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基本計画の作成は慎重に

『基本計画』作成たけなわのの秋ですが、課題は“これなら「活性化を実現できる”と自信を持てる計画を作ること。
当たり前と言えば当たり前ですが。

 これからの5年間、きちんと方向と方法を定め、徐々に市価質役実に活性化の実現に向かって進んでいく。
新しく作る『基本計画』の任務ははっきりしています。
その任務を達成できる『基本計画』の作成に着手あるいはその準備が進められているわけですが・・・。

 では『基本計画』が期待されている役割を果たしていくためには何をどう計画しなければならないか、実効ある取組の導きとなる『基本計画』にはどのような内容が必要か、ということについての検討はきっちり・十分行った、と胸が張れるでしょうか?
その成果は明文化されて計画作成の指針となっている、といえるでしょうか?

 これは、『基本計画』の内容、したがって取り組み全体、ひいては中心市街地の将来を左右する重要な作業です。
あらためて作業の重要性を再確認し、作成の要領や体制・機関などを再検討することが必要ではないか?

 国が提供している『中心市街地活性化法』以下のスキームは、あくまでも「枠組み」であり、「容れもの」です。この枠組みに「事業」を放り込めば活性化の実現が保証される、というものではありません。
ご承知のとおり。
 強調しておきますが、枠組みは「こういう種類の事業に取り組もう」という枠であり、その枠においてどのような事業に取り組んでいく過、という個別事業の内容について「スキーム」は何の指示もしていません。専ら自力・自己責任で事業ミックスを作り、スキームに落とし込まなければならない。

 あなたの都市・商店街の「活性化実現の道」はスキームが教えてくれるわけではありません。その道は「スキーム」に先立ち、スキームとは無関係に構築し・その道を歩いていくために必要なハード&ソフトの事業による「事業ミックス」を自分たちで構想し、計画しなければならない。この段階でスキームに出来ることはありません。
出来上がったシナリオ・個別計画を全体計画・期間mの行動計画としてまとめるにあたって「スキーム」に落とし込んでいく、というのが正しいアプローチです。

 もちろん、スキームには諸処に「活性化への道」構築の「ヒント」がたくさん示されています。しかし、そのヒントをヒントとして活用するには、利用する側が「背景知識」を装備しておくことが必須ですが、takeo的には、背景知識の準備が終わっている取組はほとんど無いように見えています。

 背景知識を装備しないまま、「ヒント」を「指示」と誤解して“この枠組みで作れば間違いない”とそのまま基本計画に反映させたりすると、その時点で「活性化への道」が閉ざされることになってしまいかねません。

 ここはじっくり、準備段階を確保することが必要です。
当初設定した期間に計画を上げることが大事か、それとも活性化を見事実現できると自信が持てる計画を作ることが大事か
状況は二者択一を迫っているように思われるのはtakeoめの偏見のせいでしょうか?


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人はなかなか自分が引いた境界線から出られない

 「人はイメージに基づいて行動する」とは、マーケティング的アプローチには欠かせない命題ですが、私たちがものごとを見たり・判断する場合も、まずは、「先入見」による判断が先行します。
つまり、どんな新しいことでも、まずは“何とかこれまでの経験・知識で理解しよう”とするのが通常のアプローチです。

 どうも先入見による理解やそれに基づく対応ではまずいのではないか、と判断されると、「まずい」状況から抜け出すために必要な新しい「見方・考え方」を探求することになります。
当サイトにおいでの皆さんは、探索プロセスのなかで当サイトを発見されたわけですね。

 他方、「まずい」という判断に至らなかったり、そもそも判断という自立的なプロセスを放棄している人は、先入見から脱却する契機がありません。

 カントが「幼児性」と表現しているのはこのような心的状況ですが、もちろん、「幼児性」とは言葉のアヤ、けしてその持ち主が幼児のように無力だというわけではありません。

 ということで、問題の解決にあたる側の状況が新たな問題を引き起こす、問題への適切なアプローチを阻害し・停滞させるという状況が各地で起こっているわけで、起こっていないところはただ単に「まずい」と判断する人がいないだけ、という惨憺たる状況です。

 悪戦苦闘のさなかにある皆さんの取り組みに果たして貢献出来るかどうか、心許ない限りですが、【都市経営コーナー】であらためてスキームを提供した国の問題意識を検討します。

国の問題意識・都市の問題意識
機会があれば、都市の取組のなかで取り上げてください。
関係者こぞって「自分たちが設定した境界線」から脱出する一助に「国の権威」をばw

※【商店街起死回生コーナー】
『別府市のケーススタディ』大筋終了しましたが如何でしたか。
上記新スレッドの展開にも大きく関わることですが、
①シャッターの外側で何がおきようとも、シャッターの内側の問題は解決されない
②大型集客施設の誘致は、既存商業者の自助努力の組織化と進出する施設自体の業容革新を伴わないと所期の成果を生むことは出来ない
ということは取り組む前から分かり切っていることです。
このあたり、ケーススタディならぬ実務の場合、実証されてからでは遅すぎるわけですが、さて、取組はどう構想・計画されているでしょうか。

 そういえば、昨秋、金沢市中心市街地へのイオン系SC「フォーラス」が進出しました。
既存中心商店街との「回遊」が目論まれていたわけですが、果たして目論見どおりにいったかどうか、既にきっちり結果が出ていると思われます。
【理論創発】ー『用語解説』-「デスティネーション」を手がかりに、ご自分でケーススタディをどうぞ。
上記①、②についての参考事例になると思います。
“「回遊性の創出」、ナメたらあかんぜよ”
といっておきましょう。

※高齢化する地域社会への対応とかの看板を掲げつつ、ハコを作ってナショナルチェーンのファッションを詰め込む、というワンパターン・ミスマッチの横行は、「高齢化対応」とか「中心市街地・地場小売商業者の事業機会の確保」などの命題が「お題目」としてしか扱われていないことの証拠、と同憂同志のサイト愛顧の皆さんに向かって書くのはただの愚痴ですねw

※中心市街地のネライ目は、高齢化とラグジュアリィのセットです。ここがスイートポケットであり、ここをはずした取組は実りません。
高齢化とはつまり、「成熟したニーズ」のことですからね。ニッポン国の革新に向けて代替のない資源、ということが理解されないと、都市そして日本は、ズルズル・めそめそ、衰退への既存軌道を進むことになる。

 この軌道には、国内各都市、勝ち組も負け組もありませんからね。消費購買力が減衰すれば企業は逃げます。
地方が沈没すればその消費購買力に依存している「勝ち組」はお終い、“企業は人を捨て・国を捨てる”にはもちろん「都市を捨てる」も含まれているわけで、勝ち組都市の「勝ち」もいまのうちだけかも、です。
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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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