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「売れる売場づくり」は最後の一手

 商店街を活性化する方法はいろいろある、といわれますが、いろいろあるのは〈活性化事業のメニュー〉であって、この道を歩めば商店街は持続可能性を獲得出来るという「商店街活性化実現の道」はまだ確立されていません。

半世紀に渡って類似メニューを変えながら活性化事業を繰り返して来たのに「実現への道」が確立されていないのは何故でしょうか?

当社はその理由を「商店街活性化の三大欠陥」として繰り返し対応を提起してきました。
三大欠陥とは:
1.商店街活性化とは商店街がどうなることか定義されていない
2.現状を理解し、持続可能性を構想するための「商業理論」が装備されていない
3.個店売場を持続するために必要な技術が不足している
の三つです。
どれが欠けても活性化の実現が難しいことは誰にでも分かる条件が三つ揃って欠けているのですから、いくら熱心に事業メニューに取り組んでも活性化が実現しないのも無理はありません。

そうした中で襲来した新型コロナウイルスの災禍は、状況を一挙に悪化しました。既存個店群の多くは未曾有の減収減益に陥っており、消費増税以来の体力消耗を考えると、存続に赤信号が点滅している場合も少なくないと思われます。
給付金、補助金の支給も当座の運転資金として役立ちましたが、経常経費の支払いでたちまち費消、事業継続には営業活動の持続―収益の確保が絶対条件です。収益可能性を再構築するめどが立たなければ、融資を確保することも難しい。
既に廃業した人、思案中の人も少なく無いと思われます。

このまま推移すれば、廃業が新しい廃業を誘発するという「負のスパイラル」が生じることはあきらかです。
まずは、既存個店群の持続可能性の維持・再構築=売上の確保が緊急の課題となっています。

そのために何をなすべきか。
個別案件毎に打つべき手はあると思いますが、すべての個店に共通する課題は「売上の維持・再構築」であることはいうまでもありません。
この問題にどう対処したらよいでしょうか。

第一に気になるのは、この問題が関係者〈行政・会議所・まちづくり会社・商店街〉の間で共有されていないのでは無いか、ということです。
重大問題であり、方針を出すことが必要であると分かっていても、方針が出る可能性が見当たらなければ協議の呼びかけも出来ません。

商店街組織の内部でもこの問題:「個店の売上確保」の方向と方法」が話し合われたところがどれくらいあるでしょうか。「三大欠陥」がある中でのことですから話し合っても方針は出にくいのでは無いか・・・。

三大欠陥のもとで活性化事業メニューを推進しているところへコロナの襲来ですから当然と言えば当然のことだと思います。
しかし、このまま事態が進むのを放置するわけにはいきません。

あらためて当社が考えているところを重複をおそれず申し述べて参考に供したいと思います。
個店毎に事情は多様であり、例外的に「妙手・奇手」を手に入れる人もあるかもしれません。
しかし、一般に誰もが採用できる “これさえ取り組めば大丈夫]” という「王道」は無いと思います。

そうした中で、何にどう取り組めば急場をしのぎ、かつ、将来に希望が持てるのか?
多くの関係者が一様に向き合っておられる問題だと思います。

しかし、状況は「三大欠陥」のさなかにありますから、おいそれと対策が得られるとは考えられません。
至上課題である「売上の再構築」を実現する方向と方法は個店ごとに工夫する以外に無いのでしょうか?
未曾有の環境変化に個店がその「経験と勘」で対応せよというのは大変に厳しい条件であり「負のスパイラル」を脱却する方法として適切とは考えられません。

何をなすべきか?

当社の提案は、すでにご明察の通り、「売れる売場づくり」です。個店の事情によっては別に「妙手・奇手」があり得るでしょうが、そういう条件が無い場合は愚直に「売れる売場」の構築を目指す以外にこれさえ取り組めば大丈夫という方法は無いと思います。もし他にいい方法があればそれを実行しながら、並行して「売れる売場づくり」に取り組めば相乗効果が期待出来るのもこの取組の特徴です。

取組の内容は既にご紹介している通りです。
l「売れる売場づくり」が商店街を救う!

問題は、取組の採用の意志決定です。
誰がどのように提案すれば事業として採用―実施できるのか?
難しい問題です。

ご承知の通り、これまで「売れる売場づくり」は活性化事業のメニューにありませんでした。その理由は三つあって、
1.売場のあり方は業種業態によって異なり一般に共通する売場づくり技術は無い、と考えられていた。
2.商業者は商売のプロであり、店前通行量が増えれば入店客を増やせるはず。
3.公共の資金を使う活性化事業で個別売場の売上増進を実現するのは補助金の趣旨にそぐわない

次のように反論できると思います。

1.について:多くの店舗が「売場」としての条件が整ったおらず、業種の特徴を云々する前に「売場の原則」を実現しなければならないレベルにあり、頑丈からの脱却は業種業態を超えた共通の課題である

2.について:店主のこれまでの経験と勘だけでは未曾有の環境激変のさなかで「売れる売場」を作り維持することは難しい。

3について:平時ならそうかも知れないが現在は非常事態、「売れる売場づくり」は全国全商店街立地の中小小売業共通の課題であり、取組は個店の売場づくりのモデル的性格を持っていると同時に立地する商店街の商業集積としての充実、「魅力ある売場」の「点から線、線から面への拡大」というプロジェクトの担い手の育成であり、その支援はけして個店の増収増益だけを最終目的とするものでは無い。

ということで如何でしょうか。

「売れる売場」の存在は、活性化事業の成果の受け皿として不可欠であり、国をはじめ関係各方面から求められていることは間違いありませんが、未だ確立された方法はありません。

当社の提案は、緊急事態から脱却する方法として、即効性、所要の時間、経費等の諸条件も優れており、検討の機会が得られれば採用される可能性が高いと思うのですが、問題があります。
それは開催を検討して頂く「土俵」である緊急事態を突破する方法を協議する機会が確保されていないということです。

これまで対応が進んでいないのは、
1.状況を突破する方法があるとは思われない
2.恒常的活性化事業で手一杯
3.行政は給付、商品券業務などで手が回らない
という状況にあるからですが、スケジュールが決定している事業は粛々進みますが、一から立ち上げる新規プロジェクトの場合、誰が「言い出しっぺ」になれるか?
という問題がありますね。

取組自体はけして難しくはありません。人出が不足しているなら「実行委員会※」方式という方法がお勧めです。
(※事業参加者のグループに事業運営を任せること) 
この方法には若手リーダー育成など副次的なメリットもあります。立ち上げ段階については必要により当社がお手伝いします

 ポストコロナの商店街活性化、「三欠」状態からのスタートで
1.個店群の窮状突破と
2.商店街の活性化
を一体的に推進する方法としては他に選択肢は無いと思います。
また二つの課題は一体的に取り組み、相乗効果を発揮しながら加速拡大していくことが求められており、単一の取り組みで二つの課題に取り組んで行くはこの方法以外に考えられません。

よろしくご検討ください。
なお、検討に当たって質問または支援が必要な場合は遠慮無くご一報ください。

承前・「アイキャッチャー」の恐怖

☆承前・アイキャッチャーの恐怖

・来店客が減っている
・店前通行量が減っている
・入店客を確保するにはもっと店をアピールしなくては
・店頭を工夫してアピール力を強化しよう
・ノボリ、のれん、置き看板、ガラスへのポスター、ちらし貼付、花壇植栽、低価訴求のワゴン、ハンガーラック
等々。
しかしその結果、
売場がファサード、売場、商品群、レイアウト、接客などで作り上げ、提供している〈来店目的〉は、店頭からはほとんど認知できなくなっている。
せっかくの売場、しっかり見てもらいたいのにお客に対してわざわざ〈目隠し〉をしてしまっている。

