FC2ブログ

自力思考

自力思考:自分のことは自分で考える

 当ブログの〈通奏低音〉です。
自分のアタマで考える、とも。
特に現代日本においては、小学校から職場まで、イヤというほど聞かされます。
(ただし、一部の流通業界においては、一時、自分で考えるな、商業のエッセンスは米国にある、米国のノウハウに盲従せよ、と言うことになっていましたが、これは例外。)

 一方、自分の頭で考えるように、と言われる側もそう言われたからといって悪い気はしません。だからといって、自分の頭で考えるために努力をするわけでもない・・・。
自分の頭で考える、だれもが心掛けるべき大事なことのようですが、さて、あなたは自分の頭で考えていますか?

 “自分のことは自分で考えよ、世間の常識や「後見人」の意見に盲従するな”とは、「啓蒙主義」の主張ですが、わが国に入ってきたのは「和魂洋才」の時代。正しいのは舶来思想、撲滅・蒙昧封建思想というわけで、「啓蒙」は“進んでいるものが遅れているものの蒙を啓く”と理解されまして、学者さんたちのおまんまのタネ、本場の啓蒙主義が批判の対象としていた「後見人」の座を占めて現在に至っています。

 ビジネス書とか自己啓発書とか、私はほとんど見ないのですが、たぶん、「先入観を取り払って白紙の状態で見よ」とか「自分の力で考えよ」とか、お説教が述べられていそうです。問題は、自分の頭で考えよという提言はあっても、自分の頭で考える、とはどういうことか?
何を考えるのか?
どう考えるのか?
等々についてはほとんど参考になるようなことは書かれてないだろう、ということ。読まなくても分かる。

 「先入観を取り払ってものを見よ」といわれても、われわれの“ものを見る眼”は「先入観」そのもので成り立っていますから、これを取り払ったら見るべきものが見えなくなります。
「缶ビール」が缶ビールに見えるのは、缶ビールについての先入観を持っているから。先入観を取り払って缶ビールを眺めたらなにが見えると思いますか?

 というように考えてみれば、俗流「自分で考えよ」のデタラメぶりがたちまちバレバレです。自分で考えよ=おれが教える通りに考えよ、だったりして。

 当ブログでは、「問題解決過程を支援する」ことをなりわいとするtakeoが、「問題解決能力を向上する」という課題に取り組んでおいでの皆さんに「自分の力で考える」ことについて、あれこれとご披露・ご提案して、一緒に考える機会を持つことで、お暇つぶしがてら「特段の努力をせずに問題解決能力を向上する」機会も提供したいと思っています。

 うまく行けば、このブログとおつきあいいただくとアタマがよくなるわけですね。一度「頭が良くなる法」を修得すると、これからの一生、とどまることなくどんどん頭がよくなります(笑 

が、その前に。

「自分の頭で考える」ことはなぜ大切か?
大切だ、ということについてはほとんど異論がないはず、だれに聞いても“その通り”と返って来そうですが、

なぜ、自分の頭で考えないといけないのか?
そもそも、自分の頭で考えるとは、どういう作業のことか?
あらためて自問してみると、ウ~ム、となるはずです。

 まずは、このあたりのことをあれこれ考えることを通じて、「自分のアタマで考える」ことを理解する、自分のアタマで考えるために必要な技術や準備したほうが良いことなどを明らかに出来ればと思います。
とりあえず、クオールエイドでの考察を紹介しておきます。
カント『啓蒙とはなにか』を読む
カントさんが登場ですが、内容はシンプル、分かりやすい話です。


自力思考を強化するぞ!で。
ブログランキング

日本型GMSとは何であったか?

