えることですが、プロとして主張するには、“こうすれば活性化できる”と新しい方法と方向を提案し、“これまでの取組が上手く行っていないのはこれこれこういう理由から”と指摘出来る立場を確立しなければならない。

 中心市街地活性化は何故成功しないのか?

 答えは簡単でありまして、成功するために不可欠の装備である次の二つを準備しないまま、やみくもに作業に突っ込んでいき、そして突っ込みっぱなしでいるから、です。

 中心市街地活性化に取組み、成功するために必要な二つのこと。

その一 “「中心市街地」とはどこのことか?”
ちゃんと分かっていること

その二 “「小売商業」とは何か?”
ちゃんと分かっていること

 如何ですか? 「活性化を阻む二つの謎」です。

 活性化への道を歩むどころか、「空洞化」が進展する一方の街を日々見ている関係各方面は、それにも関わらず、上記二つの謎に対する答えを持っておりません。ですよね?
というか、そもそも謎を謎として認識さえしていない?

 さらにいえば、
上記二問を認識できない、あるいは答えられないレベルの基礎体力で中心市街地活性化に取り組もうとするのは、基本中の基本である「もんだい解決能力」やら「プランニング能力」やらに大きな欠陥がある、ということを如実に物語っていることになりますが、如何ですか?

 だって、不可欠の道具を揃えないまま計画立案~街の活性化が出来ると考え、突っ走っているのですから・・・。

 ということで、中心市街地活性化、いつまで経っても爪先ほども進展しないのは、取り組んでいる皆さんの「能力」に大きな欠陥があるからだ、といわれたら腹が立ちますか?

 さて、以上が“中心市街地はなぜ活性化できないのか?”という問いへの答えです(笑

 どなたか反論できる人がいますか? いませんよね(笑。

 このことは、目下喫緊の課題である「計画の見なおし」の成否を左右する重大問題であることを確認しておきましょう。上記二題について正しい理解を持たないと、いくら見直しをしても活性化、実現への道の切開には至りません。

 ということで、当社は来る11月下旬、この「謎」を打開して「中心市街地活性化への道」を切り開く、起死回生のチャンスを提供します。

※※セミナー『中心市街地活性化 その論理と戦略』※※
と き:11月下旬 
ところ:東京(山手線沿線内)
講 師:takeo
    6時間×2日=12時間(予定)
※詳細は来週中に決定、告知します。
※行政の担当者さんと支援する専門家さんは必聴です。

 繰り返しますが、「二つの謎」を正しく解かない限り、あなたの中心市街地が再び賑わうことはありません。

商店街活性化の成功法 (番外編)

 それを生業とするtakeoがいうのも何なんですが。

 皆さん、商店街活性化を成功させるには、
“優れた指導者を確保しなければならない”
というのは、共通の認識ですよね?
指導者といえば、商店街のリーダーさんと紛らわしいので、以下、いつもの通り、“プランナー”と書きましょう。

 何故優れたプランナーが必要か?
もちろん、これまでの関係者だけでは活性化を実現できないからですね。
出来るなら、少なくとも全国に何カ所かは成功事例、「繁盛への道」を走り出している商店街が出てきているはずです。
何しろ全国で、何しろ数十年にわたって取り組んでいるわけですから。
プランナーが必要だということはよろしいですね。
ひるがえって考えてみますと、基本計画作成以来今日まで、あなたのまちはプランナーさんとのおつきあいがありますか? 計画作成を支援してもらったプランナーさんはその後どうしていますか? たまには顔を見せていますか?
見せていませんね。まあ、その程度のおつきあいの中で大事な「基本計画」を作ってしまったわけですね。
まあ、今さら言っても詮無いことですが、見直し以降への戒めとして。

 さらに。
“プランナーと意見が対立、どうしても解消しない場合はプランナーの意見を採用しなければならない”
これも当たり前のことです。少なくともプランナーにとっては。まあ、あまり口に出すことはないでしょうけどね。
そのために日ごろのおつきあいがあるわけです。
もちろん、この場合、相手は“優れたプランナー”であることは大前提をお忘れなく。

 “プランナー”と“プランナーが必要な商店街”の意見が対立、どうしても解消しない場合、他に取るべき方法はありません。それとも自分たちの意見を押し通しますか?

