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甲府に負けるな、売り上げ目標120%

 与論町商工会 個店経営研修事業の第2回参加店会議。
昨日開催され、数値目標として参加者全員が目標数値として平成22年2月度の売り上げ:前年同月比120%とすることが参加点の全会一致で決められました。
甲府市の統一目標と同じです。
商人塾の仲間である甲府市の取り組みの目標を聞いて、“足並みを揃えよう”となったものです。もちろん、各参加店、現時点で“現実性がある”と判断された目標です。

 会議に先立って行った講義では、新規顧客確保を目指さない・売り上げアップをテーマに目標達成の方策の基本を提案しました。

 すでに取り組みがスタートして一ヶ月を経過していますが、取り組みは順調のようです。全参加店、後三ヶ月の取り組みできっちり目標を達成されることと確信しています。
その根拠はこれまで~現在の取り組み。
これは甲府市も、同じく統一目標を掲げて展開されている韮崎市の取り組みも同様です。

 個店経営研修、かくかくたる成果を上げて次年度の全面展開につなげたいものです。

 終了後の懇談では膨張されていた観光協会の役員さんが、“取り組みの方法と方向は、観光活性化の課題にもつながる”と発言され、“新規顧客の開拓・情報発信を中心とした取り組みから愛顧客のいっそうの堪能実現に重点を移すことを検討したい”ということでした。
顧客に「その気になったもらう」というマーケティングの原則は共通している訳です。

個店経営研修事業in与論町

 第二回臨店指導です。
本番は明日、今日は勉強会と事前訪問でした。
参加者は昨年の商人塾に引き続いて取り組む人と、初めて参加する人がいます。今日訪問したのは初めて参加した人のお店です。

 レイアウト・陳列、品揃え、接客三点セット全体にわたってしっかり取り組まれていました。お客さんの評価も上々とのことです。仮説~試行法の基本がよく実践されています。
これからの取り組みが楽しみです。

 当社が担当している当事業では、言うまでもなく、当社流商人塾の方法を採用しています。
その特徴は、ご承知の通り、業種業態や規模が様々の参加者が同じ理論を学び、同じアプローチで転換作業に取り組む、ということです。業種業態の特性や売り場規模の大小などには関係なく、学んだことを実行すれば、「繁盛店」への道が拓かれるのです。
実際に取り組んだ人、取り組みを自分の眼で見た人以外は信じがたいかも知れませんが。

 この事業は、商店街立地の個店を繁盛させることで商店街活性化の可能性を実証し、点から線、線から面へ、取り組みを拡大し街全体を活性化しようと言うものですから、業種業態の特性、規模の大小、個店の特徴などに依存した繁盛では不十分なのです。
個店の特徴などを一切無視したレベルで繁盛を実現するのが当社流の取り組みです。
甲府市、釧路市などで取り組まれている商人塾と全く同じカリキュラムによる講義と仮説試行が与論でも行われています。

 参加者の間では、この事業の成果をしっかり挙げて「見学会」を行おうという機運があります。
南の島・与論島で取り組まれている商店街活性化、その到達地平と今後の展望をご披露し、各地の取り組みの参考として提案する、という趣旨です。

 実現できたらいいですね。

 明日は、臨店研修と各参加店が取り組む「数値目標」を決定する参加店会議が行われます。

「通行量増加」は「立地改善」だが・・・

 中心市街地活性化基本計画、商店街活性化基本計画では「数値目標」の設定が義務づけられており、そのほとんどが「通行量の○○%増加」とされています。
商店街活性化を目指す取り組みにおいて、どうして通行量の増加が目標になるのか?
その背後には“歩行者通行量が増えれば、歩行者が買い物客に転じて商店街が活性化する”という仮説が隠れています。
商店街を歩く人が増えるだけでは「経済活力の向上」は実現しませんからね。

