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鼎はどうなっているか?

 鼎(かなえ)は古代中国の厨房器具。三本の脚の付いた煮炊き用の容器です。三者で構成されている関係を「三者鼎立」と言います。鼎は容器部分を三本の脚で支えているわけですが、脚のどれか一つが欠けていたり、バランスを欠いていたりすると役に立ちません。

 中心市街地・商店街活性化の場合、行政、商工会議所(TMO)、商業者組織の三者は鼎を形づくっています。鼎がそうであるように、活性化もその骨格を構成する三者のうちどれか一つが機能しない場合、たちまち全体があるべき役割を果たせなくなります。
他がいくら頑張っても全体が前進することはできません。

 takeoが見るところ、この「鼎立」がうまくいっている都市はきわめて少ないようです。表見、うまく行っているように見えるところは、実は肝心要の「商業機能の活性化」が未着手だったりします。

 二者はしっかり取り組むつもりだが、残る一者の足並みがなかなか揃わない、というケースはよく見かけられるわけです。
どうしてこんなことになっているのか?

 原因は、基本計画作成のプロセスに遡りまして、「合意形成」がしかるべき内容で、かつ、段階を経て確保されなかった、というところに淵源しています。

 もともと、これまでの商店街活性化をめぐる取り組みの経緯から三者間にはギャップ・隙間が存在していたりします。
本来なら基本計画作成のイロハのイ的段階に於いてこれまでの経緯を払拭してスタートしなければならなかった、逆に言えば、基本計画作成は、従来の経緯を“水に流す”絶好の機会だったのですが、実際は「あたかも経緯などは存在しないかの如く」従来的いきさつを不問にしたまま、基本計画が作成されました。
従来の経緯を温存したままでは活性化は実現できない、という洞察が無かったわけですね。

ということで基本計画は、「従来的いきさつ」は敬遠しつつ、それに触れずに済まされる程度の内容・企画しか盛り込めない、ということになりました。
いきおい、難しい問題・経緯を発生しかねない問題への取り組みは除外することになり、したがって、商業者の自助努力についての云々などはもってのほか。

 従来のいきさつは解消しないままですから、いきさつにおいてひどい目に遭わされた、などと不信感を抱いているセクターは、総花的総論には表見異議を唱えることはありませんが、実際には「お手並み拝見」を決め込むかも知れません。

 ということで、鼎のバランスが取れていないと先に進むことができない「活性化への道」ですが、きれいに三本脚が機能して中心市街地活性化を推進しているところはホントに少ないようです。

 鼎をどう修復するか、という課題があるわけですが、誰もこの問題を取り上げられない、という状況があり、かつ、表面化させたからといってどうなることでもないし・・・。
どうしたらいいんでしょうね。

 ということで、今後の取り組みにおいては、鼎のバランス修復という課題へも対応することが必要であり、このあたりを含めて新しい「合意形成」の機会が設定されなければならない。

 この課題への対応は、当社が提唱する「三者合意形成」のシナリオに含まれているわけですが、問題の所在を指摘しているのは当社だけ、したがってこれまでのところ、処方箋を持っているのも当社のみ、というのは当サイト常連の皆さんには共通の了解事項ですね。

 当社的方向と方法を採用しない場合も「鼎」の修復という課題は厳然とあるわけで、この課題を無視することは「既存個店の活性化」という課題を放棄することになります。
どうしてそうなるのか、説明は省略。
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  • Author:進化する売場研究会
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    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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