 三重五重に仕掛けたアイキャッチャーは、期待とはまったく裏腹に、売場の情報をお客から遮断してしまう。
店前通行者が店舗ファサードに視線を向ける時間はほんの数秒でしか無い。その数秒間で売場の情報をアピールすべきところ、
情報としてはほとんど価値の無い、ノイズ同然の仕掛けをやたらと付加している。
せっかくの集客イベントもお客の入店を実現出来ないのはイベントのせいでは無く、店頭のノイズ群のせい。
アイキャッチャーの隙間から売場をのぞき込もうという人は限られますね。

※即効力抜群の「見える化」をお試しあれ。
論より証拠、明朝シャッターを開けると同時に、店頭アイキャッチャーこと〈目隠しセット〉を全面撤去してみられることをお薦めしたい。
運がよければ〈見える売場〉即〈お客が吸い込まれてくる売場〉が午前中に実現する。
ということで、このあたりの取組をオンラインで普及することに関心のある人、いませんかね。

多くの個店、商店街の命運に関わること、さっさと立ち上げられたらと思っているのですが、オンライン系所要スペックほぼゼロ、お手上げ状態。
当方、店舗系の理論・技術はOK、売場臨床指導もOK。
成功事例、実践者各地に多数。

見える化事例報告:宮明薬局〈大分・佐伯市)

アイキャッチャーのつもりで工夫したファサード~売場のあれこれが、本来〈見てもらいたいもの〉:売場、品揃え、アイテムetcからの「視線はずし」として機能することはほとんど知られていない。
撤去すると新規顧客増、売場回遊性の向上で予想を超える増収増益が得られます。

「お客に見えない売場」の恐怖


・見えない売場に新規客が入ってくることは無い
・お客に見えない商品が売れるわけは無い
・見えない売場、品揃えなど改善してもお客に伝わらずお客は増えない。
・間違った来店訴求を続けた結果「見えない売場」がさらに見えなくなっている。
・「売れない」の原因が〈見えない〉であることが分かっていないため間違った工夫を重ねてさらに見えなくする。

売れない理由の筆頭は〈売場が見えない〉ことであって 通行量でも空店舗でも人口減でも無い。
少なくなった店前通行量に店舗の存在をしっかりアピールしようというただ言い問題意識の元で取り組んだ〈店を目立たせる方法〉が間違っていた・・・。
ノボリを立て、のれんを掛け、ポスターチラシを張り散らかし、置き看板を立て、植栽を上、特価ワゴンを店頭に配置して・・・、 「見えない売場」を作っている。
〈売れる売場づくり〉の第一着手は、業種業態不問、立地店面不問で「売場の見える化」。
「見える化」がクリアされていないと〈売れない原因〉がつかめず、問題が解決出来ない。

ということで、あらためて〈お客に見えない売場〉を作っていることが経営に及ぼす悪影響をしっかりキモに銘じてください。

最大の恐怖は「売れない原因」を他のところに求めて間違った対策を講じてしまうこと。

セブンイレブン成長の秘密は〈売場の見える化〉だったことは前に書きました。
セブンさんはどう思っているか知りませんが。

「活性化」というコトバ

様々な分野で使われていますが、ほとんど定義抜きで使われています。商店街活性化、中心市街地活性化などはその典型。
自分なりに意味を確定しておかないと“活性化”という言葉を使って“活性化”を実現することが出来ません。
商店街、中心市街活性化が陥っているところ。

さて、活性化。
講談社刊『類語大辞典』には
【活性化】活気を失っている組織・産業・地域などを、活気のある状態にする。とありました。

「商店街活性化」:活気を失っている商店街を活気のある状態にする、なるほど、日頃用いられている語感ですね。
しかし。
確かにこのような意味で用いられておりますが、もう一歩詰めておきたい。それは「活気」について。
同じ辞書を見ますと、
【活気】元気に満ちあふれた雰囲気。
そうしますと、活性化とは「元気を失っている組織・産業・地域などを、元気な雰囲気のある状態にする・・・?
気を取り直して再び辞書をめくりますと、
【元気】健康で生きるための力がみなぎっている様子 とあります。
なるほど「生きるための力がみなぎっている様子」かぁ。
そこでもう一度。
「活性化」とはこのままでは生きる力を失いかけている組織・産業・地域などを生きるための力がみなぎっている状態にすること。・・・もう一歩です。
【生きる】生き物やある機能を持つものが、活動・機能する力を失わずにいる。
ん?、「失わずにいる」ってなんだ?
あ~めんどくさい、結局、生きる:本来の機能を保っている、機能している、ということですね。
この定義をもってもう一度「活性化」を考えてみると、
【活性化】本来の機能が衰えつつある産業・組織・地域などの機能を賦活させること。
【賦活 ふかつ】病的状態を健康状態にすること(『新明解』)
ということでしょうか。
ついでに
【再生】生物が失われた一部の組織や器官を生命力によりふたたび作り出すこと、また、人工でそのようにすること。
も近いですね。
これらをヒントに考えると、
【活性化】何らかの理由で機能が衰退している組織・地域などの機能を取り戻させること ということで、日頃用いられている語感にだいぶ近くなりました。
念のために「機能」も確認しておきましょう。
【機能】目的に応じて分化した働き(『新明解』」
では「商店街活性化」の定義をば。
【商店街活性化】買い物の場としての機能が衰えている商店街を買い物の場として再生させること。
ということでいかがでしょうか。
つまり、活性化とは日本語でいうところの「賦活」=病的状態にある組織・地域などの機能を回復させること、ですね。
「元気のある雰囲気」ではなく、本来の機能を回復・発揮することによって、その結果として「元気のある雰囲気」が生まれるのであって、「元気のある雰囲気」=からにぎわいを作り出すことが商店街活性化ではない、ということが明白でです。
人間と同様。
機能が衰えている人が空元気を出したからと言って何がどうなるものでもありません。意欲があるうちに正しい手当をしないと手遅れになってしまう・・・。
買い物の場としての機能が衰弱している商店街でイベントをすれば、買い物の場としての機能が回復する、などということはありません。
商店街が「買い物の場」としての機能を衰弱しているのはなぜか?
その理由は当サイトご愛顧のみなさんにあらためて説明する必要はありませんね。
ということで、活性化というコトバ、たぶん、活性というコトバの字面に惹かれて誰かが使い出したのでしょうが、活性化=元気になる、と考えれば目的は「機能」回復であることが明白です。
商店街を本来の機能である「買物の場」ではなく、別の用途に転用する場合は、商店街活性化ではなく、「街区の活性化」と呼ぶべきでしょう。中心市街地の機能である「買物の場」としての機能をあきらめ、他の機能として再利用する、ということです。
中心市街地活性化は、法のスキームではそこに立地する商店街など商業集積の活性化=買物行き先としての機能を賦活するのだ、という問題意識が無いまま、荏苒日を送っておりますと出来ることも出来なくなってしまいます。
以上、あらためて活性化というコトバを考えてみました。
使用するに当たっては、「機能回復」という意味をしっかりふまえて使わないと、「活気のある雰囲気」醸成なら何でもあり、になってしまいますから要注意です。

