まちづくりと商店主

※店づくりとまちづくり
「繁盛店づくり」の取り組みをスタートさせると、たちまち、「商業者は自分の商売の繁盛だけでなく、まちづくりにも努力しなければならない・すべきだ」という声が聞こえてきます。

中には、空洞化がどんどん進展する中で「商売も大事だが市民と協働したまちづくりはもっと大事」ということで、商売そっちのけ、イベントに精を出している商店街もありますね。
まさか、商売繁盛は苦手だがイベントならお手の物、な~んて逃げてるんじゃないでしょうね(笑

都市経営における商業者の役割は、新しく必要となっている商業機能を構築すること、これを実現することが中心市街地活性化であり、中心商店街活性化であり、「買い物の場」としての機能を再生すること。

すべて、買い物は個店の内部で行われますから、当面とりくまなければいけないことは、自分のお店の繁盛を再現することです。
このことを抜きにして「よさこい○○」などにうつつを抜かしているのは、厳しく・困難な繁盛再生を実現する方向と方法が分からず、現実から目をそらしている、といわなければならない。
(それともイベントを続けていたら繁盛を再現できますか?)

よしんばイベントが成功して「日本一のイベント&日本一の人出」を実現したとして、そのことで劣化・空洞化している「商業機能」が少しでも再生の方向へ前進することができるのか?

そう言えば、昔、「商店街はイベントだ、うちの街では年間200回取り組んでいる」という講演を聴いたことがありましたが、「こりゃダメだ」と思ったものです。今頃はどうなっていることやら・・・。

商店街のみなさんが本気でまちづくりに参加したいと考えるのならば。
イベントなんか当分中止して、すべての努力を「繁盛再生」に集中させるべきです。
毎日の生活で自分らしい生活を堪能することと、商店街のイベントに参加すること。
二者択一ならどちらを優先することが、商業者、住民双方にとって有意義か、あらためて考えてみるまでもありませんね。

小売業の社会的機能:
①消費財を
②他から調達もしくは自ら製造して
③最終消費者に販売する
ことです。教科書にあるとおり。

この機能をお客の側から見れば
①私の生活を作り上げるために必要な材料を
②他から調達、もしくは自ら製造して
③提案してもらいたい
地域の生活から見れば、これが「小売業の社会的機能」です。

皆さんが繁盛を再現することは、
①何らかの理由で劣化している自店の小売業としての機能をもう一度再生する ということであり、それは
②地元の「生活」に新しい選択肢を提案し、それが選択され・支持される結果として実現することです。
すなわち、新しい繁盛は地域の生活に新しい選択肢を提案すること、言い換えれば「生活環境・条件としてのいっそうの充実」を意味します。
同時に、繁盛は所得をもたらし、雇用機会を創造する。域外から進出した小売業とは異なり、皆さんの収益のうち、粗利部分のほとんどは域内で費消・流通します。その乗数効果は域外参入組とは比較になりません。

つまり小売業(及びサービス業)は、都市経営の二本の柱・すなわち、
①所得機会の維持・創造
②生活条件の整備
の両方について「一身において」貢献できるというまれにみる機能だということになります。
所得は伸びても「買い物の場」が整備されていないと、その都市の「暮らしの場」としての充実ぶりは、他の地区と煮たりよったり、ということは各種の統計に現れていますからね。

ちなみに「まちづくり」とは、上記・「二本の柱」としての機能をいっそう充実させていくこと、でありまして、この根本的な課題をアタマの中に入れていないまちづくりなんかお菓子食って、じゃなかった可笑しくって・・・。

ということで。
商業者の皆さんは、自店を繁盛させることが結果的に・地域の
①所得・雇用機会の維持・創造
②「暮らしの場」としてのいっそうの充実
という課題への取り組み、すなわち、正真正銘の「まちづくり」に真正面から参加・貢献しているのだ、ということをあらためて確認、かつ、関係各方面とも認識の共有を量っていただきたい。

自店の繁盛そっちのけで「まちづくり」とか「市民と協働」などをうたい文句にイベントなんかにうつつを抜かしていると、
①所得・雇用機会の漸減
②「暮らしの場」としての魅力の減少
に棹さすことになりますからね。

まちづくり、広義で捉えれば
①所得機会の維持・創造
②「暮らしの場」としての機能の充実
に取り組んでいくことです。
定義抜きの阿吽語「ま・ち・づ・く・り」などに目・頭・心をうばわれないよ~に(笑


