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「まちづくり三法」の見直し

●はじめに
商店街ではよく「大店法が撤廃されてから空洞化が進んだ」といわれます。
では『大店法』時代には商店街は賑わっていたのかといえば、残念ながら、大店法が施行されていた当時も着実?に空洞化は進んでいました。

○どうしてそういえるのか?
大店法時代、商店街では「大型店対策」がほとんど取り組まれなかった、という事実がありますからね。
多くの商店街連合組織が、調整4項目、特に店舗面積と開店日について、出来るだけ削減、出来るだけ遅く、という方針で商調協に臨んだことと思います。
開店時期についえては、「対応する時間が必要だ」ということにしてなるべく・出来るだけ遅くしたものです。

○で、開店が延期されたその間、どのような大型店対策が講じられたか といいますと、これがほとんど対策らしい対策は立てないままで開店日を迎える、というパターンが全国で繰り広げられたと思います。
もちろん皆さん、出来ればしっかり対策を講じて大型店に一泡吹かせてやりたい気持ちはやまやまなれど、正直なところ、何をどうしたらよいか分からない、というのが当時の状況でした。
当時の常識は、「小売業は立地商売」ということでしたから、調整4項目をどう調整したところで、向こうは確かに困るでしょうが、だからといって商店街の立地がちょっとでもよくなるかと言えば、もちろんそんなことはありません。

○ということを重々承知の皆さんですから、「車立地、無料駐車場ン百台だろ、勝ち目はないさね。」やることはな~んもない、せいぜい、開店日前後に販促イベントに取り組む位のことでした。
繰り返しますが、当時としてはどうしようも無かったと思います。
したがって、商店街の空洞化はどんどん進みました。
不思議なことに、大型店の出店が無かったまちの商店街も同じように空洞化が進みました。

○あれから○○年(笑、あらためて出店協議が行われそうな雲行きですが、これはよほど気を付けないと「贔屓の引き倒し」になりかねません。
という話はあらためて別スレッドで進めるとしまして。

●「まちづくり三法」の見直しが進められているそうです。
たぶん、次のようなスキームが立てられるのではないでしょうか。
1.コンパクトシティ化の推進
2.賑わい創出
3.魅力ある個店づくり
この三点セットは、年来、国が提唱している方向ですね。
さらに、1及び2から「出店調整」あるいは「出店協議」が制度化される可能性があります。
問題は、この三点セットの取り組みを一体的に進めることが出来るだろうか、ということです。これについても後回し。

○さて今日取り上げるのは「魅力ある個店づくり」という課題。
まちづくりの「三点セット」の推進について、どれだけ多様な施策が準備され・講じられても、とどのつまり、商店街既存の各個店が「売れる店」「繁盛する店」へと様変わりしないことには、すべての取り組みが水の泡に終わることは言うまでもありませんが、さて、「売れない店」から「売れる店」への転換はどのような段取りで進めようとするのか?

○これはTMO以下の皆さん、とりわけ、商店街のリーダー、役員さんたちの両肩にずっしり掛かっている課題ですが、気づいている人は少数派です。
大方は、「大店法が還ってくるかも」と一安心かも知れません。
しかし、ぶっちゃけ、今どきの大型店は商店街をライバルなどとは見なしておりません。けんか相手は一に同業他社、二にフリースタンディングのカテゴリーキラーであり、商店街は「問題外」なのであります。

○「売れる店づくり」の方向と方法を確立すること。
これが商店街に回り回ってきた最後のチャンスだと思います。
今度こそ、「大店法」当時の拱手傍観ではなく、「売れる店づくり」へのチャレンジで新規出店を迎え撃たなければならない。
これは必ず出来ます。

○万一、前例同様で終始するならこの揺り戻しは大きいですからね。
仏の顔も二度三度、今度は消費者、議会(中心部以外の議員が圧倒的ですよね)、財政の三位一体での取り組みへの評価が行われます。
今までのようにイベントやスタンプカードでお茶を濁すことは許されません。はっきり、「売れる店」「繁盛する店」へ生まれ変わらなければならない。
「魅力ある個店」って「買い物行き先として魅力がある」と言うことですからね。
胸に手を当てて自問自答しなければならない。
おらっちの商店街、どうすれば「売れる店」が軒を連ねる「活性化された商店街」への道を歩くころが出来るだろうか? と。