ソリューションリテイラー


ここ数年、ソリューションという言葉を聞くことが多くなりました。
ソリューシヨンは例えば「ミールソリューション」というように,アメリカの流通業界では早くから用いられている。我が国ではIT関係での定番用語です。
もともとの意味は,解答,問題を解決する行動,問題の解法といった意味の言葉だが,マーケティング関係では「問題解決への貢献」というようなニュアンスで用いられています。
ミールソリューションを例にとれば,スーパーマーケットはこれまで,「フード=家庭内食事献立の材料」をワンストップで提供する,という業態でしたが,ソリューションという概念を採用して次のように業態が変わっています。
①食材の提供を受ける客相=主婦の課題は「家族に食事を提供する」ということ
②食材の購入から課題の解決までにはさらに解決すべきさまざまの問題がある
③問題解決のプロセスを代替することができれば新たな収益機会が生まれる
というところから,ミール=食事という生活シーンの全体を作りあげる,という課題に対してこれまで以上の幅と深さをもって解答を提案する,というコンセプトで生まれたのがミールソリューションです。
「食材」から「食事献立」へと顧客に提供する商品がこれまでよりよりもいっそう「包括的に問題解決」に貢献していることになります。その分,提供する商品の特性も「生活提案」などというお為ごかしではない,本当にお客のミールという「問題の解決」にぴったりの解答を提供しなければならないことになります。
商品構成や品目の吟味がこれまでとは比較にならないくらいシビアになることが要求されます。(「キュウリ」というい献立素材なら買った後の調理方法,調理後の出来映え,などは顧客側の責任ですが、キュウリを加工して「野菜サラダ」というミールソリューションとして提供すれば、売れるか売れないか,トータルで勝負する、ということになります)
 ショッピングという行動を考えてみますと,これはいうまでもなく顧客自身の生活を作り上げる、という「問題解決」のための行動です。それは「ものを手に入れる」ということが自体が目的ではなく,顧客が問題であると意識していることがらを解決するために必要と考えられる「ものを手に入れる」という行動です。
 何が問題であるか,解決策として入手を望む商品が備えておくべき特性など「購買基準」は顧客の側にあります。
このように考えてみますと、顧客にとって毎日の買い物とはそのまま授業料を払いながらの買い物教室,生活教室でした。生活に未熟な時期には、漠然とした期待とお店の宣伝や陳列された商品、店員の説明などを総合的に判断して商品を選び、家に帰って使いながらソリューションとしての適・不適を評価する、ということを1年365日繰り返してきたわけですから、やがて生活にも買い物にも習熟してくるのはあたりまえです。
今日の顧客は、自分の生活についてまた買い物について一定の基準を持っています。自分がこれまでの生活に習熟し,いっそう自分らしい生活の実現を課題とする今日の顧客(われわれ自身も誰かの顧客です)の期待に応えるにはとても「生活提案」などという生やさしいレベルで済む話ではありません。お客の生活,生活に対する期待等々、相手の問題状況を十分把握したうえで,ソリューションの提供=品揃え、提供する情報・サービス、プレゼンテーション、買い物環境など「店づくり」のトータルでのあり方を顧客の購買目的に応じて体系的に整備することが必要です。
 このように考えて来ると、小売業というのはたしかに商品を販売していますが、それはあくまでも抽象的、一般的な言い方であり、個々のお店は特定の顧客相に対して彼ら・彼女らが生活を作り上げるために必要な「ソリューション」あるいはその素材を提供する、「ソリューションリテイラー」(リテイラー:小売業)であるということがはっきりします。
ソリューションリテイラーというビジネスにとってもっとも大切なことは、どのような顧客のどの生活局面についてソリューションを提供するか、という事業分野を決定することです。客層から客相へ、顧客の捉え方の大転回については、あらためて別の機会に述べますが、同じ世代のファッションでもそれを生活のなかでどのように位置づけているか(例えば人並みでよい、とか最先端を行きたいとか)ということで購買行動が変わり求められているソリューションの特性が大きく変わります。
ソリューションリテイラー、これからの小売業にとって好むと好まざるとに関わらずその意味するところを理解し、自分のお店に実現しなければならない基本的な考え方です。当社のマーケティングに対する考え=「問題解決への貢献」と深い関係があります。
 われわれが売っているのは商品ではなく、顧客が解決しようとしている問題に対するソリューションである、小売業に限らずマーケティングビジネスに不可欠の基本的な構えだと思います。

「目標数値・通行量」の真意

商店街活性化の数値目標:「通行量の増大」は、来街者数の増大を計るのでは無く、通行量調査に先立って取り組んだ「回遊誘発機能向上」のための事業の成果を測るもの。
調査内容をチェックすれば即効了解。
時間と場所=同じ来街者が複数回計上されるのは当たり前。
商店街の「回遊誘発機能」のメインは個店の充実度合い。
“売れる売場がどれくらい揃っているか。
中小小売業の競争力の根幹は“業種揃え・店揃えの最適化”とは中活法・基本方針の見解。
通行量調査とは“業種揃え・店揃えの最適化”に取り組んだ結果、来街・回遊者数がどれ程向上したか、それは計画目標に達しているか、を測定するもの。
もちろん、当初設定する数値目標は“来街者数”では無く“回遊性の向上”を意味する。

活性化のための事業はいろいろある

活性化のための事業についての考察      

商店街を活性化する方法はいろいろある、といわれる対症療法だが、対症療法がとしての効果が得られていないことは誰も否定出来ないところだろう。
対症療法は「原因」に合わせて選択しないと効果が得られない。
やみくもに弥縫しても結果OKとはならない。
積年の取組の教訓ですね。

 ここで検討するのは、全国の商店街でよく取り組まれている「活性化のための事業」の効果について。
取り上げている事業は、全国商店街振興組合連合会制作『元気な商店街』で紹介されている、各地の商店街で取り組まれた事業です。
 ■はハード事業●はソフト事業と呼ばれるものです。

 ご承知のとおり、組合の共同事業は、各個店が単独では取り組めない事業あるいは相当の規模がないと実施できない事業などに取り組むことで、「規模のメリット」を実現しようというものです。この点、ハード・ソフトとも目的は同じです。

 共同事業は、
①個店個々の力では実現できない「規模のメリット」や
②コストの賦課方式による共同での商店街の設備改善
などに取り組むことで、「買い物の場」としての条件をいっそう充実させることを目的に取り組まれます。

 近年、組合が取り組む共同事業の効果が薄らいできています。
一所懸命事業に取り組んでも、その一方で組合員の業績の低迷や、空店舗の増加など、街の「買い物の場」としての魅力は低下するばかりです。
 どうしてこういう事態が起こっているのでしょうか?

あらためて言うまでもなく、小売業とは「消費財(生活を作るために必要な材料)を、メーカー、問屋から仕入れて、最終消費者に販売する」することを事業機会にしています。
商店街には多くの小売店が軒を並べていますが、「小売業」という役割を本当に果たしているのは、個々のお店の「売場」であり、お客の商店街への来街の区的である「買い物」は、個店のシャッターの内側で行われる、ということです。

 現在、「商店街の空洞化」ということが指摘され、様々な「活性化策」が共同で取り組まれています。取り組まれてはいるものの、「取り組んだ結果、街に繁盛店が増えてきた」という報告はほとんどありません。
○○事業をやり遂げた、ということは報じられても「その結果繁盛店が増えた」ということにはならない。
これはどうしたことでしょうか?

