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基本計画、行間の“埋め込み”

 蛇の道は蛇、でありまして、プロのプランナー、Web上に公開されている『基本計画』を斜め読みすれば、「良い計画・悪い計画」の判定はすぐつきます。ついでに計画を作ったプランナーさんの腕前も。

 一般に計画は、「思いを実現する」手段として作成されますが、もちろん、思いの実現を目指すからには、思いが実現される条件を持った計画でなければならない。当たり前ですね。
条件は色々ありますが、今日取り上げるのは「計画は理論に基づいて作られる」ということ。
計画には、その一行、一行毎の行間に、その計画が思いを実現できることを保証する「理論」が埋め込まれていなければならない。

 計画の評価をすることになったプロ、第一にチェックするのは
○この計画にはどのような理論が埋め込まれているか?
ということです。
中心市街地活性化基本計画のように広範・複合的な計画の場合、埋め込まれている理論も多岐に渡りますから、それらの理論相互間に矛盾がないか?ということも重要なチェックポイントです。
もちろん、関係者が理論を共有する機会は設定されているか?ということもチェック項目の一つ。

 端的に申しあげて、悪い計画は悪い理論・不適切な理論に基づいて作られていることが多い。
もちろん、作成主体は自分の計画が依拠している理論が「悪い」ことは知りません。
知っていれば、理論の代替を求めますからね。
悪い理論を良い理論と誤解して計画作りに利用する。基礎となる理論が間違っていますから計画した事業の成り行きの如何を問わず、目的が達成されることはありません。

 時に、行間に理論が埋め込まれていない計画も見受けられます。
というか、ぶっちゃけ、『中心市街地活性化基本計画』の場合、そういう「無理論」状態、行間スカスカの計画の方が圧倒的に多いような気がします。
『認定第一号』に行間無視で追随した計画は、一見、らしいことがっかれていますが、すべてスカスカの計画になっています。

 「悪い理論」によって作られた計画、理論抜き・見よう見まねで作った計画ににいくらまじめに取り組んでも、目的が達成されることはありません。

 その逆に「良い計画」なら目的が達成されるのか、といえばそれも保証の限りではありません。
良い計画を作ることと、それを適切に推進することとは別の問題ですから。

 ということで、「中心市街地活性化」を実現していくのは「針の穴にらくだを通す」ような話のようにも見えたりするわけですが、適切な計画を作って取り組めば、そんなに難しいことではないと思います。
 難しくさせているのは、行間スカスカの「悪い計画」です。

 皆さんの基本計画、果たしてその行間には何が埋め込まれているでしょうか?

埋め込まれているのは適切な理論か、それとも悪い理論か?
はたまた、なぁ~んにも埋め込まれていない、文字通りまっ白い行間が続いているだけなのか・・・?

いずれにせよ。
基本計画のマネジメントに当たる人は、あらためてみずからが信じる理論に基づいて、基本計画を読み解いてみることが必要です。
必要な理論を装備していない人は、あらためてクオールエイドのサイトで勉強するように。

 理論を装備しないで基本計画を読むのは、「暗闇で象をなでる」ようなものですからね。
その結果を関係者に伝えてもチンプンカンプン。分かるのは“お金を掛けて取り組む個別事業”レベルの話だけ。

というパターンが続く限り、取り組みが改革改善されることはありません。
いずれ金の切れ目が縁の切れ目となることは必定です。

商人塾いろいろ

 「商人塾」の開催は、「活性化への道」の第一歩、年来当サイトでは商店街活性化実現への一押しの事業になっています。
 このところ「商人塾」というコトバを見聞することが多くなっているようで、Webを検索すると、「商人塾」や「経営革新塾・商業編」などというタイトルの事業が目に付きます。
「既存個店の繁昌再生」へのチャレンジが始まっているわけです。

 当社としては、“待ってました!”といいたいところですが、ちょっと検討してみますと、
①「効果的なイベントの企画」とか
②「POPの作り方」
といった、いつもながらの内容だったり、
③「経営革新計画の作り方」
だったりする例が多く、がっかりさせられます。

ご承知のとおり、問題はそういうレベルにはありませんから。

 ということで、「商人塾」・「繁盛店づくり」という「テーマ」だけを見て後先考えずに飛びつき、自分のサイズに合わせて事業を企画、関係各方面を巻き込む、という傾向があるのではないか? と推察されたりします。
商人塾? これまで何十回もやってますよ、という人がいたりもします。
あのですね、何十回もやって効果が出ない、というのはどういうわけか? ということには思いが及ばない?

 なにやら「勉強は結果よりも取り組むことに意義がある」と考えられているようにも感じられます。
「効果云々よりもまずは取り組んでみることだ」という非・人間的なアプローチもあるようです。

 事業には「目的」が先行しますが、こうした商人塾は何を目的に企画されているのか?
本当に個店は繁盛するようになるのか?
その結果は商店街活性化にどう波及していくのか?
といったあたりについてはきちんと検討されているのか、アップされている計画を見る限り、「取り組むことに意義がある」としか考えられていないように思われるのは、当方の偏見のせいでしょうか?

 果たして偏見なのか否か、事業終了後の成果報告をみたいものです。

ちなみに。
当社的商人塾、最近の様子についての報告

 当然のことながら、当サイトには商人塾参加者、経験者も多数見えています。
そういう人たちの「チェック」に叶う報告です。
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  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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