◆コンパクトシティ

○アルバート・シュペールという人をご存じですか?
元ナチスドイツの軍需相です。
敗戦後ニュルンベルグ国際軍事法廷で禁固20年の計を宣告されました。
ということはさておき。この人はもともと建築家で、ヒトラー(建築家志望だった)の側近としてナチスの建造物多数を設計しました。
ヒトラーが「パリとウイーンをしのぐ都市を建造する」と称して取り組んだ「ベルリン都市計画」の推進にあたり、帝国首都建設総監に任ぜられ、腕を振るいました。
 『回想録(邦訳タイトル「ナチス凶器の内幕」)』(1982 読売新聞社)に当時のことを書いています。ちなみに彼は31~45年の間ヒトラーに仕えました(彼曰く「ヒトラーに友人がいたとすれば数少ないその一人は私である」)。

○「都市を計画に基づいて建設する」あるいは改造するという仕事は、古今東西、圧倒的な権力者(その多くは独裁者)にしか出来ない仕事です。やった人:秦の始皇帝に始まり、目下のところ、ヒトラーまで。うちらでは福原遷都とか。

●コンパクトシティ話です(笑
 主要な都市機能を都市中心部にコンパクトにまとめよう、ということだと思いますが、言うは易し、いざやるとなるととんでもない負担が生じ、かつ、成果は余り期待できない、ということになるのではないか。中心部、所有権も錯綜しており、財政的なキャパから考えてもなかなかおいそれと進まないのではないでしょうか。

○大きな課題はこの大事業に取り組む「目的は何か」ということです。 漠たる「中心市街地活性化」とか「賑わい創出」等を目指して取り組むと、ホント、とんでもないことになりますからね。
 特に商店街のみなさんは、
①昔繁盛してた頃は商店街に人があふれていた。
②繁盛しなくなったのは人が少なくなったから、
などと素人まんまの「いいわけ」を考えだし、
③人通りが多くなれば、店を繁盛させる自信がある
などと全く裏付けに乏しいことをおっしゃる。
こういう人の発言力が「中心市街地活性化のためのコンパクトシティ」を高く評価することにつながります。

○学校・病院・図書館・官庁などなど。
 それらの機能がそれぞれの機能を十全に発揮するために中心市街地こそが好立地である、という場合は別ですが、中心市街地活性化のため、というのはいただけない。
機能は不全、活性化は不可能という「虻蜂取らず」になりかねません。

○中心市街地活性化、ー「法」の規定によればとりわけ商業街区のことですが-の実現は、「買い物の場としての再生」以外の手法では不可能ですからね。このことは声を大に言っておかなければならない。
特に商店街のみなさんは、街に人が帰ってくる、等と浮かれて「売れる店づくり」をほったらかしにしていると、とんでもないことになること、間違いありません。
木の根っこにころり転げた兎を「待ちぼうけ」した猟師の二の舞になりかねません。

○猟師は歌の中での話、商店街は生身の話。
 商店街は、何が・どうなろうとも・「売れる店づくり」という仕事に最優先で取り組まなければならない。
それが中心市街地活性化を支援して頂く関係各方面に対するご恩返し。いいですね、自分が儲かればご恩返しになるんですから(笑
でも、どういう訳か儲け話には乗りたくない???


