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イオン鹿児島ショッピングセンター

 さる10月6日オープンしました。
名称からして、経営はイオン本体ではなく九州イオンです。
イオングループ、鹿児島県初の出店とか。

**************** 引用 ********************

名   称: イオン鹿児島ショッピングセンター
核店舗名: ジャスコ鹿児島店
所 在 地: http://www.aeon-kyushu.info/kagoshima/access/index.html
営業時間: ジャスコ:午前10時~夜11時
      専 門 店: 午前10時~夜10時
      レストラン街: 午前10時~夜11時
休 業 日: 年中無休
建物構造: 鉄骨造 地上5階建
(店舗は1階から3階、4階から屋上は駐車場)
駐 車 場: 約3,500台
駐 輪 場: 約470台
従 業 員: SC全体約2,500名(うちジャスコ約500名)
規 模: 敷地面積:110,656㎡ 延床面積:121,676㎡
商業施設面積: 65,587㎡
<内訳>
ジャスコ直営: 17,706㎡
専 門 店 : 20,345㎡
飲食サービス: 7,782㎡
商圏: 約75万人、32万世帯
    (鹿児島市、日置市、川辺町、知覧町など)

*************** 引用終わり ***************

※売り上げ目標:未公開

 天文館どおりをはじめ既存集積への影響甚大でしょうか。
進出表明から今日まで、活性化に取り組む絶好の機会であったにもかかわらず、効果的な対策を講じられなかったツケを支払わされることになるのでしょうか。

 サイトを中心にWeb上の情報を手がかりに、こちらで分析してみたいと思います。

 “ショッピングコンプレックス・ゆめタウン佐賀の衝撃’以来、九州では初の出店のはず、衝撃の吸収度合いに興味があります。
至近距離にイズミが土地を確保しているそうですし。
 近々、見に行く機会があると思いますが、それまではWeb情報主体の取り組みということで。


 ※イオン襲来という状況に直面された鹿児島地区の皆さんへ※

 “災いを転じて福となす”、この機会に「研修+視察」セットでの勉強会は如何ですか。

 題して『RSCの正体を暴く、イオンなんか怖くない!』
中心商店街vsRSCということでは、RSCってホントに怖くないんですよ。勉強+視察できちんと見ればよく分かります。

 当社は全国各地でそれぞれの地域の代表的なRSCをテーマに勉強会を開催、それまで理由もなく「怯えて」しまい、“対策なんか考えても仕方がない”と意気消沈していた皆さんが“怖くないことがよく分かった、頑張る意欲が出てきた」とおっしゃるようになります。

 開催に興味がある方はご一報いただくと、イオン視察がてら参上して提案説明します。
日頃、講習会を開いても参加者が少ない、と嘆いておられる皆さんには、関係各方面に勉強会の意義を再確認してもらう機会にもなることでしょう。

 商店街、既存集積にとってイオンの登場は、本格的な「活性化への道」を歩み始めるまたとない機会、活用しない手はありません。

※イオンモール大牟田の増床はムリ?
サイトでの検討は、イオン鹿児島を先行します。


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ゆめタウン佐賀、イズミは核ではない

 SCといえばそのほとんどが「二核ワンモール」、二核のうち一店はGMSで、もう一核はさまざま、百貨店あり、DSあり、HCありというのが日本型SCの基本です。

 「核」とはなにか?
その集積が対応している消費購買ニーズの基本に一店で対応している、集積への来訪目的となっているのが「核」ですね。
核と異なる消費購買ニーズに対応する業容のテナントは、その集積では経営を維持することが出来ない、というのが集積における「核」のポジションです。

 RSCにおいて今なお「核」と呼ばれ、レイアウト上、その位置を占めているGMSですが、実は既に上記のような意味での「核」としての機能を既に失っています。
にもかかわらず、かって強力な集客力を誇っていた当時と同様、モールのはじっこに位置しているわけですから業績不振に陥るのもムリありません。

 という状況においてゆめタウン佐賀に参加しているGMSイズミは、「核店舗」の伝統的なポジションを放擲、レイアウト図にみられる位置に鎮座したわけです。
「フロアガイド1F、1F」参照

 明らかに従来のSCの常識を逸脱したこの決断は何を意味するのか?