 ここに至るまでにはお互い、相当に議論を交わしているはずです。プランナーは“優秀”ですから、意見の違いが解消できず、それでもなお自分の意見を押し通せば何が起こるかということくらいはお見通し、それでも自説を通そうとする場合、“そこにはそれだけの理由があるに違いない”と考えなければならない。
そしてそれを尊重しなければならない。

 まあ、そういう相手をプランナーとして確保しないと取組の成功は期しがたいということですね。
特に、「成功事例」がまったくといって良いほど見見られない現段階で、「活性化への道」を切り開いていくということは、“前人未踏”の荒野を突き進んでいくようなもの、案内人が必要です。
案内人と案内されるあなたとの間で意見が分かれたとき、どちらの意見を採用すべきか、と考えてみれば簡単です。

 中には、“商店街活性化はそこに住んでいる住民の仕事、待ちのことを一番よく知っているのは住民だ。コンサルタントは必要なときだけ呼んで意見を聞けばよい”などと暴論を吐く人がいます。
“街に住んでて街をよく知っている”と“活性化の方法と方向を知っている”とはまったく違うことですからね。
プランナーたるもの、そういう意見が大勢を占めているようなところは敬遠します。

街のことなら誰もよく知っている人たちと思っている人たちが、行き詰まってからコンサルタントを招聘、その意見を聞いて素直に聞き入れるわけがない。何しろ相手は“いろいろ勉強しているかも知れないが、この街のことを知っているのは俺らの方”という姿勢ですから。

 街のことを知っているからといって「商業」を知っている訳ではないし、「お客」もその「ショッピング」も分かっている訳じゃないし、もちろん競合するショッピングセンターその他についても「買い物客」として利用したことがあるだけ、という惨状のはず。
 
 いろいろ書き連ねてみましたが、生業として赴くプランナーさんも大変のはず、意見が対立し押し切られるたびに「訣別」が待っているわけで、訣別ばかりでは生業が成り立ちません。だからといって妥協すれば今日はなんとかなっても明日の生業は成り立ちません。

 漁師の生業、“板子一枚下は地獄”とは今でも聞かれることですが、考えてみれば一歩間違うと地獄への道、というのは誰かに限られたことではないかも知れません。

 お互い、道を踏み外さないように、特に「商店街・中心市街地活性化」という未だかって成功者の無い、前人未踏のみとを仮説~試行の連続で踏み渡っていかなければならない場合、組織の内外、都市の内外にいろいろと気配り目配りが必要なこと、もちろん重々ご認識のとおりです。

 あれ、今日はなんのお話しだったかな(笑

 プランナーは生業を賭けていますが、皆さんは失うものは何一つありませんし。

商店街活性化の成功法 (2)

『中心市街地活性化・優れたプランナーの見分け方』

 これからたぶん、中心市街地活性化基本計画の見直しが五月雨的に始まります。
先駆的に着手されている都市もあり、当社も支援の一端を担っていたりします。
都市・担当者さんの問題意識がしっかりしている順に作業が始まるのではないかと考えられます。

 見直し作業の成果を左右するきわめて重要な課題がありまして、すなわち、優れたプランナーを確保する、ということ。

 コンサルタント、アドバイザー、学識経験者その他、肩書きはもちろん何でもかまいませんが、任務ははっきりしておりまして、“見直し作業の一部始終を指導する"という一大事を付託します。
この任務に当たる人をプランナーと呼ぶことにします。

 優れたプランナーってどこにいるのか?
 どうすれば確保できるか? 

 従来は、公募を行い、シンクタンクやコンサルタントファーム、大学などが応募、委託先を選考してしかるべきスキルを持つ適任者を派遣してもらう、というパターンが多かったと思います。
他に専門的スキルを有する人材がプールされているところは無いでしょうから、総じて今後も同じようなルートで確保することになると思われます。問題があります。

 端的にいって、これから始まる見直し作業に専門家として招聘されるであろう人たち、組織あるいは個人は、既存の基本計画、すなわち今まさに見直し業務に着手しようとしている計画の作成に携わった人たちではなかったか、ということですね。

 自分たちが相当の比重をもって関わった仕事の見直しが課題になっている現在、彼らはこの課題に立ち向かう準備ができているだろうか?
これまでの仕事、つまり見直しを要する計画作成プロセスに参画、相当の役割を果たしたことについては、これから見直し作業を担当できるパースペクティブをもってきちんと総括されているだろうか?
ということですね。

 皆さんご承知のとおり、これまで商店街・中心市街地活性化という事業分野に関わってきた組織・機関で、そのスキル、作業の方針、取り組みの方法と方向などについてWeb上で公開しているものはほとんどありません。
まして、従来の作業についての総括などは望むべくもありません。

 つまり、今現在、プランニング受託経験者&候補者は、どいう方針、方法と方向で新しい事業機会(計画見直し)に参加しようとしているのか、計画主体には情報を集めて事前に検討する機会は与えられていません。
前述のとおり、総括作業は公開されていないのです。

 これから着手する作業の中枢を付託することになる候補者のスキルはブラックボックスになっているわけですね。
(このことについてはいいたいことが山ほどありますがとりあえず“出来れば公開してください”とだけお願いしておきましょう。

 活性化を成功させるには計画を見直さなければならない。
 計画を見直すには優れたプランナーが不可欠である。
 如何に優れたプランナーを発見し確保するか?

