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ポスト新自由主義

 ・・・経済学者や政治哲学者の思想は、それが正しい場合にも間違っている場合にも、一般に考えられているよりもはるかに強力である。事実、世界を支配するものはそれ以外にはないのである。どのような知的影響にも無縁であると自ら信じている実際家たちも、過去のある経済学者の奴隷であるのが普通である。

 ケインズ『一般理論』最終章の有名な一節です。

 【理論創発】コーナーでは『経済学とは何か』の勉強を通じて新自由主義経済学の批判に取り組んでいるところですが、いろいろと調べることがあって進まない間に、新自由主義に領導される経済が弾けてしまいました。

 とりあえず、何が・何故起きたのか、ということについては、
本山美彦 『金融権力』2008 岩波新書 をどうぞ。

 根井さんの本を読みながらしみじみ思ったのは、
①主流派がその座を占めたのはけして理論的な優位性からではない過こと
②主流派は「クローニー経済学」だということ
でした。

 クローニー資本主義とは「身内・縁故を基盤とする資本主義」ですが、方法論レベルでの合意が存在しない経済学界では、フリードマンに代表されるクローニー経済学が主流を占めており、その出身者が大勢を占める実態経済界は意識しようがしまいが、その影響下にあるわけです。

 この流派の特徴は、
自分のしたいことに合わせて平気で理論を変えること。
言説・提案の結果について責任をとらないこと。
ですね。

 上で紹介した『金融権力』には、新たな秩序への道として、地域連合、地域通貨、ESOPなどが言及されています。
概念の源流は本書で紹介されていますが、プルードンです。

EUでは再評価されているというか、連綿とした伏流水が地表に現れているようですが、わが国では取り上げられることがあるでしょうか。

 数少ないプルードン研究者の一人が鹿児島県立短大の斉藤悦則先生
地域・商店街活性化などの仕事にも携わっておられるようですが、詳しくは知りません。

 地方分権論議で真っ先に考えることは、「地域経営」ということ。
地域における意志決定のあり方ですが、“国が決めたことだから”というキメに代わるのは何でしょうか。
仕事がらかいま見える目下の意志決定のあり方も、クローニーのようであり、外部にある目的を達成するための組織がいつの間にか組織の存続自体が目的であるかのような振る舞いもあり・・・。
 ということで、「ポスト新自由主義」をになうものの見方・考え方はどうなるのか、マクロではそういう問題もありますね
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