 当社が、佐賀市周辺でのモラージュ、イオン大和、ゆめタウンの三つ巴戦についていちはやく「勝負あり、ゆめタウンの勝ち」と軍配を揚げた理由は、ここにありました。

 ゆめタウン佐賀の「革新性」の秘密、理論創発 で明らかにします。


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店あまり

 当ブログ、「もの余り・店あまり」という時代背景は大前提です。
“だよね”と安易に受け流すのではなく、このことが自店・商店街にとって意味するところをしっかり理解しなければならない。

※もの余りとは:
 早い話が、献立材料を中心に「消耗財」以外の必需的生活財は、これ以上買わなくても、一、二年は平気で過ごせるくらいのストックを自宅に持っている、ということです。典型は衣料ですね。
現代の商業とは「ものが有り余っている人にものを売る」という商売だということを肝に銘じておかなければならない。
よく“ものを売るのではなく意味を売れ“といったことが言われますが、意味って何ですか? 小売店が売るのはあくまでも「もの」ですからね。「意味」などと意味不明な方向にいくととんでもないことになります。

※店あまりとは:
地域の日常的な行動範囲内に「お店」が有り余っていること。
どうして有り余っているかと言いますと、これまでの「流れ」から、「自分の都合」優先で商売をしている人、「お客の都合」優先で取り組んでいる人までさまざまのお店があるから、です。
お店は多いのですが、お客は「お客の都合」優先のお店に集中します。当たり前。

 「店あまり」という現象は、お客から見て、“無いと困る”お店や“あった方が楽しい”お店などがたくさん揃っている、有り余っているということではなくて、“あってもなくても平気、ぜんぜん困らない”というレベルのお店がたくさんある、ということです。“売れないお店”とは何らかの理由で“買い物行き先”として評価されていない・お客にとって“あってもなくてもかまわない”お店ですね。

 余談ですが、そういうお店が“売れないのは店前通行遼が少ないから”、“通行量を増やせ、住む人・来る人を増やせ”と真剣に要求しているのっておかしいですよね。
なかには“そうだ、そうだ”とけしかける専門家さんもいたりして。

 ということで、「店あまり」とはお客から見て“あってもなくても、ぶっちゃけ、ど~でも良い”と評価されている(というかそもそも評価さえしてもらえない)お店が多いと言うことですね。
もちろん、郊外立地の場合、こういうお店は速効つぶれますから、「余っているお店」の多くは商店街に立地しています。
商店街の中に、「業容の改革改善」に取り組むお店が出現して、真っ先にダメージを受けるのは、同じ中心市街地の同業のお店・おおくの人たちから「あってもなくても結構」と思われ、きわめて限られた固定客で細々と維持してきたお店です。直撃を喰らいます。

 商店街立地、繁盛再現を果たすにはそれくらいのことはあり得ることだと思っていないとダメです。
“仲良きことは美しきかな”、みんな揃って「廃業必至の道」を歩みましょうという人たちは、それはそれでいいのでしょうけど。

 店があり余っている、という現象はいつまでも続くわけではありません。自社物件であろうと、マルチインカムがあろうと売れない店・お客に「買い物行き先」として評価されないお店は必ず消滅していきます。
「代替わり」が出来ませんからね。
もちろん、おれは幸い若いから事業承継なんか関係ないし、という条件の人もありますが、そういう人は今度は「売れない」という問題への耐性がありません。

 ということで、「店あまり」という問題情況への対応は、「勝ち残り」です。まずは、現在の業種業態をベースにお金を掛けずに、改革・革新に取り組み、とりあえずアタマ一つ抜け出すこと。
「抜けだし」に取り組むなかで、業容転換(サイトで検索)のノウハウ、ハウツウを修得することが目標です。