 商店街の通行量の増加とは、そこに立地する個店から見れば「店前通行量の増加」を意味します。

 今は昔、小売業は「立地産業=立地の選定でその業績が決まる」と言われ、小売業にとって良い立地とは「通行量の多いところ」とされていました。もちろん仮説です。

 その後、この仮説は、量販百貨店やショッピングセンターなどの郊外出店で否定されました。それまで人っ子一人歩いていなかった田圃の中に施設を作ってお客を集めることに成功、“小売業は立地創造産業”ということになりました。
小売業は、“集積した売場の魅力で集客する”ことが基本的な戦略だといわれるようになったのです。

 さて、活性化に取り組むことが必要な中心市街地、商店街の場合、その実態は確かに通行量が少なく、そこに立地している個店群の多くは、業容が陳腐化しています。
活性化が必要とされる由縁ですが、もんだいは“どうすれば活性化できるか?”ということです。上述のとおり、多くの都市では“通行量を増やすことで活性化する”と考えているのですが、果たしてそれは可能なことでしょうか?

 と疑問符をつけるまでもなく、そんなことは不可能に決まっています。
商店街でイベントその他の「人集め」に取り組んだとして:
1.集まったお客は陳腐化著しい売場のお客にはならない
でしょうし、
2.第一、イベントその他の「人集め」を催さない平日の人通りはどうなる?
ということもあります。
「通行量で活性化」と考えている人たちにはこういう疑問は起こる余地が無いのでしょうか・・・。

 そもそも、どうして「通行量の増加」が活性化実現の数値目標となったのか?

 結論からいえば、それは“通行量が増えると商店街は活性化する”という「風評」があったからですね。

 少し詳しく説明すると、多くの基本計画に於いて、数値目標が「通行量」に定められたのは、

1.国が例示したから、ですね。
なぜ「通行量」が活性化実現の目標となるのか、ということについては国は説明していませんし、もちろん、各基本計画に於いても「目標=通行量の増加」とする根拠は説明されておりません。

2.その前に総務省の「行政評価」において、
中心市街地活性化が成功しないのは、“目標が数値化されていないから”という指摘があり、“例えば通行量、販売高etc,.の向上といった数値目標を設定すべきだ”とされたことがあり、これも影響しているのではないかと思われます。

3.さらに遡及すると、
 各種アンケートなどによる商店街・商店主の意識調査などで「商店街衰退の原因」として“通行量の減少”が挙げられることが多かったことも作用していることでしょう。
この感想は、商店街全盛期の店前通行量を思い出せば無理もない感想だと思います。ただし、感想であってそれ以上ではありません。
商業機能が陳腐化したから買い物来街客が減り、その結果として通行量が減ったのか、何らかの原因で通行量が減ったから買い物客も減ったのか、というあたりのつっこんだ究明は行われておりません。「究明」と言うほどのことでも無いのですが。

 ちなみに、藻谷浩介氏の「商業はまちの花」という思いつきは、
このあたりの「商店街の常識」に基づくものでありまして、「数字」の操作が得意らしいご人が、あれこれのデータを収集加工分析評価して到達した結論ではありません。
“商業はまちの花、住む人・来る人が増えると活性化する”というのはなんの経験的裏付けも行われていない、ただの思いつきから一歩も出ていない、商店街出よく聞かれる“通行量が増えれば繁盛するのに”という願望と同じレベルです。
この点、誤解の無いように。
思いつくのは結構ですが、他人に提案するにあたってはその妥当性・整合性をチェックしてからにすべきです。

 元に戻しまして。
“通行量を増やす”という活性化策は、“通行量が多いところが良い立地”という商店街全盛時代の「商店街の常識」に基づいているもので、郊外型商業全盛という時代にはまったく通用しないことは明らかですが、商店街活性化業界ではしぶとく生き残っているわけです。

 商店主の皆さんは、胸に手を当てて考えてみていただきたい。

そもそも自店の業績不振は、
1.店前通行量が減ったことが原因なのか? それとも
2.自店の業容が陳腐化(*)しているからか? 
さあ、どうですか?
(*)この場合、「陳腐化」とはお客から見て“他にもっといい店がある、買い物にはそっちの店に行く”と評価されることを意味します。あなたが見て“うちの店の方がいい”と言い張っても無意味。

 “もちろん「1.」だ”と答えた人はここで思考実験です。

 あなたは、あなたのお店の業績不振は“店前通行量が少ないせいだ”というわけですが、それでは、
問1 いったいどれくらい店前通行量があれば“繁盛できる”と思いますか? 
なぜそう言えるのですか?

