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デスティネーション


目的地。

商業用語としてはあまり使われていませんが、「商業施設が実現し・訴求している来店目的」のことです。

 商店街全盛時代、商店街は三つの類型に分類されていました。
「最寄り型商店街」:毎日の買い物行き先
「買回り型商店街」:「買い回り品」を中心に構成された買い物行き先
「広域型商店街」:日常生活圏を越えた広い商圏を持つ買い物行き先
個店・商店街は、ターゲットにするデスティネーションに応じて、店揃え、サービスメニュー、提供環境(三点セット)を工夫していました。もちろん、現在繁昌している商業施設の多くは、自分が担うデスティネーションに見合った三点セットを作っています。

 中心市街地活性化法のスキームで取り組まれている商業活性化の特徴の一つとして、このような類型ごとの特性を無視した活性化策が計画されている、ということがあります。
 これは、とてつもないことでありまして、今日都市内外で繰り広げられている商業施設間の競争とは、「誰がお客のニーズによりマッチしているか?」ということがテーマになっています。
中心商店街としても、この趨勢を無視することは出来ません。

 中心商店街はどのようなデスティネーションを作り上げることを通じて活性化を実現していこうとするのか? 取り組んでいく上で最優先で決定しなければいけないのが「デスティネーション」です。

 中心商店街の場合デスティネーションは、今や地域の代表的商業集積である「ショッピングセンター」との関係、小売機能の「分担」をどう構想するのか、という課題として現れます。

 中心市街地の商業機能は、郊外型ショッピングセンターとの機能分担をどう考えるのか?
ということですね。
ところが、これまでの基本計画ではこのことが全く取りあげられていませんでした。(新認定計画を含む)

 デスティネーション無き活性化。
来街目的を構築しないまま、住む人・来る人を増やして来街・買い
物客にしようという魂胆ですが、うまく行くはずがありません。
 デスティネーションの再構築、つまり「当該個店で出来る買い物の質」の充実という基本課題への対応そっちのけで取り組んできた「その他の事業」の結果が“活性化に取り組むと空洞化が加速する”「空洞化加速事業」だったというわけです。

 新しく作られる『基本計画』では、都市の消費購買圏内で、中心市街地が独占的に構築を目指す、新しいデスティネーションを定義し、その実現を目指して各般の事業を展開する、という基本姿勢が必要です。
既に作成し、認定を受けている基本計画、おそらく上記のような問題意識は無かったと思いますが、どうするんでしょうね。

 ちなみに今どき都市に必要な商業機能は次の三つ。
①コンビニエンスニーズ対応型
②コストコンシャスニーズ対応型
③ラグジュアリィニーズ対応型
詳しくはクオールエイドの【サイト内検索】でどうぞ。


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