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ツィゴネルワイゼン(Zigeunerweisen)

Gabrielle Chou 10歳のときの演奏です。(現在12歳)


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辞書を引く・・・賑わい

 中心市街地ににぎわいを創出する、お客が回遊すれば商店街が活性化する。

 よく聞かれる文言ですが、ぶっちゃけ、何が言いたいのかよく分かりません。商店街活性化の原動力らしい「にぎわい」とはいったい何か?
どうすれば生まれるのか?
「商店街活性化」のような人の人生や財産を左右する仕事を仕掛けていくにあたっては、使用するコトバの定義はしっかりしておきたいもの。
ぼんやりした理解をもとにあれこれ取り組んでいると、賑わい~回遊~活性化が実現する、ということなら別ですが。


「賑わい」とはそもそも何を意味しているのでしょうか?
手始めに辞書を引いてみますと


○読んで楽しい『新明解』では

にぎわい:賑わうこと。
にぎわう:①人・物がたくさん出そろって、活気がある。
     ②(商売・取引が盛んで)繁昌する。


○読んでむかつくw『広辞苑』では

ぎわい:にぎわうこと。にぎわうさま。
にぎわう:にぎおうの口語
にぎおう:にぎわうようにする。にぎわす。
にぎわす:にぎわわす
にぎわわす:ゆたかにする。盛にする。富ます。

○話にならないので『岩波国語辞典』

にぎわう:①賑やかに繁昌する。人出が多く賑やかになる。
にぎやか:にぎわうさま。①人出が多く、繁昌するさま。②うるさいほど陽気によくしゃべる。

○頼りにしている『角川類語新辞典』

にぎわう:「大通りはどの店もにぎわっている」○富み栄える 
にぎわす:富み栄えさせる
にぎわわす:にぎやかにさせる 繁昌させる

ついでに
繁昌:商売熱心で店が ― する ○店に人が多く集まること

古いところで『言海』
にぎはひ:ニギハフ
にぎはふ:①富ミ足ラフ 豊二ナル ②栄ユ 繁昌ス 

とまあ、だいたいこんなところでしょうか。


辞書群を踏まえ、「中心市街地活性化」・「経済活力の向上」を念頭に置きながら、当社流に「にぎわい」を定義してみますと、

にぎわい:①商業集積、通り、個店にショッピング客がたくさん集まること。
     ②集客施設が多く集客している様子

ということで如何でしょうか。

なお、「ショッピング客」は買い上げ客だけではなく、
①下見客
②冷やかし客
③暇つぶし客
などを含みます。

 にぎわいをこういう意味で使いますと、「にぎわい創出」・通りが賑わえば、商店街・個店が繁昌するようになる、繁昌を実現するための「手段」では無いことが分かります。

 お客の消費購買ニーズへの対応をテーマに売り場・店づくりに取り組み、それがお客に評価された結果として「店がにぎわうようになる」というのが「賑わう」ということです。

 「賑わい」に限らず、商店街にはだれもが当たり前のように使っているが、あらためて考えてみると“どうも意味がいまいちはっきりしない”というコトバがいろいろとあります。
辞書など引きつつあれこれ考えてみたいと思います。

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住む人・来る人増やせば商売繁盛?

 という「路線」があるわけですが、中心市街地の賑わい=人出が商店街の商売繁盛に直結していたのは、
①商店街全盛時代の話
②中心市街地と競合する商業集積は存在しなかった
③もの不足時代、誰もが欲しいもの・買いたいものがあり、おおむねそれは共通していた
という時代のことですね。

 よろしいですか。
「住む人・来る人が増えれば、街を歩く人が増える、そうすれば商売は繁盛する」というのは、そういう時代の話です。

 こういう話を「前提条件」をすっぽ抜いて「人が来れば商売繁盛」と考えているのは、ごくごく一部の人たちだけですが、特段吟味もせずに追随する人がいたりして大勢を占めています。
買い物行き先としての「来街目的」を再構築するのだ、“シャッターの内側にもっと磨きを掛けろ”といった正論がなかなか通らないわけですね。

ショッピング客以外の通行量が増えれば、ホントに街は活性化するのか?

そんなことは絶対に無いのでありまして。
○人が増えたからといって、買い物するとは限らない
○買い物したくても商店街の品揃えは気に入らない
ということもあるわけで、こういう状況において、
①せっかく人が増えるから品揃えを充実させよう
②いろんな人が少しずつ増えたからいろんな商品を増やすべき
などと考えるととんでもないことになります。

 こういう考えが通用したのは、「商店街以外に買い物行き先が無かった時代」のこと、今時分こういうことを考えていると店内は不良在庫の山になる。
エ?、今現在既に山状態? じゃ、ますます山が高くなる。
ご存じですか、病だれに「品の山」と書いたら「癌」ですからね。
在庫の山は繁盛の敵、店にとって“死に至る病”です。

 「人を増やせば・・・」という話に乗っかかっていく路線は、「死に至る道」だと観念すべきです。死にますか?、それとも在庫減らしますか? なぁんて。

 ということであらためてお店を振り返ると、現在既にメタボリック状態ではないか?
このうえ在庫を積み増しして、いったいどうするわけ?
在庫過剰は、資金が回らないだけでなく、売り場の「新陳代謝」に支障を来たし、お客の来店意欲・回遊意欲を損ないます。
通行量が増えても入店客・買い上げ客の増大にはつながらない。

 といったあたりにも考えをめぐらしつつ、「住む人・来る人増やし」については、あらためて「ホントに商売繁盛に直結するのか」しっかり考えてみなければならない。直結しないとすれば、それと平行して何に取り組むべきか、しっかり考えてみる。

 知り合いに勉強がいやで家業を継いだ、という人が何人かいますが、もはやそういう憎まれ口を叩く余裕はありません。

中心市街地受難の時代、色々考えないと繁盛再現は出来ません。

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