FC2ブログ

商店街組織の革新

 革新とは、「これまでの延長上ではない何ものかを実現すること」です。分野を問わず、従来のパターンから目的意識的に抜け出すこと、といってもいいと思います。

 地域商業者の組織は、商店街の施設の整備や販売促進に取り組むことを目的に作られています。もともと“中小小売業者の競争力の根幹”といわれる「業種揃え・店揃え(以下「テナントミックス」という)については、組織活動の範疇にはありませんでした。
また、「個店の経営技術」についても支援の必要は自覚されていませんでした。商店街組織の設立当時、そういうニーズは無かったからです。

 商店街を取り巻く環境が大きく変化したこんにち、商店街組織のあり方はどうなっているでしょうか?
多くの組織が“このままでは続かない”と自覚しながら、新しい方向を打ち出すことが出来ません。
 設立当初の趣旨を越えることが出来ないわけですが、その原因の一つは、新しい活動の方向が確立出来ない、というところにあります。

 中心市街地・商店街活性化の計画では、「商店街組織の革新」は大きな課題だと思われます。
商店街内部の・商業者自身が取り組むべき問題、と割り切ることも出来るかも知れませんが、内部から自然に機運が盛り上がってくるのを待っていればよいのか、盛り上がってこなかった場合は、それを放置したまま商業の活性化が実現できるのか?

 年末、これまでの取り組みの欠落として
①環境変化のトータルな理解
②中小商業の業容革新の方向と方法の理解と実践
をあげていましたが、もう一つ、
③商店街組織の革新
を加えたいと思います。

 組織の革新は、革新を必要とする事業に取り組むなかで進められることが望ましい。
今年は、このことを念頭においた事業取り組みがいくつかの商店街で試行されます。
『基本計画』作成中の皆さんは、「商業の活性化」の部分にぜひとも「商店街組織の革新」のための施策を講じることを検討してください。
商店街が基本計画に即した成果を挙げるためには組織の革新は不可欠です。「通行量の増大がすべてを解決する」という立場でない限り。

 ということで、佐賀県ではあちらこちらで上記のような趣旨を含みつつ、中心市街地・商店街単位での「繁盛店づくり」の取り組みがスタートしようとしています。

時々レポートしますね。
ブログランキング

言葉の吟味 理論の確保 説得力の錬磨

 コンセプト、コンパクトシティ、コミュニティ。
「コ」から始まる言葉ばかりですが、要注意ですね。

 当サイトではかって「省思考」という言葉を多用しておりました。「自分のアタマで考えなければ答えが出ない問題」に直面しながら、「世間の常套語句」を思い出すことで、「考えないで済ます」・思考を省く傾向のことです。
上に書いた3つの単語(以下「3コ」という)、中心市街地活性化はもちろんのこと、その他の分野でも多用されています。これからもどんどん使われそうですが、こういう言葉が「定義抜き」で使われている情報は要注意です。

 現在、世間で3コが「省思考」的に多用されている状況は周知のところです。というか、少なくとも3コが登場するような問題情況において、「問題情況を突破する」ことを目的として活動するならば、3コを「定義抜き」で使うことは、まあ、あり得ないことではないでしょうか。

 「自分はきちんと定義して使っている」だけでは不充分です。
情報の一部として自分が定義する「3コ」を明らかにしなければならない。
これは、「基本計画」などでは特に重要なことですが、これまでのところ、ほとんどが「定義抜き」で多用されています。
3コに限らず、重要語を「定義抜き」・世間一般の省思考レベルに合わせて=甘えて使っている情報は、「単語」に限らず、全体の主張、提言が?かも知れません。

 もちろん、「省思考単語」は3コに限ったことではありません。
賑わい、繁盛、集客、回遊、核などなど、中心市街・商店街活性化を論じるうえで不可欠の言葉のほとんどが「定義抜き」で使われています。
「定義抜き」の言葉を使って考えれば有効な知恵が出てくる、取り組みが成功する、というほど甘い状況ではありません。

 百貨店の勝ち組といわれる伊勢丹ですが、小倉店が撤退します。
当社なりの原因解明はフォーラムで行いますが、“「理論」無き勝ち組”は、「勝ち」を一般化~持続することが出来ません。
商業界(に限ったことではありませんが)、経験したことの無い環境変化に対応していくためには「仮説」が必要であり、それは理論に基づいていることが必要です。

 言葉はきちんと吟味してから語彙に加えること。
波瀾の時代を渡っていくには、「言葉」に頼る以外に手だてがありません。
どのような言葉を頼りに渡っていくか、今一度考えてみるというのは如何でしょうか。

 今年はぜひ、「事業の命運」を賭けられる言葉・理論の獲得を目標の一つにしてください。
そのためにはもちろん、「吟味」が必要であり、さらに「吟味する能力」も問われます。
しっかり吟味した言葉で組み立てられた提案でないと関係の皆さんを説得することが出来ません。もちろん、説得には他にも何かと条件が必要ですが、最終目的を達成する、自分の「その気を持続する」には、「説得力」が不可欠です。

 新春早々、各地で「説得工作」がスタートするわけですが、「自他に対する説得力の錬磨」が取り組みのカギだと思います。
「レトリック」にいっそう磨きをかけましょう。


ブログランキング

勉 強 元 年

      
       あけましておめでとうございます。 

       清々しく新年をお迎えのこととお喜び申しあげます。

 新中心市街地活性化法の施行から丸一年、いよいよ取り組みの真価が問われる時期を迎えました。
各地の状況を見ますと、都市規模や施設規模を問わず、環境変化に対応出来ない商業者は退出せざるを得ない、という原則がいよいよ目に見える形で作動する、これまで「だましだまし」やって来たことが通用しなくなる時代です。

 「勉強無くして活性化の実現なし」
 いつもながらのことですが、顧客の生活・購買行動の変化、競争の変化、立地・集積の変化について透徹した理解を持たずに商売繁盛を実現することは出来ません。規模や立地、業種業態を問わず、これまでの経営常識を問い直し、新しい顧客満足の実現に向けて「業容革新」に取り組んで行くことが唯一の商売繁盛実現への道、繁盛実現には「勉強」が不可欠です。
当ブログ及び㈲クオールエイドは従来にもまして「勉強」に励む一年を決意しております。

 これまでよりもなおいっそうシビアに「勉強」への邁進を目指す皆さんとの協働の機会を作って行きたいと思います。

   よろしくおつきあいのほどお願い申しあげます。

 2007年元旦

 quolaid.com


-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