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コンパクトシティのショッピングモール

 札幌市西区琴似商店街。
中心市街地に隣接する区内人口21万人の居住地区です。
居住地区といっても区の中心・琴似地区は小売商業をはじめ都市機能が高度に集中立地する「中心市街地」です。

 JR琴似駅(イトーヨーカドーが立地)~地下鉄琴似駅(ダイエーが立地)の間、役800メートルの商店街に、各種の小売業、飲食・サービス業が軒を連ねる「二核ワンモール」です。
西区は人口21万ですが、上述のとおり、札幌市の都心に隣接したベッドタウン、高層マンションが林立しておりいまなお建設が続いているという「少子高齢化」「空洞化」とは無縁の地区です。
ベッドタウンですが、中心部には多様な都市機能が集約立地しており、文字通り「コンパクトシティ」“歩いて暮らせるまち”が実現しています。

 昨日、勉強会に先立ちウオッチングしました。
3時~6時という時間帯で、通りは主婦相の買い物客であふれていました。イトーヨーカドー、ダイエー、市場、生鮮専門店など満遍なくお客が入っており、居住相の高い支持を得ていることがうかtガわれます。

 ここにも課題はありまして。
少子高齢化、人口減少など皆さんが中心市街地・商店街空洞化の原因と考えていることには無縁ですが、にもかかわらず、小売業の業績はふるいません。
空店舗はほとんどありませんが、小売店から夜間タイプの異飲食店へ業種的な入れ替わりが顕著に進行中です。
この傾向が続けばせっかく支持されている「ショッピングモール」が陳腐化して行くことになりかねません。

 そこで。
①商店街が進むべき方向を「ラグジュアリィモール」と定め、
②実現の方法を「有志による繁盛店づくり」をスタートにモールとしての充実を推進する
という取り組みを研究しようというのが勉強会の趣旨。

 都合3回、述べ4回の勉強会が計画されていますが、各回とももちろん、臨店指導を行います。

 今回は第一回目の勉強会でしたが、皆さん積極的な参加ぶりで質問もどんどん出てはじめてとは思えない状況でした。
これからの取り組みが楽しみです。

 札幌市西区琴似商店街では、全国各都市の中心市街地の目標像である“歩いて暮らせるまち”の商業集積=二核ワンモールは既に実現しています。ただし、これだけでは「もの余り・店あまり」という経営環境には対応できず、上述のとおり、趨勢を放置しておけば商店街は小売・飲食が混在するまちになってしまいます。
ウオーカブルタウンとしての機能が喪失されるのです。

 これを防ぐのは、一変した環境のなかで新しい「繁盛」を目指す
小売商業者の自助努力とその組織化だけです。

 住む人・来る人・人通りを増やせばなんとかなる、と考えている人は、是非、琴似商店街の現状を親しく視察、自分たちの考え(人口・人通りが増えれば商業の活性化は達成される)が当を得たものであるかどうか、7自分の目と頭で画にしていください。

 多くの中心市街地が「活性化を実現する目標」に掲げている項目は、琴似商店街では既に実現されており、にもかかわらず、商店街は活性化実現への革新的な取り組みを必要としています。
人通りや核店舗の存在が商店街の活性化を保証するものではないことをキモに銘じることは、これから先、商店街・中心市街地活性化への取り組みの大前提です。
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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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