FC2ブログ

商人塾の“禁句”

“ものの見方・考え方は、使う言葉の影響下にある”というのがクオールエイド流問題解決法の一環でありまして、このことを自覚して日頃から自分が使用する言葉の自己検閲に勤しむことが「アタマの良くなる法」のイロハです。

 商人塾では、陳腐化・劣化・空洞化している商業界を飛び交っており、誰もが業界の常識として脳内に受け入れている専門用語の多くが「使用禁止」となっています。
というか、講義で一切使用せず、かつ、機会があれば徹底批判しますので誰も使わなくなります。

例えば;
○市場細分化
○ライフスタイル
○差別化
○意識改革
○付加価値
○弱みと強み
○小売業は立地商売
○小売業は人口商売
○小売業は通行量
などなど、枚挙にいとまなし。
ちなみに、上記の用語、どれ一つとしてクオールエイドの理論、提案に使用しているものはありません。
こういう言葉を脳内に飼っているうちは、繁盛店の実現はおぼつかない、というのが当社流でありまして、こういう陳腐な文言は繁盛店づくりに取り組む人のアタマの中には住み着く余地がありません。

というのも、理由は簡単でありまして。
“一体何のこっちゃ”と真正面から自問してみますと、アラ不思議、どの言葉も指し示す実体を持たない蒙昧語であることがだれの眼にも(というか、これらを脳内に道具として採用していない人には)明らかになるはずです。これらの言葉に依拠して「商売繁盛」を実現しようと思っても「打つ手」を思い浮かべることは出来ません。

 例えば、商店街活性化への取り組み、ある局面においては“やはり意識改革が必要だ”“意識を改革しなければ始まらない”などという発言があったりしますが、
はて、“意識改革が必要だ”と言うとき、
○意識とは何のことか
○それを改革するとはどういうことか
○いかなる方法で改革するのか
○その結果、①何が ②どうなること が期待できるのか?
と考えてみれば、思い半ばを過ぎると言わなければならない。

あるいは、「市場細分化」とやらについては;
○細分化の対象となる「細分化されていない市場」というものがあるのか?
○それを「細分化」するとは何をどう言う方法でどうすることか?
○その結果、何がどうなるのか?
とか、

あるいは、皆さん十八番の「ライフスタイル」とやらについて
○ホントのところ、それは何のことか、定義して見せて
○“ライフスタイルに対応する”とはぶっちゃけ、何をどうしろということか?

ということで、これらの「専門用語」はそれを口にしたとたん(脳内に浮かんだとたん)、そこで「思考停止」に陥ってしまうという、自力思考を旨とする人にとっては恐ろしく、自分のアタマでものごとを考えたくない人にとっては大変便利な作用をする言葉です。

 ウソだと思う人は、上に列挙した疑問を考えてみるとよろしい。
ちゃんと答えが出せた人はたいしたものですが、さてその答えが使い物になるかどうかは誰が判断するのか(笑 これらの用語を脳内に住み込ませている人が的確な判断が出来るとは思えませんからね。

 ちなみに、もちろん、こういう言葉を一切使わなくとも、「繁盛店づくり」にはなんの支障もありません。各塾の参加者が日頃実践されているとおり。
繁盛店づくり、こういう言葉に脳内が汚染されていては出来ることも出来なくなります。
脳内汚染恐るべし(笑

「少子高齢化」とか「商圏内人口の減少」とか「通行量の減少」などなど、関係者のアタマにこびりついている“商店街を取り巻く環境の変化”が繁盛店づくりを進めていく上で「マイナス」に作用することはまったくありません。
商人塾で実践に取り組んでいる人たちの脳内、繁盛店づくりに取り組んでいく仮説~試行を駆使していく用語の体系にこういう言葉は組み込まれておりません。
そんなのかんけいねぇ!というわけで、こういう文言も禁止です。
というか、だんだん誰も使わなくなる。
脳内から放逐されてしまいます。

皆さんの脳内にはどんな専門用語が棲みついているのか、一度、棚卸ししてみるのもいいかも知れませんね。
-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