 このことが意味するのは、「共同で取り組む活性化事業では買い物の場=個店のシャッターの内側を充実させることはできない」ということです。共同事業は、「買い物の場」として充実している個店にとって、お客にアピールしたり、アクセスを整備したり、大変役に立つ力強い味方ですが、シャッターの内側が「買い物の場」として充実していない個店が多い商店街の場合、個店に変わって「魅力ある買い物の場」を作ることはできません。
 個店の買い物の場としての不具合を共同事業で補うことはできない、このことはしっかり理解しておきましょう。

  さて、これから紹介する数々の事業は、それぞれ、商店街に立地している多くの個店が、「買い物の場」として十分魅力を持っている」場合に、その魅力をお客にアピールする、あるいはその魅力をさらに補強巣する機能を付け加えることで、「買い物行き先」としての魅力をいっそう向上させる、補完するという役割・意味を持った事業ばかりです。

 しかし、「買い物の場」の評価は、なんと言っても実際の「買い物の場」である個店のシャッターの内側で決まります。「買い物の場」が「お客様からみて「私の買い物行き先にぴったり」と評価されるように作られていてはじめて「買い物の場をアピールする」「買い物にプラスアルファを付加する」ための共同事業が効果を発揮します。
「買い物の場」を充実させる、という取り組みを「個店のことは店主の責任だ」ということで放置したまま、来街訴求や販売促進のための共同事業に取り組んでも「業績の向上」という結果に結びつかないのは当然です。

 ここで、検討する様々の事業に取り組んだ全国の各地の商店街、果たしてその成果は「個店の業績向上」=「お客の買い物行き先としての評価の向上」につながっているでしょうか?
各事業主体は個店レベルでの本格的な「店づくり」「買い物の場づくり」に取り組みながら、これらの事業はに取り組んで来たのでしょうか?
 残念ながら、報告されている限りでは「店づくりの充実」や「店づくりの転換」について、商店街ぐるみでとり組んでいる、という事例は一個所も紹介されておりません。

「買い物の場」づくりに取り組まないまま、これらの共同事業に取り組んだとして果たして「買い物の場」としての商店街の再生、繁盛店が軒を連ねる町並みの再現が出来るでしょうか?

それでは検討してみましょう。
 
①歩道・駐車場の整備
■人間優先の街路整備(歩道整備)・歩ける町づくり
■車対応商店街・車と共存・駐車場整備・駐車場サービス
■バリアフリー
 歩きやすく、通過車両をシャットアウトした商店街、あるいは、車での買い物に便利な駐車場が整備された商店街、確かに買い物行き先の条件としては必要です。
しかし、いくら便利になってもそこに「買い物行き先」として満足できるお店が揃っていなかったら、わざわざ出かける理由が理由がありません。
「買い物行き先」として評価されるお店がないと、歩きやすい街路も使いやすい駐車場も役にたちません。お客が買い物に来るのは「買い上げて持ち帰り、生活のなかで使いたい商品」が目当てです。歩きやすさも車の止めやすさも「買い物目的」の代わりにはなりません。

②商店街の景観整備・アーケード
■大型マルチビジョン・オゾン発生・遠赤外線装置
■特徴のあるアーケード(高層・フラッグ・ギャラリー星空)・アーケード改修・新設
■パティオ事業・ドーム広場設置
■シンボル(象徴的なデザイン・人形・街路灯・モニュメント)
■景観整備(江戸時代の宿場町)(大正ロマン)(昭和の町)
■看板やファサードのの統一
美しい街並み、外国風の街並み、歴史的な街並みなどを作り、普段の生活とは違う環境・景観を演出する、ユニークなデザインのモニュメントや街路灯が立ち並ぶ商店街の景観作り。
マスコミに取り上げられ、視察団も来ますが、肝心の「買い物目的のお客」は来てくれません。
個店内部の改革=「買い物の場」づくりが取り組まれていないからです。

③施設整備
■コミュニティ施設・スポーツ施設・イベントホール・体験型施設
 人々の交流やスポーツを目的にした施設、すなわち「非物販集客施設」を開設することで「来街者」「店前通行量」を増やそうという企画です。
確かにその分、来街者が増えることでしょう。しかし、増えた来街者の来街目的は、「買い物」ではありません。買い物以外の目的で街にやってきた人を「買い物の客」にするほど魅力のある「買い物の場」が街の中に作られていますか? 買い物目的のお客を集め、繁盛しているお店だけが買い物以外の目的で来街したお客を買い物客に「変身」させることができます。共同事業だけでは「買い物客への変身」は起こりません。

④交通機関整備
■循環バス・ループバス・コミュニティバス
 公共交通機関などの再整備で中心市街地へのアクセスをよくすることは、長い目で見た場合、大切な課題です。しかし、人はいくらアクセスがよくなったからといってわざわざ出かける目的の無いところへ出かけることはありません。商店街活性化という事業目的にとって「交通機関の整備」が効果を発揮するのは、商店街に「わざわざ買い物のために出かける価値のある」お店が揃っている、ということが必要ですね。
交通アクセスの整備に取り組む商店街は、事業と平行して来街目的になる「買い物の場」づくり、個店の改革に取り組んでいるでしょうか?

⑤無店舗販売
●バーチャル商店街(インターネットモール)・カタログ販売
インターネットのモールやカタログ通販市場には溢れるほどの商品があり、それぞれ標的顧客のニーズにぴったりの品揃え、なサービスを提供しています。情報が氾濫する無店舗市場でお客とマッチングできる品揃え・提供方法を工夫できますか?

⑥情報発信、広告
●タウン誌発行・インターネット(ホームページなど)で情報発信
 個店や街の情報、地域の話題などを提供することは、しっかりした「店づくり」に取り組んでいるお店、商店街にとって大切な販促手段です。
しかし、「買い物の場」が充実していない商店街の場合、いくら「容器」としての情報媒体を手に入れても、お客からみて「魅力ある買い物情報」「生活情報」を提供することが難しいと思います。
インターネットでホームページにアクセスしたお客がわざわざ来街するのは、もちろん、そこでアピールされている商品やサービスを入手するためですが、そういう行動をそそる情報を提供していますか?
 そのためにはもちろん、「買い物の場」がきちんとk作られていることが大前提です。

⑦お祭り・イベント
●朝市・観光名物・地域の名産品&お祭りイベント
●毎月のリレーイベント
●土曜夜市・ナイトバザール
 イベントまたは売り出しの取り組みです。
魅力のあるイベントを企画すれば、イベントを楽しむために大勢の人が街にやってきます。「店前通行量」は増えることでしょう。しかし、この通行客は「買い物客」ではありません。イベントを楽しむことを目的に街にやってきた人たちを「買い物客」に変える、あるいは、「買い物の場」をウインドショッピングしてもらい、次の機会には「買い物目的」で来街してもらう、という「仕掛け」が無いと、この人たちが①個店に入ってくる ②買い物客になる ということはありません。朝市には朝市の、名産品には名産品の「買い物目的」があります。それらを買うために来街したお客を街の各個店のお客にするためには各個店の努力が必要です。
その仕掛けづくりは取り組んでいますか?
仕掛けがなければ入店客、買い物客になることなどありませんね。

