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商店街が日本経済を救う!

 というか、日本経済と商店街は運命共同体です。今日はこの話。

 わが国GDPの6割は消費で占められています。消費とは、“国民が生活を作るために経済プロセスに参加して生活材を購入すること”です。GDPの6割もあるのですから、「経済の成長戦略」を構想するにあたっては、この“消費をどう考えるか”ということが重点の一つです。

 消費には二つの基本性質がありまして。
1.一つは、“お金が無いと買えない”ということ。つまり所得が少なかったり、少なくなったり、少なくなりそうだ、と思うと「節約」つまり、買いたいけど買えない、買いたいけど我慢しょう、ということになります。

2.もう一つは、“欲しいものが売られてない”ということ。
“あったらゼッタイ買うのに、売られていないから買えない”と“見ると欲しくなるようなものが売られていない”があります。

 さて、このところ取り組まれている「景気対策」~「成長戦略」は、“お金が無いから買えない”対策でありまして、所得を増やす、手当を増やす、ということです。新年度は高校の授業料が無償になるそうで、これも景気対策という側面を見れば“お金が減らない”ワケで、その分消費や貯蓄に回せます。

 消費に向かう場合。
せっかくお金の使い道が減ったから・そのお金が向かうべき「消費」があるだろうか。何を買えばいいんだ?ということですが。

 これがなかなか無いわけですね。
日本国中、すべての業種・業態が売り上げ不振に陥っている、ということは、中には“潤沢に消費に回すほど収入が無くなった”人もいるでしょうが、一方で、“ショッピングしたいものがない”という傾向もあるのではないでしょうか。

 今や全国あらゆる小売部門で“低価格競争”が繰り広げられているわけですが、これはつまり、“これまでどおりの商品なら値段を下げないと買ってもらえない”あるいは“買ってもらえないだろう”と思っているということです。
つまり、自分の商売に自信がないわけです。

 主要な販売促進政策が価格競争となれば、これはもう、商材は海外に求める他はありません。
もちろん、その分、国内の雇用・所得は減少し、1的消費減衰要因がです。

 問題は、価格を下げれば昨日まで売れなかった商品が売れるようになるだろうか、ということ。昨日、昨日の価格で売れなかった商品が、今日、値段を下げれば売れるでしょうか?
まあ、一部は売れるでしょうけど、昨日以上に売れるとは思われません。

 “買いたいがお金が心配”という消費に対して、「低価格」をアピールしている(全・小売業目下の経営戦略です)わけですが、もちろん、売り上げアップは起こりません。どうせ気に入る商品が無いなら、しょうがない、間に合わせで買うか、となれば売れるのは「激安」ばかり、となる。
こうして、ますます、“誰がもっとも安く提供できるか”という競争になっていく・・・。
その先には何があるかといいますと・・。
果たしてどうなるのか、自分で考えてみてください。

 もはや既存の業種業態は、“その陳腐さを低価格でカバーする”という路線に雪崩を打っています。
この間、“ワクワクするようなショッピングが出来ない”から、買い物しないという潜在需要は身をひそめたままです。
小売業界がダメだから、ラグジュアリィとかオリジナリティとかオーセンティックといった生活ニーズ、生活演出を担う生活材が手に入らない。従来の行きつけは陳腐化しているし・・・。
この方面の業界、百貨店をはじめ、いわゆる専門店はずうっと「真冬」状態です。

 この消費を起こすには、現状をなんとかしなくちゃ・なんともならない商業者が、乾坤一擲、新しいラグジュアリィニーズへの対応・提案を構想・実現・店づくり(品揃え・接客サービス・環境の三点セット)として提案しなければならない。

品揃え:「ラグジュアリィな生活演出に適格なアイテム」を提供
接 客:カスタマイズされた提案、購買支援
環 境:ショッピングを堪能する空間演出

 ということで、キメになる商品構成は、これはもう、国産品主体になることはいうまでもありません。川上の方は低価格志向・輸入志向の小売段階のせい(笑 で息も絶え絶え、早く流通が変わらないと産地という産地は全滅です。
御地の「流通卸団地」を見てごらん。

 わが商人塾・個店経営研修事業に取り組んで成果をあげるに至ったお店、主流は「ラグジュアリィ志向」「国産品志向」です。
洋菓子店は、弁当@290円という中でケーキ一個390円。売り上げアップしています。

 商人塾参加店で「価格訴求」をしている人は、全国、ただの一人もいませんからね。総合衣料店もありますが、国産にどんどん入れ換え中です。

 ということで。
①商店街で繁盛店を作る。方向は「ラグジュアリィ」
②国産品が売れるようになる。メーカー、問屋の活性化。
③繁盛するようになる。人を雇うと1的条件が緩和される

 如何ですか。
商店街でラグジュアリィ以外の方向、価格訴求で頑張っても無駄ですからね。きちんと「繁盛店への道」を目指せば、1~3は必至です。

すなわち。
商店街を「ショッピングの場」として活性化させる=繁盛店を族生させると、消費拡充、国内消費財産業の活性化が実現し、雇用も増えます。
「経済成長戦略」としてもってこいです。

 商店街活性化、困っている商業者をなんとか助けよう、店前の通行量を増やしてあげよう・・・といった安直な発想ではゼッタイに実現できません。
陳腐化著しい既存の小売各方面が対応できないため、潜在化しているニーズがあり、商店街及びそこに立地する各個店はこれをターゲットに「店づくり」を転換していくことで必ず繁盛し、活性化することが出来ます。
そしてその道は、とりもなおさず、日本国内消費財業界の活性化への道であり、したがってまた、“日本経済成長戦略”の重要な柱でもあるのです。

 商店街立地の独立自営小売業者の皆さん!
皆さんが儲かると、関係者がハッピーになる基礎条件が整うばかりではなく、
1.お客の生活が楽しくなる
2.雇用が増え。税収が伸び、地域に貢献できる
3.川上が活性化する
4.日本経済の成長戦略が見えてくる
というこれまで考えたこともない「波及効果」が生じます。
今現在、これほどやりがいのある仕事はめずらしい。
ぜひ、自信を持って、自信をみなぎらせて、商売繁盛への道を突進してください。 
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  • Author:進化する売場研究会
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