問2 現在の店前通行量に不満のあなた、あなたのお店は「店前通行量」の多い立地に移動すれば、繁盛間違いなし、といえますか?
例えば、銀座・新宿、福岡天神、佐世保市四ヶ町などに引っ越したら繁盛するんですか?

 “そういう場所に移動すればそれなりの商売に変える”というのは答えになりませんからね。
今の立地で通行量に不満を言っているあなたはどこに行っても満足する通行量に出会うことは出来ません。
何故そう言えるか?あなたにとって適正店前通行量とは“うちの店が繁盛出来るほどの通行量”ですが、そもそも陳腐化して業績不振に陥っている・従来からの顧客が櫛の歯を引くように離れていくお店の場合、いくら通行量が増えても「あんたのお店にゃ関係ない」ことがまだ分からンか(笑

 ということで、長々と書き連ねましたが。
「通行量の増加」を活性化の目標に掲げている人たちは、商店街立地の小売業店が振るわないのは、
1.立地のせいでシャッターの内側にはもんだいはない、
2.通行量が増えれば入店客が増え、業績は向上する
と信じて疑わないわけですが(というかもともとそこまで深くは考えていない?)、ホントにそれでいいんですか?

 どうすれば商店街を「ショッピングの場」として活性化することが出来るか?

 もんだいは今や「立地改善」かそれとも「業容改革」か、
というように立てなければならない。
何が何でも“立地改善だ”と言い張る人は、その根拠について自他共に納得させる理論・説明を作らなければならない。
商店街活性化の目標として「通行量の増加」を提唱する人でその根拠を示している人は皆無ですからね。

 もちろん、当サイト常連の皆さんにとっては「通行量の増加」は活性化のための努力が収斂する「一体的推進の目標」に値する者でないことは共通の理解ですが、皆さんの周囲では「通行量」を信奉する人が多数を占めているはず、包囲網をどううち破り仲間を増やしていくか、ということが大きな課題になっています。
もちろん、昨日今日のことではありませんが。

 打破していく作戦としては、“通行量増加に取り組まなくても繁盛を実現出来る”ことを実証することが考えられます。
ご承知のとおり、商人塾や個店経営研修事業などがその典型的な取り組み、これから次第に取り組む都市、商店街が増えていきます。

 都市や商店街ぐるみの取り組みが出来ない場合は、あなた個人でも取り組まなければ後がない、というのがこの時期、多くの個店経営者が直面している課題です。
“時機未成熟”などとうそぶいて漫然と都市や商店街単位での取り組みのスタートを待っているわけにいきません。

 さあ、どうする?、と各個店の「売場」があなたに問いかけています。

活性化が必要な商店街は自力では活性化できない

 今日から師走、平成二十一年も残すところ一ヶ月ですが、商人塾関係の皆さんは、日常業務としての繁盛店づくりに日々精を出しているわけで、希望あふれる年の瀬を迎えておられることでしょう。

 さて、標題について。
“繁盛しなければならないお店は繁盛することが出来ない”
これは当然でありまして、繁盛できないから繁盛することが課題になるわけですから、繁盛したかったら、「繁盛する方法」を学び、実践しなければならない。

 もんだいは、誰にどう学ぶか、ということですが、「繁盛への道」を示しているのは当社だけ、当社提唱の「繁盛への道」しか(現在までのところ)ありません。何らかの理由で当社とおつきあいが出来なければ、「繁盛への道」は閉ざされます。(現在の情況で「繁盛への道」を持っていながら持っていることを(例えばWebなどで)提唱しないということは考えられません。)