⑧サービス
●買い物代行・宅配サービス・おつかいタクシー
 高齢化社会、このようなサービスを提供するのは大変すばらしいことですね。しかし、せっかくサービス制度を作っても、肝心の「ほしい商品・買いたい商品」が「買いやすい条件」で提供されていなかったとしたら、それらのサービスを利用して、買い物する、という行動は起きません。
個店では「出かけてみたくなる」・「買い物したくなる」「売場づくり」「品揃え」ができていますか?
 こういうサービスが喜ばれるのは、「サービスが無くても買い物に行きたい」お店が取り組んだときだけ、だということをしっかり覚えておきましょう。
お客にとっ大事なことは、「商品が配達される」ことではなく「自分が納得できる商品が納得できる方法で手に入ること」ですから、商品としてのニーズとのミスマッチを配達などのサービスでカバーすることはできません。

⑨街の美化
●きれいな街(清掃・花・イルミネーション)
  美しい街並み歩くことは、楽しいものです。でも歩いてもらうだけでいいのでしょうか?商店街の美化は、やはり「ショッピング」につながらないことには目的である街の活性化を実現することはできません。きれいなだけの通りでは散歩以外に来る目的がありません。次第にあきられてしまい元の木阿弥になっていくことでしょう。美化を維持する意欲も続かなくなりそうです。美化は大切なことですが、やはり、「ショッピング」という商店街の存在理由をまず再生することが先決です。
街の美化は、個店の改革と平行して取り組まないと効果が生まれず、長続きさせられません。

⑩ポイント・カード事業
●多機能カード・広域カード
●ポイントサービス・スタンプ事業
●空き缶回収機
  ショッピングセンターから旅行までポイントカードシステムがあふれている今日、『ポイントが付くから』という理由で、買い物に来てくれる人はいません。肝心の「買い物目的」が達成され、満足して初めてプラスアルファである「ポイント」の価値が生まれます。「買い物」に関する魅力が不足しているとき、ポイントのサービスでそれを補うことは出来ません。

⑪連携事業・イベント
●街の駅・観光案内・商店街の拠点づくり
●外国の町との連携
●大型店との協力体制
●コミュニティ(コミュニケーション・ふれあい)意識・イベント
●大学生サポーター・若手メンバー主体事業・イベント
新しい視点や連携による、イベントや取り組みを行うことは必要なことですが、そのとき、お店の内側はどうなっているでしょうか?
外部との連携や支援が得られることでみなさんのお店にどんなメリットがありますか? メリットを受けるために個店の内側でどういう取り組みをしていますか?
個店の取り組みなしで外部との連携や支援に依存しようというのはあまりにも虫のいい考え方であり、せっかく強力してくれる外部の人たちの努力が無になりかねません。
それでは「申し訳ない」ですよね。

⑫商品開発
●一店逸品・商店街オリジナル商品
お店は「品揃え」が回転して初めて「繁盛店」になれます。逸品やオリジナルなどの特殊な商品が売れるだけで全体の「品揃え」は売れないままでは、繁盛店になることはできません。
逸品の訴求で来店したお客に「品揃え」をアピールし、「買い上げ」を実現する仕組みができているお店だけが「一店逸品」という販売手法を使うことができます。つまり「一店逸品」は「繁盛店の販促ノウハウ」ではあっても繁盛していないお店が目指す「繁盛店づくり」の方法ではないのです。
 こことは大切なことですから、【サイト内検索】を利用してしっかり勉強してください。

⑬空店舗対策
●空店舗イベント・空店舗データベース・出店コーディネート
●チャレンジストア・チャレンジショップ事業
現在空店舗の場所へ出店することは生やさしいことではありません。
なぜ空店舗になったのですか? その理由が明らかになっており、対処する方法がわかっている場合は、空き店舗を利用して繁盛店を作ることができますが、「家賃の補助が受けられるから」といった安易な方法での出店は必ず失敗します。商店街には家賃ゼロで経営が厳しいお店がいくらでもある、という状況を考えればすぐわかることです。
 もちろん、商店街にはチャレンジショップや空店舗への出店者を支援する力はありませんし、もし出店に成功するチャレンジャーがいたとしてもその成功を街全体の活性化に活用していく「タウンマネジメント」能力がありません。商店街がまず取り組まなければならない「空き店舗対策」は、「これ以上空き店舗を増やさない」ということでは無いでしょうか?

⑭運  営
●第3セクター「まちづくり会社」・コミュニティFM・
  商店街を株式会社に
  株式会社や第3セクターを作ったとして、その任務は何でしょうか?
商店街を「運営」する? 国は、TMOの仕事を「中心市街地の商業集積をまとめて一個のショッピングモールとして整備する」、「TMOの任務は商店街群を一個のショッピングモールへ再構築すること」と示していますが、ご存じでしたか?
TMOを中心とする商店街活性化を推進する体制では、その目的を商店街を「買い物の場として再構築する」という本当の仕事に取り組んでいくという合意は出来ていますか?

⑮会議・勉強会
●早朝討議(毎週2回)
●「タウン・ロイヤリティ」の確立(商店街に対する信頼を確立)
●イメージアップ戦略
会議は開催することが目的ではありません。大事なことは会議の目的であり、商店街の会議はもちろん、「活性化=繁盛する個店が軒を連ねる商店街の再生」です。
商店街の再生という目的を達成するための事業計画が立てられる、事業に取り組むために必要な意志決定・情報交換のために会議を開く、というのは大事なことですが、従来通りの事業に取り組むための会議なら従来通りの結果しか起こりません。

「タウンロイヤリティ」とは「地域の消費者に街を買い物の場として愛顧して
いただくこと」ですが、お客にそう評価してもらうためにはまず商店街のが地域にふさわしい「買い物の場」として生まれ変わらなければならない。
この仕事を抜きにしたままで「タウンロイヤリティ」などとは片腹痛い。
「イメージアップ」も同様で、商店街に対するイメージは、「買い物体験」から生み出されるものですから、「買い物の場」としてOKだ、というイメージを持ってもらうには、イメージづくりよりも実体づくりが優先します。
先にも書いたように、街が「きれいな町並み」など景観的なイメージアップを実現してもそれが買い物につながることはありません。

早朝討議は何のため何を討議をしますか?
商店街に対する信頼とはなんですか?
商店街がお客様に持っていただきたいイメージとはなんですか?
こういうことをホントに考えるなら(考えなくてはいけませんが)、まずは「勉強」をすることが必要です。
そう言えば、「日本全国の元気な商店街」のみなさん、活性化推進に必要な「勉強」に取り組んでいるところは皆無のようですね。
勉強せずに共同事業の成果を「個店の繁盛」として享受することができますか?