 上記のとおり、候補者のスキルなどが“ブラックボックス”化している状況において、優れたプランナーを確保する、という課題を解決するのは大変です。
大変ですが、やり遂げなければならない。ここでしくじると大変、見直しの見直しをする機会は無いと腹をくくらなければならない。
この情況においてどうすれば所望の条件を備えたプランナーを選択することが出来るか? 難問です。

 しかし、ご安心あれ。簡単に識別する方法があります。

 候補者に対して次の質問を行い、得られた回答を評価すること。

質 問:
 "『中活法』のスキームにおいて、中心市街地とはどこのことか? 中心市街地とそれと隣接する非・中心市街地とを分別する基準は何か? ”

 簡単な質問ですね。
ところがどっこい、回答次第では回答者のスキルの実体が完膚無きまでに晒されてしまう、恐ろしい質問なのです。

 いうまでもなく、質疑の土俵は見直し作業の土俵である『中活法』のスキームです。(計画見直しのアプローチには中活法というスキームを見直すという選択もありますが、大変危険です。国の見直しを待つべきかと。)

 この質問に的確な回答を出せなければ、直面している見直し作業のリーダーとしてのスキルは不十分だと判断しなければならない。都市に回答できる人がいれば、もちろん別ですが、いない場合は次の候補者に同じ質問をして、回答を評価し、・・・。という作業が続くことになる。
妥協したら一巻の終わりです。
(※このあたり、当社11月に予定している「東京セミナー」で開陳します。セミナーは行政の担当者さんは万難を排して参加すべき、画期となるセミナー(のはず)です。)

 スキームにおいて「中心市街地」はどう定義されているか、それを踏まえて当該都市の中心市街地をどう区画するか、ということは基本計画見直し作業の要諦であり、したがって、「中心市街地」を理解していないと既存計画の失敗を超える活性化策は立案できない、という極めて特殊な条件がありますから、作業を牽引するプランナーたるもの、中心市街地については掌を指すように明らかにしておかなければならない。

 “中心市街地と非・中心市街地を分かつものは何か?”

 皆さんも一つ、考えてみてください。
この問いに正解を出してはじめて中心市街地活性化のスキームを理解している、と胸を張ることができます。

 一つヒント。
 正解するにはもちろん、スキームを理解していなければなりませんが、さらにその背後にある「商業理論」、商業についての理解が必要です。
 今度の見直し作業で重要なことは、低迷する「商業の活性化」の見直し・立て直しですから、当然のことですね。
"商業"が理解されていないと正解は無理かも知れません。

 さて、通常ならここで「正解例」を提案するところ、今回は出しません。
設問をカンニングでクリアされると作業段階で支障が出ますからね。

 解答の評価基準は、“なるほど・そういうことだったのか! 中心市街地をそう理解すればスキームの全体が腑に落ちる、商業の活性化も夢ではない”とあなたをはじめ関係の皆さんが納得できること。

 まずは、当サイトの常連さんである・あなた自身の力を信じて、“プランナーを選ぶの法”についてしっかり検討してください。

 当社が考える正解例を知りたい人は、メールでどうぞ。
あなたが都市の実務担当者である場合に限り「正解例」を提供します。

※参照:
『中心市街地活性化論 ―基本計画見直しのために―』
注:このツリーは皆さんの参加を待って続けます。

立秋を機に当社一層の奮励努力

 当サイト、これまで各地の商業者を始め関係各方面の皆さんと共に蓄積してきた成果を、さらにいっそう精力的に活用していきたいと思います。

 既に進発している事業に加えて、新たに今月スタートするのは、おかざき商人塾。

 これはまさに“絵に描いたような”商人塾でありまして、
1.自治体が事業主体
2.商業者組織・商工会議所が参画
3.まちづくり組織も上に同じ
ということで、日ごろ、当サイトで苦労話が続いている「推進体制の構築」はスタート時点で既に関係各方面が揃って「土俵」に上がる準備が出来上がっています。

 さらに、この商人塾は、「中心市街地活性化基本計画再構築事業」の一環として取り組まれており、

4.講義及び実践の内容及び結果は、検討咀嚼して基本計画に活用する

 ということで、長年に渡って当社が提唱してきた「商人塾」のポジションがほぼ完全に実現しています。

 キラリが輝く繁盛店を自助努力によって創出、点から線、線から面への展開で中心市街地の商業をショッピングモールとして再構築する。
自治体・商業者・商工会議所、まちづくり組織、四者がしっかり団結しての取り組み、当社的にはまさに“これ以上の取り組みは無い”と評価される商人塾のスタートです。
もちろん、「儲かってナンボ」を標榜していますから、参加者には「売り上げアップ」をキッチリ達成していただきます。

 昨日、報道発表が行われたそうです
あちらでもこちらでも発表、関係各位の覚悟のほどがひしひしと伝わってくる取り組みです。
 

 先発各地の取り組みには、「推進体制の構築」という課題があり、いろいろと難儀がありますが、それでもそれぞれ知恵を出し・汗を流して前進しています。
苦労も楽しみのうち、と達観しないと成就にたどり着けないかも知れません。
まあ、取り組んでいる間、自店の繁盛は「保証」されていますから、他の取り組みに比較すると取り組みやすいといえば言えないこともない、ですか。