※ 「見えざる手」
経済学の生みの親といわれるアダム・スミスは、市場における関係者の私利私欲を追求する行動が、集積されることで「最大多数の最大幸福(これ自体はスミスさんのことばではありませんが)」が実現する、といいました。

人間の行動範囲において市場経済がしめる領域が拡大した今日、もはや「見えざる手」を頼りにひたすら眼前の私利を追求することが結果オーライを将来する、ということは期待できなくなっています。(にもかかわらず、今でもできる、と信じているのが「新自由主義」ですね)

ところが。
経済範囲をグンと縮小、地域経営くらいの規模で考えますと、そこに立地する商業・サービス業には「見えざる手」効果が期待できるのです。
すなわち、
「あなたが繁盛すれば地域が栄える」、地域のみんながハッピーになれる。
自分のために一所懸命行動すれば、そのことが結果的に地域に貢献することになる。

今どきの価値観を基準に考えて、こういう恵まれたポジションにあるのは地域の商業者に限られているのではないでしょうか。
ポジションの得難さを肝に銘じて繁盛店づくりに精を出すこと、環境は厳しいが、天職と思えば工夫するだけのエネルギーは出てくるというものです。
せっかくの機会を棒に振りつつ、空虚な「まちづくりイベント」などにうつつを抜かしていると、バチがあたります。


※商店主の事業機会

地域商業がになう都市機能、なかなか得難い事業機会ですが、もちろんものにするためには相応の努力が必要です。
とりあえず考えなければならないことは、
郊外型商業との位置関係をどうするか、ということ。
そのためには
①「郊外型商業の正体」つまり、郊外型商業が地域において分担している商業機能を理解すること
②郊外型商業だけでは充たされない商業機能=生活側のニーズがあること
を理解し、
③未充足のニーズに対応する業容を構想・実現すること
に取り組まなければならない。
クオールエイドが一貫して提唱する繁盛店づくりの方向です。
http://www.quolaid.com/

まず、
郊外型商業、とりわけその代表である「ショッピングセンター」が担う商業機能とは、
一体全体、どのようなものか?
ということを理解しなければならない。

当サイト【経営フォーラム】において考え中。
http://quolaid.com/cgi/kforum/wforum.cgi?no=1502&reno=no&oya=1502&mode=msgview&page=0

これを踏まえ「繁盛店への道」を理解し、業容実現に取り組むことが新しい繁盛を実現する「王道」です。
そして、もちろん、このことが地域商業者がまちづくり=「住み良い暮らしの場」に参加し・実現していく方法です。

「繁盛店づくり」を進めることが「まちづくり」への参加、その大きな進展をもたらすものだと言うことに自信と責任をもって「業容転換」に邁進しなければならない。


※ まとめ
繰り返しになりますが、
まちづくりを広義で考えれば
①所得機会の維持・開発
②「暮らしの場」としての機能の充実
に取り組んでいくことです。

いまどき、「まちづくり」と銘打って取り組まれていることは、すべて上記①または②に分類されます。
つまり、「まちづくり」とは、すべて、「まちづくりの一環」である、ということです。
「一環」を「そのもの」と勘違いしたうえ、商売よりもまちづくりが大事、市民と一緒にイベントだ、などという人たちにはほんとうに、げんなり、です(笑

いくら「まちづくり」全般がうまくいっても、「買い物の場」が充実していなかったら、これはもう、まちとは呼べないのではないでしょうか。
市街地にマンションが建つ、建てられるという中心市街地も結構あるようですが、
いくらマンションが建っても「買い物の場」がなければ、所得機会にはなりませんからね。
郊外に建つのとどこが違うの、ということになる。
ま、電車に近いだけ買った人は便利かも知れませんが、その分、買い物には郊外まで渋滞覚悟で行かなきゃなんない。
というちぐはぐが生じているのが多くのマンションラッシュの現場事情ではないでしょうか。

人口減で商店街が空洞化している・人口を増やせば商店街は活性化するなどと、平成も早や20年近く経とうという今日、相変わらずの世迷い言をまき散らし・盲信している人たちとはきっぱりタモトを分かち、「まちづくり」の重要な一環である「買い物の場」の充実に邁進することが、中心商店街立地の皆さんの社会的使命であり、そしてもちろん、新しい・得難い・おいしいビジネスチャンス・まちづくりですね。

