FC2ブログ

四者体制 生みの苦しみ

 基本計画に基づく商業街区活性化の取り組み、四者体制の不可欠については、ご了解のことと思いますが。

 そうと分かっても実現は一筋縄ではいきません。
行 政:企画と実施
会議所:活性化協議会と中小企業相談所
という役割分担が円滑に機能するかどうか、という課題が横たわっています。
もちろん、商店街にも
連合組織と単位組織 という「微妙」があり、組織と個店の関係も微妙です。

 これらは基本計画の作成当時からよく分かっていたことでありまして、もちろん、外部から招聘されたプランナーさんがそのあたりの機微について理解していたかどうかは分かりません。たぶん、理解していなかったでしょうし、理解していても手の打ちようが分からなかったと思います。

 都市経営の一環として、今後の経営のモデルとなるべき役割をになっている中心市街地活性化ですが、残念ながらそういう戦略的なポジションはあまり理解されていなかったと思いますが、今日に至ってもこの取り組みを機会に関係各方面の協働を確立する、その前提として「縦割り組織」の弊を打破する、というのが基本計画作成時点での隠れた課題ですね。

 基本計画の作成プロセスを通じて
①関係各方面の積年の経緯を払拭して協働体制を構築する
②それぞれの組織の「縦割り」の打破
③商店街組織の活性化への着手
に取り組むことが必要だったのです。
このあたりの取り組みの成功、ノウハウの蓄積が「成果を他へ波及させる」という任務の一端、「都市経営」のリーディングプロジェクトたる由縁ですが、もちろん、実際の取り組みとはほど遠い話です。

 ということで、表面的な取り組みだけで「認定」まで来てしまった計画は、いざ事業推進、という段階になって齟齬を来します。
実施部門が活性化のシナリオとその上で果たすべき自分の役割を認識していない、という事実が大きくのしかかって来るわけです。
都市の商業振興部門と会議所の中小企業相談所はそれぞれ商店街の活性化・個店の経営改善・革新という取り組みを担うわけですが、本来業務と基本計画の関連をどう整理するのか?
このあたり、基本計画には全く触れられていませんから。

 新設されるタウンマネージャーさんがまず取り組むべき仕事はこのあたりにあるのですが、さて、このような問題がある、という認識を共有し、取り組んでいくシナリオを作成し、関係各方面の了解を取り付けて着手する、という段取りになりますが・・・。

 皆さんに集まってもらい“これからしきり直しますよ”というわけにもいきません。
さて、この難問、どうすればうまく解決していけるでしょうか。
時間はほとんど掛けられないのですが・・・。

 という問題があるのではないでしょうか。
これまでの取り組みを担ってこられた関係各方面のみなさん、如何ですか。
このあたりを放置したまま、基本計画所載の事業に粛々と取り組んでいけば、
中心市街地は活性化する
と自信のある人にはこのエントリーは無縁です。

もちろん、「生みの苦しみ」に直面しておられる皆さんは、「恵まれた状況」にあるわけで、多くの都市は“四者体制出来たらいいけど、うちには無理”とか“四者体制?なんのこっちゃ”というレベルにあるわけです。
 
 「都市間競争」という言葉がありますが、この時期の競争は「中心市街地活性化」をアリーナとして行われているのかも知れません。
活性化に成功するもしないもひとえに「都市経営能力」日課っているわけですから。

 中心市街地は都市の顔、活性化のい進捗状況は都市経営力の象徴です。

タウンマネージャーさんのお値段

 日頃タウンマネージャーさんの活路開拓に貢献することを心掛ける当サイトです。

 先日、商人塾の最終段階・「商店街を経営する」でタウンマネージャーの職能について話しました。タウンマネージャーさん、ご承知のとおり、関係各方面から期待されてるところ大、何しろ中心市街地活性化の関係者で「手の内」が見えていないのはこの人だけですからね。

 「公募」も行われています。見かけるのは、
①スペック:当市の基本計画で当市の中心市街地の活性化ヲ推進できる人
②認容期間:1年。状況により3年程度の留任可
③給  与:年俸400万円
といったところのようですね。

これ、タウンマネージャー確保のスキームとしては全部間違いです。

 そもそも。
年俸400万円といえば、市役所で言えば係長クラス以下ではありませんか。お金の話を言い募るのは趣味ではありませんが、それにしてもこの金額で御地の中心市街地活性化の成否を委ねるスキルを確保できるとホンキで思っていますか?

 で、雇用は一年ポッキリ。
期待どおりのスキルでなかったら入れ換える、ということでしょうが、まあ、こんな程度の認識・条件に応じて手を挙げるのは、その程度にお似合いのスキルになるとかは思わないのかなあ・・・。

 仮にも中心市街地を託す人材で、市内に適任者がいないとなれば処遇は部局長クラスでしょう。普通。
それがイヤなら地元で養成すべきだと思いますけどね。

 中心市街活性化をマネジメントする人材を育成できれば、これからの都市経営の推進に打ってつけのスキルが手に入るわけです。
お奨めは、グループで育成すること。
ただし、そうすると育成にお金が掛かります。
まあ、中心市街地活性化が着実に進捗し、その中で都市経営要員を育成する、というスタンスならタウンマネージャーの処遇もそれなりに整備することが必要ですね。

 もちろん、給与に見合う雑用要員なら上記程度の要件の公募でOKでしょうけど、その場合、『基本計画』はお蔵入りを覚悟しなければならない。
え、計画はもともとそのつもり? 欲しいのは補助金だけ? 
おっと、それならもちろんOKです。

 ということで、当社は公募・非公募を問わず、タウンマネージャーさんの業務能力の向上に寄与すべく、微力ながら日夜努力しているつもりですが、果たして評価のほどは如何でしょうか。
-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