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シュリンクする経済・ラグジュアリィ化する欲求

 当サイトが中心市街地・商店街活性化の方向として「自生的商業集積から計画的商業集積への漸進的転換」を提唱しているのはすでにご承知のとおり、その直接の課題は「郊外型商業集積との棲み分け」による地元中小自営商業者の事業機会の再構築であることもみなさん了解済みです。

 実はこの路線にはもっと長期的・社会的な戦略が隠れているのでありまして、経済の物量的・空間的拡大の行き詰まりをどう突破するのか、という課題を見据えた選択肢としての側面を持っているのです。
 当サイトの常連さんは、時々、「モノ的充実からコト的堪能へ」といったフレーズを読まれた記憶があろうかと思いますが、経済の物量的な拡大の背後には、「上流階級のコトの部品的物財の大衆への普及というニーズがあったわけです。
かっては「長期の旅行を堪能する」という特権的時間堪能を実現する道具・馬車搭載用の衣装バッグ=必需品であったヴィトンが、「持つこと・他人に見せびらかすことに意義がある」所有を誇示するための必需品に変貌しています。
まあ、誰に見せびらかしているのか、ということを考えると穴があったら入りたくなうのではないかと思うのですが、それはともかく。
所有することに意義がある、という消費ニーズが続く以上、それは「希少性の争奪・地球的キャパとの衝突」に至るわけでありまして、まさに今日、我々は日常的にその進展を目の当たりにしています。

 他方、少子と高齢化はもっとも確実な現在~未来の社会的予測でありまして、これらを考えあわせれば、これまでの経済・物量的巨大生産&強制消費体制が維持・成長できるはずもありません。新しい方向への軟着陸が必要であり、その最先頭にたっているのが我が日本国ですね。

 昨日の講義は、「シュリンクする経済とラグジュアリィ化する人々の欲求」という現状と課題を提起して、ラグジュアリィニーズへの対応を事業機会とする我が中心市街地の挑戦こそが、脱・物量、脱・工業社会への突破口であることを力説、みなさんの事業機会の再構築は、人類史上最初の国民的規模での「時間堪能型」社会・経済への転換を用意するものであることを説明しました。

 みなさん、どう感じられたか今日臨店が楽しみです。

 昨日の臨店は、それぞれのお店がよく賑わっておりまして、お店に入るのがはばかられるほどでした。
折からの上天気のせいか、これまでの転換努力の成果か、今晩報告します。
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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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