□「日本型GMS」とは何であったか

 「日本型GMS(以下、単に「GMS」)」、ジャスコ、ダイエーなどの主力業態であり、一般にはショッピングセンターのキーテナントと認識されていますが、理論的にはもはや過去形の業態であり、実践的には「革新」が不可欠であることは、関係者共通の問題意識だと思います。

中心市街地活性化をめぐっては、大型商業施設の中心市街地への進出を促がすという新しい「活性化策?」が考えられていますが、候補となるのはGMS及びこれを“核”とするショッピングセンターでしょうね。

 GMSは現在、大型ショッピングセンターに“核”として配置されています。もはやそれ以外の立地は考えられないというのがGMSの現状ですが、伝え聞くところではSC全体の業績如何に関わらず、GMSの業績はおしなべて不振のようです。
見方によっては、GMSはSCの“核”としてその集客力の中核をになっているというよりも、もはや「SC内に立地しているおかげで“かろうじて”存続可能な業態」というポジションにあるのかも知れません。

このような状況を迎えているGMSを“中心市街地活性化”の切り札(ブレーキとアクセルってそう言うことでしょ?)と位置づけるにあたっては、GMSの正体というか、現状と展望についてしっかり分析しておくことが必要でしょう。
GMSとは何か? 

 昨年末オープンした「ゆめタウン佐賀」では、GMS・イズミは機能的にもレイアウト的にも“核”のポジションにはありません。
面白いことに、ここでのSCとGMSの業績は、比例していると思います。すなわち、SCへの来店客数とGMSの業績の間には、SC出現当時のようなゆるい「比例」関係が再現されているはずです。
どうしてこんなことが起きているのか?

 今どき、GMSやGMSを「核」とするSCを中心市街地活性化の切り札に見立てるなら、これらの疑問にはスラスラ答えられないといけません。
“GMSは○○である。だから中心市街地活性化の切り札になる”
という理解があってはじめて「誘致」が施策になるわけですから。

日本型GMSとは何か?
おそらく当該企業や業界でも明確な定義は無いはずです。
当ブログでは近日、その正体を解明します。業界の皆さん、必読です。


□活性化協議会の革新

 この時期、多くの都市で基本計画の作成と協議会の活動が車の両輪として動き始めているものと思われます。
 常連の皆さんにとって悔しいことに、今度の取り組みも新しいのはスキームだけ、肝心の中身はといえばどうも従来の取り組み+(居住・都市機能整備)になりそうですね。
これではならじ、新しい取り組みを提唱し、実現することが必要です。既に重々ご承知のとおり。

 新しい取り組みを提案するには、それが必要な状況を作ることが必要であり、つまり、これまでの取り組みをどう総括するのか、ということがカギになります。従来の取り組みの延長上に活性化を実現することは不可能だ、という総括が必要なのですが、残念ながら、“数値目標が無かった”“商業施策に偏りすぎた”といったことが「総括」として、いわば「免罪符」的に普及してしまいました。その結果、話が“数値目標を立てる、非・商業分野の取り組みを充実させる”というところに短絡しているのではないか・・・と思われてなりません。
 新スキームで認定された各地の基本計画にざっと目を通しましたが、あらためてそういう思いを強くしています。

 もちろん、状況はけして喜べないわけで、何とか従来の取り組みの延長からの脱却を模索されていることと思います。がしかし、残念ながら、われに利あらず、事態は既成路線を整斉と進みつつあるという状況でしょうか。

 当社も何とか打開する方法を講じたいという趣旨のメールをいただいたりするなかで、事態を憂慮しています。
 何か画期的な手法を提案できれば良いのですが、何しろ「愚直」が一枚看板のクオールエイドですから、即効性のある手だては考えておりません。目下、ひたすらお奨めしているのは、協議会メンバーの皆さんを対象に、全国的な取り組みの現状を理解し、それを突破していくための新スキームの活用をめざす「合意形成セミナー」の開催です。

 もちろん、“今さらまた勉強か”という拒絶反応も予想されますが、“そうとも、勉強しなくてどうする”と切り返せないと、状況は全く変わらないと思います。勉強会を開催することは新しい道の準備ではなく、第一歩を踏み出すことに他なりません。
勉強会の開催は必ず新しい合意の形成に結びつきますから。

 この時期、「新しい合意の形成」は最優先で取り組むべき課題だと思います。そうですよね?
当社は、上記の既成セミナーの他にもそれぞれの都市の実状に即した内容による勉強会の講師をお引き受けしています。
都市商業の実態を詳しく分析した上で「中心市街地・商業活性化の方向と方法」を提案しているのが、ご承知のとおり、当社のセミナー群です。

GMS話は“スリリング”ですからね
ブログランキング
-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