 もの余り&店あまり、繁盛店づくりを目指す人はしっかり認識して置くこと。商店街の空洞化は、「もの余り」のお客に「もの不足」時代のノウハウで対応しようとしているところに起因しています。

参照


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「ゆめタウン佐賀」の革新性

 ゆめタウン佐賀のどこがこれまでのSCと比較して革新的なのか?
既に説明していたつもりでしたがまだでしたね。

 ここでいう「革新性」とは、これまでのSC理論の延長上には無い、ということですがどこがどう違うのか、説明してみましょう。

 ゆめタウン佐賀の革新性

その一 「核店舗」が配置されていない。

 ご承知のように、わが国のほとんどのSCは、二核ワンモールという形式を取っています。
モールの一極にGMSを配置し、逆の一極にHC(ホームセンター)や百貨店などを配置して、その間に多数の「専門店」を配置する。
双方の核の強力なデスティネーションで集客し、核店舗間を回遊するお客をモールに誘い込む、という業容です。

 核であるGMSの不振は早くから指摘されていますが、その理由はGMSが提供している業容がいつの間にか狙っている顧客の消費購買ニーズとの間にミスマッチを生じてしまった、というところにあります。
もはや、SCのお客の多くはGMSが誘引しているものではありません。モールを中心とするショッピングと飲食・サービスの複合業容が、SCの集客力の中心になっています。
このことは、GMSとモールの客数を見れば明白です。
どこのSCを見ても、核店舗は閑古鳥状態ですからね。
特定のSCの核店舗であるGMSでそういうことがだというのではなく、一般にそういう傾向があるということは、GMSがSCの核店舗としての機能を喪失していることを意味しています。

 さて、ゆめタウン佐賀では、レイアウトでお分かりのとおり、GMSイズミは「核店舗」の位置にではなく、モール中央に配置されています。このことは何を意味するのか?
続きはサイト・【理論創発・死闘編】で。


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小売業 誰に何をどこでどう売るか

 サイトの方で取り組んでいる藻谷説の検討を進めながらあらためて考えさせられるのは、「小売業」について云々するにあたっては、標題のとおり、小売業とは「誰に・何を・どこで・どう売るのか」だということです。先日の「小売業の原理原則」にもつながります。

 “品ぞろえ・サービス・環境”すなわちクオールエイド流「業容三点セット」ですが、「小売業」といったら、自覚しうようがしまいが、背後に三点セットがそれこそ“セット”で張り付いているわけです。
というか、「誰に・何を・どこで・どう売るか」の「誰に=商売相手」が「最終消費者」になっている商業を「小売業」とまとめて呼んでいるわけですね。

 「小売業」の中身が三点セットだということは、昔は常識でした。「最寄り」、「買い回り」という分類は、言ってみれば“三点セットの違い”です。
商店街活性化が商店街単位で取り組まれ・語られていた当時は、「小売業=三点セット」は当たり前のことでした。あんまり当たり前すぎて誰も口にしなかったくらいw
というか、自覚している・いないに関わらず、個別具体の商店街を問題にする限り、個店=三点セットは「今、そこにある」ものでした。「最寄り/買い回り/業種」は三点セットのことです。
誰に・何を・どこで・どう売るか、しっかりバランスが取れていないとお客はすぐに見破ります。“私が買い物に行くような店じゃ無いよね・・・”

 ということで、小売業にとって「三点セット」をお客の消費購買行動に対応させてバランスよく作り上げ・維持し・日々改善を重ねていくことは、創業以来の「恒常業務」です。
商店街活性化事業などという取り組みは、みんなこの「個店レベルの恒常業務」が整斉と行われている、ということが前提になっているわけですから、万が一、恒常業務がうまく行っていなかったりすると・・。

 商店街活性化の取り組みといえば、商店街単位で取り組まれ手潮来路は、商店街としての「何をどう売るか」ということが前提になっていたのですが、“商店街単位での取り組みでは効果が薄い”ということで取り組みが「中心市街地活性化」になったとたん、取り組みの個別性・具体性が吹っ飛んでしまいました。
「小売業=三点セット」が単なる「小売業」になってしまったわけです。

