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ユニクロ 一人勝ちではない

<ユニクロ>営業利益予想を上方修正…09年8月期
1月9日21時23分配信 毎日新聞

 カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは9日、09年8月期連結業績予想の営業利益を前期比13.2%増の990億円(従来予想930億円)に上方修正すると発表した。発熱保温素材「ヒートテック」を使った肌着などの販売が好調なためで、消費不振で総合スーパーなどの衣料品販売が低迷する中、ユニクロ「独り勝ち」の状況を改めて示した。

 売上高も6.9%増の6270億円(同6200億円)に上方修正し、過去最高となる見込みだ。

 また、同日発表した08年9~11月期決算では、売上高が前年同期比17.5%増の1885億円、営業利益が45.6%増の409億円。ヒートテック人気に加え、フリースジャケットなどの販売も好調で、国内ユニクロの既存店売上高は17.7%増、客単価も6.2%増えた。中国や米国などの海外店も順調.に売り上げを伸ばした。
*************** 引用終わり ***************

メディアは、ユニクロ一人勝ち、ヒット商品の開発と低価格路線の勝利と報道していますが、果たして本当にそうでしょうか。
女優をキャラクターに起用したジーンズや新素材の下着などヒット商品が出ていますが、もちろん、それだけで達成される業績ではありません。

 ユニクロの勝利は、「お客の吟味に叶う」店づくりの結果でありまして、新商品の投入や価格はその一環であり、そのすべてではないということを確認しておかなければならない。
「やはり不況には低価格だな、分かった」「うちではこれ以上の値下げは無理」、あ~あ、というのは考え違いもはなはだしい。
いくら価格訴求をしても量販百貨店などのバーゲンは不調だということをあわせて考えなければならない。
価格も新商品も店づくり=吟味に叶う業容三点セットが構築されてはじめて効果を発揮するのですからね。

 で、ユニクロ以外、大手はみんな前年対比割れですが、原因は不況だなどと考えているととんでもないことになります。
メディアも消費低迷は不況のせいだと「解説」していますが、トンでも無いことです。ユニクロの「勝利」は不況で消費が低価格志向になったから、などと考えているようでは不況ならぬ劣化スパイラルからの脱出は不可能です。

 この時期、業績好調なのはユニクロさんだけでありません。
わが商人塾参加店の中にも、今現在、前年同月比2割アップはざら、中には3割4割アップしているお店もあります。
それも立地も店舗規模も従来どおり、広告宣伝一切なし、お金をかけずもっぱらシャッターの内側のそういう工夫だけで業績好転を実現しています。
 核が二代にわたって撤退した再開発ビルで検討している婦人服店もあります。

 もの余り時代、「不況」期の特徴はショッピングがシビアになるということです。
もちろんシビアになるのは価格だけではありません。
「買い物に期待していることが実現できるかどうか」ということがトータルに吟味され、吟味に叶う商品だけが買い上げられる。
そういう店づくりをしているお店にお客が集中する。

 商店街に立地している普通のお店、国内メーカー、問屋から普通に仕入れて普通に商売しているお店でも「吟味」に叶う店づくりが出来ていれば必ず繁盛します。
「不況」以前よりお客が増え、客単価が上がる。
ユニクロと同じことがユニクロよりも着実に起きるわけです。

 売り上げが落ちる原因は、必ずシャッターの内側にある。

 ユニクロや商人塾参加店に共通する「繁盛」はこのことを雄弁に物語っているのですが、あなたは「そのとおり」と言えますか?

 ユニクロの好調と商人塾参加店の繁盛、基本的な理由は同じです。

 ところで、あなた、
ユニクロでショッピングしたことがありますか?
ヒートテックとか着てみましたか?
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