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空き店舗の活用

 空き店舗の活用とは読んで字のとおり、空き店舗を上手に利用して商店街の活性化に寄与させること、です。

 空店舗が埋まらなくなっている商店街が、事業目的を達成する方向で空き店舗を利用してくれる人を見つける、というのは大変難しいことであり、事業主体がよほどしっかり「利用法」を考えておかないと失敗してしまいます。
せっかくの補助制度も、あらかじめ「活用法」のあてが無いと大変、結局、“誰でも・何でもいいから使ってもらう、事業期間中だけ埋めてもらう”ということになりかねません。

 そうしますと、出店者も“家賃の補助があるなら出てみようか”といった気持ちの人が出店することになります。
その結果、商売繁盛、そのまま商店街の構成員として定着する、という事例は極めて少ないと思います。
多くの場合、補助金の切れ目が縁の切れ目。
 先進事例と言われるような商店街でもほとんど同じ状況です。

この事業に限らず、「成功事例」に学ぶにあたってはくれぐれも「この取り組みは商店街活性化にどう貢献しているか」に着眼すること。
事業は消化出来たが街の活性化とは無縁だった、という「成功事例」はいくらでもありますからね。ご承知のとおり。

 どこに問題があるのか?
冒頭に書いた「空き店舗活用の目的」をしっかり認識し、「街の活性化実現に貢献すること」を基準に活用を考える、という当たり前のことをサボったこと。
こういう取り組みでは結果は付いてきません。

 出店者は公募、「誰でも・何でも・歓迎」レベルで募ることになってしまう。補助金があるなら、といった安易な取り組みで、商店街に定着し、その活性化に貢献するような活用を産み出すことは出来ません。
 こうして取り組んだ結果残ったのは、出店者も補助制度も商店街も三方丸損、残ったのは「やっぱ商店街はもうダメぽ・・・」という心証だけ、ということになるわけです。

 「空き店舗を上手に利用して商店街の活性化に寄与させること」を愚直に追求するなら、
①今現在、商店街に出現することで、活性化に寄与するのは何か?
しっかり考え、
②空き店舗を利用してそれを実現するにはどうしたらよいか? 
しっかり考え、
③実現のシナリオを描き、
④その実現に段階的・計画的に取り組む、
ということが必要です。

 このプロセスに「妥協」はあり得ません。
妥協すると、「空き店舗活用事業は消化したが、空き店舗は減らず、街の空洞化はさらに進んだ」という結果を迎えることになります。すでに経験されているとおり。

 ところで皆さんの商店街、いますぐ欲しい・実現すれば街の活性化に直結する・という空き店舗の活用法がありますか?
 空き店舗が多くて困っているが、活用法は考えていない、というのでは困ります。
 個別具体の活用法も考えていないのに空き店舗が活用できると思ったら大間違い、さっそく、個別具体の利用法を考えてください。

 空き店舗の利用が街の活性化に直結するためには、商店街及び各個店にも取り組むべき課題が色々とあるわけで、空き店舗活用への取り組みを契機にそっちの取り組みもスタート市、成果を挙げる、という相乗効果を目指した取り組みにしないと活性化を実現することは出来ません。
これは空き店舗活用事業に限らず「活性化実現の常識」。

 おっと、大事なことを忘れるところでした。
「空き店舗活用法」はもちろん営利目的の活用であること。
「来街者」に何かを無料でサービスする、という使用法はあり得ません。

 空き店舗活用の原則は、通行者などに頼らず「営利事業として成り立つこと」であり、したがって、「自力で必要なお客を創造できること」です。これはゼッタイ的な条件。
いまどきの商店街、“おカネを使いにわざわざ出掛けてくる”行き先でないと、所期の目的達成には役に立ちません。
この原則を逸脱した空き店舗事業は、活性化に寄与できませんし、第一、そんな利用法では「補助の切れ目が縁の切れ目」でなることは、既に皆さんご承知のとおり。

 ということで、先日紹介した“観音どおり”さんでは「わがまちの活性化に具体的に寄与する空き店舗の活用」を企画、既にテーマは決定、目下実現へのシナリオ作りの最中のようです。
空き店舗の活用について、「連携」するなら今が最適かも、ですよ。

続きはクオールエイド サイトの【商店街・起死回生】で。

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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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