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♪ブーメラン、ブーメラン

■■ 合 成 の 誤 謬 ■■

 各単位ごとの部分的目的を達成するための合理的な行動が、集合されると意図しなかったマイナスの結果として帰ってくること。
 マイホームを建てようとみんなが預金したら、デベロッパーがそれを利用して土地を取得、地価が上がってマイホームの夢が遠のく・・という例がよく使われました。

 資本主義は、一面、人間の生活を維持するための活動(経済)に介入して「利益」を確保しようというシステムですね。
営利企業によって担われていますが、経済―内―企業であることを忘れると「合成の誤謬」に陥ります。

 本来、会社組織は、会社の関係者の期待に対してその活動及び結果をもって応えることを通じてその存在目的を達成していく、という存在です。「営利」とは、目的を達成する活動であると同時に、達成するために必要なコスト原資を確保する行動です。
 「営利企業」とは、利をもってその目的を達成する「利をもって営まれる組織」です。

 新自由主義イデオロギーは、市場活動に任せておけばすべてはうまく行く、というトンデモを基本にしています。
このトンデモを「求利企業(売買差益の最大化を自己目的とする企業)」が採用すると何が起こるか?

 売買差益を最大限にして、出費を最小限にすることが企業の目的ということになる。出費はすべて少ないに越したことはない。
部分最適の行き着く先が、ハケン、キカン。
社会全体に「求利活動」におけるポジションを基準にした一元的ヒエラルキーが生まれ、生活の手段としての仕事のあり方が生活全体を決定してしまう・・・。

 その結果、需要が冷え込み、経済活動全体が縮減する。
心ならずもヒエラルキーの下層に位置することになった人間の「仲間になりたい」欲求が噴出する。
という現場に直面しているわけで。

 石油高騰を契機に「車離れ」が一気に加速しそうな気配もありますが、メーカー各社の「合成の誤謬」への目配りはどうなっているでしょうか。
あまり説明も無いようで気になるところです。
 
 「構造改革」とは「営利」から「求利」への大転換だった、ということでしょうか。人間のための経済から派生した求利が社会を席巻しています。
 いい加減にしないと取り返しの付かないことになりかねません。

 今朝のテレビでは、ガソリン高騰への対応として車を売り払ってしまう人が増えて、ガリバーさん、痛しかゆしのようでした。
ブーメラン、ブーメラン、とうたったのは西条秀樹ですが、求利企業による合成的ブーメランはまっぴらですね。 
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