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フォーマット・ドクトリン

 battle doctrin という比較的新しい軍事用語がありまして、「戦闘教義」などというおかしな訳語で通用しているようです。
日本語で言えば「戦闘原則」といった意味なんですけどね。
教義と原則は相当違うだろうが。
ウィキの解説もう~ん、なんだか隔靴掻痒です。
ともかく、この war doctrin にヒントを得て思いついたのが、タイトルの「フォーマットドクトリン」で、たぶん、takeoの造語です。

結論から書きますと、
format doctrin とは「業容定義」のことです。
GMSとは何か?
RSCとは何か?
などをそれぞれを過不足無くコトバで表現したものがそれぞれの業容の「業容定義」です。
もちろん、業種・業態レベルだけではなく、
「○○時計店とは何か?」
という個店レベルでも業容定義は可能だし、行うべきです。
業容三点セットの構築ないし革新は、業容定義に基づいて実行する・・・・。

 ひと頃、よく「コンセプト主導の店づくり」ということが流行りましたが、“って、どういうこと?”、“コンセプトって何のこっちゃ?”と聞かれると、話はそこでお終いになる、ということだったように思います。当社の「商人塾」では“え~と、コンセプトは・・”などと口走ると、完膚無きまでに追求されたものです。
ことあるごとに“コンセプト”と口に出る人は、コンセプトの何たるかを理解しておらず、ましてやそれをどう実体化していくか、ということについては、理論も技術も持ち合わせていません。
特に小売業界において「コンセプト」は、実現することのないまやかしであることが多かったわけです。

 ということで、挫折久しい「コンセプト派」の皆さん、あなたたちが本当に取り組みたかったのは、「フォーマットドクトリンが導く店づくり」だったようですよ。
これだと「理論・技術」も装備され、「SWOT」も新しい機能を期待して活用することが出来ると思います。

新しく【理論創発】で考えようとしています。
「業容革新」に関心がある人は、製流販、立場を問わず必読だと思います。

 始まる話は「業容の革新は、業容定義に基づいて推進する」ということですが、あったり前じゃん、と思った人は半分は正しく、半分は早とちり、です。

SWOT分析などをやってみたい人は、絶対装備しておくべき概念。

 ちなみに「戦闘教義」:
ウイキの説明は不十分、当該スレッドではこれについても解説しますので、軍事方面に関心のある方もどうぞ。


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活性化とは繁昌実現である

 新スキームの「新しさ」は、中心市街地活性化がはじめて定義されたところにあります。その他、「まちなか居住」や「非物販集客施設の整備」などは、旧スキームでもありましたし、現に多くの都市で取り組まれていますからね。

即ち、「中心市街地活性化とは、立地する都市機能の増進と経済活力の向上」です。
「中心市街地の三要件」をあらためて参照するまでもなく、「中心市街地とは、都市旧市街地の商業街区」のことですから、そこに集積されているのは大小の商店街など商業集積をはじめ、「都市住民の生活を支える経済的機能」がそのほとんどを占めています。

 この中心市街地の地域特性を踏まえれば、中心市街地活性化とは、「(都市にいて分担する)機能の増進による経済活力の向上」に他ならないことが理解されます。
中心市街地活性化、簡単にいえば、“がんばって儲かるようにする”ことです。

 儲かるようにするためには、街区の特性が「商業機能をはじめ都市住民の生活を支える機能の集積」であることから、都市住民の生活にいっそう貢献する機能の向上・充実を実現することが課題だということは、なの苦労もせずに理解できるところです。
「貢献する」とは、「機能を充実させ・都市住民の期待に応えること」ですから、商店街の場合、これは「売れる店づくり・商店街づくり」に一所懸命努力すること、ですね。
商業以外の機能ならば、それぞれ、都市の機能として期待されているところをさらに充実させていく、ということになる。

 ということで、「中心市街地活性化」とは、「繁昌しなくなっている商業などの都市機能を活性化さえ(都市機能の増進)、個店・商店街の繁昌を再現する(経済活力の向上)」する、というところに主眼があります。
これをうまく実現できないからといって、“住む人・来る人を増やす”“歩いて暮らせるまちづくり”などに方向を転換するのは、日中事変を解決するために南方に進出、ついに真珠湾に至ったという話を思い出させるもの、本末転倒しています。

 中心市街地活性化とは、集積したインフラを活用してもう一度「事業立地」としての街区を再生しようとするものですから、失敗しないためには「繁昌に徹した話」にすることが決定的に重要です。

 言い換えれば、すべての話に「算盤」がつきまとっていなければならない、ということでありまして、“どうすればお客が街に来て・店に入り・お金を使ってくれるか”ということに徹した話にしなければならない。
住む人が増え・来る人が増えれば、“お客が街に来て・店に入り・お金を使ってくれ”るんですか?

 特に、商店街の皆さんは、“自分が儲かる条件を作り出すことが、中心市街地の活性化の実現に直結している”ことを腹の底から納得して、迷いが無いようにすること、脇目を降らず「繁盛店づくり」に邁進することが、自分のためであり、同時に中心市街地活性化・実現への道であります。
もちろん、現下の状況において、繁盛店は従来の商売の延長上で実現できるものではなく、相当の努力を続けないと実現できないことはいうまでもありません。こういう時期において、「売り場づくり」は二の次・三の次、「非物販機能の増進」などを頼りにしていてお客に支持される「買い物の行き先」に生まれ変わることなど出来るはずが無い。

 「儲かる店」を作るためには、“お客が儲けさせてくれる店”を作らなければならない。
今どきの商売人で“住む人・来る人が増え、店前通行量が増えれば”などと甘い期待を持っている人は稀少ですが、関係者の空気としては大勢を占めています。
空虚な期待で荏苒時間をつぶすのは、商売人にとってあってはならないこと、自店の状況を直視すればなおさらのことではないでしょうか。
 ということで、商売人は商売人らしく、自店が儲かるためにはどう立ち回らなければならないか、ということを常に念頭に置いた行動をお願いしたいものです。

 すべての事業、すべての事業について“自店にとってプラスかマイナスか、プラスにするためには何が必要か”ということを熟慮したうえで意見を述べ、事業のありかたを改革し、自店及び商店街の自助努力(繁盛再現)との連携を確保して否かなければならない。でしょ?

 繁昌する個店・商店街づくりという仕事は、待った無し、脇目を振らずに邁進しないととうてい間に合いません。それも上述したように、従来の取り組みの延長線上で実現できるものではありません。
「儲かるための取り組み」であることを肝に銘じて、街にお客が来る、自店に来る、商品が売れる、という仕掛けを間違いなく実現していく、一歩一歩のシナリオを描かなければならない。間違っても住む人が増えればとか、核店舗を湯地すればとかの他力本願や、逸品を掘り出せば、とか、ポイントを漏れなく発行すればとかの頼りに出来ない販売促進事業に頼ろうなどととせず、「繁盛店づくり」の大道・一本道を「欲を道連れ」に邁進していただきたい。

 以上、商売人は商売人らしく、算盤を弾きつつ行動しましょう、という当たり前のことの確認でした。
中心市街地活性化、主役の商売人が「私利私欲」を忘れて行動したりしては出来ることも出来なくなります。

 ということで、今日の記事が面白かった商売人さんは、あらためて、自分たちの「私利私欲の追求」がプロジェクトの成否に大きく関わることであり、したがって、計画事項の中枢には「繁盛店づくりプロジェクト」が位置すべきことを確認して、勇気百倍、儲け話に興じつつ、「あるべき計画」の実現に努力してください。


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    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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