 ということで、結論としては。
こういう事業に「個店の繁盛店づくり」と連動する仕掛けを欠いたままいくら取り組んでも成果を上げることはできない、ということはしっかり理解されたことと思います。
これらの事業を活かすためには「個店」レベルの「買い物の場」としての「店づくり」が先行することが必要なのです。

 クオールエイドは「商店街活性化」について、
商店街の機能=「買い物の場」としての機能を再生することであると定義しています。(c001・c002)

  さまざまに取り組まれている共同事業の目的は、『個店・商店街の活性化=繁盛の実現』です。実現するためには、「買い物の場としてお客に愛顧されているという状態を作り出すことが必要です。
「元気な商店街」とは多くのお客に「買い物行き先」と評価され繁盛している個店が軒を連ねている商店街のことでは無いでしょうか。
共同事業が評価されるのは、「事業に取り組んだ」ということによってではなく、共同事業に取り組んだ結果、「お客の買い物の場としての評価が高くなった」、「お店を回遊する人が増えた」、結果的に売り上げ増への貢献によってです。

 このように考えれば、共同事業が効果を発揮するためには、共同事業に先立ってあるいは共同事業と平行して、個店の「買い物の場」としての店づくりのあり方がきちんと行われていることが前提になります。
お店が「買い物の場」としてお客に認められない状況では、共同事業の成果を享受することはできません。

 商店街の活性化には『買い物の場=個店の店づくりの転換』が必要であり、街を『買い物の場として魅力のある個店』軒を連ねる『ショッピングゾーン』として再構築することが本当の商店街の活性化であり、共同事業の最終目的であると私どもは考えます。

チャレンジショプという誤解

 事業の内容は、商店街立地への開業希望者を対象に、オープンに先立って予行演習の機会を与える、ということですね。目的は、中心市街地の空店舗を利用した出店を促進して商店街の活性化に貢献してもらうこと。
 このために、
1.商店街の大型空店舗を小間割りし、
2.希望者に貸与、運営させる。
というのがチャレンジショップ事業ですね。

 この事業には関係者に誤解があるようです。
小間割り出店と空店舗を利用した正規の出店では通常は店舗面積が想到異なり、品揃えが異なり、結局違った売場づくりになってしまうことが多いと思います。したがって、チャレンジショップは本番通りの売場づくり&運営の予行演習にはならないことが多いと思います。そのつもりで例えば、チャレンジショップで上手くいった品ぞろえを実際の売場にあわせてそのまま拡張、店面が3倍になるから来店客数も3倍、などと算盤をはじくととんでもないことになりますね。
面積が広くなった分、どのような商品群で構成するか、という大問題がありますから、チャレンジショップ=予行演習とはいきません。
 ではチャレンジショップは本格開業には全く役に立たないかと言えばそんなことはありません。立派に役に立つし、役に立つような使い方を工夫することが必要です。
 現状、チャレンジショップ事業はほとんどのTMOで行き詰まっているようですが、ちょっと視点を変えることで本来の目的である空き店舗を利用した開業-成功に役立てることが出来ます。

 ところで。
チャレンジショップの開店-営業指導はいったい誰の仕事でしょうか?
 私は商工会議所の経営指導員さんの仕事ではないかと思いますね。経験豊富な中堅指導員ならチャレンジショップの指導は朝飯前、といいたいところですが、実際はそうもいかない、意外と難しい面が有るのがチャレンジショップのようです。
 商店街商売のこれまでの成功体験がむしろマイナスでしかないとも言える今日、指導経験についてもあらためて再検討が必要かも、ということもありますね。
 チャレンジショップの指導を通じて自らのスキルをブラシアップするというのは、経営指導員さんあるいはTMO御用達のコンサルタントさんにとってまたとない機会だと思います。
(ところでTMOは御用達のコンサルタント(ホームドクター)を確保しているのでしょうか。地元の診断士三などの適任者を育成していく、ということも大事な仕事のように思われます。)

 私はこれまでチャレンジショップについては無益な事業と思っており、確か弊社のサイトにもそういう趣旨で何度か記事を書いたかと思いますが、これはどうも早とちり、空き店舗を利用した本格的な開業までのワンステップとしての活用という本来の趣旨で活かす方法を考えたいと思います。 
 とはいっても、チャレンジショップ-空き店舗への出店-商売繁盛というコースがおいそれと実現するわけではありません。
基本的なアプローチとしては、
①商店街立地での新規開業希望者が
②開業に先立って準備しておいた方がよいこと
をリストアップして、
③そのうち、チャレンジショップなどで準備できること
を考え、
④それらを達成できる仕組みを「チャレンジショップ制」の中で組み立てる。
ということが必要でしょう。

 とりあえず少し書いてみますと・・・、
 第一に、小売業の原点である「顧客の
問題解決に貢献する」売場づくりのあり方について試行錯誤を行うこと。
 もちろん、これができるようになるためには、それなりの理論武装が必要です。

 第二に、接客技術の獲得
これについては省略します。

 第三に、参加期間中にできるだけたくさんの得意客を作る、ということ。何の準備もなく商店街の空き店舗を借りて出店するのと、チャレンジショップで得意客を作ってから独立するのとでは、大きな差があることは言うまでもありません。
 もう一つ、いずれは仲間になるわけですから商店街のみなさんとも交流を深めておきたいものです。これは迎える商店街の方にもそれなりの意欲付けが必要になります。
 チャレンジショップに「店売場づくりの試行錯誤の機会」というコンセプトを加えると、事業の内容も出店者の意識も大きく変わると思います。
 もちろん、もっとも重要なことは、チャレンジショップの売場づくりとリアルの出店の時の売場づくりの「差」と言うことです。
 なんと言っても売り場面積が違いますからね。
 売り場面積が2倍3倍になるとこれはもう違う商売だと考えた方が失敗がありません。
チャレンジショップと実際の出店の売場面積の違い=売場づくりの違いをどうマッチングさせていくのか、ここが大変難しいので、当社は「チャレンジショップは推奨できない」としてきたわけです。
 チャレンジショップを推進するなら、【売れる売場づくり】mp知識と技術は必須です。
商店街の事業としての取組に参加してもらうと良いですね。

チャレンジショップ事業に成功する方法、必要なら企画段階から相談してください。

国の商店街活性化の論理と戦略

国の商店街活性化の論理と戦略

次の資料を検討します。
経済産業省・中小企業庁
―ショッピングセンター的手法を活用した―
消費者にとって魅力あるまちづくり実践行動マニュアル

「中心市街地活性化法のスキームによる商店街活性化指針〉とも見えられる内容で、『中心市街地活性化法』が都市中心部、商業街区に立地する商業集積群の一体的な活性化=持続可能性を再構築するスキームであることが明記されています。

計画の活性化戦略の具体案は五つの分野に区分され
①既存店強化策
②空店舗T来策
③共同店舗
④テナントミックス
⑤テナントリーシング
となっています。

目下我々が懸案としているとして〈売れる売場づくり〉に関係する「既存店舗強化策」は第一位にランクされています。
商店街空洞化の現状を鑑みれば当然ですね。

内容を見てみましょう。
①消費者の立場から「売れない理由」「売れる理由」を考える。
②売上、経費、利益を毎日計算して記録する専用ノート(可能であればパソコンでデータ管理)を作る。
③経営者・従業員の態度やお店の状態をお客様や専門家に評価・診断してもらう。
④売れているお店や競合店で、売れている商品や繁盛の理由を調べ、自ら工夫する。
⑤最近来なくなったお客様を調査し、ダイレクトメールなどで積極的にPRする。
⑥販売促進費用とそれによる集客や販売結果などを比べ、合理的な販促方法を調べる。
⑦業界別専門情報誌や経営者ハウツー書籍等を参考にする。
⑧経営理念を文章にして共有化し、店主や従業員がお店の方針を理解できるよう指導する。
記録をつけるだけで満足せず、傾向や反省点を分析してすぐに反映させることが重要です。(引用終わり

 マニュアルには〈経験と勘〉を声T等取り組みの必要が力説されていますが、そのこととここで提案されている実践項目とはどのような関係になるのか?
これらの項目について〈経験と勘〉以上の方法で実践する具体的な方法は提示されていません。

 ということで、従来の『経験と勘』を超えた『実践行動マニュアル』として推奨できる=商店街活性化の実務を導ける指針になっているかと言えば残念ながら商店街―個店段階の実践には役に立ちそうもありません。
端的に、既存個店強化策=『売れずに困っている既存売場の売れる売場への移行』を導く論理と技術が提供されていない。
「実践行動マニュアル」が実践のマニュアルとして役に立たない内容だということは、個店強化―商店街活性化の一丁目一番地の取組は五里霧中だということです。