◆賑わいづくり

●「コンパクトシティ」に追加。
 ポスト工業社会/スローライフ/時間堪能型社会という文脈で、理念としてのコンパクトシティを掲げる、すなわち、改造・建設ニーズが発生した案件については、努めて中心市街地及びその周辺に適地を選定する、というのは大いに結構かと思います。

○私が疑問とするのは、
①中心市街地活性化の方策として
②集人機能を中心市街地に集約する という方策です。
 効果が期待できないし、第一、コンパクトシティという概念は、中心市街地活性化手法として云々するにはちとでかすぎる。

●さて賑わいづくり話
 「魅力ある個店づくり」と区別して取り上げられる「賑わいづくり」とは、すなわち、
[買い物以外の目的で来街する人を増やす ]ことを意味します。
「もの余り時代」、物売りではなかなか人を呼べないから、「物売り以外の方法で人を集める」等と注釈が付けられたりします。
賑わいづくりで店前通行量が増えればものが売れるようになる(のだそうです)。
 商店街の全盛時代、確かに通りは人通りが多く賑わっていました。しかし、その賑わいは「買い物の場」の魅力で人が集まり・ものが売れていたからこその賑わいでした。それを誤解して、「人が集まればものが売れる」と思いこみ、「物売りよりまず賑わいづくり」というわけです。

○ところが。
 もの余り時代に、買い物以外の目的で人を集めるわけですから、集まってきた人たちに「買い物客」に変身してもらわなければならない。買い物以外の目的で街に来た人に買い物をしてもらう、「もの余り・もの離れ」顕著なこの時代に、というわけです。つまり、「買い物する気はなかったのに、お店を見たら・商品を見たらすごく気に入ったので買っちゃった」と言う「衝動購買」がドンドン起こらないと、賑わいが商店街の活性化=繁盛店の連袂実現につながりません。
 そこで、カギとなる「衝動購買」について考えてみましょう。
ご存じの方も多いと思いますが、「衝動購買」は非計画的購買とも言われまして、その商品を見るまでは全く買う気がなかったのに、その商品を見たとたん欲しくてたまらなくなり買ってしまった、という購買パターンのことですね。

○衝動購買、買う気がなかったのに買う気になる・・・・。
 その気になってもらうには、よほど「魅力ある個店」が出来上がっていないと無理ですね。「活性化しなければならない」というレベルのお店でドンドン起こることではないと言うことはご明察の通りです。
つまり、「魅力ある個店」が軒を連ねる段階に至っていない商店街が、賑わい創出などと称して、イベントその他で来街者をいくら集めても、それが売り上げに結びつくことはない、ということになります。
 早い話。今どき、商店街のイベントに誰が「せっかく行くんだからいろいろショッピングしなくちゃ」を財布をふくらませて来ますか。

●賑わい創出、少なくとも中心市街地活性化・商店街活性化を目的に取り組まれるとしたら、やる前から「失敗」が決まっています。


◆魅力ある個店づくり

●これこそ大本命(笑
 だが、大急ぎで断っておきますが「魅力ある個店」とは、
①魅力のある商品が揃っている
②接客サービスが行きとどいている
③店舗内外の環境演出もOK
という三拍子揃ったお店のことですからね。

①ファサードのデザインに魅力がある
②店主のキャラクターに魅力がある
③チラシの目玉に魅力がある
等々も魅力には違いありませんが、「繁盛店づくり」とは直接関係ありません。
「繁盛店」とは「買って帰って生活で使うととても満足できる商品」が揃っており、サービス接客抜群、環境雰囲気言うこと無し、ということで得意客多く、新規客多く、新規客から得意客になっていく人も多い、というお店のことですからね。

○コンパクトシティ話、賑わいづくりなどに「ひょっとしたら・・・」 うちの店もまた売れるようになるかも知れない、などと心が動いてしまうようでは覚悟が足りません。
この時期、売り上げが低迷しているお店・店主がやるべきことは、たった一つしかありません。
何が何でももう一度お店に繁盛を再現すること。

●あなたのお店が繁盛すると言うことは、
①お客の生活満足が達成される
②商店街に買い物客が増える
③買い物目的の回遊が増える
④買い物客で街が賑わう
⑤物販以外の機能の立地が増える
ということで、すべては、あなたのお店の繁盛からしか始まりません。
もちろん、繁盛すればあなたの「五重の課題」への取り組みの基盤が固まることは言うまでもありません。

