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小松商人塾 順調な展開

 1月29日、第三回目の講義『計画無しで転換に取り組む」でした。
ご承知のとおり、商人塾の繁盛店づくりは、事前に計画を立てない、言ってみれば“行き当たりばったり”ともいうべきアプローチですが、何故計画を立てないのか、それにはちゃんと理由があります。
その一、繁盛店の全体像は原理的に計画できない
その二、骨格を計画するにも今は作成に必要な能力・技術が不足している
その三、例え計画が出来ても、実施する能力・技術が不足している

 昨日の講義の中心は「問題解決」ということ。
われわれの繁盛店づくりもお客の消費購買行動も「問題解決」ということでは同じ構造になっています。問題解決のプロセスを理解すると、それぞれのプロセスで必要な能力、全体としての問題解決能力が理解され、長所の伸展、不足部分の補強といった課題も明らかになります。
お客の購買プロセスの支援についても、プロセスごとの課題、支援のあり方が理解され、「サービス」の仮設構築の基礎が得られます。

 1月8日スタート、三週で三講義という急展開ですが、いよいよ売場の改革が本格化してきました。
既に、取り組みの結果がお客の購買行動の変化として結果する事例も報告されています。あわせて参加店舗の相互訪問も始められたようです。
次週の講義までには大きな成果が期待されそうです。

 翌30日は、《アドバイザー派遣業務》で、ハード事業の計画がある単位商店街の役員さんたちとの協議及び組合員店舗の臨時臨店指導でした。商店街立地で成立する大規模商業施設の計画は、「核」としての機能はもちろんですが、それ自体の採算性も確保しなければなりません。採算性が不足している施設の場合各機能どころか全体の足を引っ張ってしまうことになりかねません。
当たり前のことですね。

 新設される商業施設が果たすべき機能については、今後も研究していくことになりました。組合員店舗の巡回では、経営環境の厳しさが縷々聞きましたが、商業者個々の情況を膝をつきあわせて聴取するというのは、基本計画の作成に当たる人にはたぶんほとんど無い機会だとあらためて思いました。
個々の商業者が「その気」になって取り組まない限り、商店街に買い物客が帰ってくる、という〈情景〉を再現することは出来ないのですが、皆さんの中心市街地基本計画、はたして商業者が一読して“この計画に事業の命運を賭ける”という気持ちになるような内容になっていますか?
と、あらためて聞くまでも無いことですが(笑
そもそも、計画を管理している担当者自身がまったく確信を持っていない計画でしょうから、商業者に伝わるべきことも無いわけです。

 小松市の場合、商人塾は目下作成中の基本計画において基幹計画の一つとして織り込まれているそうで、繁盛店の点から線、線から面への展開という取り組みが他の事業群とともに活性化を推進する不可欠の事業と位置づけられています。
商人塾が中心市街地全体の活性化に果たす役割は重大です。

 商人塾の成果の告知は、メディアにお願いする、というのがいつものパターンです。中心市街地活性化に向けて始まった有志店舗による「お客様が買い物を堪能できる店づくり」、新聞で報道されることで周知を図ることで取り組みの成果を期待するとともに、「その気」になり、かつ「退路を断つ」わけです。

 北国新聞さん、これをご縁によろしくお願いいたします。

 繁盛店づくりは計画無しで取り組むわけですが、商人塾には他にもいろいろと「原則」がありまして。
①お金を掛けない
②出来ること、急ぐことから細切れで
③間違うべきは早く間違う
などなど。
もちろん、これらもすべて「問題解決理論」など当社的「理」にかなった、理由を聞けば誰でも「なるほどその通り」と納得できるルールです。こういうルールを踏まえながら、見たり考えたり動かしたりしているうちに、知らず知らずのうちに、アタマが柔らかくなり、知らず知らずのうちに知恵が出てくるようになる、というのが商人塾のウリでありまして、効能効果のほどは参加者にしか分かりません。

 夕方、大和百貨店をはじめ中心市街地所在の大規模店を見せてもらいました。なかでも気になったのは大和です。
地方都市の百貨店の凋落は、昨年来、新しい段階に入っているようです。先日も北海道の今井丸井の破綻が報道されました。

 百貨店の現状、けして「環境のせい」ではありません。
業容をチェックすれば一目瞭然、お客が離れていくのは当たり前、という業容三点セットをさらけ出しています。
さらに言えば、この時期、業界のリーダーが規模縮小に邁進する伊勢丹だということには大きな?が生じます。
百貨店が直面している問題は「単品管理」などで済むレベルではありません。

百貨店の構造的な課題については、丸亀商店街とあわせて【都市経営】で。
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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
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