 各地の当社ゆかりの商人塾&個店経営研修事業にご参加の皆さん。

 いずれ一堂に会して「経験交流会」といきたいものですね。楽しみにしています。
 残暑厳しい折から、ご自愛の上、一層のご活躍をお祈りいたします。

 当社も社員一同、いっそう努力を重ね、POP理論を始め、分かりやすく・使いやすい、実効的な理論・技術の開発・改善を目指します。
あらためてよろしくおつきあいのほどお願いいたします。

商店街活性化の成功法(1)

 標題について時々アップしたいと思います。

成功法第一。

 信頼できるコンサルタントを発見し、首尾良く発見したらとことんつきあう、という覚悟を持つこと。

???・・・。
如何ですか。これまでのあなたの経験ではこんなことをいうコンサルタントはいなかったでしょうね。
業界のビヘイビアではないかも知れません。

 しかし、あらためて考えてみるまでもなく、これは本当に事業を成功させたかったらごくごく当然のこと、特にこれまでの取り組みについて、胸に手を当ててみればたちまち納得出来る人もいらっしゃるかも知れません。

 逆をいえば、信頼できないコンサルタントでも付き合う、まずかったらどんどん変えていく、ということになりますが、「どんどん変える」というのが曲者でありまして、そういうことを繰り返している人・組織はコンサルタントを見分ける力が無い、ということですから、いくら変えても次に現れるコンサルタントの資質はどうか、チェックする術がありません。
時間だけは確実に減っていきます。

 「出来るコンサルタント」さんは、発注者の自分に対する評価にとても敏感です。芸能人は歯が命w、コンサルタントはクライアントとの信頼関係が命、ですからね。

 誰が信頼関係のない人のためにアタマを使いますか?
それで使える程度のアタマでは、ものの役には立ちません。わざわざお金を払って雇うだけの価値があるかどうか。
掛かったお金はまた稼げるかも知れませんが、浪費した時間はゼッタイに帰りません。当たり前ですが。

 コンサルタントはクライアントとの信頼関係を何をもって測っているか?
大事なことですね。あなたがつきあっているコンサルタントを信頼し、これからもずうっとつきあっていきたいと考えていたとしても、肝心の相手が装備している「信頼関係測定法」によるチェックに引っかかればアウトです。

 もちろん、コンサルタントさんのなかには、“信頼関係が無くてもちゃんと仕事をやり遂げる”という人もいると思います。
“そうだ、プロならそうあるべきだ”という人もあるかも知れませんね。

 さて、「信頼関係測定法」には色々ありますが、中でも最も簡単で的確に判断できる方法は、
“クライアントが適時に適切な情報を提供するか否か”
ということです。

 “情報が遮断されている”と判断したらコンサルタントのアタマは働かなくなります。ウソでも誇張でもありません。
アタマを働かさないで出来る仕事をしているコンサルタント私はかって、どうしてもアタマが働かなくなったとき、クライアントに“なんか隠していませんか?”と尋ねたら、“実は・・・・”ということで、無事一件落着したことがあります。ガ適切にさんは別ですよ、相手にしてみれば、よもやそのせいでこちらのアタマガ働かなくなるなどとは思いもせず、情報を遮断するつもりも毛頭なかったのですが。

 さて、クライアントから情報を遮断されていると判断した場合、コンサルタントの選択肢は二つしかありません。

その一、愛想良く去っていくか。
その二、後足で砂をかけて去っていくか。

 すなわち、コンサルタントには自分を信頼していないクライアントと我慢してつきあう、という選択肢は無いのですね。
念のため繰り返しておきますと、これは“クライアントのためにアタマを使う”コンサルタントさん限りのお話です。

 皆さんにもし末永くつきあいたいと評価しているコンサルタントさんがいらっしゃったら、くれぐれも「情報遮断」はなさらないように。
相手はいつも「情報の出具合」をチェックしているはずですから。

 こちらにそういうつもりが全然なくても、情報の流れを滞らせたら、ある日、とっても愛想良く、“こんにちは、実は・・・”ということにならないとも限りません。

 逆に、“そろそろお引き取りを願いたい”という場合は、徹底して情報を流さないこと。
“出来る”と自負しているコンサルタントならさっさと“愛想良く”退却してくれるはずです。 

POP発端の商業集積活性化

 先日、某所でPOP理論を開陳していたところ、“それは面白い”という声が大勢を占める中、居眠りが終わった陪席者がやおら発言、“ポップを作るのになれている人はいいが、これまで書いたことがない人もいるはず、ポップ講習会が必要ではないか”と・・・・。

 みなさん、まさかとは思いますが念のため。

 POPはポップ広告のことではありませんよ!(笑

 
 さて、POP理論は既に各地で実践段階に入っておりまして、ホント、ウソみたいに効果が出ています。
例えば、商人塾を修了、転換に一所懸命取り組み実績を挙げ、“当分、このままで行く”と決めていた人が「POPマネジメント」を学ぶと、あらま、あらためて単位POPの改革からスタートして業容を一新させる、というケースが先週有りました。商人塾~業容転換に取り組んで来た人がPOPを装備すると「飛躍」します。