 個店においてしかり、ましてやそういう個店が集まって出来上がっている商店街においておや、でありまして、「商店街活性化=商店街を買い物行き先として再生する」という仕事が、“陳腐化している”商店街の皆さんの自助努力だけで上手く行くはずがありません。
もちろん、「周辺事業」、「補助的事業」である公共の支援がいくら多彩に展開されても、肝心かなめ、中核事業である“買い物の場としてシャッターの内側・売場を改革する”という仕事がおろそかなままでは、「砂上の楼閣」に終わることになるわけで、これはそこここで毎度おなじみの光景です。

 商店街活性化の眼目は、地元住民の皆さんが当該商店街を買い物行き先と認め、利用してもらえるショッピングゾーンとして再生させることですが、陳腐化~劣化しており、繁盛再現が必要な店主さんたちが、取り組みのシナリオを描き、実践していく為に不可欠の「意欲・基礎体力・方向と方法」を装備している、ということはあり得ませんから、当然、自力だけでこの仕事を推進成就出来るはずがありません。

 さらにいえば、このような情況を知ってか知らずか、「買い物の場としての再生」という課題に目をつぶり、もっぱら「周辺事業」に精を出すよう奨励している関係各方面にも正真正銘の「商店街活性化」実現の道へと大きく舵を切っていく「三点セットのもんだい解決力(意欲・基礎体力・方向と方法)」は持ち合わされていないと考えた方が紛れがないのではないか。

 まとめますと。
第一に、活性化が必要な商店街は「活性化への道」を切り開くことが出来ない、(かも知れない(笑
第二に、そんな商店街に対してもっぱら「周辺事業」を推奨してきた関係各方面にもその能力はない、(かも知れない(笑
ということですね。

 さらに一言にまとめれば、
《商店街活性化の取り組みは、総じて陳腐化している》
ということであります。
(陳腐化=あるものが期待されている効能効果を発揮し得ないレベルに至っている状態)

 陳腐化は怖いですからね。
なぜ怖いかと言えば、陳腐化は“端から見れば陳腐だが、当事者はそのことに気が付かない”という特性を持っているからです。
各種の商店街活性化策、第三者からみれば、陳腐きわまりない、そんなことで良く活性化を目指しているとか言えるもんだ、といわれるような取り組みでも、取り組んでいる人たちは大まじめで活性化を目指している、というところにもんだいがあるわけです。
 この時期見所があるのは、“商店街活性化なんかいくらやっても実現できっこない”と醒めている人かも知れません。
 ところが、そういう人でもいざイベントともなれば、真っ先に飛び出ていったりするわけで、後に残るのは索漠とした自己欺瞞の積み重ね・・・。

 
 標題をさらに敷衍しますと、
“活性化が必要な商店街は「活性化のための計画」を作ることが出来ない”ということでありまして、もちろん、計画を立てるために必要な能力も、計画を実践していく能力も持ち合わせておらず、さらにそういう自身の能力に思いが至らないまま、活性化しなくちゃ、計画を作らなくちゃ、というのがこういう人たちのレベルです。
取り組みの結果はやる前から分かっています。

 今必要なことは、
①本当に自分のこととして・繁盛が必要な人たちに対して
②自力中心で切開可能な「繁盛実現の道」を提示し、
③その歩き方を指導して
繁盛を実現すること、でありまして、これが実現すればとりあえず、
④商店街立地での中小小売店の繁盛可能性が実証され
⑤「商店街活性化への道」が見えてくる
という取り組みを採用することです。

 わが商人塾の皆さんは、それぞれ立地する商店街に於いて先駆的に上記①~⑤を実践しておられるわけですが、この道はゼッタイに“自分で歩く”ことが必要でありまして、他が歩いた道のあとをついていく、ということはできません。
何しろもんだいは自分の店、自分のまちにあるのでありまして、誰もあなたに代わってもんだいに取り組んでいくれる人はおりません。