まちづくりと商店主

※店づくりとまちづくり
「繁盛店づくり」の取り組みをスタートさせると、たちまち、「商業者は自分の商売の繁盛だけでなく、まちづくりにも努力しなければならない・すべきだ」という声が聞こえてきます。

中には、空洞化がどんどん進展する中で「商売も大事だが市民と協働したまちづくりはもっと大事」ということで、商売そっちのけ、イベントに精を出している商店街もありますね。
まさか、商売繁盛は苦手だがイベントならお手の物、な~んて逃げてるんじゃないでしょうね(笑

都市経営における商業者の役割は、新しく必要となっている商業機能を構築すること、これを実現することが中心市街地活性化であり、中心商店街活性化であり、「買い物の場」としての機能を再生すること。

すべて、買い物は個店の内部で行われますから、当面とりくまなければいけないことは、自分のお店の繁盛を再現することです。
このことを抜きにして「よさこい○○」などにうつつを抜かしているのは、厳しく・困難な繁盛再生を実現する方向と方法が分からず、現実から目をそらしている、といわなければならない。
(それともイベントを続けていたら繁盛を再現できますか?)

よしんばイベントが成功して「日本一のイベント&日本一の人出」を実現したとして、そのことで劣化・空洞化している「商業機能」が少しでも再生の方向へ前進することができるのか?

そう言えば、昔、「商店街はイベントだ、うちの街では年間200回取り組んでいる」という講演を聴いたことがありましたが、「こりゃダメだ」と思ったものです。今頃はどうなっていることやら・・・。

商店街のみなさんが本気でまちづくりに参加したいと考えるのならば。
イベントなんか当分中止して、すべての努力を「繁盛再生」に集中させるべきです。
毎日の生活で自分らしい生活を堪能することと、商店街のイベントに参加すること。
二者択一ならどちらを優先することが、商業者、住民双方にとって有意義か、あらためて考えてみるまでもありませんね。

小売業の社会的機能:
①消費財を
②他から調達もしくは自ら製造して
③最終消費者に販売する
ことです。教科書にあるとおり。

この機能をお客の側から見れば
①私の生活を作り上げるために必要な材料を
②他から調達、もしくは自ら製造して
③提案してもらいたい
地域の生活から見れば、これが「小売業の社会的機能」です。

皆さんが繁盛を再現することは、
①何らかの理由で劣化している自店の小売業としての機能をもう一度再生する ということであり、それは
②地元の「生活」に新しい選択肢を提案し、それが選択され・支持される結果として実現することです。
すなわち、新しい繁盛は地域の生活に新しい選択肢を提案すること、言い換えれば「生活環境・条件としてのいっそうの充実」を意味します。
同時に、繁盛は所得をもたらし、雇用機会を創造する。域外から進出した小売業とは異なり、皆さんの収益のうち、粗利部分のほとんどは域内で費消・流通します。その乗数効果は域外参入組とは比較になりません。

つまり小売業(及びサービス業)は、都市経営の二本の柱・すなわち、
①所得機会の維持・創造
②生活条件の整備
の両方について「一身において」貢献できるというまれにみる機能だということになります。
所得は伸びても「買い物の場」が整備されていないと、その都市の「暮らしの場」としての充実ぶりは、他の地区と煮たりよったり、ということは各種の統計に現れていますからね。

ちなみに「まちづくり」とは、上記・「二本の柱」としての機能をいっそう充実させていくこと、でありまして、この根本的な課題をアタマの中に入れていないまちづくりなんかお菓子食って、じゃなかった可笑しくって・・・。

ということで。
商業者の皆さんは、自店を繁盛させることが結果的に・地域の
①所得・雇用機会の維持・創造
②「暮らしの場」としてのいっそうの充実
という課題への取り組み、すなわち、正真正銘の「まちづくり」に真正面から参加・貢献しているのだ、ということをあらためて確認、かつ、関係各方面とも認識の共有を量っていただきたい。

自店の繁盛そっちのけで「まちづくり」とか「市民と協働」などをうたい文句にイベントなんかにうつつを抜かしていると、
①所得・雇用機会の漸減
②「暮らしの場」としての魅力の減少
に棹さすことになりますからね。

まちづくり、広義で捉えれば
①所得機会の維持・創造
②「暮らしの場」としての機能の充実
に取り組んでいくことです。
定義抜きの阿吽語「ま・ち・づ・く・り」などに目・頭・心をうばわれないよ~に(笑