 ふたつ理由がありまして、
一つは、「法」の定義では、中心市街地=“都市中心部に位置する商業街区”なのに、中心市街地=都市の中心部と理解されたため、商業がその一部という位置づけになり、各商店街の特性や個店の個別具体の三点セットを考慮して事業に取り組む、というこれまでの了解事項にまで話が及ばなくなりました。

もう一つは、中心市街地所在の商店街には、都市の「中心商店街」といわれる買い回り型から、都市中心部の居住者を対象にしたもうより型、あるいはその折衷型といった種類があります。もちろん、各商店街は類別毎に「品(店)ぞろえ・サービス・環境」に特徴があり、「何をどこでどう売るか」、具体的な活性化の取り組みも違いますね。
 ところが、「中心市街地の商業の活性化」と一言にまとめたとたん、これらの違いは抽象化され・抹消されてしまいました。
まちなか居住・歩いて暮らせるまちづくりというテーマなどもありますから、あらためて小売業の「誰に何をどう売るか」を検討しないといけないわけですが、残念ながらほとんど行われていない。「最寄り」買い回り」といった言葉は時々出てきますが、施策にはほとんど反映されておりません。

 基本計画の作成にあたっては、「基本方針」に基づいて個別商店街単位で「現状と将来のあるべき姿」を論議する、その結果を基本計画に反映させる、という段階があってしかるべき、これをやれば必ず「我が商店街の特性」はテーマに上がるはずですが・・。

 ということで、商業・商店街活性化に取り組むにあたって、本来なら“イの一番”に控えている“誰に何をどこでどう売るか”ということをカッコに入れた論議・計画・実践が行われている。
 中心市街地所在の商店街群、時と場合によっては一括して扱うことも必要ですが、具体的な施策段階は必ず商店街単位での「ここで誰に何をどう売るか」ということについて、「現状及び将来のあるべき方向」を考えなければならない。
 商店街活性化といえば、こんなことれは当たり前のことですね。

 基本計画をまとめるに当たって、各商店街ごとの業容の「現状と将来のあるべき姿」をまとめるのは、当然の仕事です。
この作業にきちんと取り組んでいる基本計画・都市はほんの一部しかないと思います。かって、各商店街ごとに「活性化ビジョン」を作ったころは、それぞれ「商店街の特性」が真っ先に挙げられていたわけで、この点、やはり、最近の商店街活性化は「退歩」している?・・・。

 これから基本計画の作成に取り組む皆さんは、商店街の「業容・現在と将来のあるべき姿」のとりまとめをお忘れなく。
これが決まらないと、アクセスや街区・街路整備のあり方、イベントやサービスの種類や質、何一つ決めることが出来ない、というのが本当のところです。

 にもかかわらず、お構いなしにどんどん進んでいく各種の計画って・・・・?

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専門家のご託宣

 ご託宣:神が人の口を借りたり、夢に現れたりして、意志を告げること。(神明解国語辞典)
神の意志ですから、下される指示について根拠や理由の説明は有りません。当たり前ですね。ただし、個々の「ご託宣」の理由は説明されませんが、ご託宣のご託宣たる由縁、つまり、ご託宣の主が「神」である根拠については事前に縷々証明されているのが通常です。


 さて、企業の経営革新、商店街や中心市街地活性化などには国の制度によって「専門家」の支援を受けることができます。ご承知のとおり。
専門家さんは要請により指導をします。指導の多くは「提案」というカタチで行われます。

 専門家が委託を受けて何ごとかを提案する場合、提案は、まず第一に、それが委託事項についての提案であることを証明しなければならない。当たり前のことですが、結構おかしかったりするわけです。
この「証明」において重要なことは、証明するにあたって外部の権威を持ち出さない、ということ。
「当方は経験○年、成功事例○件の専門家」などという名乗りは、今回の提案の妥当性の担保となんの関係もありません。
専門家はひたすら、問題状況~問題定義~解決策の連関の妥当性を説明することに終始しなければならない。