 同じく先週開催された個店指導にあたる講師の皆さんの研修でも「POP理論」を説明、事業に採用されることになりました。

 ということで、POPは商店街活性化、文字どおり、「起死回生」の一手ですが、もちろん、その効能効果は商店街にとどまらず、POPを持っている小売店舗・集積なら規模や業容不問いつでもどこでもOKです。
事例では工務店で取り組まれているケースもあります。
POP=売買交点。売買契約が発生する業種なら何でもOK。

 とりわけ。
目の前に豊潤な事業機会が有るにも関わらず、“視れども見えず”という状態に陥っている百貨店の活性化には「持ってこい」の手法です。

いろいろと事情が錯綜しているであろう百貨店ですが、なんと言っても:
①お金を掛けず、
②計画を立てず、
③出来ることから取り組んで
☆“確実に売り上げをアップする”
☆店(売場)から線(フロア)、面(全店)へと転換が拡がっていく。
わけですから。

 よく言われる硬直化している組織でも大丈夫、店頭現場から取り組んでたちまち成果を挙げていきますので、反対できる人はいないはず。

 都市や中心市街地にとっても自他共に認める「核」=百貨店の活性化は焦眉の急、いつ何時「撤退します」という挨拶があっても可笑しくない、という今日、
“POPという方法があるよ”
とご一報いただくと、上手くいけば、
「核から線、線から面へ」という活性化への道が切り開かれるかも知れません。
 
 百貨店の苦境を“他人事ではない”とお考えのあなた、“POPという手法があるらしいよ”
と一声、是非紹介してください。
上手く行けば、商店街・中心市街地活性化にとっても万々歳ですからね。 

鈴木宗男衆議院議員 永年在職表彰の謝辞

 ―宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える―

8月4日 本会議 永年在職議員表彰の件

全文紹介
************************(ブログ『ムネオ日記』より)

私は今、最高裁判所に上告中の刑事被告人の身です。しかし、必ず真実が明らかになると確信しております。
 ただ、永年在職表彰のお話を伺った時、私の心の中で二つの声が交錯しました。
 一つは、「あなたは刑事被告人だ。このような場で表彰を受けることは自粛した方がいい」という声です。もう一つは、「このことはあなたの個人的信条の話ではない。国会議員は国民によって選ばれた、国民の代表である。二十五年間、民意を体現してきたあなたの役割に対して表彰がなされるのであるから、ここは淡々と受けるべきだ」という声です。
 この二つの声とあわせて、私が今日あるのは、昭和五十八年十二月の初当選以来、いついかなる時でも私を支えて下さった、松山千春さんはじめかけがえのない後援者、秘書はじめ事務所スタッフ、家族、友人のおかげであるということを考えた時、政治家・鈴木宗男として、職業的良心に基づき、受けさせて戴くという結論に至りました。
 改めて、この機会を与えてくださった皆様方に、心から感謝申し上げます。
 この場をお借りして、私の率直な思いを述べさせて戴きます。
 今日本は、国家統合並びに民主主義の危機に直面しております。ここで私たちは、何よりも過去の歴史を振り返るべきです。
 昭和五年以降、我が国は急速に破滅への坂を転げ落ちていきました。その原因は、当時最大のエリートであった軍事官僚の独りよがりの正義感、現実から遊離した情勢認識でした。
 今、一部官僚により、それが繰り返されています。外交面でも、日本は国際社会の中で孤立し始めております。
 私は北方領土問題の解決に向け、政治生命を賭けて取り組み、国益に即した活動をしてきたと自負するものです。しかし、一部の外務官僚の情報操作と、それと手を握った検察官僚によって失脚させられました。
 しかし、国民が私をもう一度この席に送り出してくれました。私の北方領土返還への取り組みを、民意が正しく理解してくれたのです。
 私は北方領土問題とともに、竹島問題や沖縄の米軍基地問題、アイヌ民族の権利確立の問題の解決に努力して参りました。
 それはまさに、日本国家を維持し、強化したいと考えていたからなのです。
 取調べの可視化に取り組んでいるのも、検察官僚の小さな出世欲のために、密室における誘導や誤導、取引が常態化している病的な現状を、何としても矯正しなくてはならないと考えるからなのです。
 このことが実現されない限り、我が国の民主主義が根底から崩されるという危機を、自分自身の体験をふまえ、痛切に感じております。
 冤罪はあってはなりません。権力による国策捜査も、断じてあってはなりません。
 同僚議員の皆さん、時代のけじめをつけることは、国策捜査によって行うのではなく、国民によって選ばれた我々国会議員が、政治主導によって行うべきではないでしょうか。
 我々国会議員も、党派的な問題、個人的な野心といった、本質から外れ、重要でない問題に、エネルギーを注ぎすぎている現状を改めなくてはなりません。
 我々がこうしている間に、政治が民意から離れていくのです。そして、国家が弱っていくのです。
 私は国民の英知を信じます。国民の声に耳を傾け、国民とともに進んでいくことにより、日本は現在の危機から脱出できると確信しています。
 最後に今一度、至らぬ私をいつも親身になって支えて下さった、松山千春さんはじめかけがえのない選挙区並びに全国の後援会の皆様、秘書はじめ事務所スタッフ、そして特に我が妻、息子、我が娘に心から感謝申し上げ、謝辞といたします。
***********************