○さて、この時期、空洞化著しい中心市街地で「繁盛店」を作っていくためには何が必要か?
「魅力ある個店」はどう作るか?
という話は、クオールエイドのホームページのあちこちでイヤと言うほど展開していますから、あらためて確認してください。

http://www.quolaid.com

「まちづくり三法」の見直し

●はじめに
商店街ではよく「大店法が撤廃されてから空洞化が進んだ」といわれます。
では『大店法』時代には商店街は賑わっていたのかといえば、残念ながら、大店法が施行されていた当時も着実?に空洞化は進んでいました。

○どうしてそういえるのか?
大店法時代、商店街では「大型店対策」がほとんど取り組まれなかった、という事実がありますからね。
多くの商店街連合組織が、調整4項目、特に店舗面積と開店日について、出来るだけ削減、出来るだけ遅く、という方針で商調協に臨んだことと思います。
開店時期についえては、「対応する時間が必要だ」ということにしてなるべく・出来るだけ遅くしたものです。

○で、開店が延期されたその間、どのような大型店対策が講じられたか といいますと、これがほとんど対策らしい対策は立てないままで開店日を迎える、というパターンが全国で繰り広げられたと思います。
もちろん皆さん、出来ればしっかり対策を講じて大型店に一泡吹かせてやりたい気持ちはやまやまなれど、正直なところ、何をどうしたらよいか分からない、というのが当時の状況でした。
当時の常識は、「小売業は立地商売」ということでしたから、調整4項目をどう調整したところで、向こうは確かに困るでしょうが、だからといって商店街の立地がちょっとでもよくなるかと言えば、もちろんそんなことはありません。

○ということを重々承知の皆さんですから、「車立地、無料駐車場ン百台だろ、勝ち目はないさね。」やることはな~んもない、せいぜい、開店日前後に販促イベントに取り組む位のことでした。
繰り返しますが、当時としてはどうしようも無かったと思います。
したがって、商店街の空洞化はどんどん進みました。
不思議なことに、大型店の出店が無かったまちの商店街も同じように空洞化が進みました。

○あれから○○年(笑、あらためて出店協議が行われそうな雲行きですが、これはよほど気を付けないと「贔屓の引き倒し」になりかねません。
という話はあらためて別スレッドで進めるとしまして。

●「まちづくり三法」の見直しが進められているそうです。
たぶん、次のようなスキームが立てられるのではないでしょうか。
1.コンパクトシティ化の推進
2.賑わい創出
3.魅力ある個店づくり
この三点セットは、年来、国が提唱している方向ですね。
さらに、1及び2から「出店調整」あるいは「出店協議」が制度化される可能性があります。
問題は、この三点セットの取り組みを一体的に進めることが出来るだろうか、ということです。これについても後回し。

○さて今日取り上げるのは「魅力ある個店づくり」という課題。
まちづくりの「三点セット」の推進について、どれだけ多様な施策が準備され・講じられても、とどのつまり、商店街既存の各個店が「売れる店」「繁盛する店」へと様変わりしないことには、すべての取り組みが水の泡に終わることは言うまでもありませんが、さて、「売れない店」から「売れる店」への転換はどのような段取りで進めようとするのか?

○これはTMO以下の皆さん、とりわけ、商店街のリーダー、役員さんたちの両肩にずっしり掛かっている課題ですが、気づいている人は少数派です。
大方は、「大店法が還ってくるかも」と一安心かも知れません。
しかし、ぶっちゃけ、今どきの大型店は商店街をライバルなどとは見なしておりません。けんか相手は一に同業他社、二にフリースタンディングのカテゴリーキラーであり、商店街は「問題外」なのであります。

○「売れる店づくり」の方向と方法を確立すること。
これが商店街に回り回ってきた最後のチャンスだと思います。
今度こそ、「大店法」当時の拱手傍観ではなく、「売れる店づくり」へのチャレンジで新規出店を迎え撃たなければならない。
これは必ず出来ます。

○万一、前例同様で終始するならこの揺り戻しは大きいですからね。
仏の顔も二度三度、今度は消費者、議会(中心部以外の議員が圧倒的ですよね)、財政の三位一体での取り組みへの評価が行われます。
今までのようにイベントやスタンプカードでお茶を濁すことは許されません。はっきり、「売れる店」「繁盛する店」へ生まれ変わらなければならない。
「魅力ある個店」って「買い物行き先として魅力がある」と言うことですからね。
胸に手を当てて自問自答しなければならない。
おらっちの商店街、どうすれば「売れる店」が軒を連ねる「活性化された商店街」への道を歩くころが出来るだろうか? と。