商店街は何故活性化出来ないか?
「売れなくて困っている売場」を
「売れる売場」に変える
【論理と技術】が提供されていないから。
さらに、
その提供こそが『実践行動マニュアル』にとっての【キモ】だというところまで論究されていない。
ということですね。重大問題。

しかし、問題がハッキリすればあとは取り組んで解決すればよろしい。
マニュアルの限界を突破するには、
【売れる売場が商店街を救う!】
ということを実行すればよい。
ということで、
皆さん既にご承知の通り、『売れる売場の作り方』は確立していますから、着手するだけ。
挑戦する人いませんか?
Web経由のお手伝いは〈無料〉です。

よい街・普通の街・悪い街

よい街・普通の街・悪い街(2003/12/07 のブログ記事、今でも通用するのが諫早南友)

●よい街・普通の街・悪い街

それぞれどういう特徴があるのか、考えてみましょう。
当社独自の評価基準ですから、皆さんの自己認識とは大分違うかも、です。

悪い街(W

①毎年欠かさず事業、特にソフト事業に取り組んでいる街
②かくレベルの会議を定期的に開催している街

普通の街

①事業に取り組めない街
②競争の現状、買い物客の流れから外れている街

よい街

①泣き言を言わない街

ということになりました。
こうしてみると、この時期、ほとんどの街が「ふつうの街」の範疇に収まっていることでしょう。
収まっていないのは、活気がある、毎年何か取り組んでいる、ということで自他共に認める「活性化の模範」とされている商店街(W


●解説・悪い街

> 悪い街(W

> ①毎年欠かさず事業、特にソフト事業に取り組んでいる街
> ②各レベルの会議を定期的に開催している街

つまり、
①組織活動をきちんとやりながら
②成果が挙がっていないのに
③そのことに気付いていない
ということですからね。さらに悪いことに、
④気付いていても止められない
というところもある。

該当するのは、おおむね、かっての地域一番商店街、それなりに老舗が残っており、外商や不動産収入などでかつかつやっていけてる、という組合員が多い。
これ以上借金はしたくない(正しい)、活動は十年一日、何の展望もない、ということで今頃は歳末大売り出し(懐かしいですね~)の真っ最中。
明ければ初市、梅春セール、入学式シーズンと年々歳々、イベントは繰り返されますが、年々歳々顧客は漸減、激減、消滅状態。
毒にも薬にもならないような「空き店舗活用」などに取り組んでいる。

あのね、病人が「毒にも薬にもならない」療法を続けていたら、その結果はどうなりますか? 「活性化」は「時間つぶし」ではありませんからね。

> 収まっていないのは、活気がある、毎年何か取り組んでいる、ということで自他共に認める「活性化の模範」とされている商店街(W

当該市町村において「もっとも意欲的」といわれ「もっとも活動に熱心」といわれる商店街こそ、そのこと自体が原因となって「正しい道への目覚め(W」 が遅れてしまう「悪い商店街」だということになりますね。
これは、今現在の商況如何に限らず言えることですから、思い当たる商店街は早速悔い改め(W、しょ~も無いマンネリ事業からはきっぱりと足を洗って正しい道(W へ立ち戻りましょう。


●「悪い街」の悪口(W

> 該当するのは、おおむね、かっての地域一番商店街、それなりに老舗が残っており、外商や不動産収入などでかつかつやっていけてる、という組合員が多い。
> これ以上借金はしたくない(このこと自体は正しい)、活動は十年一日、何の展望もない、ということで今頃は歳末大売り出し(懐かしいですね~)の真っ最中。
> 明ければ初市、梅春セール、入学式シーズンと年々歳々、イベントは繰り返されますが、年々歳々顧客は漸減、激減、消滅状態。
> 毒にも薬にもならないような「空き店舗活用」などに取り組んでいる。

会議も毎月開催はされるものの、内容は十年一日の恒常業務、庶務事項中心ですから、議論しなければならないほどのことでもない。議論は散漫、たちまち談論風発、会議とも世間話ともつかないおしゃべりひとしきり、「では基本的に昨年同様、あとは担当の方でよしなに」と言うことで散会。

当地でもごたぶんに漏れず、TMO、会議所などの主催で「ポスト・基本計画」、中心市街地全体の今後の取り組みなどについて会議、セミナーなどが開催されます。もちろん、商店街の雄として参加はするものの、主体的な発言をすることはけしてありません、「先進」のはずがその実、内容的には10年前から何の進歩も無いわけですから、TMO体制など組合内部で話題に出たことさえありませんから、何を話したらよいのか見当が付きません。
的はずれなんか言って恥は書きたくないし・・・。

と、見てきたような話でしょ(W


●普通の街

> 普通の街

> ①事業に取り組めない街
> ②競争の現状、買い物客の流れから外れている街

①ー1 事業に取り組むにも原資がない
 ー2 原資はあってもやることがない
 -3 気力がない
 -4 販促会議でも各店の商売の話は禁句

②ー1 かっての中心商店街もいまや近所向けの利便型へと凋落
 ー2 SCがご贔屓→それぞれの店主が自分の仲間の店で買い物することはきわめて稀 
 ー3 午後7時、店主の一家団欒?が始まる 

以上が掛け値なし、我が国の中心市街地に所在する普通の商店街の現状、こういう「満ち足りた?」人たちを「その気にさせる」ことが出来なければ中心市街地活性化は実現できません。
と、考えればことは商店街組織レベルが決起、意欲を見せれば支援する、などというご託が通用する状況ではない、ということが誰の目にも明かのはず。

だからといって「集客施設」を開設、そのおこぼれを、という他力本願は通用しません。
普通の街の店主さん達が「そんなにいうのならもう一回やってみるか」という気になる、ということが活性化への一里塚、このプロセス抜きでは目的を達成することは出来ません。

刀折れ矢尽きた店主は、粛々と廃業していきます、せざるを得ませんからね。そうすると組合組織も次第に衰弱、はては解散に至るかも。
せっかく意欲的なお店もいつ何時事情が変わるか分かりませんが、そのときそれでも商売を続ける、という意欲を持ち続けることが出来るでしょうか?

というようにして、街は次第に仕舞た屋(しもたや=商いを仕舞い、住居に作り替えた建物)と空き店舗が混在する通りへと変貌していきます。

商店街の皆さんにとっては、長年活躍してきた「場」が消滅してしまうわけですが、しかたありません。それぞれ別々の道を歩むことになります。

一方、「中心市街地活性化基本計画」を作り、中心市街地とりわけ中心商店街を活性化する、インフラの集積する都心を有効活用する、と大見得を切った行政にとってこの事態はどう総括されるのか?

