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方法としての思考実験

 「思考実験」とは、ある仮説の有効性や迫真性を確かめるために行う第一段階の作業、誰でも・いつでも・どこででも行える・行っている思考領域での作業です。

 念のために確認しておきましょう。次のように行います。

実験の目的:ある仮説が「使い物」になるかどうか、“使い物
      にならない”ものを判断する。
方   法:
 ○定義:実験したい仮説と独立して存在する「使い物」になる
  ことが分かっている知識と突き合わせて、整合する(矛盾が
  ない)ことを確認する
 ○やり方:
  ①初期条件(仮説を動かす環境)を設定する
  ②環境の中で仮説がどう作用するか、考えてみる
  ③動きの結果が満足か、否かを評価する。
  ④満足なら採用、不満なら別の仮説を立てる・・。
 ○確 認
  思考実験の結果採用された仮説は、さらに別の方法で試さ
  れることがある。(ここは長くなるので省略)

ということで、
思考実験とは、これからやろうとすることについて、いろいろと考えてみること。“これ以上は考えても分からない”“後はやってみなければ結果は分からない”というところまで、自分が持っている経験や知識、他から調達してくる情報などを駆使してあれこれ、しっかり、考えてみることです。
もちろん「考えるための技術」も必要ですが。

思考実験は、考えられる仮説のうち、“実践すると必ず失敗する”仮説で、他の情報と組み合わせて考えてみると、“考えただけで分かる”ものを見つけ出し、試行から排除する方法です。

 ご承知のとおり、「活性化施策」には思考実験をきちんと行っていれば、とうてい採用されることはないアイデアが採用されていたり、
“そのアイデアを採用するにはこういう条件が整っていなければならない”にもかかわらずそれが無視された結果、失敗に陥る・・・。
といったことを相当防ぐことが出来ます。

 これまでの取り組みでは、“自分のアタマで考える:「思考実験」があまりにも省略されていたのではないでしょうか?
 失敗を許されないこれからの取り組みでは「思考実験」を駆使することが不可欠です。

※“どうせ失敗するのならなるべく早く失敗した方がよい”というのは実践では当たり前。思考実験は失敗の可能性を「仮説」「アイデア」段階でつぶそうという方法です。
 振り返ってみると「中心市街地・商業の活性化」の取り組みでは「思考実験」の効能効果があまりにも過小評価されたのではないでしょうか?
果たして都市経営の他のジャンルではどうか? ということも気になったり・・・。

※思考実験は、意識して活用すると、結構役に立ちます。
腕前も上がるし、所要の情報も集まるようになってくる。

※引き続き当記事関連を取りあげていきます。

思考実験、アインシュタインとかがやってなよな、で。
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マネジメントとレトリック

おかげを持ちまして当ブログ、ジャンルのランキングにも登場するようになりました。今日は、ジャンル多方面にむけたコンサルタントについて書いてみます。

経営コンサルタントという職能があることを発見したのは、“世界最初の経営コンサルタント”を自称した故・ドラッカーさんですが、コンサルティングを「要請に応じて問題解決過程を支援する」と定義すれば、ドラッカーさん以前から、古今東西、コンサルタントは山ほどいます。孔子さんとかね。
もちろん、「他人の問題解決を支援する」という経験は誰も持っているわけで、「誰もがコンサル」といったのはワインバーグさんでした。

 以前のコンサルタントさんたちと自覚したコンサルタント・ドラッカーさんの違いはどこにあるのかといいますと、ドラッカーさんの場合、コンサルタントがクライアントを支援するのは、「主に言葉の領域」においてであることを発見したこと。ま、当たり前といえば当たり前ですが、コロンブスの卵です。

 「マネジメントとは言葉を形にすることである」、ドラッカーさんの言葉ですが、このように定義すれば、マネジメントを支援するコンサルタントは「言葉を形にするプロセスを支援する」職能だということになります。
言葉を形にするという仕事は、まず、“思っていること・期待していることを言葉で表現する”ということから始まります。
大事なことでありまして、「思い」「考え」を“どう表現するか”、表現のしかた如何によってその後の展開が大きく左右されますから、スタート時点の「思い・期待を言葉で表現する」作業はとても重要です。
たとえば「コンセプト」つくりなどはその最たるものでしょう。

 コンサルタント(「誰でもコンサル」!)にとってレトリックは、磨きに磨きを掛けなければならない、職能上不可欠の武器です。

 「言葉で表現する」とは、当ブログでは既におなじみ、「レトリック」の問題です。レトリックとは“対象を言葉で表すこと、その技術”ですから、マネジメントとレトリックは切っても切れない関係にあります。問題は定義次第で解けたり解けなかったり、解きやすかったり、解きにくかったりしますから。
もちろん、コミュニケーションという問題もあります。

 問題を定義するときは「解答がでやすいように定義せよ」とは、これもコンサルタントの大先達である上述のワインバーグ先生が喝破されるところです。

“誰もがコンサル”、―技術アドバイスの人間学―、この本はきっとあなたのスキルアップに役立ちます。

 ついでにレトリックについては、→参照
特に第一章と第二章は熟読あれ。


 話がよれよれになっていますが、定義上、マネジメントは、ビジネス、経営といった分野に限られません。“言葉を形にする”仕事があるところ、そこには必ず「マネジメント業務」が存在します。
 “よりよく生きる”、内容は人によってさまざまですが、このことを否定する人はきわめて少ないでしょう。よりよく生きるとは、「よりよく生きる」を「形にしていくこと」ですから、つまりマネジメントが不可欠です。

 そしてさらに、マネジメントあるところ、必ずレトリック(=思いを言葉にする)が先行しています。「よりよく生きる」ためには、マネジメントが必要であり、良いマネジメントは、レトリック技術に負うところが大きい。

 ということで、当ブログは、「中心市街地活性化」という問題の解決過程の支援にあたっているコンサルタント・takeoが、支援に必要なマネジメントとその基盤であるレトリックについて、あれこれ・ぐだぐだ、書き散らかして、お暇つぶしに供する“パスタイム”という位置づけですが、マネジメント、レトリックの関係などについて、ひょっとしたら「筆が滑って(笑」、新しいことを発見したり、あるいは先人の遺産で忘れられていたこと発掘したり、という「成果」が突発するかも知れません。

 ということで“面白そうじゃん”とか“眉唾だがちょっとだけなら”という人,おつきあいください。
そこから何を得るかはそこに何があるかということより、そこで何を考えるか、といういことのほうに多く掛かっているような気がします。当ブログ、たまぁ~に皆さんの「思いつき」のきっかけになるようなことがあればなによりの幸いです。

※クオールエイドのサイトからおいでいただいた皆さんへ
 ご覧の通り、記事の大半は活性化話であり、サイトの「デイリーフラッシュ」欄からの横流しですが、時に、今日みたいな記事を書き下ろしたりもしますので、サイト常連の皆さんも、ときどき当ブログのチェックもどうぞ。

ということで。
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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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