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商店主はベンキョ~が大事

 


「勉強」 辞書を引きますと:
「そうすることに抵抗を感じながらも、将来の大成・飛躍のために、一時忍ばなければならな、辛い経験」
とあります(『新明解国語辞典』 三省堂)
 

なるほど、「商売について勉強する」「値段を勉強する」どちらも「強いて勉める」訳ですね。
ところが。このところの商店街を見ておりますと、この二文字が忘れ去られているようです。値段のほうは赤札などをつけて安易な「一律値下げ」で、まあ、百歩譲れば勉強していると言えないこともありませんが、問題は、「商売について勉強する」こと。こちらのほうあ、もう、ものの見事に放棄されている。
ちなみに、全国の商店街で最近取り組まれている事業はこういうメニュー
如何ですか。少しでも「商売について勉強」しているのかな、と思われるような取り組みは文字通り皆無です。
一方、皆さんが「規模と駐車場で負けている」と思っている郊外のショッピングセンターなどは、企業ぐるみで勉強し、向上心のあるスタッフはその上さらに自分でしっかり勉強しています。これは30年くらい蓄積されていますから大きいですね。



 さて、私は、「勉強無くして繁盛無し」ということで商店街の皆さんに「勉強の機会」を提案することを生業としていますが、なかには「勉強が嫌だから家業を継いだんだ」と豪語?する人もあったりします。
商店主はなぜ勉強しなければいけないか? あらためて考えてみましょう。


商店主はなぜ勉強しなければいけないか? 理由は簡単でありまして、お客さんが買い物についてしっかり勉強しているから。おっと、お客さんの場合、「強いられて勉める・勉強」と「好きで取り組む学習」の二種類の「買い物能力向上させるの法」を駆使していますから、「勉強嫌い」であろうと無かろうと、商売を続けたかったらあらためて勉強に取り組まなければならない。


>※お客さんはこんなに勉強している


消費者の購買活動は「問題解決活動」の一環として行われます。


※「購買行動」が問題解決行動となる問題情況をざっと書いてみますと、
①生活のなかでニーズを意識する
②ニーズを充足する手段(ソリューション)を考える
③商品の「購買」を決心する
④購買先を選択する(情報・過去の体験の評価)
⑤アクセス (店舗に出向く、無店舗販売の手続きをとる)
⑥アイテム選定(ソリューションとしての適正 対価)
⑦購買決定・購買(お金を払う)
⑧ソリューションとしての評価
⑨問題解決過程全体の反省的評価
という具合です。


買い物というのは、このプロセスを意識的・無意識的に踏んで行われる。通常はルーティーンでやっていることでも、いったん、どこかのプロセスで異変が起これば、そこからしっかり意識的な「問題解決行動」となります。


買い物とは、「何とでも交換できる通貨」と「使い道がきわめて限定されているアイテム」とを交換することです。一度使うと二度と帰ってきませんからね。
大事なお金と交換するに値する買い物か? 購買行動はしっかり計画され・アイテムは厳しい吟味に掛けられる。


 購買行動は、問題解決行動であり、これは同時に「仮説~試行」プロセスですから、その結果は、購買行動にフィードバックされます。お客さんはこのプロセスを通じて、否応なく学習=購買能力の開発向上を続けている、ということです。
(このことは「消費者懇談会」などを開催すると手に取るように分かります。)


 この自発的な学習と併行してもう一つ、お客さんの購買行動に「購買能力の向上」をもたらすことがあります。「強いられて勉める」=勉強ですね。


①「在庫一掃大バーゲン」に釣られて無駄な買い物をした
②「ぴったりですよ」と言われたが帰って吟味したら全然だった
③その他いろいろ


「強いられて勉める」、できれば体験しないで済ませたかったこともこれまでの買い物のなかでしっかり修得しています。
購買行き先の選択、アイテムの選択、矢でも鉄砲でももっていらっしゃい。ついでにお店の前に立っただけで店内の様子は「品揃え・接客サービス・雰囲気」全部・バッチリ透視できます(笑


 ということで、日々の購買プロセスを無意識のうちに「学習・能力開発プロセス」にしているお客さんに相対している皆さんは、いったいどういう方法でお客さんに「遅れないように」していますか?
販売データなどは「後の祭り」ですからね。


 ちなみに。
アイテムにとって競合相手は、別のアイテム、別のニーズの他に、「通貨として保持しておく」という強力なライバルがいることをお忘れなく。
商店街はもちろん、郊外のSCにもにも出ていかないお金がタンスのなかで待機しています。
出動要請には何が必要か?
①汎用性のある=売られているソリューションなら何とでも換えられる能力を持つ通貨と取り替えたくなるような魅力のある単機能アイテムを提案できる「店づくり」を実現すること。


ということで。
お客さんはしっかり学習し、しかり勉強させられて購買能力を日々向上させながら買い物に来ています。
買い物の結果はまた学習・勉強として「購買能力」にフィードバックされ、能力を向上させる・・・。


あんたもベンキョ~しないと置いてかれるのはあったり前じゃん、それが「もの余り・店あまり」ということでしょ~。


ここに商店街空洞化の根本要因があるのだ、と、どうしてこれまで誰も言わなかったのでしょうね(笑


お客さんは、買い物を通じて無意識のうちにさえベンキョ~しています。皆さんは「無意識に」ではダメ、ちゃんと意識的にベンキョ~しなくちゃ、お客さんに追いつけません。
なるほど一理あると思ったらクオールエイドのサイトへどうぞ。
商店街立地で繁盛を再生するための「勉強道具」がぎっしりです。



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