◆コンパクトシティ

○アルバート・シュペールという人をご存じですか?
元ナチスドイツの軍需相です。
敗戦後ニュルンベルグ国際軍事法廷で禁固20年の計を宣告されました。
ということはさておき。この人はもともと建築家で、ヒトラー(建築家志望だった)の側近としてナチスの建造物多数を設計しました。
ヒトラーが「パリとウイーンをしのぐ都市を建造する」と称して取り組んだ「ベルリン都市計画」の推進にあたり、帝国首都建設総監に任ぜられ、腕を振るいました。
 『回想録(邦訳タイトル「ナチス凶器の内幕」)』(1982 読売新聞社)に当時のことを書いています。ちなみに彼は31~45年の間ヒトラーに仕えました(彼曰く「ヒトラーに友人がいたとすれば数少ないその一人は私である」)。

○「都市を計画に基づいて建設する」あるいは改造するという仕事は、古今東西、圧倒的な権力者(その多くは独裁者)にしか出来ない仕事です。やった人:秦の始皇帝に始まり、目下のところ、ヒトラーまで。うちらでは福原遷都とか。

●コンパクトシティ話です(笑
 主要な都市機能を都市中心部にコンパクトにまとめよう、ということだと思いますが、言うは易し、いざやるとなるととんでもない負担が生じ、かつ、成果は余り期待できない、ということになるのではないか。中心部、所有権も錯綜しており、財政的なキャパから考えてもなかなかおいそれと進まないのではないでしょうか。

○大きな課題はこの大事業に取り組む「目的は何か」ということです。 漠たる「中心市街地活性化」とか「賑わい創出」等を目指して取り組むと、ホント、とんでもないことになりますからね。
 特に商店街のみなさんは、
①昔繁盛してた頃は商店街に人があふれていた。
②繁盛しなくなったのは人が少なくなったから、
などと素人まんまの「いいわけ」を考えだし、
③人通りが多くなれば、店を繁盛させる自信がある
などと全く裏付けに乏しいことをおっしゃる。
こういう人の発言力が「中心市街地活性化のためのコンパクトシティ」を高く評価することにつながります。

○学校・病院・図書館・官庁などなど。
 それらの機能がそれぞれの機能を十全に発揮するために中心市街地こそが好立地である、という場合は別ですが、中心市街地活性化のため、というのはいただけない。
機能は不全、活性化は不可能という「虻蜂取らず」になりかねません。

○中心市街地活性化、ー「法」の規定によればとりわけ商業街区のことですが-の実現は、「買い物の場としての再生」以外の手法では不可能ですからね。このことは声を大に言っておかなければならない。
特に商店街のみなさんは、街に人が帰ってくる、等と浮かれて「売れる店づくり」をほったらかしにしていると、とんでもないことになること、間違いありません。
木の根っこにころり転げた兎を「待ちぼうけ」した猟師の二の舞になりかねません。

○猟師は歌の中での話、商店街は生身の話。
 商店街は、何が・どうなろうとも・「売れる店づくり」という仕事に最優先で取り組まなければならない。
それが中心市街地活性化を支援して頂く関係各方面に対するご恩返し。いいですね、自分が儲かればご恩返しになるんですから(笑
でも、どういう訳か儲け話には乗りたくない???