 実際にありがちなのは、肝心の説明責任を放擲、説明の根拠の代わりに「解答の出処」を飾り立てることで代替するやり方。
通常は、専門家固有の修学歴・職歴・指導歴などを列挙して説明に変える。
「神様」の神様たる由縁の説明みたいなものですね。

 あるいは、外国、特にアメリカではそうなっている、とか、成功事例、特に規模の大きいところではそうしている、とか、「事例」を列挙する、なかには自分の事例視察の回数を自慢したりする人もある。
これらは、「後光効果」をもたらし、関係者に「解決策」について予断を与える可能性があることから、専門家としてはやってはいけないアプローチですが、本人たちは「確信犯」の可能性が高く、また、痛くする側も陰に陽にそれを求めたりします。
いずれにせよ、問題情況~問題定義を前提にしない提案は「ご託宣」に等しい。

 言ったとおりにやれ・根拠など理解する必要はない、というのが「ご託宣」ですが、これはすべてを把握している「神」にしてはじめて取れる指示のあり方です。

 ご託宣に終始している専門家とは、
①専門家とはそういうものだと理解している、か、または
②問題を解決するには理論以外の権威に頼らなければダメだ、と達観している
のいずれかでしょうが、②というのはなかなかお見かけできないでしょうから、そうしますと、①だよね、ということになる。
外部から見ると、こういう人はあらかじめ委託者の「問題解決法」の水準と暗黙裡に結託している可能性があったりします。

 ということで。
専門家には説明責任を果たす代わりにご託宣を述べる人がいたりするので、くれぐれもご注意あれ。
というか、問題にしっかり取り組んでいれば、こんなご託宣に引っかかることはないと思いますけどね、普通。


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セルフサービスとセルフセレクション

 どこがどう違うのかと質問を受けました。

★セルフサービス:
スタッフからのサービスは、基本的にレジだけ。売り場にスタッフが常駐しない。
顧客は、入店~購買決定過程(AIDCA)を店のスタッフの支援無しで済ます。

対照業業:熟知型(「品ぞろえ」を使って作る生活局面やその材料についてお客が熟知している、という生活分野をターゲットにする業容が採用する。
お客のメリット:熟知している商品の購入が自分のペースで済ませること。
お店のメリット:「店づくり」の工夫次第。関連購買・衝動購買

店側が留意することは、お客の疑問・不満・不便を「人手」以外で解消すること。

★セルフセレクション
お客は接客を受けることなく、自由にAIDCA過程を楽しむ。
ただし、売り場にはスタッフが常駐しており、特にPOP段階の支援、お客が選んだ商品をあずかり、レジ・包装などのサービスを行う。・・・・スーパーマーケット コンビニエンスストア
対象業容:お客が自分の好みをもち、好み主導でで作り上げる生活局面の材料主体の品ぞろえ カジュアルファッション 

お客のメリット:自分のペースでショッピングが堪能できる
お店のメリット:フリー客の誘引

留意点:小規模の売り場が多いのでレイアウトに配慮
    スタッフのスキル

 一読、どちらも「業容」全体のなかでとらえることが必要だということが分かりますね。
業容が対応しているお客の生活局面に対するニーズが変化すると、業容が顧客満足を実現できなくなります。発生するギャップを掴み、適格に対処する業容を開発すると、「一抜け」が可能かも。

 なお、販売方法は別に、クラークサービス、セミクラークサービスがあります。

ちなみに、ラグジュアリィショップの接客はだいたいこちら、商店街の皆さんは勉強しなくちゃ、です。
それぞれの内容・特徴について、ちょっと考えてみてください。
ということで、お役に立他でしょうか。

ちなみにサイトでは目下、
SC襲来・あなたならどうする
というテーマで、SC進出を機に「SCに対応せず・顧客に対応する店づくり」を提案しています。

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小売業の原理原則

1.「小売業の一般理論」
一般理論というのは、たとえば○○の一般理論といえば、
○○に属するすべての○○に共通する話、
という意味です。

小売業界では、SMの一般理論、CVSの一般理論などが比較的確立されています。
遅れているのが「商店街の一般理論」ですね。
小売業全体についての一般理論=「小売業の一般理論」がサイトで「学者さん、確立してください」といっている「商業理論」です。

