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経済とは何だろうか

 危機深まる世界経済ですが、そもそも経済とは何か?

 【理論創発コーナー】では目下根井雅博さんの『経済学とは何か』の書評にチャレンジ中ですが、なかなか進みません。

 ケインズさんは、「誰もが知らず知らずのうちに過去の経済学者誰かの主張の影響下にある」と喝破したそうですが、そうだとすれば我々は経済学を無視するわけにはいきません。
そもそも経済学者は経済について何を言っているのか、ということを吟味しなけならないわけですが、そうすると「経済学者は「経済学」という学問分野において何を研究対象にしているのだろうか、ということからあらためて理解しなければならない。
経済とは何か? まずこれを定義しておかないと「経済学」の良し悪しを吟味することは出来ません。

 我々がその影響から免れることの出来ない「経済学者」とは何を研究し何を主張しているのか?
そもそも経済学者が研究しているとされる「経済」とはいったい何を指しているのか?

 というあたりを考えないと「経済学とは何か」は考えられないのでありまして、ふと思いついたのですが、もし「学問は定義に従う」という一般論が成立するなら、‘世の経済学は研究対象である経済をどう定義しているか”という問題が成立します。
経済学者にとって経済とは何か?

 このように問題と立ててみますと、経済学者で「経済と何か」という問題を成功的に立てた人は無かったのではないか?と思われるのでありまして。
「経済学とは稀少性の配分について研究する学問」という有名な定義がありますが、では経済とは「稀少性の分配」のことかといえば、そうだという人は少ないでしょうね。
経済学とは市場(価格形成のメカニズム)を分析する学問だ、という人もいますが、では経済とは市場のことか?といえばそうではない、ということになる。

 ということで、経済学とは何か、について考えようとすれば、話は当然、「経済とは何か」「何をもって経済学の対象とするのか」その定義は妥当か、ということの検討に向かわざるを得ないのではないでしょうか。

 グローバリズムを主張しているのはクローニーキャピタリズムであり、その理論的支柱はフリードマンが代表するマネタリズム&リバータリズムである、と考えられますが、いうまでもなく、現下、世界経済はマネタリアンの影響下に呻吟しているわけです。

 経済の抜本的な処方の「方向と方法」は「経済とは何か」についてあらためて定義することからスタートすることが必要ではないかと思われます。

 ということで、根井さんの『経済学とは何か』についての検討は、断続的に続いておりますので報告しておきます。

 ところで。
ノーベル経済学賞の正式名称は、「ノーベルを記念するスウェーデン国立銀行による経済化学賞」であることはよく知られていますが、
①ノーベルの子孫から“ノーベルの名前を僭称すること”への異議が出されていること
②「経済学は経済科学なのか」という疑問が自然科学者から提起されていること
③受賞者の大半をフリードマンをはじめとするシカゴ派の学者が占めていること
などは、あまり知られておりません。
(本山美彦『金融権力』)

 ここにもクローニーの香りが漂っています。
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