個店経営研修事業の公募

 去る8月3日から始まっていますが、首尾よく応募されましたか?

 いつも申し上げているとおり、この事業はこれまで大きな事業枠の中で、それぞれ事業主体がたとえば“商人塾”といった形で、関係各方面を説得しながら取り組んできた、“キラリ輝く繁盛店づくり・点から線・線から面の展開”が、昨年からそのものズバリの制度として取り上げられたものです。

 したがって、取り組みは、商店街活性化の方法と方向、シナリオにしたがって、その重要な一環をこの事業を利用して推進する、という位置づけになります。従来のように“後先関係なくこの事業にさえ取り組めば繁盛店が増えて商店街は活性化できる”といった認識で取り組むと必ず尻すぼみに終わることになります。

 もちろん、まずはこの事業に応募して取り組みを進める中で“活性化への道”を模索する、という考え方もあります。
この場合、この事業は活性化への道の第一歩である、としっかり位置づけて、繁盛店づくりを進めながら同時に“道”を見いだす作業に取り組むことが必要です。(そのために“オプション研修”が用意されています。)

 この事業は、単発・単年度で商店街活性化を実現できる、という事業ではありません。この点、誤解の無いように前後左右を見極めつつ適切な取り組みになるよう、担当の講師さんによく相談してください。
 みなさんの取り組みが絶大な効果を上げますよう祈念いたします。

 まだ応募されていないところは、まだ空きがあるかも知れませんので、早急に推進体制を固めて応募書類を提出されたら如何でしょうか。

商業理論の習得と実践の積み上げ モデル事例

 先日アップした「活性化に向かう商店街」のモデルの仕様の素描は、ある検討会に提出したレジュメ原稿の一部です。
内閣府の総括報告とは別にすでにこういう論議が始まっていることを確認しておいていただきたいと思い、紹介しました。
モデルの実現は喫緊の課題ですか、実現したからといってモデル追随を目指す皆さんの取り組みの苦労が軽減されるものではありません。モデルは“理論武装の不可欠性”を突きつけるものになるはず、モデルが歩んでいる“活性化への道”に追随しようとすれば、理論修得という段階を飛び越えることはできません。

 当社がその不在を指摘し、装備の必要を主張しているのは、ご承知のとおり『商業理論』、すなわち、商業を理解するための知識の枠組み、です。
これが装備されていないことが、商店街活性化が道に迷い『集客・集人』を巡る不毛な錯綜が続いている原因だと考えている当社が、考える商店街活性化のモデルは、“理論を装備している取り組みはこうなる”ことを端的に示すものになります。
“こんなに理論修得を普及しています”ということではなく、“活性化しているでしょ、理論に基づいて実践を組み立て取り組んできたからですよ”というわけです。もちろん、当事者たちが“理論があったからここまで来られた”と実感し、公言するはずです。

 今、全国各地で当社が協働している取り組みの多くは、“理論の修得”のための勉強は当たり前、という立場に立っています。
昨日当欄で紹介した講義テキストのレジュメは、今現在取り組まれている実践の一例、習得中の商業理論の一端をご披露したものです。
理論の共有無くして経験の共有なし。“人の振り見て我が振り直せ”は一方向になら共有が無くても可能ですが、双方で実行し変化・活性化を加速する、お互いに相手の実践の成果を自分のものにすることはできません。

 目下取組中のところは、商業理論を学んだことが自店の具体的な改善・繁盛に直接結びつくことを、日々、実感しながらの実践です。その実態をみたい・知りたい人には紹介いたします。

 本日のご紹介:

全国商工会連合会の機関誌『月刊商工会』8月号の巻頭記事「座談会/商店街も商店も、差別化戦略で生き残れ!」に韮崎市商工会田辺指導課長さんが出席、商工会が主導する商店街活性化の取り組みを紹介されています。是非ご一読を。
“商店街にまず一割の繁盛店を!”とは、『個店経営研修事業((株)全国商店街支援センター)』のスローガンですが、空洞化著しい商店街で繁盛店の点から線、面への波及を実践されているモデルです。機会がつくって視察をどうぞ。
指導に当たる専門家の会議でゴンドラを一台撤去しておもてなし用のテーブル椅子を配置されたYショップさんを紹介したら“それは見に行かなくちゃ”となりました。韮崎市の商店街、視察が増えるかも知れません。ただし、出かけられるときは商工会にご連絡を。とおりを見るだけでは「繁盛店」は見えないかも知れません。もちろん、取り組みの実際と成果については、取り組んでいる人たちに直接聞かないと分かりませんし。