実際にがんばっておられる先生がおられます。
石原武政
著作目録も出ています。

 石原先生の著作中takeoが読んだのは
『まちづくりの中の小売業』『商業学(新・旧)』『商業の外部性とまちづくり』です。
原論レベルで個店外部、商店街、集積との関係を論じられているのは、石原先生だけだと思います。(おっとtakeoもいましたw)

 商業理論、全体として発展途上にあるわけですが、もちろん、理論より先に実践がある、というのが当然です。理論が出来上がるのを待っているわけにはいきません。手探りで進む以外に無いのですが、とはいうものの大きな失敗をすることなく着実に繁昌を実現していくには、“何はともあれ、店舗を構えた小売業(有店舗小売業)であるかぎり、このあたりをはずせば商売にならないだろう”というあたりを押さえておくことは必要です。

 これが「小売業の原理・原則」すなわち、“これを逸脱すると小売店は立ちゆきませんよ”長期的に見るならば、というレベルの知識です。
 これらをつかみだし、しっかり応用すると「店づくり・業容構築」の基礎になる。
 ということで、「小売業の原理原則」、自然な科学の原理法則のように「破ることが出来ない」ものではありません。


2.小売業の原理

 ここで原理とは、「小売業とは」という定義のこと。

分業社会における生産~消費の多様・多段階の機能のうち、何を指して「小売業」と名付けるのか?
ちなみにここで「業」とは営利を目的に営まれる仕事、という意味です。

小売業とは、
①消費財を
②他から調達し又は自ら製造して
③最終消費者に提供する
ことを業とするもの。

簡潔で紛れがないですね。

用語の説明:
消費財:人々がその生活を作り上げるために必要な材料
他から調達:仕入れて
自ら製造:製造小売は小売です
最終消費者:売買目的の調達ではありません
提供:ある価格で通貨と交換する
ということ。

 この定義に小売業のすべてが押し込められています。
ということをちゃんと理解していれば、あとはこれをどう展開するか、ということになる。

たとえば、顧客とは
①生活を作り上げるために必要な材料の購買先を
②うちのお店と決めている人
のことですね。

競合店とは
①お客から見て
②自店との間に「選択可能性」が成立している
③と見なされている店
のことです。

店づくりとは
①お客から見た
②生活を作り上げる材料の調達行き先としての満足条件を
③出来るだけ充実させること
でしょう。もちろん、「営利事業」ということが前提であることはいうまでもありません。

などなど、いくらでもでてきますし、「業容」もまずはこのレベルで定義しておかなければならない。


3. 「お客から見て」ということ

 これは、小売店・小売業のみならず「マーケティング業」全般に等しく共通するところですが、とりわけ、立地商売・すなわち地面に柱を立てて店を張っている有店舗小売業の場合、ことの成否を左右する極めつけの視点です。

競合店とは
①お客から見て
②自店との間に「選択可能性」が成立している
③と見なされている店
のことです。
をさらに敷衍(敷衍=ふえん:詳しく述べる・押し広げる)すると。

 あなたがいくら「あそことうちは競合していない」と思っていてもお客が購買行き先の選択にあたり両者を比較対照していれば、これは紛れもなく「競合」ですし、逆にあなたが「競合だ」と思っていてもお客がそう思っていなかったら競合関係=お客の選択行為は成立しませんからね。例:商店街vsショッピングセンター。