みんなやる気がなかった、どこの街でも一緒、という弁解は通用しません。そんなことは百も承知で取り組んだプロジェクトだったはずですからね。
以下、話はずれますが、行政における中心市街地活性化事業の位置づけについて、くどくなりますが、確認しておきましょう。

考えてみれば、地方分権実践の先駆け、自分たちが作った計画で自分たちの中心市街地を活性化させる、というのは文字通り、これからの都市経営プロジェクトの雛形です。しかも、国が豊富な支援策を準備している、という条件もあり、これで成功できなければ今後の地域経営に疑問符が付く、といって過言ではありません。

都市経営上の課題としての中心市街地活性化、これは紛れもなく行政が先頭になり、地域の総力を挙げて取り組むべき課題であり、その成否は都市の経営能力を占う試金石、この事業への取り組みを取り組みを通じて経営能力の転換・向上を実現することが課題です。

はっきり言って、スキームが整備され計画も作っている中心市街地活性化プロジェクトを成功させられないということは、今後取り組むことになるであろういろんなプロジェクトについて成功経験無しで取り組む、ということですからね。

「関係者をその気にさせる計画を作る」、「取り組みの各プロセスをクリアするために必要なことはみんなで知恵を出し合って取り組んでいく」という、これからの都市経営に必要なスキルの育成錬磨にはまたとない機会です。

せっかくの機会であるにも関わらず、できばえの評価も定かではない計画を作り・訳も分からないまま指針組織を立ち上げ、右顧左眄したあげくとどのつまりに挫折した、ということではプラスにもマイナスにも何の教訓にもなりません。
結局、今後とも別の時・別の場所で同じことを繰り返してしまう可能性が高い、ということが心配されるわけですね。

大金を注ぎ込み、長時間を費やし、多数の人士を動員したあげく「後には何も残らなかった・思いで一つ残らなかった」と言うことでは都市全体の行く末が思いやられるではありませんか。

普通の街の住人で首長さんにパイプのある人は直言すべきですね。


●普通の街と普通の関係者

> と、考えればことは商店街組織レベルが決起、意欲を見せれば支援する、などというご託が通用する状況ではない、ということが誰の目にも明かのはず。

と、思うのでありますが、自分の役割を国の補助金分配業務の窓口と考えている・いないに関わらず、こういう、「やる気を見せたら手伝ってやる」的な、霞ヶ関○○出張所的感覚の行政・会議所・TMOではお先真っ暗。

そもそも『中活法』が施行された段階でそういうビヘイビアは少なくともシステムとしては払拭されていますからね。市町村が自らの発意・責任でその中心市街地を活性化する、というフレームを採用した、会議所も方針・計画を受容した、TMOもそれとしてスタートした、ということですから、次の段階は商店街をその気にさせる、ということです。

いつも申しあげているように、商業者やその組織は、自分、自分達の都合でいつでも廃業・解散できますが、行政・会議所・TMOはそうはいかないでしょ?

とにかく、何が何でも・商店街の皆さんにその気になってもらう、という仕事から再出発する以外に道はない、と思いますが如何でしょうね?

再出発の方向はもちろん、「ショッピングモールへの転換」です。

「普通の街」、このままでは確実に「仕舞た街区」に転落していきます。流れを押しとどめ、展開させるには、まず、「普通の関係者」が「普通」ではなくなることが第一歩です。
なかなか大変なことかも知れませんが、誰もが踏み出したいのに方向が分からずに踏み出せない一歩だということに確信が持てたら動くべきではないでしょうか。この一歩を踏み出す人は所属・職制不問ですね、言うまでもなく。

当サイト常連の皆さんが、在処も定かでない摩擦を懸念、熟慮に熟慮を重ねるばかりでは、全国的に出来ることも出来なくなります(W

> 大金を注ぎ込み、長時間を費やし、多数の人士を動員したあげく「後には何も残らなかった・思いで一つ残らなかった」と言うことでは都市全体の行く末が思いやられるではありませんか。

> 普通の街の住人で首長さんにパイプのある人は直言すべきですね。

取り組みの再スタート、今年は是非チャレンジしましょう。


●よい街

> よい街

> ①泣き言を言わない街

泣き言を言う必要がないということでありまして、つまり、

①将来にわたって繁盛する方向を理解しており、
②実践の方法を修得しており
③日々実践している

という商店街。

なかなかお目にかかることは出来ませんが、少なくとも実現への入り口に立っている、歩み始めている、というまちはありそうです。
もちろん、こういうまちにはここに至るまでの取り組みの経緯・蓄積がありまして、その多くには、「中活法」の制定をさかのぼること遙か昔から我がまちの再生を目指して悪戦を重ねてきた人たちの存在があります。「井戸を掘った人を忘れない」という言葉があるそうですが、「よい町」にはそういう取り組みの経験がありますね。

いずれにしろ、大きな転換期のさなかにある地方都市としては、生き残りを賭け、精魂を傾けて中心市街地=都市そのものの活性化の方途を探り確定しなければならない時期ですが、さて、そういう問題意識の深化は行わないまま、合併論議、地方分権論議が行われているとすれば、これは問題を空理空論のレベルでもてあそんでいる、ということになります。


●理論修得

現在、TMOフォーラムで『実践行動マニュアル』の分析を行っているところですが、どうしても問題は「新しい理論的な立場の必要性」というところに帰ってきます。

理論装備。これを抜きで進める事業は、表見、どれほどうまく進んでおり、画期的に見えたとしても、繁盛店の連袂という最終目的については全然接近でき無いと思います。

どのような立場にあるかは不問、縁あって当サイト、当掲示板においでになる巡り合わせとなられた皆さんには、御地商店街の関係者に対して「理論修得」の必要性を説き、併せてその機会を作る努力をお願いしたいものです。

これはマジ、一刻・一日でも早いほうが絶対よい、という取り組みですからね。

これをやってもダメならそれはもうあなたの知ったことではありません(W


●商店街からの要望

> これをやってもダメならそれはもうあなたの知ったことではありません(W

商店街の方は、「行政が作った『中心市街地活性化基本計画』は、我々の資産と寿命を託せるかどうか、判断出来る内容になっていない」と言うべきですね。

 その気になれる計画を示せ、あるいは一緒に作り直そう、と迫るべき。一緒に作り直す、といっても商店街の方で取り組む体制が出来ないようなら、行政に「なんとかしろ」というべき。中心市街地が活性化できなかった場合の責任はまっすぐ行政ですからね。

行政が思い立って始めた中心市街地活性化、区域を定めて中心市街地として活性化させる、と大見得を切ったわけですからやってもらわなくてはならない。対象地区で商業を営む皆さんは、当事者である自分たちが「寿命と資産価値を賭けて取り組める計画」を要求すべきでしょう。

『中活法』はそういう「画期的」な法律であり、地方主権を先取りしているものだという認識を持つことが必要。そうすると石にかじりついても中心市街地活性化に取り組まなければならない理由が分かるはずです。


●『中活法』のスキーム

行政が発意、衆知を集めて戦略を講じ、商業者が生命財産を賭けて実現を目指す、というのが『中心市街地活性化計画』ですね。

これは、今後「地方分権」という立て前で始まる「都市間サバイバル競争」に立ち向かうスキームそのものですね。中心市街地活性化はそのハシリであり、ここで失敗するとこの後の取り組みが大変なことになります。これからの地方自治、民間がその気になって取り組まないと絶対に「自治」できません。『中活法』はまたとない試金石です。

作成時点ではまさかそんな重みのあるスキームとは誰も思わなかったことでしょうが、今になってみるとそういうことです(W

ここは一つ、『中活法』スキームの地方自治・都市経営における意義というところからあらためて合意形成、再スタートを切るべきではないでしょうか。


●『TMOフォーラム』

このところ、集中して『中心市街地活性化基本計画』を基本とする取り組みのありかたについて論じています。

http://www.quolaid.com/cgi/tmo/wforum.cgi

御地の状況などお知らせいただくと議論に厚み・広さが加わり、フォーラムがいっそう充実します。

よろしくお願いします。
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  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
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