 記事でも紹介されていますが、同商店街には「中心市街地活性化推進員」さん2名が配置されており、小沢事務局長の陣頭指揮のもと、“点から線、線から面への展開”を強力に推進する体制の構築に向けて、目下、指導実務と座学への参加を中心に取り組まれています。
この点も“モデル”ですね。

商業者の取り組み:
 たとえば昨夜は「POP改革の進捗状況」についてそれぞれ現状が報告されました。
ブティック、バイク販売修理、工務店などそれぞfれまったく異なる業種・業容の人が、現在取り組んでいる内容と成果について発表されました。いずれもスタート時点では予想できなかったレベルに到達しています。
いずれも“共有する理論に基づく取り組み”であること。
そのために“それはお宅の業種特有のことでしょ”などという認識が生まれる余地はありません。
5人で取り組めば5通りの仮説試行が共有される、取り組みが加速される、ノウハウが商工会に蓄積され、後続グループの取り組みに供される、ということが実現しています。

 視察の機会が持てる人には是非おすすめ、ご検討ください。

人はイメージに基づいて行動する 小売店舗論

 今日の講義。
第七講 店舗・レイアウト・陳列

はじめに:新しい店舗理論について
1.なぜ商業理論は必要か
2.商業理論が備えておくべき条件
3.POPという視点
4.進化する業容
5.経験の共有による改革(繁盛店づくり)の加速

Ⅰ 業 容
1.お客のお金とお店の金
2.新しい専門店の考え方
3.小売業と業容
4.繁盛店と業容の進化
5.進化を促進する仮説試行法

Ⅱ.店 舗
1.店舗の基本要素
2.店舗の機能
3.店舗機能の運動

Ⅲ.単位POP

1.POPの基礎
2.単位POPの構成
3.改革の取り組み

Ⅳ.レイアウト

1.機能
2.構成要素
3.効果を上げるための留意事項
4.参考 POP配置の基本

Ⅴ.ディスプレイ

1.陳列技術とは
2.陳列技術の分類
3.POPと陳列

Ⅵ.おもてなしスペース

1.目 的
2.配 置
3.基本要素
4.留意事項

― まとめ ―

 以上、テキスト99~115。
わずか16ページに本邦初公開の理論がぎっしり。さらに講義中に延伸する理論空間。

 特に“はじめに”の内容は、これまで商業者のセミナーなどで出てくる話ではありません。
しかし、これを理解しておかないと“経験の共有”はできません。
講義では“イメージとは”や“バベルの塔”など、言語にまつわるエピソードなども登場、皆さんおもしろかったでしょうか。
ちなみに“イメージ”とは当社的には、“圧縮された理論”です。

 講義終了後、それぞれ店舗で取り組んでいる単位POP改革の進捗状況の報告。商品管理とPOPマネジメントという興味深い話につながる報告もありました。
皆さん、多分、生まれてはじめて聞く話が多いセミナーですが、おもしろがって、やがてためになる、ここにしかない講義です。

経営革新としての繁盛店づくり

 当社流の繁盛店づくりは、挑戦したら、それまでの業績推移の延長上ではとうてい考えられないような売り上げの増加、粗利の向上を実現するものです。
当然のことですが、取り組みのプロセスを通じて業容はどんどん変わっていきます。“本当に売り上げが上がってきた”と実感される頃には、場合によっては取り組み以前には想像もできない変貌を遂げているかも知れません。


 この取り組みは、あらかじめ完成図を用意しておき、それを実現していくという、ありがちな思考パターンとはkじょとなる“ものの見方・考え方”に基づいています。

 今日は、商店街支援センター主宰「個店経営研修事業」の講師会議が開催され、不肖takeoは2時間の講義を受け持っています。事業の課題の一つは、成果をどう商店街全体に波及させていくかということ。何しろ事業の主眼は“キラリ繁盛店、点から線~面への展開”ですからね。

 伝播普及すべきは“理論&技術”です。
これまで商店街には理論が無かったために、個別事業の挫折を総括して将来の資とすることができませんでした。その結果、全国各地の“経験”、特に総括されることなく放置されることになり、(貴重な“やってはいけない取り組み方”が“教訓”として至る所に残っているのですが)これらを教訓として活用することができない、という状況が出来しています。

 今日の講義のテーマは“理論武装の必要について”。
受講者はコンサルタントさんたちばかりですが、果たして反応やいかに。
事業の目的を踏まえれば、取り組みに理論は不可欠です。

