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コンサルタントの七つ道具(その一)

 いろいろありそうですが。

その一 SWOT分析

ハーバード大学で開発された経営戦略策定プロセスのツールです。

 この手法が有効かどうかはこちら
ちなみに、与件群がSWOTに仕分け出来ると思った時点でその人は「戦略家」失格。

 ご承知のとおり、コンサルタントは、企業(当サイト正面でいえば中心市街地、商店街)の諸データを収集、これをSWOTに仕分けします。SWOT分析=SWOT仕分け、ですね。

 対象及びその環境のさまざまな特性をS/W/O/Tに仕分けして、
強み=伸ばす
弱み=矯めす
機会=活用
脅威=回避
という図式を使って戦略を考えてみよう、というのが本来の使い方でありまして、アプローチとしてはありかな、という程度ですね。
当社的には。

 これを導入し、それをパクリ、さらに模倣するというプロセスを経て、SWOT=正しい経営戦略の立て方、というように理解する人(つまりコンサルタント)が現れ、自分が売り込む戦略について、“SWOTを使ったから間違いない”などといいそうです。
これはまるっきりのデタラメですからね。

 一店逸品は、悪しき・俗流SWOTの典型です。
Q:あなたのお店の強みは何ですか?
A:えーと、○○かな。
じゃ、それを使って店を繁盛させましょう。

 という具合。
そんなへなちょこで商売が繁盛するなら『中心市街地活性化法』はいりません。

 中心市街地活性化基本計画などでも「活用」されているようです。
わが中心市街地のSWOT。
皆さんの計画にも載せられていそうですね。

強み:郷土の歴史・史跡・資料、景観、建造物
弱み:?
機会:?
脅威:?

 強みだけで後は無視、というのが多そうです。
だって、弱み=商業集積としての集積度の未熟、などという結果が出たりすると、さあ大変、集積としての再構築が課題になってしまいます。中活法のスキーム、表面的には出ていない課題ですから、スキームをいくら熟読しても取り組み方が分かりません。

 機会? 今どき中心市街地がものにすべき機会とかあるわけ?
ということで、これも書けません。

 脅威? ショッピングセンターなど真っ先に上がりそうなものですが、無視。あげても対応できませんから、無いことにする(笑

 というような「ものの見方・考え方」がまかり通っているのがわが「中心市街地活性化」業界ではないでしょうか。

 コンサルタントたるもの、陳腐な七つ道具ではもはや仕事にならない時代だということは、誰よりも中心市街地・商店街の関係者が重々承知しています。
広いようで狭いのがこの業界、“SWOT分析”などと口走ると笑われてしまう、というときが来ているかも知れません。来ていないかも知れません。
もうしばらく使い続けてみますか? 
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