 こんな状況で「競合対策」などは無益なこと、商店街が「SC対策」とかおかしくって、となるわけです。

「繁盛店を作る」に立ち上がった人がまず取り組むことは、
「購買行き先の候補=選択肢」と認知される「お店のあり方」を考え・作り出すことです。

①お客は誰か、何を求めているかを想定する
 この時大切なことは、競合があ~してる、こ~してるということを知ることではなく、お客の「選択の基準」を知ることです。

 お客は何を基準に買い物行き先を決めているか?
これを知り、行き先としての条件を整えることが競合対策です。
これが「本当の競争相手はお客だ」といわれる理由ですね。

かくして、
①お客から見た
②生活を作り上げる材料の調達行き先としての満足条件を
③出来るだけ充実させること
こそが小売業経営における究極の課題であり、競争とは買い物行き先としての評価を巡って顧客の心の中で繰り広げられる「選択過程」で選び出されること、です。
もちろんその前に脳内ショッピングマップにノミネイトされることが必要なことはいうまでもありません。

 「業容」はこのレベルの課題から日常的なお店の運営に至る経営全般に関わっている重要な言葉だということが理解されたと思います。

「店づくり」を理解し、実行することが繁盛実現への王道である。

おっと、正しくは:
「店づくり」は「お客から見た買い物行きさき」を作ること、これが繁盛実現への王道である。
といういことですね。

 ところで、当ブログ、このところ、個店繁昌・実務レベルのお話よりも、中心市街地・商店街活性化関係の議論に傾斜・集中しています。
お店大好きのtakeoとしてはちょっと寂しいところですが、「計画作成」が一段落すれば、繁盛店づくりにまっしぐら。
 業績アップに直結する売り場づくりのありかたなど、売れてなんぼの商売人にふさわしい取り組みについてどんどん突っ込んで行くつもりです。

原理原則、まとまらない話になってごめんなさい。
引き続き、あまり間をおかずに続けていきますので。

 ところで。
「繁盛店づくり」一緒に取り組む仲間がいますか?

 セミナーなどでたまに、「そのノウハウはうちが独占したい」という人がいます。少なくともこのまち、この商店街では独占したい、ということですが、おお間違いです。 
ノウハウは共有・普及させてこそ価値がある、と考えてください。
普及のプロセスで、改善が行われたり、誤りが発見されたりします。
後生大事に抱え込んでいると、その分、「革新」が遅れます。
ウィキを考えてみてください。
仲間づくりは大事なこと、商店街立地の商店主さんは孤立無援状態に陥っている人が多いようですが、それは別に商店街立地の商業者の宿命でも何でもないと思います。
 仲間を作って切磋琢磨、どうせ作るなら同じ商店街で、さらに言えば同業者というのは如何でしょうか。


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バックヤードと商品回転

 切っても切れない縁がありまして、もちろん、商品を回転させたかったらバックヤードは何が何でも・万難を排して・時に売り場を縮小してでも・配置しなければならない。
 商品が売れない、とお悩みのアナタ、アナタのお店ではこのところ、バックヤードを使っていませんよね、と言えば十中八九、アタリでしょう。
 え?バックヤード、ありますけど、いま夏物と秋物入れ替えたばっかり、一杯つまってますけど・・・、という人も中にはいますからね・・・。

 ということで。
バックヤードがあるとデッドストックが発生するから、つぶしてしまえ、在庫は店頭在庫だけにしろ、といった「指導」をされる先生があり、それを聞いた人が「あのさ、バックヤードはダメなんだぞ」なぜならば・・、としやべります。言われてみれば確かにバックヤードにはデッドストックがつまっている、なるほど、ということで、あっという間に拡がります。

 バックヤードを廃止したお店はその後どうなったか?
相も変わらずデッドストックが今度は店頭で発生しまして、店内はも~不良在庫の山また山、たまに新商品が入荷しても在庫に埋もれてアピールできません。

 ものは考えようでありまして。
バックヤードがあるにも関わらず、デッドストックを発生させていた人が、バックヤードを撤去すればそれまでにもまして
①デッドストックが増える。店頭で増える。
ことになります。そうすると、お客の店内回遊が激減、お客に見てもらえない商品が売れうることはありませんから
②商品の回転数が急落する
売り上げが落ちるわけで、必然的に
③資金逼迫
となりまして、いいことは一つもありません。