 ということで。
今年も後わずか一ヶ月ですが、一日も早くスタートを切ることが大切です。「年も押し迫ってからより来年早々に」などといっていると、年が明けると確定申告、終わると年度末・・・、いつまで経ってもスタートが切れません。

 どんな大事な事業でも平気で恒常業務を優先し、どんどん「後回し」にしてしまうのが商店街並びに関係各方面のビヘイビアですが、思い立ったが吉日、年内に新しい動きを思い立つ、というのがお奨めです。

 おっと、もちろん、思い立っていただくのは陳腐化している従来的事業のあれこれではなく、これまでの取り組みに終止符を打つための取り組みです。

講習会:『「繁盛の原理」を実践し、繁盛再生を目指す』
http://www.quolaid.com/seminar/seminer051208.htm

 たかが講習会、主催者さえその気になれば一週間あれば開催可能ですからね。一ヶ月先、二ヶ月先の開催では「その間なにをするのか?」、直面している問題に照らせば間尺に合わない、というのが“繁盛が必要な個店・商店街”の実状です。

“陳腐化している個店・商店街は自力のみではそこから脱出できない”
それとも
“イヤそんなことはない、こうすれば脱出できる”
と胸を張って今現在取り組んでいる事業を肯定出来ますか?

商人塾交流会・・・全国商人塾運動

「全国商人塾運動」
 当社が妄想する、商人塾の全国組織というか交流のための組織です。

 “キラリ輝く繁盛店づくり”を目指す当社提唱の商人塾に取り組む皆さん及び趣旨に賛同する皆さんで結成します。
趣旨は、「キラリ輝く繁盛店づくり」の趣旨を踏まえ、
①繁盛店づくり、商店街ぐるみの活性化推進のノウハウの進化促進、共有
②取り組みのいっそうの拡大
③その他
ということで、実現するといいなと思っています。

 これまで取り組まれている都市を核として、その周辺への伝搬についても多方面から支援が可能ですし、講師も数多の塾参加者の中から、われこそは、という人にどんどん活躍してもらえば、これまでにないスピードでの波及が可能になります。
もちろん、当社が全面的に支援していきます。
以上は妄想です。

○商人塾の交流会

 上記の妄想と関係はありませんが、甲府市、韮崎市両商人塾は、「経験交流」を目的に交流会を持っています。
第一回は10月に甲府市で開催されました。韮崎商人塾のメンバーが甲府市のメンバーのお店を訪問、取り組みの実際を見た上で交流会を開催、臨店の所感をはじめ、意見の交換が行われました。皆さん、大変良い刺激になったそうです。
交流会には甲府市の副市長さんが出席され、激励をいただきました。(既報)

 第二回は、年内に韮崎市で開催すべく、目下、調整中です。
関係の皆さん、「年末は・・・」などと従来的常識を混ぜると、交流機会が一回少なくなってしまいます。
「個店経営研修事業」の目標数値という喫緊のテーマもあることですし、上旬での開催を是非実現したいものです。
韮崎商人塾参加各店の取り組みも目に見えて成果が現れています。甲府市側に気合いが入る番です。

週末の読書

釧路からの帰途 読了:
○G.Mホジソン『現代制度派経済学宣言』1991 名古屋大学出版会
新学派の旗揚げと言うよりは、既存流派への内在的・外在的批判です。社会学や認知額などの知見が動員されており、やっと社会-内-経済というアプローチが本格化する時が来たようです。
「アンチ古典主義」はこのところの流行ですが、取り組んでいる人はずっと前から取り組んでいるわけで、中でもホジソンさんはもっともラジカルなところからの批判を行っています。
ただし、主流派の皆さんは食い扶持の維持確保に専念中でしょうから矢があたったことも気づかないと思います。