 「商店街活性化は関係各方面の理論武装から。」
全国の取り組みの合い言葉にしたいものですね。

過程としての繁盛店づくり

 ㈱全国商店街支援センターの「個店経営研修事業」、いよいよ今日から公募のスタートです。ごく限られた一部の商店街では今日という日が待ち望まれていたわけで、満を持しての応募となります。他方、圧倒的多数の商店街ではセンターも事業も一度も耳にしたことが無い、という状況で既に出だしで大差が付いています。
“うちは逸品をやっているから”とか“百縁があるから”というのは、アタマの中が間違っています。
そういう商店街の心当たりがある人は、一度当サイトの所在を紹介してみては如何でしょうか。

 さて、研修に参加を表明し晴れて採用されたからといって安心するわけにはいきません。この事業を「商店街活性化への道」に直結するには、事業の前後で必ずやっておかなければならないことがある。

□ “キラリ輝く繁盛店”

 この事業は、商店街立地に繁盛店を実現することからスタート、その成功が呼び水となって次々に取り組みが拡大、繁盛店が点から線、線から面への拡がっていくことを目指します。
この事業で実現を目指す繁盛店は、小売業の原理原則をよく理解し、自店を取り巻く環境においてそれをどう展開すればお客の支持を得られるかということを考え、仮説~試行法で一歩一歩店づくりを転換していくというもの、もちろん、市販されている「繁盛店を作るには」といった本などで提案されている“自店の強みを知り活かす”といった安直な方法ではありません。
 小売業なら誰でも業種業態、立地条件、業績・業歴などは一切不問、意欲もって取り組めば繁盛への道を切り開くことが出来る、というものです。そうでないと“点から線、線から面への波及拡大”は出来ません。
この事業では、“キラリ輝く繁盛店”、“キラリ繁盛店”、“キラリ店”といった言葉が飛びかいますが、以上のような背景をもって実現を目指す繁盛店のことです。

□前後の取り組み 
  
 たった今、これから応募用紙を提出する、という電話を受けました。この事例では、参加に先立って総会を開催、満場一致で取り組みを決定したそうで、事業参加者を選定するに難儀しそうだと言うことでした。まあ、打つ手はあります。
参加に先立って、市役所、商工会議所には事業の趣旨、取り組むについての決意が伝えられています。これは重要なことです。

 何しろ、これまで勉強嫌い(特に商工会議所ではこれまでの講習会への参加状況などからそういう見方が定着しているはず)、個店の経営については「聖域」であり、取り組みはおろか論議の対象にも出来ないとして「視野の外」に置いていた“個店のシャッターの内側”を事業の対象にしようというのですから、都市の商業振興施策が「大転換」する可能性があります。
このままでいいとは誰も思っていないところへ「自助努力の組織的取り組み」がスタートするのですから。

 「キラリ繁盛店」を現実のものにしていくためには、スタート時点で関係各方面、行政、商工団体、商店街上部組織などへ主意志・内容を詳しく説明、「商店街活性化実現への尖兵としての取り組みである」という位置づけを獲得しなければならない。
理論的な説明は「全体研修」で講師が行いますので、まずは決意表明と全体研修への参加の約束、この二つを行ってください。

 「商店街・中心市街地活性化への道」においてこの事業には大変大きな任務を果たすことが期待されています。
全体としての商店街・中心市街地活性化の推進においてこの事業を如何に位置づけるか、ということで事業のあり方もその成果も大きく変わります。漫然と“売り上げが上がるのなら、取り組んでみようか”といった取り組みでは「売り上げアップ」も望み薄になります。
個店経営研修事業は、繁盛店を実現することが最終目的ではなく、実現を目指すのは“キラリ輝く繁盛店”であり、他の模範となるキラリ店です。

 すなわち、この事業は参加個店の繁盛を実現すればそれで良しというものではなく、商店街・中心市街地活性化の取り組みの一環、過程としての繁盛店づくり、という位置にあります。これまでの個別事業の取り組みが「全体の活性化」につながっていかない、という全国共通の課題を解決するための「ミッシング・リング」、この事業に上手に取り組むことで、①商店街活性化実現の目処が見えてくる ②これまでの取り組みが生きてくる という結果をもたらすことが出来ます。

 さらに、既に述べたとおり、活性化を推進していく上で必要不可欠である関係各方面を網羅した「推進体制」の再構築という課題へのアプローチという点でも極めて効果的な取り組みにすることが出来ます。

 さて、事業に応募される商店街は手順さえ間違わなければ「活性化への道」の第一関門をクリア出来るところまで歩を進めることが出来ました。
 問題は、事業の存在・公募を知らず、あるいは知っていても“関係ない”と手を挙げていないところ。
皆さんは、“シャッターの内側”の取り組みに真っ正面から挑戦しなければなりませんが、何時、どのようなスタートを切るつもりですか?

 公募期間は今月いっぱいと聞いています。
まだ間に合うかも知れません。この記事に思い当たることが人は、あらためて参加実現に向けて汗をかいてみられては如何でしょうか。
自力だけで「ミッシング・リング」を工夫するのは大変な仕事ですからね。
有限会社クオールエイド
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  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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