 なんでこ~なるのか?
そもそもデッドストックが発生するのは、バックヤードがあるから、ではないのです。

 お客の目によってキャッチされない商品は、買い上げられることはない。当たり前のことです。
そうだろ!だから売り場に置いとくんだ、お客の目にキャッチされるためには、売り場に置いとかなくちゃダメだろ~が、ぼけ! と言われそうですが、
確かにお客の目に留まらない商品が売れることはありませんが、そのことと、だから何が何でも商品は店頭に置く、ということとは違う話です。

 端的にいって、
商品は店頭に置いておきさえすればお客の目に留まるものなのか?
狭い売り場にこれでもか、というくらい詰め込まれた商品の一つ一つにお客の目が留まるでしょうか?
スカートを目一杯つるしたハンガーラックの陰になっている棚のブラウスはどうですか? 誰かハンガーラックを押しのけて見てくれましたか?
そもそも。歩くスペースも有るのか・ないのか、近くまで回遊してくれるんですかぁ?
ということですね。

①お客はセルフで買い物したがっている
②見えない商品は買ってもらえない
という二つの思いこみから、店頭在庫がどんどん増えていきます。
バックヤードを廃止しているとなおさらです。

この売り場づくりを専門店が採用するとどうなるでしょうか?

これはもう、お客は完全にひいてしまいますね。

①セルフと言いながらちゃんと見張られている中で、詰め込まれている商品をかき分けてまで、探す値打ちの商品があるとはとても思えない。なんだか「万人向き」的商品ばっかりだし・・。
②ちょっと商品にさわると、さっと飛んできて「それ、いいでしょう」とうるさくなる・・。
③買わずに出たいが、出にくい。やっぱ来るんじゃなかった・・・。

ということで、お客に来店したことを後悔させてど~する。

お客の目に留まらなければ、売れない、というのはそのとおりですが、お客が見ようと思わない商品は、お客には見えない、と言うことがありまして、売りたかったらただ置いておくだけではなく、お客の目に留まるように置いておかなければならない。
お客の目に留まらない商品は、お客にとって無いのと一緒です。

ということですから、店頭に置ける商品の量は決まってしまいます。
売りたい商品は一つ残らず店頭に並べておく、というのは、お客のAIDCAからいえば、絶対にやってはならない陳列です。

万難を排してバックヤードを設置、こまめに商品を出し入れすることが、「商品回転度数アップ」につながり、もちろん「売り場の鮮度向上」が実現され、その結果として「売り上げアップ」が実現する。

地元にSCが出てきたら・・・全く新しい「対応策」を提案しています。

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ライフスタイルセンターかラグジュアリィモールか

 二者択一って見た目に挑発的で元気が出ますよねw

 サイトの方で展開するはずのライフスタイルセンター話、GMSやらRSCやらと絡まって、なかなか進みません。
で、 【理論創発】 にちょっと関連を書きました。

米国流ライフスタイルセンターは、日本では定着しません。
いくつか理由がありますが、上の記事でうちふたつを書いています。

 日本で目指すべきはなんと言っても「ラグジュアリィ・モール」です。こんな美味しい話が目の前に転がっているのにどうして訳の分からない「賑わい創出」とか「回遊性創出」とか手品まがいの話に行っちゃうんでしょうか。

 ラグジュアリィモール、やりたい人、この指とまれ!

 なお、当サイトで使っている「ラグジュアリィ」のニュアンスはよそでは通用いたしません。その逆も。

当社的ニュアンスについては、
こことか、
ここ
とか、ついでに
こことか。
その他【サイト内検索】を活用してください。


※ライフスタイルセンターvsラグジュアリィモール噺に興味がある人は、いましばらくお待ちください。
その間に雑誌 商業界』9月号、出来れば確保しておきましょう。


■ 大改訂 別府市のケーススタディ 

 おおむね終了、通読してみたところ支離滅裂、急遽編集しました。
お恥ずかしい限りです。

 おつきあいくださり・四苦八苦の目に合われたみなさんにお詫びいたします。これに懲りることなく、またおつきあいくださいませ。


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