◆賑わいづくり

●「コンパクトシティ」に追加。
 ポスト工業社会/スローライフ/時間堪能型社会という文脈で、理念としてのコンパクトシティを掲げる、すなわち、改造・建設ニーズが発生した案件については、努めて中心市街地及びその周辺に適地を選定する、というのは大いに結構かと思います。

○私が疑問とするのは、
①中心市街地活性化の方策として
②集人機能を中心市街地に集約する という方策です。
 効果が期待できないし、第一、コンパクトシティという概念は、中心市街地活性化手法として云々するにはちとでかすぎる。

●さて賑わいづくり話
 「魅力ある個店づくり」と区別して取り上げられる「賑わいづくり」とは、すなわち、
[買い物以外の目的で来街する人を増やす ]ことを意味します。
「もの余り時代」、物売りではなかなか人を呼べないから、「物売り以外の方法で人を集める」等と注釈が付けられたりします。
賑わいづくりで店前通行量が増えればものが売れるようになる(のだそうです)。
 商店街の全盛時代、確かに通りは人通りが多く賑わっていました。しかし、その賑わいは「買い物の場」の魅力で人が集まり・ものが売れていたからこその賑わいでした。それを誤解して、「人が集まればものが売れる」と思いこみ、「物売りよりまず賑わいづくり」というわけです。

○ところが。
 もの余り時代に、買い物以外の目的で人を集めるわけですから、集まってきた人たちに「買い物客」に変身してもらわなければならない。買い物以外の目的で街に来た人に買い物をしてもらう、「もの余り・もの離れ」顕著なこの時代に、というわけです。つまり、「買い物する気はなかったのに、お店を見たら・商品を見たらすごく気に入ったので買っちゃった」と言う「衝動購買」がドンドン起こらないと、賑わいが商店街の活性化=繁盛店の連袂実現につながりません。
 そこで、カギとなる「衝動購買」について考えてみましょう。
ご存じの方も多いと思いますが、「衝動購買」は非計画的購買とも言われまして、その商品を見るまでは全く買う気がなかったのに、その商品を見たとたん欲しくてたまらなくなり買ってしまった、という購買パターンのことですね。

○衝動購買、買う気がなかったのに買う気になる・・・・。
 その気になってもらうには、よほど「魅力ある個店」が出来上がっていないと無理ですね。「活性化しなければならない」というレベルのお店でドンドン起こることではないと言うことはご明察の通りです。
つまり、「魅力ある個店」が軒を連ねる段階に至っていない商店街が、賑わい創出などと称して、イベントその他で来街者をいくら集めても、それが売り上げに結びつくことはない、ということになります。
 早い話。今どき、商店街のイベントに誰が「せっかく行くんだからいろいろショッピングしなくちゃ」を財布をふくらませて来ますか。

●賑わい創出、少なくとも中心市街地活性化・商店街活性化を目的に取り組まれるとしたら、やる前から「失敗」が決まっています。


◆魅力ある個店づくり

●これこそ大本命(笑
 だが、大急ぎで断っておきますが「魅力ある個店」とは、
①魅力のある商品が揃っている
②接客サービスが行きとどいている
③店舗内外の環境演出もOK
という三拍子揃ったお店のことですからね。

①ファサードのデザインに魅力がある
②店主のキャラクターに魅力がある
③チラシの目玉に魅力がある
等々も魅力には違いありませんが、「繁盛店づくり」とは直接関係ありません。
「繁盛店」とは「買って帰って生活で使うととても満足できる商品」が揃っており、サービス接客抜群、環境雰囲気言うこと無し、ということで得意客多く、新規客多く、新規客から得意客になっていく人も多い、というお店のことですからね。

○コンパクトシティ話、賑わいづくりなどに「ひょっとしたら・・・」 うちの店もまた売れるようになるかも知れない、などと心が動いてしまうようでは覚悟が足りません。
この時期、売り上げが低迷しているお店・店主がやるべきことは、たった一つしかありません。
何が何でももう一度お店に繁盛を再現すること。

●あなたのお店が繁盛すると言うことは、
①お客の生活満足が達成される
②商店街に買い物客が増える
③買い物目的の回遊が増える
④買い物客で街が賑わう
⑤物販以外の機能の立地が増える
ということで、すべては、あなたのお店の繁盛からしか始まりません。
もちろん、繁盛すればあなたの「五重の課題」への取り組みの基盤が固まることは言うまでもありません。

○さて、この時期、空洞化著しい中心市街地で「繁盛店」を作っていくためには何が必要か?
「魅力ある個店」はどう作るか?
という話は、クオールエイドのホームページのあちこちでイヤと言うほど展開していますから、あらためて確認してください。

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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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