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週末の読書

釧路からの帰途 読了:
○G.Mホジソン『現代制度派経済学宣言』1991 名古屋大学出版会
新学派の旗揚げと言うよりは、既存流派への内在的・外在的批判です。社会学や認知額などの知見が動員されており、やっと社会-内-経済というアプローチが本格化する時が来たようです。
「アンチ古典主義」はこのところの流行ですが、取り組んでいる人はずっと前から取り組んでいるわけで、中でもホジソンさんはもっともラジカルなところからの批判を行っています。
ただし、主流派の皆さんは食い扶持の維持確保に専念中でしょうから矢があたったことも気づかないと思います。

これから読む本:
○東海林さだお『アイウエオの陰謀』文春文庫
 言わずと知れたタンマ君などでおなじみ。夏には「ドーダ史観」を楽しませてもらいました。これも期待しています。

○ジョン・グレイ『わらの犬』2009 みすず書房
 テーマは、ヒューマニズム(人間優位的発想)の由来とその批判。“地球に優しい”などという夜郎自大に対する鉄槌を期待しています。

入手した本:

○佐伯啓思『倫理としてのナショナリズム』NTT出版
 “グローバリズムの虚構を越えて”というサブタイトルが付いています。

 ナショナリズムももちろん虚構でありまして、どちらかというと「後ろ向き」の虚構ですよね。
「虚構」というのはえてして「いいとこ取り」が多いわけですが、将来に向かってビジョン(これも虚構です)が描けなくなった人が陥るのが後ろ向きのビジョンだとすれば、危うし、佐伯先生(笑、この人の所説には「ラグジュアリィ」的が欠けていることが後ろ向きとならざるを得ない原因だと思われますが、もちろん、ナショナリズムを標榜したからといって先生が直面している問題を解決する糸口が見えてくるわけではありません。
以上は、これまでのおつきあいからの「予断」です。
この本ではどのような「打開策」が仮説されているのか?
大いに楽しみですが、それにしても「ラグジュアリィ」的ビジョンを持たないナショナリズムってどこに行くのでしょうかね。
どこにも行けないような気がしますけど。

中心市街地の事業仕分け・釧路商人塾

朝日新聞によれば、中心市街地活性化事業がやり玉に挙げられ、効果として説明者が売り上げ、通行量の増加を挙げたのに対して、仕分け側は通行量?それがどうした、大事なのは経済の活性化でしょ、と予算が2割削減されたとか。

 くるべきものが来た、というべきでありまして、通行量が増えたからと言って、それが買い物客に転化する訳もなく、経済の活性化(法の目的で言えば経済活力の向上)につながることは無いのでありまして、中心市街地活性化は通行量の増加を実現すれば可能だと提唱してきた人は、この際あらためて「通行量増加」が中心市街地活性化実現の数値目標となることの根拠を示したもらいたいものです。もちろん、できれば、の話ですが。

 説明では「通行量の増加」という成果が挙がっているとのことですが、はて、認定基本計画を遂行中の各都市の年度報告で「増加」と報告している都市がいくつあったかしら?

 仕分け人さんも面妖でありまして、効果が認められないから予算を2割カットというのはどういうことっすかね。
2割カットすれば効果が上がるようになる?
8割なら効果不問で使ってよい?
それとも「懲罰」でしょうか。

 ということで.

鳴り物入りで登場した事業仕分け戦略課題・中心市街地活性化を巡っては「正体見たり」ではないでしょうか。
仕分け人さんが登場しても、ラグジュアリィに進路を取れ、内需転換の鍵を握る中心市街地の実効ある「方向と方法」の採用という喫緊の課題には何の力もありません。
 今しばらくは「繁盛しなければ困る」中心市街地所在の商業者の自助努力を中心にがんばる以外にありません。
幸い、遅ればせながら「個店経営研修事業」もスタートしたことですし。


 釧路商人塾、第8講義までつつがなく修了、参加各店では転換がスピードアップしてきました。
これを受けて今日は講義を早めに切り上げ、「お披露目イベント」実施に向けた話し合いがもたれました。
世話人会的メンバーを3~40代のメンバー+企画運営に興味がある人、ということで決定。第一回の会合に集まってきた人たちが運営メンバーになるという段取りです。

 こういう方法で中心市街地活性化のメイン事業である商店街活性化の人的・機能的核となる「人とお店」が現れてきます。
みなさん、先行事例の成果をふまえ、さらに進化した取り組みにしたいと張り切っています。

 先行各都市のみなさん、取り組みについての問い合わせなどありましたらよろしくお願いします。
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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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