これから読む本:
○東海林さだお『アイウエオの陰謀』文春文庫
 言わずと知れたタンマ君などでおなじみ。夏には「ドーダ史観」を楽しませてもらいました。これも期待しています。

○ジョン・グレイ『わらの犬』2009 みすず書房
 テーマは、ヒューマニズム(人間優位的発想)の由来とその批判。“地球に優しい”などという夜郎自大に対する鉄槌を期待しています。

入手した本:

○佐伯啓思『倫理としてのナショナリズム』NTT出版
 “グローバリズムの虚構を越えて”というサブタイトルが付いています。

 ナショナリズムももちろん虚構でありまして、どちらかというと「後ろ向き」の虚構ですよね。
「虚構」というのはえてして「いいとこ取り」が多いわけですが、将来に向かってビジョン(これも虚構です)が描けなくなった人が陥るのが後ろ向きのビジョンだとすれば、危うし、佐伯先生(笑、この人の所説には「ラグジュアリィ」的が欠けていることが後ろ向きとならざるを得ない原因だと思われますが、もちろん、ナショナリズムを標榜したからといって先生が直面している問題を解決する糸口が見えてくるわけではありません。
以上は、これまでのおつきあいからの「予断」です。
この本ではどのような「打開策」が仮説されているのか?
大いに楽しみですが、それにしても「ラグジュアリィ」的ビジョンを持たないナショナリズムってどこに行くのでしょうかね。
どこにも行けないような気がしますけど。

中心市街地の事業仕分け・釧路商人塾

朝日新聞によれば、中心市街地活性化事業がやり玉に挙げられ、効果として説明者が売り上げ、通行量の増加を挙げたのに対して、仕分け側は通行量?それがどうした、大事なのは経済の活性化でしょ、と予算が2割削減されたとか。

 くるべきものが来た、というべきでありまして、通行量が増えたからと言って、それが買い物客に転化する訳もなく、経済の活性化(法の目的で言えば経済活力の向上)につながることは無いのでありまして、中心市街地活性化は通行量の増加を実現すれば可能だと提唱してきた人は、この際あらためて「通行量増加」が中心市街地活性化実現の数値目標となることの根拠を示したもらいたいものです。もちろん、できれば、の話ですが。

 説明では「通行量の増加」という成果が挙がっているとのことですが、はて、認定基本計画を遂行中の各都市の年度報告で「増加」と報告している都市がいくつあったかしら?

 仕分け人さんも面妖でありまして、効果が認められないから予算を2割カットというのはどういうことっすかね。
2割カットすれば効果が上がるようになる?
8割なら効果不問で使ってよい?
それとも「懲罰」でしょうか。

 ということで.

鳴り物入りで登場した事業仕分け戦略課題・中心市街地活性化を巡っては「正体見たり」ではないでしょうか。
仕分け人さんが登場しても、ラグジュアリィに進路を取れ、内需転換の鍵を握る中心市街地の実効ある「方向と方法」の採用という喫緊の課題には何の力もありません。
 今しばらくは「繁盛しなければ困る」中心市街地所在の商業者の自助努力を中心にがんばる以外にありません。
幸い、遅ればせながら「個店経営研修事業」もスタートしたことですし。


 釧路商人塾、第8講義までつつがなく修了、参加各店では転換がスピードアップしてきました。
これを受けて今日は講義を早めに切り上げ、「お披露目イベント」実施に向けた話し合いがもたれました。
世話人会的メンバーを3~40代のメンバー+企画運営に興味がある人、ということで決定。第一回の会合に集まってきた人たちが運営メンバーになるという段取りです。

 こういう方法で中心市街地活性化のメイン事業である商店街活性化の人的・機能的核となる「人とお店」が現れてきます。
みなさん、先行事例の成果をふまえ、さらに進化した取り組みにしたいと張り切っています。

 先行各都市のみなさん、取り組みについての問い合わせなどありましたらよろしくお願いします。
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プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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