※ 「見えざる手」
経済学の生みの親といわれるアダム・スミスは、市場における関係者の私利私欲を追求する行動が、集積されることで「最大多数の最大幸福(これ自体はスミスさんのことばではありませんが)」が実現する、といいました。

人間の行動範囲において市場経済がしめる領域が拡大した今日、もはや「見えざる手」を頼りにひたすら眼前の私利を追求することが結果オーライを将来する、ということは期待できなくなっています。(にもかかわらず、今でもできる、と信じているのが「新自由主義」ですね)

ところが。
経済範囲をグンと縮小、地域経営くらいの規模で考えますと、そこに立地する商業・サービス業には「見えざる手」効果が期待できるのです。
すなわち、
「あなたが繁盛すれば地域が栄える」、地域のみんながハッピーになれる。
自分のために一所懸命行動すれば、そのことが結果的に地域に貢献することになる。

今どきの価値観を基準に考えて、こういう恵まれたポジションにあるのは地域の商業者に限られているのではないでしょうか。
ポジションの得難さを肝に銘じて繁盛店づくりに精を出すこと、環境は厳しいが、天職と思えば工夫するだけのエネルギーは出てくるというものです。
せっかくの機会を棒に振りつつ、空虚な「まちづくりイベント」などにうつつを抜かしていると、バチがあたります。


※商店主の事業機会

地域商業がになう都市機能、なかなか得難い事業機会ですが、もちろんものにするためには相応の努力が必要です。
とりあえず考えなければならないことは、
郊外型商業との位置関係をどうするか、ということ。
そのためには
①「郊外型商業の正体」つまり、郊外型商業が地域において分担している商業機能を理解すること
②郊外型商業だけでは充たされない商業機能=生活側のニーズがあること
を理解し、
③未充足のニーズに対応する業容を構想・実現すること
に取り組まなければならない。
クオールエイドが一貫して提唱する繁盛店づくりの方向です。
http://www.quolaid.com/

まず、
郊外型商業、とりわけその代表である「ショッピングセンター」が担う商業機能とは、
一体全体、どのようなものか?
ということを理解しなければならない。

当サイト【経営フォーラム】において考え中。
http://quolaid.com/cgi/kforum/wforum.cgi?no=1502&reno=no&oya=1502&mode=msgview&page=0

これを踏まえ「繁盛店への道」を理解し、業容実現に取り組むことが新しい繁盛を実現する「王道」です。
そして、もちろん、このことが地域商業者がまちづくり=「住み良い暮らしの場」に参加し・実現していく方法です。

「繁盛店づくり」を進めることが「まちづくり」への参加、その大きな進展をもたらすものだと言うことに自信と責任をもって「業容転換」に邁進しなければならない。


※ まとめ
繰り返しになりますが、
まちづくりを広義で考えれば
①所得機会の維持・開発
②「暮らしの場」としての機能の充実
に取り組んでいくことです。

いまどき、「まちづくり」と銘打って取り組まれていることは、すべて上記①または②に分類されます。
つまり、「まちづくり」とは、すべて、「まちづくりの一環」である、ということです。
「一環」を「そのもの」と勘違いしたうえ、商売よりもまちづくりが大事、市民と一緒にイベントだ、などという人たちにはほんとうに、げんなり、です(笑

いくら「まちづくり」全般がうまくいっても、「買い物の場」が充実していなかったら、これはもう、まちとは呼べないのではないでしょうか。
市街地にマンションが建つ、建てられるという中心市街地も結構あるようですが、
いくらマンションが建っても「買い物の場」がなければ、所得機会にはなりませんからね。
郊外に建つのとどこが違うの、ということになる。
ま、電車に近いだけ買った人は便利かも知れませんが、その分、買い物には郊外まで渋滞覚悟で行かなきゃなんない。
というちぐはぐが生じているのが多くのマンションラッシュの現場事情ではないでしょうか。

人口減で商店街が空洞化している・人口を増やせば商店街は活性化するなどと、平成も早や20年近く経とうという今日、相変わらずの世迷い言をまき散らし・盲信している人たちとはきっぱりタモトを分かち、「まちづくり」の重要な一環である「買い物の場」の充実に邁進することが、中心商店街立地の皆さんの社会的使命であり、そしてもちろん、新しい・得難い・おいしいビジネスチャンス・まちづくりですね。

有限会社クオールエイド
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